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− その14 朝方のインレー湖の風景&市場をタンノー!あ、銀細工(笑) −



湖の民は、今日も足で舵を操りつつ朝から漁に出て行きます。この態勢を保ちつつ沖まで‥



翌朝は6:00起床。お迎えの車(ボートチャーター料金に含まれる)が6:30に来ますのでね。宿泊代には朝食も含まれているのですがさすがにこの時間じゃまだオープンしてません。でも前日のうちにボックス朝ごはんを頼んでいたので問題なし。前夜のうちに作り置いていたものではなくまだ温かさが感じられるものでした。ありがたい。

で、船着場まで来ると待ち時間ゼロで「乗船&出発」!早いなぁ(一服くらいしたかった)。しばらくは水路内をいくのでスピードも控えめ。でも顔に当たる風はそこそこ冷たい‥実は、この旅行の準備時に「たぶん一番(体感的に)寒いのはインレー湖のボートの朝方だよ」とおしんこどんに話していたのです。湖に出たらどれほど加速することでしょう?まだ日の出前だよぉ(笑)。



太陽さえ出れば体感温度は上がるはず。よろしく頼みます!



もっとも、あまりぶっ飛ばす系の船頭さんではなくて、鼻水が垂れるようなこともありませんでした(笑)。



:というわけで日の出前からの出発動画です。冬至の数日後なのでここインレー湖でも日の出は7:00くらいだったかな?(東に山があるぶん少し遅れる)。




さて湖に出たと思ったら、すぐに別の水路に入り行き止まりの船着き場に到着です。ここインレー湖周辺の村々では毎日どこかで市場が開いており、この日は湖の北岸に近いこの村の市場がその当番日というわけです。



来てみてびっくり、活気がすごい!12年前にも別の村の市場を訪問しましたが、今回より時間的に遅かった関係か何だかゆったりした時間が流れていた(=市場らしさにやや欠ける)ような記憶が。また規模も小さかった割に、観光客相手のお土産屋台が見られたような‥でもここは朝一番だけに人出も多く、売る人にも買う人にも「やる気」を感じました。うーん、やっぱり市場はこうじゃなくちゃね。



お魚エリアは切り身あり丸々1匹売りもありでした。市場施設に入りきらず脇で売る人も多い。



左上画像の男性が持ち上げてくれた魚たち、新鮮ですまだ生きてました!



魚専業、魚と鶏肉の兼業、そして鶏肉専業とお店も様々。



ビーフやポークは解体実演販売中。リクエストに応じて肉を解体していました。

そういえば、不思議なほどにハエが飛んでいるのを見なかったなぁ。この地域にしては涼しい時期の朝だから、熱帯のハエはまだ寒くておうちで休憩中だったのか?

そんなわけで動画です。何だか魚と肉ばかりで内容に偏りがありますが、野菜売り場は加工作業がないので動画を撮っていませんでした。男性の作る天ぷら、食べればヨカッタと後悔。








寒い時期ゆえ背中にかぶり布をまとってます(コブの部分だけないのね)でも何だか首から肩のあたりが少し寒そうな気もしますが‥(ちなみにどこまでが首でどの場所が肩なのかはご想像にお任せ)。それと、船着き場にわんさと止められたこの舟の数!もちろん一番手前側に止められているのは市場に品を並べておられる方々でしょう。われわれの舟はもっとずっと湖側に止まりました。出られなくなるもんね(笑)。

ちなみにこの日のわれわれの出発は他の旅行者と比べても相当早かったようです。最後に温泉に立ち寄る(船着き場からそこそこ歩く*往復+入浴時間とで普通より時間がかかる)ことを考えてのことだったと思いますが、この市場で他の観光客には出会わなかったと思います。ローカルマーケットのまさにローカルタイムにおじゃまできたというわけで、ここはよかったですわ。



そんなわけで出発です。朝日を浴びるおしんこどんも牛さんも嬉しそう?

市場の揚げ物も食べたかったのですが、われわれには宿のボックス朝ごはんがあるんだよなというわけで、舟に乗り込んだあとそちらを取り出します。





トーストにもしっかりペーストが塗られていますし、ゆで卵はまだ少し温かかったし(だからパンも保温されていて、でも湯気が出るわけじゃないからトーストが湿気でべちょべちょになることもない)、このほかにもう1ボックス「フルーツ盛り合わせボックス」もあったりして、うーんやっぱりお願いしておいてよかったぞ感が満員御礼満漢全席です!(ちなみにもともと朝食込みの予約なので追加料金なし)。あ、もちろん水ボトルもいただいていましたよ(そうじゃないと喉に詰まるし)。

で、われらがボートはいよいよインレー湖を突き進みます。こんな景色を眺めながらですよ!(モグモグしながら撮影していたのはここだけのヒミツです)。



この舟は‥水中の水草を揚げ始めたところでしょう。その水草は陸に揚げられて堆肥&「新たな陸の一部」となります。



観光用地元用を問わず、インレー湖の長距離移動用ボートは基本的にこの1種類。それとは別に漁業用の小型船。



で、こちらは漁業用の小型船ですが、それにしても地元漁師の方々はすごい操船技術というかバランス感覚をお持ちだよなと思うのであります。だって‥説明は不要でしょう?この姿勢でコケたら舟の上にはい上がるのだって至難の業ですよ。というか、バランスを崩すこともないほど操船に習熟しているからこその技なのでしょう。







しばらくすると湖の中に聳え立つ塔の横を通り過ぎます。一番上には極楽鳥が鎮座していますが(左上画像マウスオン)、ここはファウンドーウーパゴダの仏像のうち1体が「かつて落ちた場所」なのだそうです。ええっと説明不足ですね、詳しくは12年前、このページのちょっと下のほうに書いています。

さらに進んでいくと、水上に水路案内標識が。まずは右方向の水上集落方面へと進みます。



やがて「町」に入ります。道路が「水路」であること以外は普通の集落と同じです。電気もきていますし、慣れてしまえば特に違和感なく生活できそうです(そうかなー)。

 

もちろんところどころにこのような「橋」が架けられています。まさに「歩道橋」です。



さてインレー湖のボートツアーですが、よほどリクエストしておかない限り多分に「お土産屋めぐり」になってしまうことは致し方ないところでしょう。だって、上陸して歩き回れる場所といえば湖畔の集落以外にはファウンドーウーパゴダくらいしかないわけで、それ以外の一般家屋に船を付けるわけにもいきません。

またボート会社としては「お土産屋から得られるバックマージン」を計算に入れてチャーター料金を決めていることでしょうから、「お土産屋に寄らない」リクエストをすると料金が跳ね上がることを覚悟しなければなりません。この日の料金で「温泉に立ち寄る」というオプションをリクエストしたら(距離的に極端な大回りというわけでもないのに)それだけで8000チャットもの料金上乗せがあったのも、そういう事情があったのかもしれません。

さて最初のお土産屋立ち寄りは銀細工屋さんでした。ふいごで銀を溶かし、その銀を云々して(よくわかっていないので省略)加工、製品化まですべてこの場所で行っているというわけです。ミャンマーは鉱物資源が豊富ということもあり、このような細工も各地で伝統的に行われてきたということなのでしょう。

と、ここで目を輝かせたおしんこどん。珍しく(笑)興味津々から買う気満々モードに移行したようです!というわけでちょこっと購入ね(右上画像マウスオン)。

そんなわけで、市場出発以降ここまでの道中をまとめた動画をご覧下さい。




続いていわゆる民芸品店に寄りましたが心惹かれるものはなし。というわけでインレー湖のセンターポイントたるファウンドーウーパゴダに行きましょう!


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