− 旅行記その16 ポートレゾリューション界隈うろうろ −
目覚めてみると、木の間からはまぶしい朝日が!どうやら昨日までの不順な天気はほぼ落ち着いたようで、さわやかな南国の日射しが朝から照りつけておりました。よぉっし今日から楽しむぞっ!
しかしおしんこどん、朝一番の段階ではまだ昨日の余韻を引きずっておりました‥いや、これは実は昨晩を再現したヤラセ画像。すでに復活していてよかったねおしんこどん(笑)。今日の移動も過酷なんで、「キボチワルイ」モードじゃなくてヨカッタ。ちなみに荷台席に乗り込んだら、なぜかエファテ島のタカラ温泉と同じカニがすでに乗り込んでおりました。しかしどうやって荷台まで登ったのかは謎です(右上画像にマウスオンするとカニ画像に変わります)。ちなみにこのカニくん、この後すぐに村人の女性に渡されました。多分この日の食事ネタになったことでしょう(原罪?いやもうやめておきましょうって)。
というわけで、今日の午前中はタンナ島南東部に位置するエリアを訪ねます。実は、ここバヌアツを訪問しようと思ったきっかけの一つに「どうやらタンナ島には野湯が(少なくとも)2箇所は存在する」という事実を知ったことがありました。まずはそのうちの一つを今日訪問し、もう一つをこの翌日に訪問しようという心づもりなのでありました。ではではまず目指すは「Port Resolution Hot Spring」!
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結構な悪路(でも人々の生活道路ですが)を走ることしばしでビーチに到着。で、湯はどこに?
湾の一番奥の砂浜に到着です。ちなみにここは一応私有地ということで、所有者の方に利用料500VT/人を支払う必要があります。カスケード滝などでもそうでしたが、所有の概念は日本とは違うので、郷に入りては郷に従えです。
さてここには休憩用の小屋?が一つぽつんとあったりしますが、肝心のお湯はどこだろう?まさか‥あ、あれか!(右上画像にマウスオンすると画像が変わります)。
くわー、こんな感じで湯が出ているとは思わなかった!しかも湯そのものはかなり豊富に、黒砂を巻き上げながらあふれ出ています。で、まずは湯温をチェックしようと手をつけてみると‥
推定80度はありそうな熱湯がとめどなく噴き出しています!
というわけで直湯は絶対無理なので、うーむこれは、ラバウルの海岸温泉と同じように「海で入浴」するしかありません。よし、すでに着用済みの水着になってと!
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ちなみにこの温泉ですが、現地では「Popo」と呼んでいるそうなので(ちなみにPopoとはビシュラマ語でパパイヤを意味しますが、どうやらそれとは関係ないらしいので、たぶんローカル言語によるものなのでしょう)、この温泉は「ポポ温泉」と呼ぶことにしました。
なお、ネットで検索すると、船(カヌー)で少し先の方に行ったところにも温泉が出ており、蒸気の噴出により天然サウナ状態のところもあるということでした。たぶんここなんだろうなと思ったらやっぱりここでした。ただ、どうやら今は満ち潮タイムなのと、近くにカヌーが置かれていなかったので今回はあきらめることに(よく考えれば少し離れた場所には置かれていましたから、是非にとお願いすればOKが出たかもしれないです)。ま、しゃーないわな(でも残念)。
村の子供たちがわれわれを見物に?出てきてくれていたんですが、われわれはもうそろそろ次の目的地に行かなきゃなりません。ということで車に乗り込んでバイバイをすると‥
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思い出すなぁPNG、そういやこんなこともありましたっけ。というわけでビーチを離れ、入り江の先端近くにあるとある村へ。おっとここは、ピーターソンさんのご親族が住む村だったんですね。ということでご挨拶をさせていただきました。
な、なぁんと、村訪問の記念に?手作りのバスケットとバナナをいただいちゃいました!(ちなみに村を離れるときの画像です)
村の子供たちとたわむれるおしんこどん。
さて、村から小学校の横を通って歩いていくと、タンナ島の宿としてネットのどこかで紹介されていた「Port Resolution Yacht Club」へ。ヨット寄港の時期ではないらしく、ヨットや宿泊客の姿はもちろん従業員さんのお姿もないようでしたが、どうやらここのオーナーは先ほどのビッグファーザーなのでしょうか?(写真が飾られておりました)。
で、宿の敷地内を歩いていくと、ちょっと見晴らしのいい場所に出ました。ここでピーターソンさんが「あそこにも温泉があります」とおっしゃる。入り江をはさんだ反対側に‥うーむ、かなり遠いが確かに時々湯気が上がっているのが見えます。
え、湯気なんて見えないって?(笑)。まあこの撮影時には見えてなかっただけなんでお許し下さい。でもさすがに満潮タイムゆえ、カヌーで着岸しても湯に入れる場所はなかったように見えます。よって「仕方ない、あきらめるしかなかったんだ」と、妙な未練を吹っ切ることが出来て良かったような?
このあとは、入り江とは反対側の海岸を目指すべく、先ほどの村と隣り合った村の中を歩いていきます。
村の前には、多少傾斜はあれどもフルスケールのサッカー場日会くらいの広大な草地が広がっていました。どうやって草の伸びを抑えているのでしょうか?たぶん家畜(牛)なんだろうとは思いますが、それにしては牛の姿も、置きみやげの糞も見られなかったのは不思議です。
で、村を通り抜けて海岸へと続く道を歩いていくと、ダチュラの大木エリアに花がてんこ盛りのエリアに出ました。ちなみにおしんこどんは、村人に向けて愛嬌を振る舞っておりましたっけ(笑)。
というわけでいざ、海へ!
おしんこどん撮影の左上画像はいつものように水平線が歪んでおります(笑)。あれ、当のおしんこどんはさっきもらったバスケットを帽子に?
さすがに外海、水のきれいさはピカイチですが波は結構あるよなぁと思っていたら、ピーターソンさんいわく、
えーっ?確かにどこかでスノーケリングをしたいというリクエストは出していたけれど、そしてここは確かに環礁の中なんだけれど、でも昨日までの悪天の影響なのか波はどんどんリーフを越えて乗り入れているんだけれど!でもまぁ、明日になれば少しは波もおさまるのかなというわけでまあいいやということに。
ちなみに、お出かけしてばっかりだったんで泳ぐ暇はなかったんですが、当のSunrise Bungalow直下の海(ここももちろんリーフ)はかなりスンバラシイスノーケリングポイントであるように思えました(特に干潮時)。バンガローを訪れる予定の皆様、是非お試し下さいませ。ただし南風が入っていると「怒涛の波濤」間違いなしですが(笑)。
再び来た道を歩いて車の止めてあるところまで。いやはや日射しの強さはすごいです!で、木陰画像を2枚ね。
左上画像は‥雰囲気は違えどバヌアツであればどこの村にも必ずある寄合(よりあい)所「ナカマル」。ま、ある種「公民館」というような位置づけといえばいいのでしょうか(どうかなー)。ちなみに首都ポートビラにおける「カバ・バー」も、別名はナカマルだそうです。さらにおまけでいえば、バヌアツに派遣されている海外協力隊の人たちが発刊している資料のタイトルもやっぱり「ナカマル」。やっぱり寄合所ですね。
ただしタンナ島の場合、ナカマルにおける「公民」というのは男性に限定されます。ナカマルは日常的には主として「カバ・バー」として利用されるわけなんですが、首都ポートビラ等はともかくとして、特にここタンナ島では
ということのようなのです(実際この日の夕方におしんこどんが出会った女性は、村出身であるにもかかわらず「カバは一度も飲んだことがない」とおっしゃっていたそうです)。昨夜は村ではなく宿の敷地、しかも観光客であるわれわれだけしか居ないことは明白だったので、おしんこどんもカバを飲めたわけですが(そしてへろへろになった)、宿の敷地を一歩出たらそこは女性にとって「禁カバ」の地だったわけですね(笑)。そしてこの晩、何とまさに「村のナカマルデビュー」を果たす自分がいようとは(笑)。
さてこの村を歩いていると、只今新築中のお宅発見!
壁になるはずの細い竹の上部にはまだ青々とした葉が茂っております。これも屋根の一部になるんでしょうね。
柱がいろいろと歪んでいる?のはご愛敬。そもそも何十年も使い続けるわけではなし、朽ちたらまた建て替えればいいんでしょうからね。台風だって来るわけじゃなし(これは大間違い、たまには来ます!)。で、あらためて見てみると、この村の建物はいろんな形状をしていることに気づきました。
こちらはたぶん上の新築家の完成形でしょう。
でもそのすぐ裏には円形&屋根が下まで伸びていない建物も。
このほかにも長方形なれど屋根の形が違ったりするいろいろな建物がありまして、どうなっちゃってるんだろうこの村は?で、一番笑ったのは次の建物?でした。
これは‥うーむどこから見ても鬼太郎ハウス!(笑)。なるほど風通しは良さそうだから南国のこの地には合っているかなと思いながら見ていたわけですが、まさかこの数日後、この鬼太郎ハウスの大親分に泊まることになるとは思ってもいなかったTakemaなのでありました。
さてこのあとは、「こんな場所でこの芸を?」。まさか見ることになるとは思ってもみなかったなあ。
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