− その13 再び秋の宮温泉エリア、まずは大滝&ブリコ石へ −

この日もいい天気!軽く朝食を食べ、少しのんびりしたあとは湯沢市稲川(旧稲川町)のうどん屋さん「七代佐藤養助 本店」へ。ここもまた毎年の訪問です。ちなみに本来の営業時間は午前11時からですが、GW期間中はかなり混雑することもあって10時30分から営業しています。12:00を過ぎてからの数時間は怒涛の混雑が延々と続きますので、ゆっくり食べたい人は早め早めの時間差攻撃が必須です(ちなみにわれわれは、普段のお出かけ時もほとんど11時台に昼食を完了しています)。



春の訪れが遅かった今年は、店の前の桜がちょうど満開でした。

なおこちらの本家本元稲庭うどんですが、店舗内でもうどんを作っている工程を見学することができます。また、平日であれば近くの工場を見学することができますので、見学フェチの方も十分に楽しめます(笑)。ちなみに‥「うーん、ホントに手作りなのね」が偽らざる感想です。

さて食事のあとは、昨日一昨日と来た道を神滝温泉まで一気に戻ります。というのもTakemaがとんでもないポカ、すなわち「デジカメの充電器を宿に置き忘れてきてしまった」からなんですね。電池残量が残り少なくなり、さてそろそろ充電しておこうかなと思ったタイミングでやっと紛失に気づいたわけですが、どこかに置き忘れた記憶もなかったのでいやぁ焦った焦った(笑)。結局「一縷の望み」レベルの期待で宿に電話を入れたら、くだんのおかあさんが「あぁ、あの黒いやつね。何だろうなと思ったんだけれど、こちらで保管していますから今度近くに来たときにでも取りに来て下さいね」とおっしゃる!うわ−い、あったぁ!

いや、近くも何も山の反対側にいるだけなので一気に取りに伺いました。お礼も兼ねて日帰り入浴もさせていただき一件落着!というわけで、またも峠を越えて秋田側に戻ったのでありました。何やってんだか(笑)。

さて秋の宮温泉近くまで戻って来たところでいきなり右折し、湯ノ又大滝方面へと向かいます。行ったことがなかったからなんですが、落差40mというかなり立派な滝でびっくり。しかも増水期だけあって水量も多くなかなかでした。でもすぐそばにある湯ノ又温泉には全く人の気配なし。車もなかったし、んでもってここまでの道は落石がそのままだったしということで、多分まだ冬期休業中だったのではないかなと。



かなり遠いんだけれど、シブキが風に乗ってここまでやってきてました。

さて続いては昨年に引き続きのブリコ石へ。昨年はかなり嬉しかった野湯だったんですが、今年もまた湯ったりできるんでしょうか。期待に胸をふくらませて?てくてくと歩いていきます(去年は上まで車で上がりましたが、今年は残雪&道の荒れ方がひどくてやめました。なぁに、ちょうどいいお散歩だって)。



去年はちゃんと立っていた看板(左写真)も今年はへし折れて転がっておりました。多分豪雪の仕業でしょうね。

相変わらずブリコ石はどれが何なのかわからぬまま。しかし噴泉塔の方に行ってみたら‥うわぁ残念な現実!

噴気帯周辺からは去年と変わらず熱湯が噴出しておりました。よしよしと思いつつ、その下流の湯川に手を入れてみると‥「うわ、ぬるい!」。

ここは流れ出る熱湯と小沢の水とが混じり合い、流れの途中で適温となる野湯なのですが、どうやら今年は小沢から流れ込む水量が多いようなのです。その理由はもちろん「まだ雪解け水が多い」ことに他なりません。多少ぬるいくらいならまだ「浴の欲求」も湧いてきそうなものですが、感覚的には「生ぬるい水」といった方がいいくらいの温度ですから、どうやら今年はあきらめるしかなさそうです。



残念でした、また来年以降!

ちなみにここへの入口には立派な案内看板があるのですが、残念ながら貼り付けた文字の多くが剥がれ落ち、何が何だかわからないパズル状態になっておりました。これは雪害というより接着の甘さかな。



これらを組み合わせて、何が書かれていたか推察してください(笑)。

さて、続いては温泉街に戻ります。また「川原の湯っこ」?いやいや、もう一ヶ所別に寄りたいところがあったんです。その結果は「要リベンジ!」でしたが(悔)、ここで思いがけない方と出会うことができました!

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