− その2 やったぞリベンジ、潟沼の湯! −

さて、立派に観光をなしとげたわれわれは(そんな大層なものかいな?)いざ鳴子へ。昔々の学生の頃は「鳴子=こけし」というイメージしかなかったのですが、ここ数年は逆に「そうか、鳴子って『こけしでも』有名だったんだよね」というような意識に変わってしまいました。そう、今や鳴子といえば温泉でしょ!

さて、間もなく鳴子駅というところで国道をはずれて山の中へ向かいます。これから向かう潟沼には、去年情報不足でロストしてしまった野湯があるんです!(ちなみに去年の徒労記録はこちら)。



湖の畔に車を止めていよいよ出発です。右肩にスコップ担いでます(笑)。職場から借りてきました(大笑)。

レストハウスの近くの広場の片隅に、もうもうと湯気を吹き上げる源泉施設があります。そこには謎のポリバスが。しかし手を入れてみると冷たい水。古い記録の中にはこのポリバス入浴を果たした方もいらっしゃるようですが、今はもう望みなし。そうそう、自分も去年はここまで来てあきらめちゃったんだよなぁ。



ポリバス内には藻がどよよんと繁殖しておりました。

しかし、あれから1年かけて勉強してきました!(いや実際は4月になってから調べたんですが)。もうポリバスにはだまされません。というわけで某所へ移動。すると‥それらしきエリアを発見!



な、何だかこのあたりみたいだぞ!どこだ?掘るぞ!と気合いを入れるTakema。

このあたり、波打ち際あたりの砂をちょっと掘ってみると何だかほんわかと暖かいのです。しかし温度そのものは入浴適温というにはほど遠く(ぬるいんです)、しかも、どうやら「より暖かいと思われる」場所は完全に水の中に没している様子です。今回は増水期であるという「雪国の春の常識」をすっかり忘れていたため結果的に3つの野湯をあきらめざるを得なかったわけですが、最初の潟沼もやっぱりだめってこと?



「ほんの2-3m先なら暖かいんだろうになぁ」と途方に暮れるTakemaの図。

しかし、せっかくここまで来たんだしというわけでもう少し探してみることに。すると、途方に暮れていた場所(上の写真)からすぐの場所に、先人による工作物(=湯田麻理、いや違った湯だまり)を発見しました!手を入れてみると‥ちょっとぬるいが十分適温です。ただ、底にたまった泥や落ち葉の堆積量からすると、おそらくはしばらく誰も入っていない様子(昨年秋以来?)。ならばお掃除すればいいっしょというわけで作業開始!



おしんこどんも掘る掘る、Takemaも掘る掘る♪



そしてめでたく完成!よっしゃ!

来たぞぉいつもの動画!(3)

「楽しき作業、そして入浴!」

泥湯になってしまうのは致し方ないとして、とにかくGWの初野湯を堪能!

WMV形式、760KB、22秒



しかし、このあと白いタオル(数々の野湯に同行した歴戦の勇士)が雑巾色になってしまったのはいうまでもないことです(笑)。



ここでのおしんこどんは足湯のみ。まぁ、近くにカップルも来てたしねぇ。
というわけでまずは最初の野湯入浴達成!気分を良くしながら鳴子の町へと下っていきます。さて今晩は自炊宿に泊まる予定のため、国道沿いのスーパーに食料の買い出しに出かけてみると‥ん?隣に共同湯があるじゃないのさ!(全然知らなかった)。このスーパーには10年くらい前にも買い出しに来ていたはずなんですが、そのときも全然気づきませんでした。

潟沼入浴後いくら身体を拭いたとはいえ、やはりTakemaの身体には泥の粒子が付着したままになっていることもあり、ここは「上がり湯」としてひと風呂浴びていくことにしました。



建物は新しいもので、正直それほど期待はしていなかったんですが‥

いやぁ「東多賀の湯」、白濁ですごいすごい!それほど広くもない駐車場はほぼ満車状態だったのですが、お風呂は比較的空いていて、思わずゆっくりしちゃいました。やはり温泉天国鳴子をなめちゃいけませんね。

浴室内部は他のお客さんがいたので写真を撮りませんでしたが、入口に貼られた貼り紙を見るだけでも「濃くて効きそう」な感じですよね(上画像にマウスオンすると画像が変わります)。
というわけですっかり満足したあと、買い出しをすませていざ移動開始です。ところで今年はGSの湯には寄らなかったのですが、何でも後で聞いたところによるともうスタンバイできていたのだとか。しまった!(早くも後悔)。また、川沿いの湯も増水のため2つとも泣く泣くあきらめましたっけ。まだ「鳴子の宿題」は数多いぞ。

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