− (13) 「森の中の果樹園」は恐るべきコーフンを呼び起こしてくれる場所でした。

県道からしばらく下ってきたところで「森の中の果樹園」に到着です。

車を停めて駐車場から見えるエリアを見ても、最初は「ふーん‥」という感じにしか見えませんでした。この時はまだこの観光農園の広さを全然知らなかったのだから無理もありませんが‥。

まぁせっかく来たんだからサクランボのパックでも買って帰ろうと考え、メイン建物(とはいえビニールハウスに屋根をかぶせた簡易なもの。雪国だしそのほうがいいよね)のレジ前に並べられたパックを手にし、まさに一度はお金まで払ったのでありましたが‥。


(というか、パックのお値段に比べたら絶対お得でしょ!)

もともとお土産として果物を持ち帰る必要もありませんし、まぁこのセンターハウスから見えている限りそれなりに「実」も見えているみたいです。ふむ、「元は取れないかもしれないけれど」まぁ楽しめそうかな(結果をいえば、「存分に元を取りまくった」わけなんですが)。よし、やっぱりパック購入は中止、フリーコースにエントリーすることにしました!なお、このエントリーに伴い確定したこと、それは‥

という厳然たる事実でありました。よぉっし、食べるぞぉ!

まずは「すぐり」の実エリアへ。と‥いきなりたまげました!

すぐりの畝がずーっと奥の方まで、しかも複数列にわたって続いています。いやぁ食べた食べた、すぐりを数十年分一気に食べました!というか、これまで食べたことがなかったんでまぁ当然かもしれません(笑)。まずは衝撃的な強烈ジャブを受けたわけです、いやホント。

続いてはラズベリーエリアへ。この日は日曜日、しかもお昼時なのにお客さんの数はパラパラ。というわけで熟れたラズベリーが採り&食べ放題となれば、手当たり次第むしり取って一気にパクパクっ!果物狩りといえばほぼ毎年9月上旬に巨峰狩りに行っていますが、あれは巨峰オンリー。こちらといえば園内の様々な果物すべて食べ放題なのですから!しかもたったの1000円で!

続いてはブルーベリーエリア。木はまだ小さいんですが、そのそれぞれには小さいながらも実が満載!そしてこの規模!右上画像にマウスオンするとわかりますが、実はおしんこどんはTakemaから「はるか彼方で食べていた」わけです。うはぁこんな「ほぼ貸し切り食べ放題」、ホントに嬉しいっ!

で、このあとですが‥



ブランデーの香り漂う桑の実エリア。これまた恥ずかしながら初めて食べましたが‥ウマーイ!



花期としては終わりかけのラベンダー畑を突っ切って、いざサクランボのエリアへ!

このサクランボエリアですが、正直言って「いったいどこ=奥まで続いているの?」と思うこと必定です。木の本数は全部で何本あるのか、数えることすらできません(おそらく100本くらいはあるのでしょう)。自分たちも最奥部までは行き(け)ませんでしたが、はっきりしていることはただ一つ。

いやほんと、上中央の見事な鈴成り状態のサクランボ樹は、はるか奥までずーと続いていたのでした。そして、すでにその一部は、摘み取られることもないまま爛熟期(ぶよぶよになり始めてる)を迎えているではあーりませんか!こ、コレハあまりにも、も、も、もったいないお化けーっ!(意味不明)。

果樹園の規模に比べて来園者数が少ないということなんでしょう。というわけで、とにかく食べに食べに食べに食べまくったわれわれなのでありました。

最後に訪れたエリアはプラム園。何でも、朝一番でここを訪れた団体さんたちがこのプラム園に押し寄せたとかで、真っ赤に熟したかわいい果実くんたちはかーなり食べられてしまったということでした。でもね、まだまだありました。



何たって、そもそも木の数も実の数も半端な量じゃありませんからね。

しかしさすがにこの頃になると最初の食欲はどこへやら、「食べようかなぁ、どうしようかなぁ」という気になってきます。というか、今日の実の中で一番大粒なのがこのプラムですからね。



この頃になると、朝からずっと雲に隠れていた山頂も見えてきました。うーむ、朝から晴れなさいって!

というわけでフルーツ食べ放題の「森の中の果樹園」滞在、めでたく終了です。今度このエリアに来たときも絶対に来るぞぉ!何ともおすすめの場所ですので皆さんもどうぞ。ちなみにウェブサイトがあるようですので興味のある方はクリック!

「森の中の果樹園」

さて、十二分におなかが満ち足りたあとは、ちょっと早めですが「今宵の宿」を目指しましょ。
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