− その5 ありゃぁ湯がナイ!ちょっと切ない湯八木沢 −

只見川沿いの国道にはほとんど食べ物屋さんがなく、ようやく道の駅でお蕎麦にありつけました(美味しかった)。このあとは再び次の湯@湯八木沢を目指します。しかしサブタイトルの通りこちらは玉砕バージョンとなりました。要リベンジです。

こんなあたりに車を止めて、林の中を下の沢へと下っていきます。道はないですが何とかなる?初めて来た場所なのにねぇ。

しばし下ると沢が見えてきました。少し下流側を見ると何やらコンクリートブロックで作られた施設らしきものが見えます(右写真にマウスオンすると拡大画像に変わります)。湯気も上がっているようで大変魅力的なのですが、聞くところによるとあれは源泉の管理施設であそこに余り湯はない!とのことでしたので今回は行きませんでした。でも今になって思えば念のため確認に行っておくべきだったかなぁ。こういう場所って時期が変わると状況も変わるもんですしね‥。

さてわれわれが目指すのはもうちょっと上流です。何でも川の反対側に湯の湧出箇所があるらしいということで、今度はもちろんビニールプール持参で川渡り♪ここの川石もまたよく滑ること滑ること(笑)。



一番の浅瀬はどこかなぁと目星をつけた上で‥



今回はおしんこどんも川渡り♪

さて、対岸に渡ったあとはさっそく湯の湧出箇所を探しますが‥あっちを見ても、こっちをチェックしても、そっちの砂を掘ってみても‥

ひえぇどこにも湯がありません!もともとここの湯は湯だけが独立して斜面等から出ているのではなく、河原の下から自噴しているということでしたから、情報をもとに「こことおぼしき砂地」などを掘ってもみたのですが、掘った砂の中は相変わらず冷たいまま。ちなみに「ここの湯の湧出は変動が激しく、いつも同じ場所で出ているとは限らない」ということも聞いていましたから、どうやらその意味では一番よろしくないタイミングで来てしまったみたいです(悲)。



どうやら先人様はこのあたりで湯船を作っていたようでしたが‥この時は完全によどみ水、掘ってもダメでした。

というわけであ〜あ残念と肩を落としつつ河原に座り込み、沢水とたわむれたりしているうちに新たな事実発見!それは‥

もしやということで軽く掘ってみると、出てます出てます底から湯が湧いてます!石をどけただけで湯が出てくるということは、こりゃ本腰入れて工事すればちゃんと入浴可能な湯船が出来るはず!

しかしここでまた「スコップなし」という動かし難い現実がわれわれの前に立ちはだかります(笑)。いわゆる秋の宮の「川原の湯っこ」パターンなのですが、いかんせん掘るものがなくちゃねぇ。それに今日はもう一箇所行ってみたいところがあるし‥。



直径15cmのマイ湯船(笑)。

というわけで、ここ湯八木沢は足湯ならぬ手湯だけであきらめました。前の方のページで書きましたが、この日は目的地を多くしすぎた結果、塩沢温泉以降が全部中途半端になっちゃったわけですね。あと当然ながらスコップ!やはり常備&常時携帯は欠かせぬものと実感した次第です。よしまた来るぞ!



帰り道は何だかちょっとどよよん気分?

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