タンデムツアラー生活に復帰!

− 2009北海道ツーリング本編その10 道楽館まったりのあと睡魔と戦うおしんこどん、そして味乃やさんへ −



そんなわけで、4日ぶりに戻って参りました!

というわけで道楽館に4日ぶりに戻ってきました。ちょっと早めの到着だったんですがsottoooさん、「もう部屋は準備できてるから入っていいよ」とのありがたいお言葉。というわけでパニアケースからの荷物も引っ張り出した上で部屋に入り少々の荷物整理となりました。

ところでこのページを御覧の皆様、覚えていらっしゃるでしょうか?ここ道楽館に4日前にTakemaが到着する前に中富良野町のメロン農家さんを見つけてメロンを発送したということを。そしてその時「これは今朝収穫したばかりのやつだから持って行きなさい、皮の表面がいい感じの色になったら食べ頃だよ」と言われつついただいてしまった青肉メロンのことを(忘れてた or 見ていない方はこちらから)。

sottoooさんにもおすそ分けというか、もしよろしければ今日の夕食のデザートにでも‥と思いつつ申し出たのですが言下のもとに「不要」とのこと。あ、この文章だけ読むと「何と冷たいsottoooさん」という印象を与えかねないのでちゃんと説明しておきますが、こちら道楽館の一番の売りはダッチオーブンほかを使った「食事」であることに間違いありません。だからsottoooさんの頭の中には「今日の献立明日の献立」イメージがすでに出来上がっているわけですね。そんなところに「このメロン、美味しいはずなんですけれど‥」という話を持ち込んだとしても即却下というのはごく普通の流れだと思います。

これは決してSottoooさんにおべんちゃら云々の話でもなく、「なぜ道楽館に人が集まるのか」という根幹世界羅漢世界嗚呼仏説阿弥陀経の世界なのです。少なくともTakemaはそう思っています(笑)。というわけでここは包丁とスプーンをお借りして‥

もちろんここで定番(道楽館独自のデポジット飲み放題システム)によるサッポロクラシック生が登場したことはいうまでもありません!「メロンと生ビール」、これがまたいい感じなんですよねー!ちなみにメロン農家の日高さんがおっしゃっていた「絶妙のタイミング」のメロンに当たったらしく、身崩れもなく甘みも最高でした。考えてみれば網目メロン半分ぐわぐわわしわし食いというのはこれまでの人生においてもほとんどなかったんじゃないかな?もちろん「こんなに美味しいメロンを」という条件を付ければ人生初めてということなんですよね。

さーてそんな「メロンと生ビールのまったり午後」は、そのまま「ほっこりのんびりまたまた生ビールおかわりくんの夕べ」へと自動的に移行していくのであります。そういえば今晩同宿の女性2人組が「夕食前に温泉に行ってこようと思うんですが、このあたりにいい温泉ありますか?」とsottoooさんに聞いていたんですが、「温泉だったらあの人が詳しいですよ」とTakemaを指さすではありませんか!(笑)。

この日は天気もよくまだ暑かったので「それではフラヌイ温泉はどうでしょう?源泉がぬるいんで今日あたりは気持ちいいかも知れませんよ」と申し上げて送り出したんですが、Takemaの基準で勧めちゃってヨカッタのでしょうか?帰ってきて「信じられない!ジャグジーがない温泉なんて許せない!ぷんぷん!」というようなおしかりを受けたりしたら‥。あ、帰ってみえたぞ。というわけで「どうでしたか?」と聞いてみると、

とのことでした。あぁよかった‥(安堵笑)。

さてそうこうしているうちにいよいよ夕食が始まります!今日のお客さんは5組7名、ソロライダー3人に女性2人組(車)、そしてわれわれ2人という組み合わせです。

にょほほー、いつもの怒濤系道楽館ご飯です。特に目を引くのがトマト、トマト、トマトのサラダ!一体何種類のトマトが使われているのかわかりません!ちなみに敷地内のハウスにて自家栽培もなさっているのですが、ちょっと時期が早いということで(天候不順の影響ここにも!)、地場産のトマトも使っておられるのだとか。ジャガイモは「きたあかり」でしたっけ、しっかりした味で美味しくいただきました。手羽先のソース煮もうふふ系でしたが実はこの時点でかなりお腹が一杯に(笑)。(上の各画像はマウスオンで別画像に変わります。朝食の中華粥画像含む)。

このあとは非常に日常的な宴会モードに突入。気がつけば「時間も何ですしそろそろお開きにしましょうか」という、ドクターストップならぬ「Sottoooストップ」のタオルが投げ入れられるまで皆さんでワイワイお話ししておりました。

翌朝は朝食後かなりゆっくりしながらのんびり出発です(結局出発は一番最後になってしまいました)。今日の目的地は足寄町なので距離的にはそこそこ走る‥われわれ的には、という感じです。天気は微風晴天、つまりは


(なのになぜ出発が遅いのかは謎です。テントの撤収もないはずなのに)

そんなわけで出発前に記念写真。と、右上画像撮影時におしんこどんが「あ、さっきの写真、デジカメの設定がお花モードになってた!」と発言したので、「じゃ、われわれもお花モードスタイルで」ということでSottoooさんと2人で「お花になったわたしたち」を表現してみました(大笑)。ここ2年は冬にもおじゃましていましたが、さすがに次の冬は来られそうにないので、「また来年の夏!」とご挨拶してお別れした次第です。ただ、本当に来夏も来られるかどうかはわかりません。Takemaの旅行浮気度次第ということですね(笑)。

いよいよ出発です。おしんこどんのリクエストにお応えしてちょこっと寄り道をしていきます。これこれTakema、わき見運転はダメよ(笑)。ちなみにここまでのところ「おおっ!」というような感じのひまわり畑はなかったんですが、ちょっとだけ「にょほっ」と思える場所があったんで立ち寄ってみました。

全体的に随分背丈が低いのはやはり天候不順の影響なんでしょうね、ひまわりは堆肥としてすき込むことを目的としているわけですから‥と思いながら見ていたら、「やはりかなり天気が悪かったんだ」と感じずにはいられない看板を発見しました(右上画像マウスオン)。

画像表示が見えにくい人のために説明しますと、「播種は6/15、すき込みは7/15」が本来の予定だったようです。でもこの日はもう8/4だったんですよね、20日遅れでもまだすき込んでいないというのはそのまま生育の遅れを意味するわけで、やっぱり7月は大変だったんだなぁと実感した次第です。ちなみに来年同時期のこの場所は

2010年の夏は別のひまわり畑を探しましょうね。



このあとは森の中を走ったりソバ畑の中を走ったりしながら‥



到着したのは、あの青肉メロンをいただいた農家さんでありました。再訪!

そう、前回ここに立ち寄ったのはTakemaがソロで「道楽館にバイクを置きに行く途中」だったので、別行動だったおしんこどんは来ていないのです。しかし昨日の「青肉メロンわしわし半身食い」のうまさに心惹かれ「彼女側の親族にも送りたい」という希望が湧出、よって再訪ということになったわけです。

農園のご主人は幸いTakema(とそのバイク)を覚えていて下さり話は早かったのですが、青肉メロンのおいしかったことを申し上げると‥

あぁちみっと残念、あんなに美味しかった青肉メロンが‥いや、赤肉だって十分に美味しかったわけで(だってTakemaは赤肉を試食して「よしこれは買いだ!」と決めたわけですから)、そんなわけで今回も地方発送 to おしんこどん親族方面。

この時はご主人の娘さん&お孫さん(右上画像で「うちのメロンは俺に任せろ」系の堂々とした表情をしてますね)もおられたのでリラックスしていろいろとお話を伺いました。息子さんのメロン栽培修行、スイカの場合どの花芽を残すか、はたまたお孫さんはやっぱりかわいい系のお話まで(笑)。あー、何だか来てよかった。たぶんこれから北海道メロンの発注はここになるんじゃないかと思います。

このあとはいよいよ狩勝峠向けて一気に‥走り出しませんでした(苦笑)。道道298で鳥沼を越えた先で分岐する麓郷方面への道道253号線、2002年のスーパー過積載タンデムツーリングでは「たかが1.1kmされどとめどなき1.1km、ふかふか1車線ダートに向こうからダンプが!」で往生したことはまだまだしっかり記憶に焼き付いていますわ。

その道も今は完全舗装ということで安心して坂を登っていきます。で、かつての未舗装路の手前にあるパーキング、ここには立ち寄ったことがなかったのでとりあえず寄ってみるかということで小休止‥のつもりが?



おしんこどん、携帯メール返信に夢中です(笑)。

ちなみにおしんこどんはここ10年携帯電話を持っておりません。結婚前は持っていましたがとにかく今は持っておりません。ということはこの10年におけるTakema家の経費節減には一体どれだけ貢献してくれているのか?(たぶんすごい額だろうなー‥ただし具体的計算作業をしようとしないTakemaの気持ちについては自由に推し量り下さいませ(笑))。

ところでTakemaは今回の北海道ツーリング直前に携帯を新調したんですが、勝手に機種がPanasonic製(これまで通り)と思いこんで購入してみたら実はSHARP製だったんですね。となれば皆さんご存じと思いますが「同じドコモ携帯でもメーカーが違えば使い勝手が違う!」。というわけでTakemaはもちろんのこと携帯を共有するおしんこどんも「ん?何だ何だどうすればいいんだ?」モードに苦しんでいたのでありました。さすがに今は慣れましたけれどね。

さてここからは数日前に通った道をトレースしながら帯広方面に向かいます。樹海峠を越えこれまた前回と同じ「道の駅南ふらの」にて休憩です。実はここに来るまでの流れで「リアシートにいるおしんこどんの生体反応があまりない」ことを危惧してはいたのですが、道の駅でバイクを止めたらおしんこどんの心の叫びが爆発しました!

どうやら樹海峠越えの道中はすっかりすやすやだったようで、そりゃー生体反応もないわな。ちなみにどんな感じで寝ていたのかはこのあとのページでおしんこどんが「実演」してくれますのでお楽しみに?それにしても寝ていても安定性を保ち続けるとはさすが?

というわけでおしんこどんは木の幹をくりぬいた立派なベンチ(座り心地は固そうですが)にてゆったり就寝いたしました。で、Takemaはといえば‥



この道の駅は「FREESPOT」のエリア内でありまして、すかさず掲示板等を巡回。なおノートPCはタンクバッグの中に入れており、耐久試験並みに結構な振動を受け続けているはずなのですが現在に至るまで動作不良等の不具合が出たことはありません。強いなー。

おしんこどんを襲う睡魔はとどまるところを知らないようですが、ここでのんびりし続けるわけにもいかないことは彼女ももちろん承知。というわけで狩勝峠を目指します。しかしメイン国道だし道は真っ直ぐだしところどころに駐車帯はあるしで「いやーな予感がたっぷり」。ゆっくりと慎重に走ります。抜きたかったら抜きなさい、あなたが「露払い隊」になってくれるとわたしゃとっても安心して走れるのよ。



結局「陰に隠れて悪を撃つ」方々を目にすることもなく峠の頂上へ。よかったヨカッタ。



この日は自衛隊ご一行の車両が多かったですねー。喜ぶおしんこどん=自衛隊ファン。

というわけで展望台からしばし十勝の平原方面を眺めていたわけなんですが、このページをタイプしている9月下旬段階ではこんな報告も上がってきていたようです(「二輪便利帳」掲示板からの引用です。投稿者のミツさん、管理者のちんさん、ありがとうございます)。

ひゃー、まさにこの場所での目撃というわけですね。こんなメジャー‥なのは国道とその周辺の僅かな場所だけであり、そのすぐ脇は自然界そのものなんですよね。乗鞍岳の畳平でツキノワグマが大暴れしたという事件もありましたし、山中のこういう場所ではいつ何が起きてもおかしくはないわけですよね。気をつけなくちゃ。

さて新得まで降りてきてからは(ちなみに新得手前の直線路も取り締まりの重点ポイントですのでご注意を!)このままR38を走り続けても何も面白くなさそうなので、並行して走る道道75号線へ。この道もまた特徴のない割に案外交通量が多くて楽しめたわけでもありませんでしたが、それでも国道よりはましだったはずでしょう。

さてそんなわけで3日ぶりの帯広再訪です。となれば2月に引き続きの「味乃や」さん訪問しかないでしょう!ん?ではなぜ3日前には立ち寄らなかったのかというと‥あの日は日曜日(定休日)だったからなんですね。本当はおしんこどん母にも訪問してもらいたかったんですが、そのために日程をずらすと新千歳〜関空便が満席という大問題が生じるためにやむなく断念した次第でありました。

到着時点で2時半近かったので、「休憩時間に入っていたらどうしよう‥」と不安にもなりましたが暖簾が掛けられていて一安心。あとで聞きましたが午後の休憩時間等は特に設定していないそうです。というわけで味乃やの皆さんに「お久しぶりです」のご挨拶を。お店の皆さんもお変わりないようで何より、今回はパートの皆さんを含めてかなりじっくりとお話させていただきました(少し手の空く時間帯でしたからね)。

さて今回は何を注文するか‥豚丼は当然として「もう一品」が問題です。前回はみそラーメンをオーダーしたのですが、この日もかなり暑いというわけで「冷やしラーメン」を注文しました。ちなみに上の画像にマウスオンすると2月のメニュー表に変わります。中央部分の2品だけが季節毎に入れ替わるシステムのようです。

待つことしばしで両方の品が登場!いつもながらの味に「あー、今年もまた帯広に来たんだなぁ」としみじみします。ちなみに食後には「これ、うちで採れたんだけれどよろしければどうぞ」と、完熟ラズベリーをいただいちゃいました(右上画像マウスオン)。ホント、このお店を教えてくれた「くまばいく」のてっちゃん&ゆんさんには感謝感謝です。

しかし‥その「てっちゃん」は、闘病むなしく2008年11月に帰らぬ人となられたわけです。生前には多少なりとも親しくさせていただいていた関係で、今回はゆんさんから「味乃やの皆さんへの言づて」メッセージをお預かりしてきました。もちろんその内容はここで書くべき筋合いではないので割愛しますが、ゆんさん、メッセージは確かに味乃やさんの全員にお伝えしましたよー。

というわけで味乃やさんごちそうさま、このあとは本日の宿である「芽登温泉」へと一路北上‥なのでありますが、と、ここで上陸以来連絡のなかったおとうからメールが。いわく「今上士幌(キャンプ場)に着いたところ」、ほほー通り道だし、それではちょこっと寄り道してみましょうかね。



というわけで十勝大橋を越えて‥おっとそろそろ給油しておかんと。

R241はあまりにもコワイので?十勝川温泉寄りから平行して延びる「十勝平原広域農道」を北上することに。これで「はいはーい、前のオートバイさん停止してくださーい!」という「泣く子も黙る、寝た子も起きる」恐怖のアナウンスをいただく可能性はかなり減ることでしょう。できれば万全を期して「広域農道に平行して延びる無名の農道」を使いたいところですが、いきなりダート路になったら「泣きっ面に大スズメバチ」になってしまうので一応自粛。

さ、そこでおしんこどんが繰り広げた「影絵ショー」を次ページでとくとご覧下さい!
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