ちなみにお湯に酸味はありません(笑)。 |
− 2009北海道ツーリング本編その12 鹿の子温泉からサロマ湖経由でいざポンユ! −
道道88号線を北上することしばしで鹿の子温泉へ。ほとんど人家もない道を走ってきたので油断してちょっとだけ行き過ぎちゃいました。うわーひなび系の温泉宿でこれは貸し切りも大いに期待できる‥と思ったら、何と先客のバイクが3台。この日はかなり暑かったのでわざわざ湯に入る物好きは少ないだろうと思っていたんですが、類は友を呼ぶというのか、それとも「暑すぎて走る気にもならん」ということなのか?
ちなみに先客さんのうち2人はわれわれと入れ替わりで出て行かれましたが、もう1人の姿はどこにも見えず。そういえば宿の前に架かる橋(温泉橋)を渡っているとき川岸に釣り師の姿が見えましたから、もしかしたらあの人がそうだったのかな?なお、左上画像ではよく(というかほぼ)わからないのですが、宿の赤屋根の中央には温泉マークが直立しています。夜になるとライトアップされるようなのですが、一度見てみたいものです。
さていよいよお風呂です。どうやら男女浴室とも先客の姿はなく湯っくり楽しめそうで万々歳。浴室内はかなり熱気がこもっていましたが、冬のことを考えれば仕方がないのかな?手の届くところに窓がないので、これはもう慣れちゃうしかないですね。
お湯は若干ぬるめで微妙に硫黄臭のする単純泉。源泉温度も43.4℃ということですから、源泉は建物のすぐ近くにあるのでしょうね。
男女の仕切り部分には木の壁がしつらえられていますが、ご覧のように水面下でつながっています。実はこの部分には以前水車があって温泉を流して回していたとかいう話もあるのですがそれじゃ仕切りにはなってないでしょとかいろんな現代的な理由からこのようになったのでしょうか。で、面白いのがこのメイン浴槽とは別にある‥
このミニ浴槽ですね。こちらはメイン浴槽よりも2mくらい高いところに位置し、新鮮な源泉が流し込まれています(湯の温度も少し高めです)。で、こちらの湯船にざばーと浸かると‥
こ、これは気分がいいなんてものじゃありません、やみつきになります。日々の仕事や何やらでためにため続けたストレスも一気に発散!といくかどうかは本人次第ですが(笑)。ちなみにTakemaはここ数日でストレスの在庫がなくなってましたので「ただバシャバシャと楽しんだ」だけだったような気がします(大笑)。
鹿の子温泉でまったりしたあとは再びのんびりと走り出します。この「のんびりと」というのには理由がありまして、実はここから今日の宿までは30kmくらいしかないのですよ。だからぐるっと大回りして行くのはもちろんなのです。左上画像にちらりと見えているスピードメーターを見ても、Takemaがこの時いかにジェントルな走りをしていたかは一目瞭然、動かざること山の如しとでもいうべき厳然たる事実なのであります(ただしこのバイクのメーターは320まで刻まれていることもお忘れなく)。あ、でもあまりにアッツイのでジャケットは着ていません(苦笑)。
訓子府の町内に入ると、くわー暑い暑い!それにそろそろ早めのランチにするのもいいと思いお蕎麦屋さんを探しましたが見あたらない!(実は見逃しただけみたいです)。しょうがない北見方面に向かえば何かあるだろうと思って進んでいくと、ん、進行右側に何やら食べ物系のお店発見!というわけで急停車です。
実はこちらの豆ふくさん、とうふ屋さんでありました(笑)。でも暖簾のすぐ下にソフトクリームのマークがあるのでまぁおやつ代わりにでも‥と店内に入ってみると、
で、店内には併設のミニ食堂があり、点灯で買ったものはこちらでも食べることができるようになっています。陳列棚に「おからドーナツ」があったので、これとソフトとなぜか「飲む寒天」を注文。おしんこどんはコーヒーを注文してましたね。これでとりあえずの空腹はクリアできました(右上画像マウスオンでおやつ画像に変わります)。
ちなみにここでは予約制限定20食のヘルシーランチ(830円)を食べることができるそうです。日によってメニューは違うそうですが湯葉丼とか鶏卵とうふ丼を食べることができるそうなので、事前に予約しておくことも可能?(0157-39-3588、ちなみに場所は訓子府市内から10km弱北見寄りの「上ところ」です)。
さて北見市までやって来ました。ちょっと買い物をした上で、今日の宿からどんどん離れる形でサロマ湖を目指します。だってまだ午後2時なんだもん、宿に入るには早すぎます!
途中までは快晴でしたが、サロマ湖まで来ると海霧でサムーイ!
思わずTakemaも久々にジャケットを着込みました。聞けばこの界隈は朝からずっとこんな感じなんだとか。北海道に住むならやはり内陸がいいですね。せっかくの短い夏に海霧のせいで結局寒いというのはいただけません。いや、でも「移住する予定のない者」が好き勝手にコメントするのはよろしくないのでやめておきましょう。
というわけでサロマ湖の看板がある駐車帯で「ここまで来たぞの証拠写真」撮影をば。右上画像でTakemaはまるでグリコの商標みたいな態勢で写ってますが、本当はマウスオンすると出てくるおしんこどん画像みたいに撮ってほしかったんだよなぁおしんこどん(笑)。で、そのおしんこどんは「長い間のリアシート座りで曲がった背骨を矯正すべく」、おあつらえのベンチで逆エビ反りを満喫しておりましたとさ(笑)(左上画像マウスオン)。
さて、さっきのおやつだけではやはりわれわれの「旺盛なる少食」を満足することはできませんでした。というわけで、せっかくなら「世間の北海道ツーリングライダー様にはもはや古典的とも言える名物」、
Takemaは「有名モノ」からは距離を置く傾向があるんですが、これ、なかなか美味しかったです。食べる価値あり。
オーダーしてからホタテを揚げ始め、作り置きはしないという姿勢に好感が持てました(実はそうじゃないと思ってた、チンとかしてさ)。直売所内で売られていた北海シマエビ(お刺身OK)にも心惹かれましたが、キャンプならともかく今日も夕食があるからなーというわけで断念。ちなみにこの少し後に同所を訪れたはとりくんは「冷凍物しかなくてガックリ」だったそうな。
ただし一部によると「北海シマエビのお刺身は大したことがない」という説もあるようですので念のため。
さ、このあとは留辺蘂界隈の北見温泉「ポンユ三光荘」へと一直線!
まさに一直線、やっぱり内陸は晴れてます。ついでにおしんこどんも元気に起きてます!
というわけで名湯の誉れ高い?北見温泉ポンユ三光荘へ到着です。左上画像は朝一番に撮ったものなので車の姿がありませんが、到着時は何台もの車が入れ替わり立ち替わりで出入りしておりました(ついでに空も晴れてましたし)。
フロントでチェックインすると「バイクはあちらに止めてください」との指示が。えー別に普通の駐車場でいいんだけれどなー、今さら面倒だしと内心思っていたら、指示されたのは旧館の元入口とおぼしき屋根付きの場所。朝露等にバイクが濡れてはとわざわざご配慮いただいたわけで、一瞬ではあれど面倒に思った自分を反省した次第でありました。
ちなみに「北見温泉」という名前は付いていますが、ここは北見市内から20km以上離れた留辺蘂の東側です。留辺蘂の市街地まではほんの2-3kmなので、お酒の買い出しに行ったついでにバイクを「所定の位置」に止めさせていただいたTakemaでありました(右上画像マウスオン)。朝方は露も降りていたし、やっぱりこの場所に止めさせてもらえてありがたやでございました。
さてそれでは温泉です。こちらは2つの源泉をそれぞれ別の浴槽に投入しています。ちなみに日帰り入浴大人気のお風呂ですので、以下の浴室画像はすべて朝一番に撮影しました。というか、そのために宿泊したと言っても過言ではありません(笑)。
あまりにもわかりやすいオリジナルのれんをくぐり、いざ浴室へ。
奥側にはジャグジー付きの42℃源泉、手前には38℃の源泉と打たせ湯があります。
ただしこのそれぞれの湯温掲示はあくまで「公称」かもしれません。というのは平成20年の調査(掲示)によると、源泉温度はそれぞれ「40.6℃」「36.8℃」となっているからです。で、おそらく高い方の浴槽は加温かけ流し、そして低い方は「そのままの源泉を投入」ということなのでしょう。となれば‥
もちろん奥の「たぶん加温湯」にも浸かりましたが‥やっぱり
微妙に硫化水素臭のする無色透明のぬる湯にしばらく浸かっていると、うふふ、何やら嬉しい変化が。
おおー、泡付きが嬉しいじゃありませんか!しかもそのまま動かずにいると‥
おおー、どんどんすごいことになってきました!ちなみに防水カメラで水中撮影ね。
いわゆる地域の共同湯の役割をも果たしている浴室でこんな泡付きが見られるとはびっくりです!しかも件(くだん)の湯温なのでいくらでも入っていられるのがこれまた嬉しい!
ちなみにこの時は早朝の浴室掃除タイムと重なっていたらしく、清掃のおばさんの邪魔にならないように撮影していたのですが、やがておばさんがTakemaの撮影風景に気づき「それ、お湯に浸けちゃって大丈夫なの?」と聞いてきました(笑)。で、そこからは「どこから来たの?」から始まる旅行談義、そのあと気がついたら「うちもねぇ、お父さんがしばらく前に亡くなっちゃってねぇ、44になる息子が働いているからまぁいいんだけれどね‥」。ん?わたしより1つ年下の息子さん?
ちなみに年齢をお聞きするとTakema母よりほんの少し若いだけの同年代。そしてTakema母同様まだまだお元気そうで何より、これからもお仕事頑張って下さいね!
左上画像は宿の朝ごはん。必要にして十分な量です。で、朝食後におしんこどんがいきなりパチンコを始めました(笑)。で、結果は?
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そんなわけで出発、陸別方面へと下っていきます。留辺蘂界隈は曇っていましたが、少し走って行くにつれ雲を抜けてド快晴エリアに!とっても気持ちがいい道なんですが、
第三セクターになってからも結局一度も乗ることなく終わってしまったこの路線。2006年のツーリング時にも路線跡(同年4月に廃線)を訪問したんですが、あれから3年、運行時には常時刈り払いをされていたはずの路線も、駅跡とはいえさすがに草が繁茂し始めてきましたね。
ここは旧川上駅。線路沿いには一度刈り払いの手が入った気配あり。駅のエリアだけでしょうが‥。
旧駅舎にはまだ乗降用の貼り紙が残されていました。駅前のモニュメント、今後は古びていくだけなのかな(右上画像マウスオン)。
さてそんなわけで廃線後3年と4ヶ月も過ぎてしまいましたが、ここでTakemaが「ふるさと銀河線運行復活」?とにかく行くべし陸別へ!
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