− その2 やってきました「ペンション ひみつ基地」! −



やってきたのは那須ハイランド近くのこちらのペンション。ようやく「お泊まり」で来られました!

というわけで那須エリアに移動し、ちょっと早め(16:00)でしたが今日の宿「ペンション ひみつ基地」へと向かいます。実はこちらのオーナーでいらっしゃる田中さんとTakemaとは、田中さんが宮城でお仕事をなさっていた頃にいわゆる温泉系のやり取りを通じてネットで知り合い、その後ご夫妻でこのペンションを開業したということでさっそく「日帰りで」顔を出させていただいたわけですが(その時の様子はこちら=2008年9月)、やはりいつかは「お泊まりでじっくりと楽しませていただかなければ‥」とずーっと思い続けていたわけです。

で、あれから1年弱、土曜泊ゆえ早めに予約を入れ、おかげさまで今回の初宿泊と相成ったのであります。

今回はなぜか玄関の太鼓は鳴らしませんでしたが(そもそも太鼓をチャイム代わりにするというアイデアが面白い)、勝手に上がって「こんにちはー」とご挨拶をすると、ご主人の田中さんが出てきて下さり「おーTakemaさん、どうもいらっしゃい!」と迎えて下さいました。実は直接お会いするのはこれが2回目だったりするのですが、お互いメールやら書き込みやらをしてきましたし、そして何より前回「面通し(何つー表現だ)」をしていたせいもあって、ここはあっさりと。

すると、田中さんからいきなり思いがけない言葉が発せられたのであります!

え、え゛?ビックリどっきりテクマクマヤコンはんにゃはらみた星飛雄馬大暴投宇宙戦艦ヤマトが地球に向けて波動砲発射!(大きく動揺したという意味だとご理解下さい)。

だってTakemaのようなへたれライダーだって「滝野沢優子」という方のご尊名くらいは存じておりますよ。サハラ縦断ツーリングを単独でなさった方でしょう?それ以外にも世界各地をバイクで走られているという、いわばTakemaからすれば「雲の上の御方」であることに間違いはありません!そ、そんなお方が今宵お越しになるとは‥何をお話し申し上げればいいんだろう‥と、この時点でかなりキンチョーの夏日本の夏、でもうちの電子蚊取りはフマキラーなんだけれどなと、とにかくかなり動揺してしまったのであります(苦笑)。

しかしTakemaだって大人ですから(もうすぐ45歳)、そのような精神的動揺を田中さんには一切見せることなく「あー、そうなんですか、是非一度お会いしてみたかったので嬉しいです。」と、ここは「大人の発言」で事なきを得ました(=完全に嘘っぱちです、そんな発言してません)。

でも現実に戻れば、そこには眼前に新たなラスク(美味しいんですけれどね)、いや違った「嬉しい系のタスク」が用意されていたのであります!(笑)。

右上画像を見ていただければわかりますが、これはもう「ひみつ基地」の神髄を理解する上で何ともコマッタ素晴らしい関門ではあーりませんか!まぁもうこの日は車を一寸たりとも動かす予定はないので「しょうがないなぁ、飲まなきゃいけないのね」と、苦笑いと高笑いを交互に織り交ぜながら露天風呂に向かうわれら夫婦でありました。右上のおしんこどんも苦笑い‥え、全然そうじゃないって?(大笑)。

というわけで貸切露天風呂へ。こちらのお風呂は供給元の源泉から離れていることもあって加温はしていますが、何たって元来が温泉好きの田中さん夫婦の宿ですから湯使いはきっちりしております。あまり長く入り続けると「永遠に汗が引かない地獄」に見舞われるのは必定なのですが、でもね‥

こんなことになってしまうと当然長湯になるのが当然です(笑)。こちらでは「最初の一杯限定」で「まずは湯っくり楽しんじゃいマショー!」がコンセプトなんでしょうね。田中さん、お客を喜ばせる術をしっかり心得ているようです(笑)。

お風呂から上がってくると、カップルのお二人が釣りの真っ最中!これもまたすごい発案だと思うんですが「敷地内を流れる川を釣り堀に」しておられます。これは確かにすごい発案であるとは思うんですが、そもそも「敷地内に川(というか沢)が流れている」宿って‥。この場所を選定したご夫妻の博眼はすごいなーと(しかも画像はありませんが沢の流れが結構絶妙なんですよね)。

われわれが露天風呂から出た時にはカップルで1匹だったニジマスも、このあともう一匹釣れてお二人で炭火塩焼きを楽しんでおられたようでした。

で、実は宿の前に止まっているセローなんですが、ちょっといっぷうタンク塗装のあたりが変わっているではないですか!ここで右上画像にマウスオンしてみて下さい。

実は田中さん夫妻は奥が深いのであります。もちろん奥さんもバイク乗りなのでありますが、旦那である田中さんは1994-2001まで「バイクショップひみつ基地」を運営されており、いろいろなバイクイベントも主催されていたようなのですね。伺ってはいないのですが、滝野沢さんや賀曽利隆さんとも親交がおありなのもその辺のところからなのでしょう。

というわけでこのセローもタダモノではないようです。各種パーツを「職人」の手で移植交換し、とにかく「スパルタンな仕様」に生まれ変わっているそうで、オン車べったりのTakemaには乗りこなせないでしょうね(だってわたしゃそもそもオフ車で林道に入ったことがありませんので)。

そうこうしているうちに夕ご飯のお時間となりました。この日のお客さんはわれわれを入れて6組でしたが、ご家族連れが2組おられたこともあり満室御礼!(うち1組は遅い時間の到着でした。お仕事が終わってから来たのだそうで、お疲れさまでーす)。というわけで夕食メニューをこっそり公開!(どこがこっそりなんだどこが)。



残念ながら拙サイトはグルメ探求系ではないので、Takemaは各料理の微妙な味わいをうまく表現する能力に長けていません。だから思いの丈をシンプルなひと言で‥。

スープの具はうちでも是非真似したいなと思うアイデアバージョンですし、サワラの香草焼きもさっぱり、そして食事の中盤に出てくるお肉のあの柔らかさ!おしんこどんも太鼓判でした。

さて食後は振る舞い酒と振る舞いお汁粉ということで囲炉裏お座敷に場所を移しての二次会です。この和洋ダイニングは何ともいい感じで、気がつけばほとんどのお客さんがここに集まっていました。しかしここで思いがけないアクシデント‥。

疲れていたのか、それともお酒のせいなのか(最近はとんとお酒に弱くなってしまったと嘆く彼女ですので)、理由はともかくとして残念ではありますが無理強いはできませんので‥。



でもTakemaは一人でもお酒をいただくのであります(あさましいとも言う)。

宴会は延々と続き、滝野沢さんの気さくな人柄にもふれさせていただき、「宴会のタブー」についても勉強させていただき、お客さん同士のツッコミにも爆笑し、いやまーとにかくいろいろと。それにしても滝野沢さんが拙サイトをご覧になっていたことがあるというのにはビックリしました。最初の挨拶の時にも「こちらの方が‥おしんこどんですね?」と、すでに名前をご存じでしたから、何だかとても嬉しかったです。

さて、明けて翌朝は「朝風呂一番どどんがどん」から始まります(意味不明)。考えてみれば前夜は内風呂に入るのをすっかり忘れていたんですよね。それだけ宴会に傾注しっ放しだったということなのでしょう。



ふう、これでさっぱり。今日も一日頑張りましょー。

昨夜の宴会の余韻よろしくテラスでわいわいした上でちょっとゆっくりスタートの朝ごはん。朝ごはんが遅めのことによりかえって「お腹が空いた感が増幅」し、純和風の朝ごはんをたっぷりおいしく食べられました。それは同宿の皆さんも同じだったようで、何と炊いたご飯がすっかりなくなっちゃったとか何だとか(笑)。

このあと、Takema夫婦は先にチェックアウトを済ませた上で一時的に姿をくらましたのでありますが、どこへ行ったかは次のページにて。あとでまた戻ってきたというところがTakemaらしい?
[戻る] [次へ]