− その3 温泉宿を抜け出して別宿の湯へ(笑)、報恩温泉 −

明けて翌朝。おしんこどんも体調復活のようなので朝食後には「予定行動」を開始しました。よーし行くぞというわけでひみつ基地から車を走らせること2分かかったかどうか、早くも到着してしまったのは「報恩温泉」。ここは独自源泉を掘削して利用しているということで、一度立ち寄ってみたかった温泉だったのです。

宿泊用の建物がいくつかありますが、日帰り客は専用の入口から入ります。入浴券の自販機があり(600円)、すぐ前のカウンターに置くシステムのようです。この日はわれわれが最初の日帰り客のようで、われわれを見つけた宿の方が入口の鍵を開けてくれました。ちなみにあとで調べたところによると日帰り入浴は11:00からのようです。でもあまり厳密ではないのかな?

というわけでいざ浴室へと向かいます。10:00直前だったので宿泊客はあらかたチェックアウトしたばかりのエアポケットタイム、というわけで先客さんの姿はありませんでした。というわけで心安らかに浴室の扉を開けると‥

那須エリアではここと、ここから少し下ったところにある柳沢鉱泉くらいしか思い出せない黄土系の湯がどんどん流し込まれています。なお源泉の投入をジャグジーのようにしているのは、湯を撹拌させ温度を一定にするためなのだとか。お客の利便性を考えてではないところが気に入りました(笑)。

成分の濃さなのか洗い場には析出物の凸凹が出来はじめています。どこまで成長するんでしょう。でも秋田の矢立温泉のように堅固な析出ではなくて、北海道は濁川温泉新栄館のようにやや脆い砂岩系の感じでしたので、案外それほど激しいことにはならないような気もします。

さて続いては露天風呂へ。浴室から外に出る扉のノブを回‥回して‥おーい開かないじゃないのさ!(笑)。どうやらドアノブがちょっとおかしくなっているようで、脱衣場経由で露天側に出ました(ちなみに外から中へは普通にドアノブが回りました)。

露天風呂は「かなり苦しい場所」に設置されていて、四方八方壁ばかりで展望は全くありません(笑)。というのも、ここ報恩温泉の敷地から道路をはさんだ向こう側は「那須ハイランドパーク」のジェットコースターが縦横無尽に走っているエリアなのです(左上画像マウスオン。もちろんここまで近くはありませんので念のため)。露天風呂に行く途中、ごく普通に「上部を走るコースター」を見ることができました。こっちからそうだということは‥

という可能性もなきにしもあらずなのであります(笑)。ま、「回転コースターのスリルを味わいながら思い切りよそ見をして風呂を凝視する」という精神的余裕と動体視力があればの話ですけれどね(大笑)。ちなみにそれでも浴槽に浸かっている姿までは見えません。つまりそれだけ壁の高さも高いということです。



こちらでは実用本位でビニールホースから湯を投入しています。でも析出物はこれまたなかなかの感じです。

先人の方々の湯めぐり報告によると、やはり源泉の管理にはかなり苦労されているらしく、「配管掃除を3日もしないとすごいことになる」ということです。うーんさもありなん。ちなみにここ報恩温泉の宿泊施設は「全室温泉付き」が売りらしいです。お金かかってるんだろうなー。



さて湯上がり後はふたたび「ひみつ基地」に戻り、田中さんご夫妻&滝野沢さんとコーヒーをいただきながらしばし歓談。これまでネットでのやり取りや日帰り訪問があったとはいえ、これほど暖かく迎え入れて下さったのはやはりご夫妻のお人柄によるものなんでしょうね。大変ありがたく存じております。

しかし今日はまだこれから目指す場所があるのでそこそこの時間でお開きということに(でも正午にはなっていたような?)。



最後に記念写真をば。奥さんに「次回も待ってますよ系の『気』」を送られたようなのでまた必ずおじゃまします!(笑)。

というわけで皆様大変ありがとうございました!次回は関西人のおしんこどんもじっくり「夜の部」に参加できると思いますのでよろしくです。滝野沢さん、今度は(できれば)タンデムで参りますので、おしんこどんに「自分で運転する楽しさ」を伝授してくださいませ(笑)。彼女はバイク免許ペーパー歴がもうしばらくで10年になろうとしています(笑)。

そうそう、こちらの「ひみつ基地」さんですが、われわれの宿泊した1週間後の情報によると(2009/6/20)、
じゃらんお風呂ランキング3位 温泉ヨイヤド:総合評価2位 温泉ヨイヤド:お風呂1位
という輝かしい評価をいただいていたのでありました!田中さんご夫妻の宿の経営姿勢がお客さんにも高く評価されているというわけですね。というわけでこのページをご覧の皆さんも是非!「ひみつ基地」ならではの「遊び心」に心癒されますよ!
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