− その6 氷見の2日後になぜか焼津!今度こそ海幸タンノー、そして名湯も! −
そういうわけで?たった2区間先の焼津ICで高速を降りちゃいました(笑)。
東名道に乗ったはいいものの、たった2区間分しか西進しなかったわけですね(汗)。ちなみに東京ICから焼津ICまでは173.6km、自宅最寄りの市川ICから東京ICまでは35kmですから‥
ちなみにネット情報によると、江戸時代に東海道を行き来した旅人?たちの1日の平均移動距離は男性で「10里」ということですからまぁ40kmですね。ということは4日目が終わろうとしている今日の時点で160km‥おお、われわれの方が40kmほど先行してるじゃありませんか!(勝ち誇るTakema)。
しかし、Takema自宅から奈良のおしんこどん実家まではトリップメーター読みで530kmなのですから、まだまだ道半ばにも達していないというキビシイ現実もこれまた忘れてはなりません(笑)。えーっと、これまでのペースで進むとすると‥
さすがにそれはマズイので(当たり前だ)、何とか明後日くらいには到着しようと思うのですが‥(明日じゃないところがミソですな)。さて、そんなわけで今宵の宿へと向かいましょう!
とはいえ、ここ焼津といえばもちろんマグロを中心にした漁業で成り立つ港町です。というわけで、「ははぁTakema夫婦は海幸を食するために焼津泊まりなんだな」とお考え下さる方もごく少数はおられるかと思います。いや、海幸食いに関してはあながち間違いではありませんが。
そして大多数の方々が思われるに違いないのは、おそらく‥
というところなのではないかと拝察いたします。そしてごく一部のマニアックな方々(笑)はきっとこう考えながらニヤニヤしているに違いないのであります。
「のみ不可」とは何ぞや?とお思いの方、あなたは健全です(何のこっちゃ)。いや別にアヤシイ世界の話ではないんですが、これは温泉道を極めようと日々精進研鑽なさっている方々がよく使う隠語の一つで、「のみ不可=日帰り入浴はできず宿泊しないと入れない湯」のことをこう言うようなんですね。ほかにも前述した「ジモ専」(さらに「通」の方々は単に「ジモ」と称しているらしい)とかいう言い回しほかがあるようなのですが、Takemaはあまり詳しくないのでその辺についてはお近くのお詳しい方に聞いて下さい(笑)。
さて前置きが長くなりましたが、そろそろこの日のお宿画像登場といたしましょう。要は「焼津市内にもしっかり温泉がある」のであります!
到着したのは「旅館 蓬来荘」さん。雰囲気から察するにもともとは高級割烹旅館だったと思われますが、現在はビジネス旅館&ちょっと高級な居酒屋さんという感じです。左上画像の奥の建物(三階建て)が宿泊棟で、手前の木造平屋部分が夕食場所である割烹居酒屋です。このペアリングの素晴らしさは2010/10宿泊の気仙沼ホテルでしっかり理解しましたからね、これは期待できそう!
ちなみに、右上画像の電話番号表示のカタカナに何だかいろんな「不可思議な意味合い」を考えてしまったTakemaは思考回路がオカシイのでしょうか?(苦笑)。
館内は至ってビジネスホテルの雰囲気であります。でも、ここを目指して来られる方々の目的は「マグロ or 温泉」のはずなので!
さて、いったん落ち着いたあとはいよいよ「自噴かけ流し」の温泉に行ってみましょう!
浴室は1つしかないので貸し切り利用となります(鍵付き)。ちなみにお風呂へは厨房の裏の通路を通っていくので、夕食前には美味しそうな匂いが濃厚に充満しております。この宿に泊まる場合、早めにお昼ご飯を食べた上で「お腹減ったなー」という状況でお風呂に入りに行ってさらに胃液の分泌を促し、その上でいざ夕食!というのが正解でしょう。
さてこのお風呂、見かけとしてはさしたる特徴はない宿のお風呂なのですが、上の「ヤーナニパパ(やっぱりある種覚えやすい?)」画像にあったとおり、ここの源泉は敷地内自噴のかけ流しなのであります!
温泉に関する表示(宿の自家源泉ですから源泉名も「蓬来温泉」)によると、源泉温度は42度とのことでした。し、しかし?
あれ、湯船内で42.7度?冬ですからちょこっと加温なのかなぁ?
というように一瞬思ったのですが、帰宅後いろいろと先人のレポートを拝見すると「女将さんいわく、自噴の温泉を直接浴槽底から入れています」ということでしたんで加温する寄り道部分はないようなんですね(笑)。もちろん浴槽内にアヤシイ吸い込み口はなし。失礼ながら浴室内の設備はそう新しくはなかったこともあり、脱衣場奥にあったボイラーはお風呂のシャワー&お店の厨房のために稼働していたものだと思われます。疑ってゴメンナサイ(笑)。
ではではその浴槽底、自噴源泉投入部分を直接動画で見てみましょう(笑)。
【焼津温泉 蓬莱荘の湯(のみ不可)】 |
いやー嬉しいぞ自噴源泉直接投入!ちなみに食塩泉のここの湯は石鹸の泡が立ちません。源泉かけ流し湯の場合浴槽の湯を頭からかぶりつつ身体を洗うことが多いTakemaですが、これだけ泡立たないということであればしょうがないというわけで、素直にシャワーのお湯で身体を洗いました。
お風呂から上がったあとしばしのんびりしていた頃に「夕ご飯できましたよ」の連絡が。今日は何だかほとんど(いや全く)運動していない気もしますが、お呼ばれされたのであれば食べないわけにはいきません!(笑)。玄関を出て、割烹居酒屋エリアへ。ほほー、なかなかいい味わいのお店です!
すでにテーブル上にはいくつかの(いや大量の)料理が鎮座していましたが、まぁとにかく最初はお酒ですよね。Takemaは地元の「磯自慢」を所望、おしんこどんは「三酒お試しセット」をお願いしました。ちなみにこちらの女性は「利き酒師」の資格をお持ちということで、この店(宿)では「旨い酒に極上肴」を味わえるというわけですね。かなーり素晴らしい!
そんなわけで乾杯&宴会開始です!しかしすでに巨大な煮魚の頭が見えてます!(笑)。
最初にテーブル上に載せられていたのはこのような酒肴でありました。「あれ?これだけ?」と思うなかれ、実際はそれぞれのパーツがかなり大きいのでありますよ。そしてメインディッシュであるキンメの頭&尾身はまさに絶品!しかもじっくり煮付けられた上でのアツアツ状態でテーブルに運ばれてきたところが何とも心にくいではありませんか!
そのキンメ、おしんこどんの指で頭の大きさがわかりますね。いったいどんな大魚だったのよ!(笑)。尾身もたっぷり。そしてミナミマグロ(天然らしい)がこれまた絶品!(赤身なんですがしっかりとろっトロ系の味わいです)。
そしてサザエの煮付けにイカのぬた、これだけでご飯のおかずとしても十分なんですが(最初からご飯とおみそ汁を食べながら飲んでます)、油断していたところに「はいはーい、サバが焼けましたからね!」うっそぉ、このサバとっても巨大なんですけれどっ(笑)。
そんなわけでまさに海幸系をとことんタンノーしたわけであります。もともと自噴の温泉ということで知った宿ですが、さすが焼津の宿、海幸をここまでタンノーできるとは!なお、こちらで夕食のみを食べに来ることもできますが(そもそもここは割烹なので)、コストを考えると絶対宿泊が正解ですね。自噴源泉「のみ不可」のお風呂にも入れるわけですし(笑)。
そして翌朝、朝風呂に来てみたら朝日がまぶしーっ!窓はないんですがとってもさわやかな気分でビシっと目覚め爽快!こりゃいいですねースッキリさっぱり。
朝ごはんをいただいたあと、いよいよ帰省も「終盤戦ちょっと前」になってきました(笑)。まずはせっかくの焼津なので「さかなセンター」へ。純粋な観光客向け施設かと思っていましたが駐車車両のほとんどは地元ナンバーで、しかもまだ午前中だというのに結構大盛況。あ、年末なのですからそりゃ当然か。しかしそんな年末に何日も帰省云々でうろうろのわれわれっていったい?(大苦笑)。
実はこっそり「大とろ」を買い込んだわれわれ。お正月だしね。あ、冷凍ながらズワイガニも。うまかった、氷見で買わなくてもよかった。
さてそんなわけで焼津からは下道でちょこっと走っていくのでありました(ここで高速に乗らないのが意味深)。あー、そういえば静岡といえばお茶ですよねー。
「越すに越されぬ大井川」を簡単に越すと、茶畑がそこかしこに広がります。お茶の花って初めて見ました(右上画像マウスオン)。
茶畑と家屋は結構近接してます。ちなみにおしんこどん「この家は富士山が見えていいなー」。左上画像マウスオンでズーム画像に。
さてそんなわけで今度は右上画像です。こちらは‥大井川鉄道の新金谷駅。ということはこのあとはもしかして‥そう!
うふふ、「鉄系」の皆様であればもう分かりきった「今後の展開」ですよね。しかし「冬のスマタ」は想像以上に嬉しい企画なのであります!詳しくは次ページね。
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