− その12 目指せ男鹿半島の海岸野湯「金ヶ崎源泉」(2)入浴編 −

さて、前のページの一番最後に源泉画像を載せたわけですが、あれを見て「こりゃあ良さそうな源泉だっ!」と思わずにはいられなかった全国でたぶん78名くらいの皆様、この上画像(同じ源泉です)と見比べてみると何かを感じませんか?マウスオンすると前ページラストの画像に変わります。そう、もうおわかりでしょう‥

あちゃー、これでは「尻湯がせいぜい」といったところでしょうか。でもまぁしょうがないか、それでもやるよ!と思いつつ続いて湯温計測といきましょう。まずは手湯でアナログ計測ですが‥ピチャ(指を源泉に浸けた音)、


(右上画像にマウスオンするとデジタル計測中の画像に変わります)

源泉湯船の小ささはまだいいとして、この湯温には浸かる気力も急速に失せてしまいます。おしんこどんが「苦労して担ぎ下ろし、そして担ぎ上げ、んでもって再度担ぎ下ろした」携帯湯船もこれでは全くもって無用の長物です(ちなみにおしんこどんは「まさか風呂を背負って移動する人生が待っているとは思わなかったわ」というようなことを申しておりました。そりゃそうだ)。

と、ここでおしんこどんが少し離れたところで声を上げました。



おお、確かにいい感じの湯温です!

しかしいかんせん圧倒的に湧出量が少なく、しかも岩の割れ目からの湧出ということで、削岩機でもない限り湯船を作ることは不可能です。でも「まだどこかにないか?」と思って探していたら‥



ここはどうよ、どうなのよ!という場所を発見!

湯温は29.6度。尻湯は十分出来そうな幅と深さがあります。というわけでせっかく来たんだしミッションスタート!(必然性ないなー)。

あ、そこのあなた、もしかして「阿呆らしい」とか何とか思っちゃいませんか?(笑)。しかし「人生いろいろ、年金もいろいろ」とか何とか、しばらく前の総理大臣も言ってたじゃありませんか、「温泉もいろいろ」なんですよぉ!(多分この文章を読んだ方々のうち全国47名くらいの方々が激しく同意してくださっていると信じます)。

というわけで曲がりなりにも入浴を敢行してみると、やっぱり一番最初の源泉湯船が気になります。と、ここで「これからのTakemaの行動を経験則的に後押しする」無意味な比較論が頭をもたげます。それは‥


(北海道内某野湯の情報についてはこちらのページの中に紹介されています



というわけで、やっぱりこうなっちゃったのでありました(大笑)。



Takemaが入浴中、おしんこどんは少し離れた場所で足湯をタンノーしておりました。

というわけで、「当初の予想とはだいぶ違いましたが」(笑)とにもかくにも入浴完了です。またあの急な坂道を登って車まで戻りましょう。



亀の甲羅のような携帯湯船を背負って岩場を登るおしんこどんの勇姿。



ここまで登ってくれば一安心。海岸を遠望すると‥おお、あそこだったのね(右上画像マウスオン)。

ちなみにお昼ご飯も食べずにずーっと探索を続けていたため2人とももうお腹がぺこぺこです(というか食べるところもなかったんです)。海鮮系というわけで、ツーリングマップルにも載っているメジャーなお店へ。というか、そこくらいしか食堂が見あたらなかったので選択の余地はありませんでした。幸いもう14:30を回っていたので待ち時間ゼロで食べられましたが

もちろん、お腹の減った胃袋めがけてお刺身やご飯が食道という名の滑り台を勢いよく落下していくわけですから美味しくないわけがありません。いやぁ悦楽極楽。

その後は一気に高速に乗ってきた道を戻ります。おっと、「大台」のタイミングを見逃したぁ!(右上画像)。6年弱で走行10万km、まぁまぁ走ってるんじゃないかなというところですが今のところ不安材料は皆無なのでまだまだ乗りますよ、ハイブリッド何するものぞ、このフォレスター、自慢じゃないが街乗りだったらCBR1100XXブラックバードより燃費がいいんだゼイ!(=通勤使用時のブラックバードがいかに悲惨な燃費であるかバレバレ)。

しかしそのフォレスターはなぜか大曲ICで高速を降り、あらぬ方向へと走り出します。そう、今日はまだ「ちゃんとした温泉施設の湯」に入っていないので、ここらで身体を清めてからキャンプ場に戻ろうという算段です。もちろん「このエリアの湯はまだ入ったことがないなー」という下心も丸見えですが(笑)。




それにしても今時入浴料金が100円だなんて‥感謝の極みです。

到着したのは湯ノ上温泉「神湯館」。観光地というにはほど遠い場所にあるお宿ですが、地域の共同湯としても親しまれているようで、Takemaが行ったときの男湯は先客さんで満員御礼!湯船もごった返していたので、幸い1つだけ空いていた洗い場で先に身体を洗っちゃいましょー。と、洗っているうちにどんどん先客さんが出て行かれ‥



気がつけば最後は貸し切り状態でした。「待てば湯船撮影の日和あり」というところです。

というわけで気分良く神湯館をあとにしたのは17:30。なーに高速使っちゃえばすぐだよと思っていたら‥電光掲示板に「大曲−湯田 交通集中につき渋滞6km」の文字が、ぐ。ぐはぁっ!

さすがGW、この界隈でもこんなことになってるとは!上の写真は最終段階(左に流出すれば湯沢横手道路)なのですが、この渋滞はかなり手強かったぞ。考えてみれば秋田道の上り本線はここ横手ICから上り坂+車線減少(片側2から1へ)になりますからただでさえ渋滞が起きやすい上に、さらにそこに湯沢方面からの無料高速からの流入、そしてもちろん横手ICから乗ってくる車もいますからね、考えてみれば一定以上の交通量があればいつ渋滞しておかしくない場所、いわゆるかつての首都高箱崎JCTのようなネックポイントなんですよね。ま、こんな渋滞は年に何回もないとは思いますが‥。



というわけで、左上画像を撮影したのは20:00。はぁお疲れさんでした。

さてそんなわけでじゅんさい沼最後の夜も更けていき、明日は帰るなんて愚行は犯しませんが(何を好きこのんで一番の渋滞日である5/4に帰る必要があるのか!)、テントは畳んでどこぞの宿のお布団で寝ることにいたしましょう。
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