− その2 まずは朝湯でシャッキリ、そして早くもおみやげ物色おしんこどん、んでもって大間で昼食 −

出発は4/28の20:00でありました。仕事から帰ってきてちょこっと仮眠した上での出発は「夜通しの長距離運転」ということで結構キツイのですが、不思議なことに遊び目的だと何とかできちゃうのが不思議です。これが本業だとしたら何ともきついわけで、長距離のトラックドライバーの皆さんはホントにえらいよなぁと思います。

途中2回の休憩(&仮眠)をはさみ、常磐道三郷ICから磐越道、東北道を経て八戸道に入り、さらに接続する百石道路終点までの高速料金が1650円ってのは何だかちょっとおかしいくらいの安さです。いや、そこからさらに伸びる第二みちのく有料道が距離たった9.7kmで200円(現金払い)というのと比較するわけじゃないんですけれどね(笑)。

さてそんなわけで高速を下りたわけですが、この三沢界隈って実は結構な温泉銀座なんですよね。「いつかはこの界隈も‥」とは思うのですが、周辺に魅惑的なエリアが多いとついつい通過しちゃうんですよね。というわけで今回は下北半島への通り道にある「八甲温泉」にのみ立ち寄ることに。

ここは朝6時からやっているので早朝到着時に便利です。すぐ脇にある八甲ドライブイン、八甲旅館も同じ経営だと思われます。それにしてもここの旅館、1泊2食付きで4300円からという激安料金ですねー(左上画像マウスオン)。ただ、共同湯の部分がかなりの鄙び度であることを考えると「もしかしたら値段相応」なのかもしれません(微笑)。

で、この温泉なのですが、看板にもあるとおり「ラヂウム泉」?なぜこんな所にラヂウム泉が?と思ったら‥

建物の前にある石は北海道の二股らじうむ温泉から運んで来たようで(どういうツテがあったんでしょ?)、で、その石を浴槽の湯口に配置して、ラジウム成分が湯に触れるようにしている感じです。ちょっと強引な気がしますが(笑)源泉はかけ流しているようなのでまぁこれはこれでヨロシイかと。それよりも、ラジウム岩がだいぶ少なくなっているように見えたほうが気がかりでした。

脱衣場への入口には大きな大きな温泉説明板があるのですが、地元の常連さん相手の共同湯ですから「もはや改めて読む人もいるまい」とお考えになったのか、その上に新聞の切り抜きを貼り付けてあります(左上画像マウスオンで貼り付け画像に変わります)。なお無人の受付(料金投入式)には「朝6時から」と書かれていますが、地元の方によれば「いやぁ、5時を過ぎたらもう開いてますよ」ということでした。結構ファジーというかアバウトですね(笑)。

アバウトなのは脱衣場も同じことでというか、建物が古いのは仕方ないですがちょっと雑然系の雰囲気が漂います。先客さんがいたので撮影は無理かなと思ったのですが、ちょっとおことわりの上で数枚だけ。

浴室はやや暗い中に湯気がモウモウ+逆光で、全体を撮ろうとすると真っ白で何が何だかわかりません(笑)。ちなみにお湯は薄茶色なんですが、何とびっくりそこそこのスベスベ感がありました。この温泉、リニューアルしたら結構イケるんじゃないの?とも思いましたが、あんまりキレイにしちゃうとお客さんが殺到しそうなので痛し痒しというところでしょうか?ちなみにここからほど近いところにあるその名も「東北温泉」はピカピカ新築したそうな。時間的に無理なんで諦めましたが‥。

ここからは県道をしばらく北上し、六ヶ所村で陸奥湾側に出て行きます。途中、非常にシブイ場所に水車設備を有する蕎麦屋さんがありましたが、この時期はまだ営業していないのかな?そういえば「日本一深い温泉」と銘打っていた六ヶ所温泉って完全休業状態なんですよね。それを知ってから、あそこで買ったロゴ入りの温泉タオルは「永久保存用」になってるんですわ。何だか残念。

さて「道の駅よこはま」へ。ただのトイレ休憩のはずだったんですが‥



気がつけばおしんこどんは買う気満々。と、「牛タン塩味O'zack」はわかるとして‥(右上画像マウスオン)。「次こそ金!」が泣かせます。

結局ハチミツなんぞを購入していたようです。ちなみに駐車場の前には海鮮系の移動屋台が開店準備中、でも何となく焼き物よりもフライ物を欲していたので固定店舗の方で「ジャンボホタテフライ」を購入してハグハグ食べたTakemaでありました。



お味は‥うーんまさにホタテフライそのもの!って、何のヒネリもないど真ん中直球勝負で振り逃げって感じですわ。

さてこの日は湯野川温泉に泊まるつもりなのですが、さすがにまだ時間が早いので(というかまだ朝の9:30だし)あちこち寄り道をというところです。ところでTakema&おしんこどんが下北半島に来たのはこれで3度目ですが、誰しもが気にかける場所でありながら、われわれがまだその総本拠地に行っていない場所があります。それは‥「恐山」。

実は初めての下北訪問前、Takema母に「今度は下北半島に行くんだよ」と伝えたところ、母からは思いも寄らぬ返事が返ってきました。それは‥

というわけで「ならば『恐山には立ち入らない』ということでいいか」という妥協案を出して周辺観光の了解を得たわけです。わたしゃ親族の反対を押し切ってまで湯めぐりにこだわるほどヲタではありませんのでね。

え?「そうは言ってもお前は2005年にすぐ近くの湯坂温泉しゃくなげ荘の湯にも入ってるし宇曽利湖にも行ってるじゃないか?あのエリアにはどっぷり入りこんだはずだぞ!」とツッコミを入れたくなる方々がおられるかも知れません。しかしわたしはあの時「恐山菩提寺の有料エリア内には立ち入らない」という意味で返事をしたので‥(かなり苦しいな)。でもそういうことにしないとあの県道4号線も通り抜けられなくなっちゃうので「それだけは勘弁」というわけだったのでありますよ。

というわけで今回も訪問目的地リストから「恐山」は抜けておりました。いい温泉みたいなんですけれどね。もっとも有料エリア外にも何かがありそうな?ま、それは次回以降への課題ということで。

そんなわけで向かった先は「プレジャーランド石神温泉」。大畑のちょっと手前にある中規模施設ですが、ネット上の情報では「B級だがお湯はなかなか」ということでしたんで。

ここは宿泊も可能なようで、玄関を入るといきなり右側に卓球場があったりするところにかなり好感を持ちました。日帰り客用の休憩室も広々していてなかなかなのですが、お客の少なさが気になります(この日はGW初日の4/29ですからね!)。このあたりの窓からは広々とした景色が広がっています。ん?あれは源泉井戸か?(右上画像マウスオン)。

さていざお風呂へ。奥に向かって長い浴室に先客さんはお1人。しかもサウナに出たり入ったりということでこれはチャンス有りだろうと考えてカメラ持参で浴室へ。し、しかし?

先人の皆さんが「ここの湯はいい」と言っていたのに何と塩素臭が?と思ってよくよく見てみると、何とかけ流し湯が浴槽外に出ていく格子部分に塩素ボールが置かれておりました。これ、どうせここにあっても何の役にも立たないんだから浴室の外の所定の場所に移動しておいてよーと甚だガッカリ。源泉はかけ流しですし強食塩泉だからそうそう変な菌だかウィルスだかも繁殖しそうにないので、これは特に強く言いたいっ!

で、肝心のお湯ですが、もちろん源泉湯を手に受けて(かなり熱い)クンクンと臭いを嗅いでも塩素臭は全くいたしません。ここは源泉温度が低くて加熱しているそうですが、時には必要以上の加熱をしているときもあるのだとか。浴槽は2槽に別れていて、源泉を直接投入している側の方が当然熱く、湯温計測はしませんでしたが推定45.5度という感じでありました。

その奥が多少こなれた感じの湯具合になっていて、こちらにはスイッチ&タイマー式のジャグジーが設置されています。このジャグジーは結構常連さんお気に入りという感じで、あとから入ってきたお二人は、体を洗ったあと迷うことなくこのジャグジーに一目散でありました。

この奥の湯船の方が茶濁りが強く、また露天湯のほうはさらに濁り度を増しておりましたから、鉄分系の成分が結構含まれているのでしょう。ただ露天湯は湯の投入が少ないせいかたまり湯状態+湯温も35度あるかないかだったので入浴はパスしました。この数日後、20度以下の源泉に浸かることを決意したTakemaとしては珍しい‥いや新鮮じゃないからというのがここでの理由でしたが。

そんなわけでこのあとは大間方面を目指します。ただし今回は下風呂温泉は通過、ついでに言えば薬研エリアへの訪問もパスしました。というのも大間経由仏ヶ浦方面の道は結構時間がかかると思われたのと(これは本当でした)、せっかくなら大間周辺から南のほうの温泉を重点にしたかったからなのです。というわけで桑畑温泉も(半循環だというので)パスして一路大間へ。

しかし大間に向かうにつれて天候はどんどん悪化し始め「天気晴朗どころか波高く風雨ヒジョーに強し」の悪天になってきました。というわけで大間名物?のマグロオブジェにも人影はなし。せいぜいカモメが真ん前の「グーの手の上」で風に耐えているくらいでありました(右上画像マウスオン)。

海沿いからすぐ裏手にある駐車場付近もかなり風が強く、横なぐりの雨に閉口しながらも何とかお昼ご飯のお店に到着。「海峡荘」は前回来たときにもお昼を食べたお店ですが印象が悪くなかったので今回もという感じです。

注文したのは「海峡定食(右上画像)」\2000也と「三色アワビ丼(右上画像マウスオン)」\2500円也。お高いのは物がモノですからしょうがないとして(でも千葉の銚子あたりに比べればC/Pははるかに高いです)、でもご覧の通りたっぷりの海の幸ですからこれはこれで良いのです。ちなみに朝ごはんは食べてませんから‥(あ、Takemaは極早朝に眠気覚ましのラーメン食べたっけ)。

さてそんなわけで、まずは大間の湯に浸かりに行きましょうか!
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