2011最初の湯めぐりは福島の有名湯を中心に。

− その1 いわき湯本で海の幸食べまくりの幸せランチ −



実はこの温泉地に来るのは初めてでありました。

(2010年1月9.10日)

2011年最初の土日月の3連休。正月明けゆえ「連休にしてはどこも空いているはず」というわけで大体いつもお出かけしているのですが、8日(土)はおしんこどんが用事ありとのことでTakemaだけバイクでぷらっと房総めぐりをしてきたわけですね(その詳細はこちら)。

で、8日のツーリングから帰宅するとすぐに「さーて明日明後日はどうすんべ」と算段を巡らし始めたわけです。あんまり近場だと面白くないし、でもとてつもないエリアまで足をのばすと帰ってくるのも大変だし(特に雪国エリアはね)というわけで、そうなってくると必然的にピックアップされてくるのが‥「福島県浜通りから中通り」のエリアというわけです。

浜通り(太平洋側)のいわき市界隈は「東北の湘南」と称されることもあるほど温暖で(あくまで「東北の」という冠付きでの話ですが)、海岸沿いはほとんど雪が積もりません。東北新幹線沿いの中通り(郡山&福島エリア)はもちろん雪は降りますが豪雪地帯というわけではありません。と、ここで重要な事実を思い出しました。

というわけで、いわき経由で飯坂温泉へ向かう(宿泊する)ことにさっさと決定!近年お客さんが減ってなかなか大変だという飯坂温泉に少しでも貢献しようという腹づもりであります(後付け理由であることは明白)。いつもの予約サイトで探してみると気になるお宿が。

これはいい、何だかイイ!というわけでさっそく「ほりえや旅館」さんに予約を入れた次第です。よしこれで安心、よーし明日はお出かけだー!(この日さんざんバイクで遊んできたことはすっかり忘れてる)。

翌朝はゆっくり目の出発でした。いわきでは立ち寄り湯とお昼ごはんだけの予定だし、他には寄り道せずさっさと飯坂まで行っちゃう予定なのでがっついて早出しなくてもいいかなと思ったからですが、やはり早出が苦手になった影響も見逃せませんね(苦笑)。

さていわき駅前に到着したのはお昼ちょっと前なので、先にお昼ご飯といきましょう。駅前の有料駐車場に車を止めて、目星を付けていたお店まで歩いていきますが、これがいい意味でとんでもないお店でありました!
目指したのは魚料理の店「海幸」(「うみさち」ではなく「かいこう」と読みます)。海鮮居酒屋なのですがランチもやっているようで、建物に「ささき鮮魚店」とあるのはこのお店がもともと魚屋さんだったからとのこと。2階で食べられるようにしていたら人気になったので、1階の店舗ごと食事処に改装したのだとか。何だか糸魚川の吉川鮮魚店と同じような展開ですね。

さてカラカラと引き戸を開けると、いらっしゃーいとご主人が迎えてくれました。1階席はカウンターが10席くらいと小上がりのテーブル席が3つ。20人も入れば満員になってしまうところですが、この時点では何と先客の姿はなしでよしよし。店内の壁には所狭しとメニューの札が貼られておりますが、こちらは単品メニューで「夜の部」用でしょうか。定食メニューはカウンター上の壁に貼られていました。



(メニュー張り紙を画像ではなくなぜかTakemaお手製で再現。ちなみに紙の色や赤丸印も忠実に再現しました)

「今日もおいしい魚が入ってますよ!」と元気なご主人に「おすすめは何でしょうか?」と聞いてみると、

ということでおしんこどん共々そちらを注文。そうして待っている間にあれよあれよとお客さんが詰めかけ、気がつけばカウンターも含めて満席になってしまいました!(お店のシステムとしてテーブル席の相席はしないようです)。早め(一番)に入店して大正解!ちなみに2階には予約のお客さんが入っていたようです。

ちょっと長めの待ち時間中、改めて店内を見わたします。JRのポスターが貼られていましたが、なぜ貼られているのかは下調べ中にわかっていたのであります。左下のポスター画像にマウスオンしてみると‥


(市場の鑑札付き帽子はトレードマークなのか、この日もかぶっておられました)

せっかくの海鮮料理なので、ここでTakemaとおしんこどんは右上画像のような「お飲み物」を注文。ん?Takema、このご時世に昼間から飲酒運転をしようというのか?いやいや、わたしのジョッキはノンアルコールビールですよ(ホントよ。\400)。ノンアルコールでも、ジョッキで出してくれると気分だけ満足できますね(しつこく言いますが嘘ではなくホントにノンアルコールです)。

ところで単品メニューの一番右上には刺身盛り合わせメニューが掲示されているんですが、改めて見るとその種類の多さにびっくり。だってですね、

盛り合わせの種類だけで6つもあるんですよ!で、気になるのが「小小」の存在です。これはたぶん「小でも多すぎる人用にあとから付け加えられた」メニューでは?ということはデフォルト「小」の盛りっぷりがいかにスゴイかということの裏返しなのではないかと思うわけです。ならば今回の特選定食もその流れに乗って‥?そして、その予想は見事に大当たりでありました!

一番客ゆえ、満員の店内で最初に出てきたのがわれわれの定食でありましたが、運ばれてくるわれらが定食のお盆の上を見た他のお客さん方から小さなどよめきというかザワザワの声が上がりました!(というわけでここにいた人全員が観光客であると判明(笑))。





こりゃースゴイ!普通の定食なのに怒涛のボリュームにびっくりです!画像をよく見てもらえば、刺身の一枚一枚がたっぷり厚めに切られていることがわかるでしょう。そして当然のことですが、魚屋さんの定食ですからネタが新鮮でうまーい!お店の方から「こちらだけは冷凍物です」と言われましたが、その正直さもまたよろしいですね。

ちなみにあらためてネットで見ると、単品の刺身盛り合わせでは「小小」で10点盛りだそうで、「小」については「3人で頼んだけれど食べきれなかった」というレビューを発見しました。恐るべし!



というわけで2人ともしっかり完食しました!(左上画像マウスオン)。

そんなわけで、小小よりも少ない盛り(でも8点盛りですが)のこの「海幸刺身定食」は量と質両面からして「Takemaのおすすめ海鮮メニュー一覧」の上位にランクインしたわけです!(って、そんな一覧表は現実には存在しませんが(笑))。

というか場所が湯本駅直近ですから、「湯本駅前みゆきの湯(かけ流しの共同浴場、入浴料220円)で一汗流したあと正午前にお店入りしてパクパク」というのがゴールデンコースかもしれません。でも温泉宿に素泊まりしつつ夜の部営業時間にゆっくりお酒を飲みながらというのもいいなぁ。

ちなみにこちらの「海幸」さん、JR発行の(右上画像。駅にありますが実はこのお店にもありました)「うつくしま浜街道」冊子に付いているクーポン券を切り取ってお渡しすると飲食料金が確か5%割引になります(2011/3/31まで)。そのためには現地で冊子を手に入れなければなりませんが(駅なら間違いなく手にはいるはず)、今見ていたら自分で印刷したものを持参してもいいようです。
ページが更新されリンク切れが起きるのを避けるため検索でページを探してもらうことにしました。該当ページ内の「デジタルカタログ」を開くと印刷可能なページが出てきますので、期限に間に合う方はどうぞ。印刷が終わったら、ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってきて下さいね。うーんしかし、この検索結果を新タブで表示させるためのタグ設定がわからん!(htmlに興味のない大多数の方々は無視してください。わかる人は親切に教えて下さい(笑))。

さて、のっけからやたらに長くなってしまったので(まだお昼ご飯食べただけなのにもうこれだけの文量とは‥唖然)、この続きは次ページを御覧下さい。
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