− その4 富良野エリアに移動して、まずはお昼ご飯でまさ屋訪問 −

さて翌日は富良野方面への移動です。JRだと行きにくい(石勝線開通後富良野への直行列車がなくなった)ので高速バス(高速ふらの号)を利用します。ちなみにホテルからいちばん近い乗車場所はテレビ塔の近くにある中央バス札幌ターミナルなのですが、宿からだと1kmくらいという中途半端な距離にあるのと(歩く距離としてはそこそこあるがタクシーに乗るにはちょっとモッタイナイおばけでしょ)、またバスの始発は札幌駅前バスターミナルだということ、そして「万が一満席の場合は増車せず次のバスにお乗りいただくことになります」との事前説明から、三連休の初日ゆえ何がどうなるかわからないと考えて始発の札幌駅前ターミナルまでタクシーで行くことにしました。

発車は8:00ということで7:15にタクシーを呼びバスターミナルへと向かいます。何でもこの日(3連休の初日)はイベントがあって日中は市内に通行止め区間が多数出来るので「今日は大変なんですよ」とはドライバー氏の言。

で、駅前まで来たところで「タクシーという選択がかなり正しかった」と感じたのは、横断歩道を渡る歩行者の方々がかなりの確率で滑ってるんですね(何とか転倒までには至ってませんでしたが)。路面を見るとスタッドレスタイヤで磨かれてまさにテカテカ、高徳のお坊様の頭頂部のごとくに光り輝いているではありませんか!(あ、でもこの場合「高徳」であるか否かは関係ないか)。

この路面状況は両母にとってはあまりにも難行苦行南無妙法蓮華経、いや南無大師遍照金剛であったはずです(ここでの「いや」の意味がわからないアナタは正常な日本語能力を有していますのでご安心下さい(笑))。あ、Takema家の菩提寺は真言宗ですが何か?

で、タクシーを降りたあと歩道(実は歩道以外のところも少し)を歩いたわけですが‥ふとふり返って両母を見ると‥

少なくともTakemaにはそう見えました。でもご本人たちもさしたるストレスはなかったのではないでしょうか、あの滑り止め「コロバンド」はかなり有効だということがわかりました(ただし自分が使ったことがないので確証はありません。あと耐久性も未確認ですし)。

そんなわけで無事ターミナルへ。早く到着したのはいいのですが、さすがメインターミナルだけあってぎりぎりまでバスは入車してきません。寒いなー(ちなみに上画像のバスはニセコ行きの先発車両)。で、退屈なのでチケットを写したりしていたのであります。でも‥4枚綴りでこの値段?

右上画像にマウスオンしてもらうとわかりますが、4人で7750円ってどうみても割り切れませんよね(笑)。今回は4枚綴りの回数券を購入したわけですが、1人だと富良野駅前まで2200円ですから4人で8800円、ということは1000円以上お得ということですね。なるほど人数バリューがここでも機能したというわけです。ちなみに窓口では「4人です」というとそのまま回数券を売ってくれました。「言われなければ正規料金で発券しちゃえ」というメタセコイア系の営業方針はなさそうですのでご安心下さい(エライぞ北海道中央バス!)。

始発ターミナルから乗ったこともあり最前列の席を確保できました。ちなみにこのターミナル出発時点で席はほぼ半分埋まっておりました。ということはホテルに近い次の停留所から乗ったら‥

しかも最前方エリアを確保できたわけですが、「混んだら詰めよう」ということで最初から全員が2人席に1人で座ってました。結局混むことはなかったので最後までこの態勢。これは楽でよかったー!そんなわけでいざ高速ふらの号は富良野駅前に向けてまっしぐらです!



市街地も高速もしっかり雪道、でも無風だしこの時期にしてはあったかい!



順調に走ってるなぁと思ったら?(左上画像マウスオン)いやいやこれは必要不可欠な「除雪車渋滞」ですね。

そんなわけで富良野駅前に到着です。駅横のトヨタレンタカーでカローラフィールダーを借り出し(最初はヴィッツを予約したんだけれど、4人で行くことになったので少し大きいのに借り換えた)、さーて行くぞーっ!

そして世界のカローラはエンジンの唸りも高らかに‥2分もかからず最初の目的地へ到着(笑)。

はいはーい、今年もやってきました「てっぱん焼き お好み焼き まさ屋」。初めてこのお店に来たのは2000年夏のことですからもう10年以上のお付き合いになるのですね。そういえば最初のときはまだ旧店舗だったよなぁ(その時の様子はこちら)。

お店の前の駐車場は除雪中というわけで裏の駐車場に車を止めたわけですが、偶然まさ屋んの車も入ってきて「いやいやどうもどうも」とご挨拶。あれ、こんな開店時間ぎりぎりに来るって?仕込みとかはどうしたんでしょ?というわけで店内におじゃますると、そこには早くも忙しく立ち働くまさやさんのお姿が?ん?でも何かが違う、まさ屋ん、一瞬のうちに少し小さくなった??

ネタを引っ張っても意味ないので説明しますと、実はこちらの「まさ屋」さん、2010年末にこれまでの個人経営から「まさ屋合同会社」という法人格を取得しての運営に替わったそうなんですね。合同会社というのは昔の有限会社的な位置づけのようですが必ずしも名称が変わっただけではないようです。つまりそれについて説明しますと、‥以下割愛!となるわけです(誰も拙サイトにそんな知識を求めに来ていないでしょ)。

で、代表社員(「社長」とは言わないらしいがまさ屋んで、もう1人の社員(右上画像で調理している方)がまさやさん。ん?そう、お2人は名前が同じなんですね(もちろん漢字で書けば全然違います)。さらにはお店の名前も「まさ屋」ですからややこしいことこの上なしっ!(笑)。というわけで、

あ、でもまさやさんの位置づけは「店長」さんらしいのでお名前にこだわる必要はないのかも(笑)。まさ屋んの「業務上の呼び名」はどうなっているんでしょうね?(笑)。ちなみにこの日、調理は完全にまさやさんがなさっておりました。「炎のスペアリブ」なども「技の受け継ぎ」はしっかり行われているようで安心ですが、たとえば次回訪問時にまさ屋んがいなかったりしたら‥まさやさんとは今回あまり接点がなかったので、人見知りのTakemaゆえちょっとドギマギしてしまうかも(大うそ)。

さて注文ですが、両母は揃って富良野オムカレー。われわれは‥うーむどうしようと思っていたら、何だか期間限定のメニュー(ウィンターフェスタVol.2らしい)があるような?




(「テラめし」の意味がわからない方はマエダンゴさんのサイト内「テラめし倶楽部」へ是非!)

もちろん「ビットめし倶楽部(そんなのないけど)」の一員であるTakemaは、食べきったが最後顔が濡れると力が出ないアンパンマン同様そこから動けなくなってしまうこと必定なので、おしんこどんとシェア食することにより解決することにして注文した次第です。でも、マエダンゴさんなら「これは1人で食べても大丈夫な"入門編"ですね」とおっしゃるかと思われますが(笑)。

ちなみにTakema母はふらのオムカレーを旨いウマイを連発しながら食べていましたが、一緒に付いてくる「ふらの牛乳」が相当お気に召したらしく、まさ屋んに「これ、おかわりできます?」と聞いておりました。われわれの分を1本分け与えて満足してくれたみたいです。

そういえば今回の旅行中、Takema母は「いやーこれ、おいしいねー!」を連発しておりました(おしんこどん母も同様です)。確かに食材の新鮮さと豊富さが売りの北海道ではありますが、それだけでなく「あれだけ『美味しい』を連発する母の言葉を聞いたのはいつ以来?」というのが正直なところでもありました。そういえば亡きTakema父も、最後の北海道旅行では瓶ビールでさえ「‥ウマイ!」と言ってましたっけ。母もわれわれに気を遣ってくれてたのかな?ちなみに左上画像マウスオンでオムカレー画像に変わります(ふらの牛乳はすでに母が飲み干してしまったのでありません)。

昼食終了後まさ屋んと記念写真(左上画像)。ちなみに個人情報保護の観点でも何でもないのですが両母画像はこのあとを含めて1枚も出てきませんので念のため。このあとは午後のスノーモービルにむけて一路「かみふらの道楽館」へと北上です。でも国道237で行くのは面白くないのであえて道道298経由で北上です。予想通り連休初日のお昼なのに全然車がいなーい!しかも除雪は完璧で雪も全くありません!両母は後部座席で「すごいねー」の連発でした。

途中から国道に合流し、深山峠の観覧車(冬期休業中ですが)が見えてきたところでTakemaの携帯が鳴りました。ん?道楽館の宿主であるsottoooさんからのようですが?おしんこどんに出てもらうと‥

あれ、「13:00過ぎに四季彩の丘到着予定」という伝達をしていたような気もするんですが‥いや、でももう道楽館さんまではほんの数分ですから、そこでヘルメット等の荷物をピックアップして「20分もあれば現地着」というようなことを伝えてもらって電話を切りました。過去2回はわれわれ+ガイド氏のみの貸し切りツアーですが、もし今回われわれのために他のお客さんを待たせているとしたら大変です。

そんなわけで両母には予定通り宿で待機してもらい、Takema&おしんこどんの2人で急げや急げの現地入りです。もともと両母の参加表明時には「この日の午後は宿でゆっくりしていてね」ということを伝えていたのでもちろん問題なし。いや、ここで両母のどちらかでも「コースをスノーモービルで走ってみたい」という発言でもあろうものなら事態は大きく変わったのでもありますが(笑)。ま、お2人とも厚労省の分類では「後期高齢者」ですから‥無理をせず!(ちなみに2人は誕生年も月も同じだったりします)。

ということで、次ページではわれわれ2人の華麗なるへっぽこツーリング画像&動画をお楽しみいただきます。
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