− その3 福島の山の幸をいただきに+久々の有名野湯訪問 −



そんなわけで2日後、再び千葉から北上してきました!

(2011年6月13&15日 その3)

この日はちょっと早起きして6:15に出発。三郷ICから常磐道を北上したのは一昨日と同じなのですが、いわきJCTから左に進路をとり磐越道へと進みます。最初の休憩は阿武隈高原SAとなりました。ちなみに今日もTakemaのみの単独行です。いや別におしんこどんが放射能を怖れているわけではなく、両日とも平日だからなんですが(笑)。



この日は爽やかな上天気。平日ということもあって道路もガラガラ、快調に走ります。

ここでとりあえず朝ごはん。Takemaはごくたまーに「駅の立ち食いそば」系の味が恋しくなるのでそれ系を注文しました。しかしツユが少々濃かったような?もっとも今日はこのあと「肉体労働」が待っているのですからこれくらいの味付けがちょうどいいのかも?

食べ終わったあと、飲み物を買おうと売店をうろうろしていたら‥ん?んん?(右上画像マウスオン)。

この「めひかり塩チョコレート」、高評価の商品であるにもかかわらず地元のいわき市内では販売店の被災等々により購入することができず、ネット経由でのみ買えると聞いていた品なのであります(ただし現在はここ阿武隈高原SAを含めいくつもの場所で買えるようです)。

というわけで即座に2箱購入決定!家に帰って食べてみましたが、甘いものがあまり得意ではないTakemaでも美味しくいただきました。おすすめの一品!あ、もちろんネットでも買えますので気になる方は是非こちらの「いわきチョコレート」さんのサイトへどうぞ!

そんなわけで再び磐越道を進みます。郡山JCTもそのまま通過し、地域区分としては「中通り」から「会津」へと入り磐梯熱海ICにて高速を下り、かつての「母成グリーンライン」という名の有料道路だった県道24号線へと進んでいきます。

2日前に訪ねたいわき市北部や広野町では全く見られなかった「田植え後の水田風景」に心が和みます。しつこいようですがわたしは秋に福島のお米を買いに来ますよ!

やがて道は母成峠を目指して新緑の森の中を進むようになります。はぁ気持ちいいなー。ちなみに途中2箇所ほど地震による路面の損傷箇所がありましたが、どちらも遠くないうちに修復されることでしょう。



中ノ沢温泉で右折して目指すは沼尻温泉です。しかし、今日の主目的はあくまで野湯ではないのですよ(ま、サブ目的ではありますが)。



木洩れ日の中を進み、やがて道はダート路に変わりますが構わず直進!

そしてTakemaが車を止めたのは沼尻スキー場のゲレンデ脇スペースでありました。ここが「本日の主戦場」でありますが、一見何の変哲もない草地の広場ですよね。しかしここは山菜の宝庫!

以前もここでは何回かワラビ採りをしたことがあるのですが、今日は水曜日で平日ど真ん中だし、お天気はいいし、また風評被害とやらで今年は人の入りも少ないのではないかと想像されます(ちなみにワラビについては「放射能の影響はかなり少ないだろう」という情報を入手していました。また、同時期に同じ会津の金山町で採取されたワラビについては、放射性ヨウ素&セシウムとも0Bq/Kgのようでした。詳しくはこちら)。ならば「山の恵み」をどっさりこといただいちゃうぞというわけなのです。

さて足もとをふと見ると‥

うむむ、探す間もなく生えてます生えてます!下のGSで係員さんに「ワラビを採りに行こうかと‥」とお話ししたところ「あー、今はあのあたりがちょうどいいかもしれないねー」とおっしゃっていたのですが、まさにその通りっ!よぉっし、手当たり次第採って採って採りまくるぞぉ!

いやーすごいすごい、ワラビが出まくってます!だって、左上画像の範囲内だけでいったいどれくらいあるかって、右上画像分が何の苦もなくぱぱっと採れちゃうんですよ!

そんなわけで黙々と採取作業にいそしみます。気がつけば途中休憩を含めて2時間50分もの間、ずーっと採ってました。確かGWの前週に「フキノトウ採りすぎでしょ」ということでTakema母を揶揄したことがありましたが(詳しくはこちら)、その母の血はしっかりTakemaにも受け継がれていることが判明しました(笑)。だって‥



そんなに多くないように見えるでしょ、しかしこの袋は一升瓶が3本余裕で入る特大系のレジ袋なんです!しかもこの画像だと高さがわかりませんが、どちらも25cmくらいの高さまでワラビがびっしり詰められております。長さも30cmはごく普通、40cmくらいあるのに根元で折れる柔らかさの「大物」も結構あったりします(日陰にあるのがそう)。いやー採りも採ったり!11日前にギックリ腰で「生まれたばかりの子馬のように四つんばい」になっていたTakemaの所行とは思えません(大笑)。

そんなわけで「収穫の喜び」にうちふるえたあとは、さらに車を進めて奥の駐車場へ。ここでは「労働の汗」を流しに行かなきゃいけませんからね!(強引)。いや、大義名分は「腰の養生のための湯治」なのですが、もはやそんなこと誰も信じちゃくれないでしょう(笑)。

午後1時過ぎに出発です。源泉へと向かう道は斜面のトラバース路が続きますから、地震の影響で崩落していなければよいのですが‥。それにしてもこの作業用ロープウェイに乗ることができたらとっても楽なんでしょうね。とてつもなくオッカナイこと請け合いですが(笑)。

この道を、これまでいったい何回往復したことでしょう(笑)。途中3箇所ほど崩落が見られましたが通行できないほどのものではありません。ただしいつ「落ちそうで落ちなかったヤツが落ちてくる」かはわかりませんから、あくまで自己責任でお気をつけ下さい(落ちてくる石にどうやって気をつけるかは各自の判断にお任せします)。



一瞬「ツガザクラか?」と思いましたが葉が違いますね。名前はわかりませんが食べられそうな実が付きそう。



この道を歩いたことがある人ならすぐわかる「例の難所」を越えたところで下流側を俯瞰。いやー山また山ですねぇ。

ここからはもう漫歩気分でいいかな‥と思っていたら、1か所「難所」がありました。

右上画像がそれなのですが、「大したことなさそうじゃない?」とお思いの貴方のために解説いたしましょう。右上画像マウスオン!(笑)。ここあたりはそのうち「徹底的に手を入れないと通れなくなりそうな気配大」かもしれません。高巻きの道を作るしかないかも?



よーし、もう温泉リゾート「Takemaの湯治場」は近いぞぉ!

この「従業員休憩所」(沼尻・中の沢温泉の源泉管理係員用)が、反対側のくろがね小屋のように営業小屋として存在していればスバラシイんですが、今後ともそうなることはまずあり得ませんね(沼の平からこの付近にかけては硫化水素ガスが発生しているのでここの源泉エリアも実は限りなくレッドに近いエリアなんです)。この日は下流側から常時風が上がってきていたので問題ありませんでしたが、風のない日は真剣に注意すべきですよ!

さてそんなわけで「Takemaの湯治浴場」へと向かいましょう!

この日は川の湯温はそれほど高くなく、「先人の遺構」とおぼしき入浴適地あたりは40度ジャストくらいでありました。この日は天気も良かったこともありこの湯温はかなーり適温。うん、深さもありそうだしここがいいでしょ右上画像!









いやはや久々の沼尻元湯、こんなに気持ちよかったっけ?



この湯船のすぐ下は一枚岩で滑り台のようになってます。でも滑ったら絶対怪我するな(笑)。

湯を十分にタンノー、水分補給もバッチリしたあとは再び来た道を戻ることになります。



いやぁ、それぞれにいい眺めだこと。またそのうち来るよー!

そんなわけで駐車場に戻ってきたのは14:30を回っていました。さすがにお腹も減ってきましたが、平日の中途半端な時間だし開いてる食堂などあるだろうかと思いつつ山を下ります。
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