祈東北復興!で東北を目指したつもりが、気がつけば北の大地も巻き込んでいつもの湯めぐりに(笑)。

− その14 「森の中の果樹園」で果物タンノーのあとは(株)百沢温泉にて湯ったり −

そんなわけでやって来たのは津軽に来ればわれわれにとって完全に定番の「森の中の果樹園」さんです。何といってもここはひろーい食べ放題式果樹園であるだけでなく、関東近隣ではまず考えられない、

「その時に旬の果実を時間無制限で食べ放題@1000円!」

というとてつもない魅力の場所なのです。もう何回目だろう?自分でもよく把握していないくらいなのでサイト内検索してみると‥2010年のGWに「来ただけ」(果物食べてないというかまだ無い時期だし)をカウントするならば今回で5回目。千葉県在住であることを考えればそこそこ来ていると思うのですがいかがでしょ(笑)。とにかく津軽に旅行するなら太鼓判系のお勧めスポットです。津軽在住の方々でさえ「ここはスゴイ!」とおっしゃったくらいですから!



「入園心得」はしっかり読みましょう、というわけで出発前に収穫されたブルーベリーと1ショット。

8月下旬のこの時期、収穫可能なのはちょっと少なくてブルーベリーとプラム(ネクタリン系多し。大石系は7月下旬)、それにプルーンと桃の4種でありました。やっぱりここは7月中下旬が一番のオススメなのですが、いずれにせよ1000円のモトはすぐに取れちゃいますんでご安心を。ではでは、まずはブルーベリーエリアに行ってみましょ。

ブルーベリーは初めて来た5年前と比べても樹高はあまり変わらない気がしますが、こんなに小さいのにこの実の付きまくり放題っていったいどうよ、どうなのよ?という感じです。さすがにシーズンもそろそろ終わりに近いようで、実は地面には熟れまくり過ぎた実が大量に落ちていたりします。時には実がしおれていたりグニャグニャになっているのもありましたが、実はこういう実には中に虫が入っている場合があるんだとか。ま、いいのを選んだつもりでしたが。




(ちなみに右上画像にマウスオンすると、この実の全てを口にした状態のアホTakema画像に変わります)

さて続いては桃エリアに足を進めます。とはいってもすぐお隣なんですけれど。



おおー、「これぞ鈴なり」という感じで色づいております!でもね。

桃の産地在住以外の皆さん、知ってましたか?桃はいわゆる収穫適期には色づいてはいてもまだかなーり固いんです!追熟する果実なので、収穫後流通経路に乗り消費者の手元に渡る頃にあのトロリ系柔らかさになるように逆算して収穫されているんです!だからこちらの桃は‥甘みはともかくまだ結構カターイ!

この後福島盆地に南下した時に直売所で聞いた話ですが、地元の方は「桃は固くなくちゃ、柔らかいのは収穫後時間が経ってるし」と思われる方が多いのだそうです。なるほどそれで‥(この辺の話は福島編で詳しく書くつもりなのでこの辺で割愛)。



ちなみに樹上で徹底的に完熟させれば柔らか桃になるんでしょうか?でもまだその時期には早いようです。



採った桃はナイフでフツーに剥くことが出来ます。Takemaは面倒なので皮ごと食べちゃったことも(笑)。



そんなわけで桃エリアは1人3-4個くらいで終了、でも追熟を期待して何個かお持ち帰り用に収穫しました。

さて続いてはプルーンです。しかし雨が多かったのかもともとここではそういう感じなのか(=供給と需要とに差があって、完熟した実がそのままポトリというのはここでは当たり前のことなのです)、木に成りながらもそのままカビちゃってる実が結構多いんですよ。モッタイナイ!(追悼 to ワンガリ・マータイさん)。



でもでも、食べられる実はもちろん沢山ありますので問題ないんですが。

そんでもって最後にプラムランドです。森果樹のプラム収穫時期はかなり長いんですが、この時期に収穫できるのは赤肉のネクタリン系で、白肉でジューシーな大石プラムのようなやつではないのがちょっと残念。でも樹上で完熟していますからこれもまた十分にウマー。

そんなわけで受付本部まで戻ってきました。この日はかなり日射しが強かったので入口にある日よけテントがありがたい‥ん?おしんこどんは何を見ているのでしょうか?(右上画像マウスオン)。

なるほど、アマガエルでしたか。しかしわれわれでさえも日射しを暑く感じていたのに、このアマガエルは「全身に忍び寄る干からび感」の危険を感じなかったのでしょうか?そういえば、以前露天風呂に飛び込んできたアマガエルが全身火傷の重症を負ってましたが‥(同じ青森のこちらですね)。

さてお時間のない方にはこちら。果樹園スタッフがキビシイ目で収穫なさった上物果物が常時販売されています。そういえば初めて来たときはこの果物を買うだけで帰ろうとして「いやちょっと待て」と思いとどまったんだっけ。あの時そのまま買って帰っていたらたぶんこちらのリピーターになることもなかったはず‥うーん何だか不思議です♪

このあとは岩木山の2/3弱ををぐるりとまわる県道30号経由で、温泉ファンなら誰でも聞いたことのある某著名湯を目指します。ちなみにこの道は白黒パンダさんの餌場になっているという話もあり、念のため気をつけなければなりません(笑)。

しかし道沿いには多くのリンゴ果樹園があり、この時期は鈴なりの実を見ているだけで退屈しません。もちろん岩木山の勇姿も常に拝むことが出来ますし。なお果樹園敷地内には絶対に立入らないようにしましょう。私有地であることはもちろんですが、他人が無闇に足を踏み入れることにより踏み固められた土は呼吸が出来なくなってしまいます。また雑菌や外来種子を持ち込む原因にもなってしまいます。どこの果樹園でもそうですが厳に慎んで下さいませ。なお上の両画像とも園地の外からズームして撮影しています。

さてビタミンCを多量に摂取しついでに汗もかいたとなれば‥


(日本語としての論理展開がオカシイはずがありえませんのでツッコミ無用)

で、やって来たのは‥岩木山麓湯の聖地であると巷で噂されているこちらであります(何を以て「巷」とするのは謎でありますが)。




(先達さんの多くはあえて(株)を付けてるんでそれに習いました)

「ここはスゴイ、ドバドバ系だしお湯そのものもたまらない」等々、先達の皆様に煽られながらもひたすら堪え忍んだ幾星霜よサヨウナラ、そして今Takemaは(株)百沢温泉に降り立ちました!(空から来たわけじゃないですが)。で、聖地入浴料300円ナリをお支払いし、いざ向かわん「約束の湯」へ!



脱衣場からも見えてます見えてます、これってかなり怒涛の投入湯じゃないですか!

で、いよいよ聖地への扉を開けてみると‥これが嗚呼約束の、お魚くわえたサザエさんは実はイスカンダルのスターシアだったわけなのです!(完全意味不明艱難辛苦の末自己撞着)。




(意味のわからない方はスルーしてください)

「偉大なる地球に栄光あれ!」と意味なく叫びたくなるようなうす緑の湯がざざざぁっと大量投入されています!噂には聞いていましたが成る程たしかにこれはイイじゃありませんか娘さんレベルです!(意味不明瞭)。



ちなみにこちらは女性湯の画像です。何と男女とも貸し切りモード(相当珍しいらしい)。あ、男湯は実は最初だけ先客1人ありでしたが。




(コーフンのあまり意味判読不能のTakema語でゴメンナサイ)

それにしてもこの湯口はすごいですねー独特ですねーインパクト有馬栗ですねー!ちなみにお湯(浴槽内)は結構熱めで44度はあります。しかもこの投入方式の関係か浴槽内で湯がゆっくり動いているのでもう少し高く感じるかも知れません。ちなみにすぐ隣にはこちらの溢れ湯が流れ込む小さめ浴槽もありますが(左下画像)‥



結局この写真を撮るときに浸かったのみでした。やっぱ大浴槽でしょ。縁からこぼれまくる湯がモッタイナイオバケです!

「(株)百沢温泉は噂に違わぬ最高湯でした」
そんなわけで初訪問にしてあまりにもタンノーしまくった百沢温泉でありました!湯上がりにはおしんこどんも激賞で、ここはいつか泊まりに来ること確定でしょう。

気がつけばこのページも結構長くなっちゃいましたんで、最初の予定とは違いますが「聖地巡礼その2」は次ページということにいたしましょう。というわけで次の「聖地」とは‥?実は今回がまだ2度目なので全然エラソなことは言えないんですけれどね(笑)。
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