祈東北復興!で東北を目指したつもりが、気がつけば北の大地も巻き込んでいつもの湯めぐりに(笑)。

− その15 聖地その2「新屋温泉」をバッチシ貸し切り利用のあと又兵衛の茶屋宿泊 −

この界隈にはまだまだ未湯も多いんですが、今回はこのあたりがメインというつもりじゃなかったんで全然調べてませんでした。くまげらさーん、あの地図をお渡しするのをちょっと早まったかも?(笑)。いや、でも返却の必要はございません。以上私信まで。

そんなわけで続いての湯は「津軽の聖地」として津軽を巡る湯めぐり人が必ず訪れるという(真偽不明)新屋(あらや)温泉でーす。湯疲れモードのおしんこどんは「ここで眠ってます」ということでTakema単独の再訪となりました。それにしてもおしんこどんは特に湯めぐりが趣味というわけでもないのでこういう場合はごめんなさいね。いや、でも彼女の「睡魔大王」との戦いは温泉めぐり中だろうがサファリ中だろうが、常に繰り広げられているようなのですが(笑)。

さてそんなわけで新屋の湯なのです。駐車場に他の車の姿はなく(ただしシニアカー=電動の歩行者扱い車両は2台止まってましたが)、これはもしかしてモシカスル?と思いつついざ男湯へ。結果は‥(サブタイトル通り)、




(Takemaの感嘆詞は今後さらに増殖するかも?)

いやぁさすが8月下旬の平日午後でありますね。前回訪問時にはもう少しだけ人がいたと思いますが、今回は結局最初から最後まで完璧にTakema1人という快挙?でありました。

そしてここ新屋が新屋たる所以であるエメラルドグリーンの湯&アブラ臭はそのまま健在!湯の色は時間とともに「より緑白色になる」というのがここの湯の特徴ですが、この日は浴槽底のタイル目地がほとんど見えませんでしたから前回よりも湯の入れ替えから時間が経っているのかも知れません(前回地元の方から御指南をいただきましたので=こちら)。



足画像では全然目地が見えません。湯中撮影でようやく見える感じです。



この、「キミの瞳に乾杯」系湯口はたまらなくイイですねー。この間もちろんアブラ臭嗅ぎっぱなし。



脱衣場には巨大な鏡があったので、「ホントに誰もいないのよ」というわけじゃないですがミラー撮影(笑)。

そんなわけで新屋の湯をタンノーしたわけなのですが、もちろんここ新屋温泉に限らずこの界隈の共同浴場は観光地でも何でもない「地元の共同湯」というわけで、たとえば右上画像にマウスオンすると「お客さんと管理人さんの憩い」画像になったりします。

さてこのあとは一路八甲田を目指します。ここの共同浴場もいまだに入ったことないんだよなーと思いつつわざわざ旧道を走っていたのに目の前を通過したりして(大笑)。やっぱり年を重ねてきたせいか連続湯は結構キツクなっているような気がします。ま、そもそも片手間なんで(苦笑)。

で、どんどん山の奥に入りこみ最後は林道‥いや、右上画像の林道はこのあと廃道モードと化し、そのまま通り抜けようという目論見は「このまま進んだら戻れなくなるかも‥」という不安に変わり、両サイドが思いきり草の倒れ込みになっていて路面がほとんど見えない道を‥バックしましたよ数百m!(大笑)。というか、そこまで行くか普通は?いや「行けばわかるさ」を実行した結果「こりゃ無理だ」と自覚しただけのことです。

そんなわけで本日の宿「民宿 又兵衛の茶屋」に到着です。茶屋という名前ですが2食付きの宿泊もOKで、この日の午前中に予約連絡しました。



もちろん「天然温泉」の冠に惹かれたことはいうまでもありません。

「茶屋」という名前の通り、かなり大きな食事スペースがありますが、さすがにこの時間(17:00)となると日帰りのお客さんの姿はなく閑散としています。宿泊予約の旨を申し上げると、どうぞどうぞと案内されたわけですが、今晩は他にお客さんがいないからお風呂も自由に入って構わないとのこと(ただし湯は片方にしか入れていないとのことです)。そんなわけで夕ごはん前に当然入浴ということで行ってみましょ。



風情ある廊下。扉が開いているのがわれわれの部屋です。で、ついでに湯の張られていない男湯を見学ね。

と、ここで男湯浴槽画像を見て「あれれ?」と思った方はお目が高い!(笑)。雪だるま湯口どころか、2010年に男女とも浴室や脱衣場が完全リニューアルされておりますのですよ!わたしは今回が初訪問なので比較が出来ないんですが、たぶんぐぐっと広くなっていると思って間違いありません。そして浴室内部は青森のヒバを贅沢に使った昔の湯治場風情でかなりイイ!(浴槽の底だけはコンクリのように見えてますが)。

そんなわけでいざ湯の湛えられたこの日の浴室へ。うっほほーい!

やや青みがかったうす濁り熱めの湯が、6-7名は余裕で入れる浴槽に湛えられています。ん?湯口がない?実は浴槽内直接投入なんです。ん?湯縁からのあふれ出しがない?壁側の方からちょろちょろと湯が流れる音がしていましたから、これはどこかに湯の出口があるのかもしれません(未確認)。でもこの翌朝は明らかに湯が減っていて溜め湯状態でした。常時かけ流しではないのかな?



脱衣場&洗面所も広いスペースがとられています。復刻堂シリーズが並んでいる理由は謎です(笑)。

さーて、湯から上がればすぐさまご飯。湯上がりといえば心おきなく生ビールと行きましょうかね!

テーブルの構造からみてもわかる通り、今夜のご飯は焼き肉です!と、ここにご主人登場!ひょんなことからおしんこどんが篠笛(横笛)を習っている話になりましたが、するとご主人、おもむろに取り出したるは尺八!実はご主人は尺八の名手としてTVやラジオにも何度も出演なさっているのだとか(このことは帰宅後調べているうちにわかりました)。



というわけで、我々だけのために生演奏を披露してくださいました。ありがとうございます!

このあとこちらの茶屋のお話になったのですが、冬期間の里暮らし(青森市内)と雪下ろしのこと、この建物を建てるときに「どうして豪雪地帯にあえて木造を?」と反対されたが強行したこと(笑)、その他諸々のお話を伺いました。いやぁお腹もいっぱいになったし(そういえばこの旅行で焼き肉を食べたのは初めてだな)、昨夜は車中泊だったのでちょっと眠たいしというわけで案外あっさりとおやすみなさーい。

明けて翌朝はあまりにもスバラシイ上天気!こんな日は八甲田の山登りなども気持ちいいはずなのですが、なぜかそれはせずに山を下っていくのであります。Takemaの山趣味、完全に潰えたな(笑)。でも山下りの前にもイロイロとやるべきことがあるのです(謎笑)。まぁまずは宿周辺のお散歩から始めましょ。

宿の正面には草原が広がっておりまして、何やら野外特設ステージまであるようです。何だろうと思って調べてみると、どうやら毎年6月にはこの場所で「東八甲田つつじ祭り&八甲田夏山開き」のイベントが行われているようです。もちろんこちらのご主人もイベントの運営当事者なんだろうと思われますが、ええーっとステージは解体せず冬もそのままなんでしょうか?(たぶんそうなのでしょう)。

宿の裏には除雪用とおぼしきブルドーザーやご主人や奥さんの車が止められていました‥が、そこにあやしき三角屋根の小屋掛けが。もしやと思って撮影しておきましたが、あとで聞いたところによるとやはりこれが源泉地の井戸なのだとか。しまったもっと近くまで行ってよく観察してみるんだった‥。

このあと朝ご飯。と、そこに近隣で採れたとおぼしきスイカ玉軍団がどどんと到着!写真を撮っていたら「食べてみるかい?」と切ってくださいました(右上画像マウスオン)。きっと物欲しげな顔をしていたんでしょうね(苦笑)。

さてそれでは出発です。まだ今日のお宿をどこにするかは決めていませんが、とりあえず「東に向かう」ことは確かです。でも、どれくらい東に行かれるかはイエス・キリストのみぞ知る?(謎笑)。
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