− その15 YAMANONAKAカムイミンタラで2泊 −



道内在住の温泉ブロガーさんとのオフ会は今回が初めて。でもタープ連結でしっかり仲良し(笑)。

さて前ページのラストに書いたとおり、今回のカムイミンタラでは道東在住「露天風呂マニアの温泉探索記」サイト主宰の露天風呂マニアさんとオフキャンプをすることにしていました。温泉つながりなのに温泉がないカムイミンタラでキャンプというのもちょっとナニなんですが(苦笑)、お盆真っ盛りということもあり温泉至近のメジャーキャンプ場は激混みが予想されたので、広い区画が確保できる場所を最優先で考えたというわけです。われわれは連泊ですが入れ替わりで何人か誘ってもいましたし。

露天風呂マニアさんはHNにもある「露天風呂」はもちろんのこと道内の湯を濃厚に回られており、もちろん道内の入浴数たるやTakemaなど足元にも及びません(そりゃそうだ)。年に1回か2回しか北上できないTakemaにとって道内ブロガーさんの温泉情報はまさに至宝なのです。

この時の道内入りに先立って道東在住と存じていた露天風呂マニアさんにご連絡申し上げたところ、ありがたいことにこの日のオフキャンプを快諾してくださいました。いやぁ嬉しかったぁ!そんなわけでこの日は露天風呂マニアさん&息子さん、そしてラルゴに引き続きおとう、そしてわれわれ夫婦、さらにはしみずさん&彼女さんと全部で7名でのオフキャンプとなりました!

われわれの到着時にはすでに露天風呂マニアさん(以下「マニアさん」と略記)&息子さん、そしておとうが到着済み。マニアさんとおとうはオンオフ問わずこれまでやり取りがない中での初対面ご挨拶はお互いやりにくかったのではないでしょうか、申しわけありません。

で、わたしとてマニアさんとは初対面なので「はじめましてTakemaです」からスタートしたのですが、それはこれ阿吽の呼吸というかちょっと温泉の話をすれば何とかなっちゃうのが同好の士たる所以なのであります。というわけでこちらもテントを設営し宴会場タープを連結し‥




(あ、右上の温泉タオルはただ干しただけですが)

準備完了となればあとはもう宴会しかありません!(温泉が絡まないとこの流れはとってもシンプルです=ほかに選択肢なし)。というわけで乾杯!マニアさんの息子さん(未成年)はもちろん清涼飲料水です。で、そのあとはBBQに突入、え、ええ゛ーっ!



Takema母もピーマンやシシトウは育てているので多少大きなものについては見ているつもりですが、大きさ的には「成長しきったオクラ」と同じです。さすが北の大地、出来るモノがちがーう!(驚)。あ、もちろん種類からして違うんでしょう(笑)。

BBQと平行して炊き込みご飯を手早く仕込み(右上画像マウスオン)、しかしそれでも泰然たるまったり態度でおられるマニアさん、やりますねー。ええ、先人に及びもしないTakemaゆえこの翌日スーパーでたぶん同じ「炊き込みご飯の素」を買い込みましたっけ(大笑)。

さてしかし、この日の宴会要員はまだあと2人‥おお、しみずさんたちが「明るいうちに」安心安全で到着しました!



何と彼女さんのバイクはトライアンフのクラシック系オンロードでした。渋いなー!



オーナーの宮代さんに到着を告げる清水さんたち。そんなわけで今宵のバイクは3台でーす(&四輪2台です)。




(あ、撮影者おしんこどんは写ってませんが=セルフタイマー撮影しなさいって!=でも三脚持ってない)

さてこのあとのワイワイ宴会がさぞかし楽しかったのか夜の宴会画像はただの1枚も撮影していませんでした(笑)。そんなわけでいきなりアサーっ!(黒鉄ヒロシふうにね)。

その朝はといえば、悲しいかなカッパの肩にじっとりと降り積む太郎次郎(by 三好達治)という感じの霧雨で、ライダー諸氏はいかがはせんという感じでありましたが‥



「うーんどうしようかなぁ」と考えるフリをするおとう、でもしみずさんたちはさっさと出発決行!

いやそもそもおとうは連泊前提でテントを張っていたんでしたっけ(笑)。実はこの日の夜には某中京圏在住のライダーさんが入れ替わりで来る予定でしたので‥。なお露天風呂マニアさんも「温泉のないところにこれ以上長居は無用(笑)」というわけじゃないんですがご帰宅となりました。ああー、もっといろいろと伺っておくんだった、夜の宴会中、Takemaから発したネタはただのヨッパー系ばっかりだった気がする‥。



そんなわけでおふたりが出発です。雨の芝って滑るんですがお2人とも丁寧なアクセルワークで無事脱出。行ってらっしゃーい!

さてわれわれはどうしましょうかね。この界隈は温泉については不毛の地でありますからがっつくこともありません。が、Takemaは思い出しておりました。

では行ってみまショー!ただし道東スーパー林道が通れないとはいえ往復ともR38経由というのはあまりに芸がなさ過ぎ金太郎です。じゃ、やっぱり昆布刈石経由で行ってみようかということでTakemaの脳内会議は衆議一決。もっともどうせ雨ですしねぇ‥。ちなみにこの日のおとうは「お留守番」。まだまだ旅は長いですからねー(裏山志位書記長)。

海岸沿いの道道1038号も、昆布刈石の展望台も、ご覧の通りのじゅげむじゅげむごこうのすりきれ状態でありました。ま、はなから大展望なんて期待していませんでしたからどうでもいいや。

さてそんなわけで浦幌市内へとやってきましたが、ホームセンターでカセットガスを買い出したあとで「それじゃお昼ご飯に」ということにいたしました。え、もうお昼ご飯?と思われるかも知れませんがこの日キャンプ場を出たのは11:00近くと随分遅かったんです。

何軒か食事が出来るお店があるんですが、これまた2009年訪問時と同じく右上画像の「れすとらん大和」へ。いや別にお気に入りというわけでもないんですが他のお店がお盆でやっていないとかどう見ても満席状態だったんで‥ちなみに店内は無線LANの電波が飛んでいてノートPCでネット接続できました(右上画像マウスオン)。ちなみに「スマホ?なにそれ?」という感じの2012年版Takemaなのであります。ところでやっぱりおしんこどんはTVに夢中(笑)。

そんなわけでおしんこどんは「ラーメン&カツカレーセット」を注文。この時点であなたは少食人種ぢゃないっ!(笑)。そして真の少食人種Takemaは当然単品、シーズン限定の冷し中華を注文です。

で、失礼な言い方かも知れませんがこの冷し中華が思いのほか美味しくてビックリ。「夏になると当然暑いから注文するのであり、本当の意味で食べたいというほどのメニューでもない」というのがTakemaの冷し中華に対する基本的認識および評価なのですが、この日は決して暑くなかったのに(いや肌寒かったくらい)、麺と具がするするするっとノドを通り過ぎていきました。

グルメサイトなどでは「スパカツ」が人気メニューだとして紹介されていますが、ここの冷し中華(名称は違ったかも知れませんが)はまた食べに来てもいいなぁ。さぁってそれでは腹ごなしに温泉へ行ってみますか!

浦幌市街から北上することしばし、うらほろ留真温泉への分岐へ。前回(2009)ここには「休館中」を示す掲示があったのですが(左上画像マウスオン)、今や分岐エリアも立派に整備されておりました。そしてさらに進行すると、平屋建てとはいえ立派な施設が。3年前はこんな感じだったのですが(右上画像マウスオン)。

こちらは市街地から離れた場所にあり、かつては民間施設として営業していましたが、現在は町営(町が管理者を指定して運営)しているようです。入口には手書きふうのロゴが書かれていてこれはこれでありかと。お盆真っ盛りの日曜日ということもあり雨天にもかかわらず駐車場には車がいっぱい。というわけでエントリー前から「こりゃどう考えても撮影不可でしょ」と観念したわけです。まぁそれはともかくとして‥

道内に限らず全国各地で長い歴史を誇った温泉施設がなくなっていく中、このように完全復活を遂げる湯もあるんですね。それはもちろん「周辺地域に温泉が少ない」ここ浦幌ならではの事情、そして経営が民間から町へという部分もあるのでしょうが。嗚呼津軽湯の沢‥平川市内にはキラ星のごとく湯があるから無理かもしれませんが、せめて1つだけでも平川市さん‥よーしそれがダメなら年末ジャンボだっ!(苦笑)。

ハイ話がそれましたねここは北海道の旅行記ページでございます(苦笑)。というわけで浴室の内風呂と露天風呂にも浸かりましたが‥

一応「加熱かけ流し」(源泉は29.5度の単純硫黄泉、PH9.8)のはずなのですが、加熱しちゃうとゾルがゲル化しちゃってベムがベラやベロに変化しちゃうということなのでしょうか?この日は入浴客が多かったこともあり湯がへたれていたという可能性もありそうですが、道内ブロガーのじゅんさんページによると「家族風呂でも同じ印象」だったようですからやっぱり?

そんなわけで「まぁいいかな上がろうか」と思ったところで「源泉蛇口」を発見。しばらく源泉を出していると徐々にぬるくなってきました(源泉温度は29.5度)。で、洗面器に貯めていた湯に手を入れて両手をこすってみると‥

やはり源泉はかつてのパワーを維持しているようで安心しました。源泉槽を用意してくれると嬉しかったなと思いますが、まぁ浴室内に源泉蛇口を作ってくれただけでもよしとしましょう。もちろん湯上がりにはこの蛇口から洗面器に何杯も源泉を汲んでかけまくったことはいうまでもありません。

ひろびろとした休憩室ですが、和室系の休憩室はなし(ゴロゴロしたい人は多いでしょうに=特に冬)。せっかくバスの便もあり自前のアシがない方々でも行かれるんですから、滞在スペースは欲しいところでありちょっと残念。椅子って案外落ち着けないんですよね。ちなみに右上画像のバス便がどうなったのかはわかりませんが無料送迎サービスも始まったようです(町民用だけかも知れませんが)。

ちなみに地元産品を売りに売りまくるべく、専用冷蔵庫も用意されていましたね(左上画像マウスオン)。さて、でもありがたいのは3年前と同様屋外に無料の温泉スタンドが用意されているところです(さすがに陸別のような「タンクローリーまで対応」じゃありませんが)。



そりゃ飲用許可までは期待しませんが(左上画像マウスオン)、やっぱり太っ腹というか商魂が云々というか、でもやっぱり「こういうサービスがあってナンボ」という感覚は大切だと思うのです。もちろんこちらの源泉蛇口からも硫化水素臭を感知しましたっけ。

この後は浦幌市内のスーパーで買い出しです。キャンプ場で飢えに苦しむおとうのお腹を満足させるべく夕ご飯は何にしようかと考え、結論はやっぱり「鍋」、いやそれだけ寒かったんですよお盆こぼんなのに!

で、なぜか白身魚がなかったんで「しょうがないこれか?」というわけで「水かすべ」を購入。要は鍋の出汁さえ取れればという感覚だったんですが、かすべ=エイだったんですね。煮付けにするのが定番らしいんです。でも鶏肉と合わせていい味は出たかな?でも露天風呂マニアさんが見たら「ええ?水かすべを鍋の具材に?」と絶対突っ込まれそうなんですが、幸か不幸かお帰りになっているので安心(苦笑)。



いや、でも白身魚がなかったんでしょうがなかったんですよ(真実ながら言い訳以上でも以下でもありません)。そんなわけで乾杯!

さてしかし、「昨晩の宴会要員7人-露天風呂マニアさん*2-しみずさん*2=3人」のはずなのになぜだか乾杯の熱き腕っぷしはしっかり4本。ということは誰か来てますね、そう!

kazekozouさん。実際に小僧であるかのご判断はともかくとして(笑)、この方こそ拙サイトにおける北海道ツーリング&旅行に多大なる可能性という名の定番訪問地「酒学館ひろた」さんを教えてくださり、その後Takema絡みで「台湾に勤務&生活しながらなぜか頻繁に立ち寄る常連」となったみいまんさんや、今回の旅行でもいろいろ絡んでいる(もちろんこの日も)おとう、そしてわれわれもみんな常連となっていったわけなのです。

残念なことに「酒学館ひろた」さんは諸般の事情により2012現在休業中なのですが、考えてみればkazekozouさんと北海道内でお会いするのは初めてでした。もちろん本当はお店のカウンター席でお会いしたかったのですが、そんな日がまたいつかやってくることをともに待ちましょう!

しかーししかし、鍋の準備をしているタープにはどんどんどどんと雨が落ちまくってきます。というかすごい雨ですどしゃ降りです。風がないので吹き込むことがないのと、下が芝生(というか草地刈り込み)なので水はねがほとんど無くて有り難い。しかしこれだけ降っているのになぜか水たまりが出来ないのがここカムイミンタラキャンプ場のすごいところなんです。水はけとてつもなく良好!。

翌朝宮代さんに伺ったところ、要は「もともとの運動場部分は水はけがいい」とのこと。先人の造作に感服するばかりです。

で、とりあえず鍋もスタンバイ、と、お隣のライダー諸氏から「イワナ酒いかがっすかぁ」と差し入れもあり(右上画像)、この夜の宴会はいやがおうにも盛り上がった、と、そういうわけだったのです。が、しかし!

恐ろしい真実です。実は前夜もそうだったのですがこの日も宴会終了までただの1枚も写真を撮影しておりませんでした!kazekozouさんのご尊顔に気を遣ってとかいうわけじゃなくて、まぁ見事に1枚も撮っていなかったんです。



宴会後のこんな無意味系画像しか撮っていませんでした。しょうがないなー。

しかし記録によると21:20が最後の撮影、この後早々と寝たんだっけなぁ?(このページを作成しているのは旅行から4ヶ月後なので記憶が曖昧。でも逆にいえば「よく覚えてるな」という部分も結構あるような気もします)。

さて翌朝です。実はこの日の苫小牧深夜便(時間的に正しくは翌日便)にて帰る予定なので、この日の夜までには苫小牧に到着しておく必要があります。いつものことながら苫小牧in & outってとっても面白くないのですがしょうがないよなぁ。嗚呼ブルーゼファーっ!(懐古)。

お天気は回復し青空も出てきました。テントもタープもしっかり乾かしつつ、おとう&kazekozouさんと朝のまったりコーヒータイムとなりますが、起きた時間が早かったこともありさっさと撤収が進み、8時半前には準備完了。

よぉっしこの日は最終日、最後に「あの湯」に何としてもバンバンしたいものです!
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