− その2 まずは「あらぬ方向」に進み湯めぐり開始っ!−



もちろん湯めぐり経由なんですが、一筋縄では奈良に到着しません(笑)。

(2012年12月25日-29日)

年末年始は「奈良に帰省する」ことだけは決めていましたが、「寄り道しながら帰る」のが定番ながら「どこに寄り道するか」については全く決められないまま出発予定日だけがずんずんずんと近づいてきました。というわけで、計画が定まったのは出発の前日でありました。以前にはこんなどたばた経路で帰ったこともあった奈良帰省ですが、さーて今回はどんな経路になったことやら‥。

そんなわけで出発です。平日の朝ということもあり比較的道路も空いているというか、ご覧の通りガラガラですね。そんなわけで右上画像のように利根川を渡ってずんずんずんと北上‥へ?北上って?



ま、過去の帰省経路を考えればあり得ない行動ではないわけですね(早くも自己正当化)。焦点となるのは「どの道を走るか」よりも「どこまで北上しちゃうのか」ということなのです。もちろんタイヤはスタッドレスを装着していますんで、行こうと思えばどこまでも行けちゃうわけですよ(笑)。

しかし、ごく一部の方々の飽くなきご期待とはうらはらに、われわれは早くも那須ICで高速を下りちゃったのであります。いや、ちょっと久々にお肉ランチを食べたかったので寄り道です。

そんなわけでやって来たのはステーキハウス「寿楽」。しばらくお肉にご無沙汰してましたからまぁいいでしょう。ちなみに到着したのはお昼時真っ盛りの正午過ぎでして「混んでるかなー?」という危惧もあったのですが、やはり観光オフシーズンの平日ということもあり観光客がいなーい!すんなりと座れてラッキーでした。

以前は地域の飲食店コラボ企画として「那須弁」なるメニューがあったのですが、今はもうやっていないようです。ならば本来の目的に向けて邁進するまで、サイコロステーキ150gとサーロインステーキ100gのセットメニューを注文して待つことしばし(お店自体空いていたので結構すぐ出てきました)。

よーしよし、今回の帰省旅最初のご飯として十分な彩りとボリュームです。もっともお肉自体は2人分合わせても250gなので、大食漢の方々からすると物足りないかも知れませんが、小食男子のTakemaからすれば「健康で文化的な最高限度のクォンティティ」なのです(これ以上食べると眠くなって何も出来なくなる)。サーロインのほうがお肉が軟らかくて美味しかった気もしますが、とにかくしっかりご馳走様でした。

このあとはここまできたなら行きがけの駄賃で那須湯本の湯‥に浸かることはなく(潔い)、県道68号からR4に出て再び北上を続けます。雪は全くなくてこれならバイクでも全く問題なく来られるはずです。ま、じぇったい寒いはずですけれど(苦笑)。

さて続いてやって来たのはいやさか食堂。温泉事情にあまり詳しくない方は「へ?さっき食べたばかりなのに?」と思われることでしょうし、温泉通の方は「あれ、まだ入ってなかったの?」というところでしょう。実はこちらの食堂(というか割烹料理店)では、自家所有の温泉を一般にも開放していて、「食事をすれば無料で入浴が可能」なのです。

でも那須で食事をしてしまったのには理由がありまして、実は入浴のみでもOK(300円)なのです。だったらお肉のほうがいいかなと思ったわけですが、こちらのメニューも調べておけばよかったかなとちょっと後悔。

お風呂入浴をお願いすると問題なくOKとのことでしたが、実は入浴客専用の入口が別にあったようです(建物に向かって右側の脇)。いざ脱衣場に進んでいくと(右上画像マウスオンで通路画像に変わります)‥おお、誰もいない貸し切りだぁ!

薄く茶色がかった適温湯が結構な勢いでかけ流されています!浴室には微アブラ臭がたちこめておりアブラ信者の方々もこれなら「よしよし」というところでしょう。ちなみに上画像で左右の浴槽で色が違っているのは浴槽の深さが関係しているようです。

いざ湯に浸かってみると、うわーい十分なツルすべ感!湯口付近ではもう1ランク上の「ツル」のレベルでありました。さらに、42度くらいの適温高温湯であるにもかかわらず泡付きもそこそこあって、アワアワ教信者の方もある程度納得してくださるはず(笑)。



でもなぜか、同じ源泉を投入しているのに浅い浴槽では泡付きの度合いが弱かったように感じました。



さらに露天風呂の湯はほぼ無色透明に見えますがどうして?外気温が低いことがありお湯自体は結構ぬるめ。

というわけでいやさかミッションコンプリーテッド!実はこのあたりから郡山にかけての界隈はひそかな温泉密集エリアなんですよね。まだまだ数えるほどしか入浴していないので今後の課題というところでしょう。もっとも比較的大きめの施設が多く入浴客も多めなので、こんなふうにお風呂画像を撮ることは困難かも知れませんが。

ちなみにおしんこどんが女湯で仕入れた情報によると「ここと、すぐ近くのあゆり温泉の湯がなかなかよい」ということで、連続入湯はともかくとして外観だけでも見学することにしました。

なるほど、こちらは老人福祉センターの湯なのですね。駐車場は平日の午後だというのにかなりの数の車で埋まっており、われわれが写真を撮っている間にもご夫婦が入って行かれましたから、館内は日がな1日のんびりと過ごす方々で盛況なのでしょう。

駐車場の一角には小さな小屋が建っていましたが、そこには「油田開発プロジェクト」と書かれた看板が。へ、油田って?と思ってよく見ると‥(左上画像マウスオン)。なるほど搾油所なんですね、面白いネーミングだぞ(笑)。

さて続いてはムーンライト大作戦に参泉すべくR4を北上します。東北道を那須ICで降りた割にはそのあとも北上を続けた結果、気がつけばもう郡山のすぐ南まで来ちゃってるんですね。はっきりしているのは、着実に奈良から遠ざかりつつあるということです(笑)。

そんなわけでやってきました月光温泉。その昔にTマップルに書き込んでいたメモ書きには「クアハイムじゃない方」とだけ書かれています。左上画像の建物には確かに「月光温泉クアハイム」と書かれています。こっちじゃないということは‥その向かいにある平屋のこの建物?

その建物には確かに「大浴場入口」の看板が付いています。が、何だかやっているように見えないんですが?と、ここでおしんこどんが発見、「あ、中に灯りがついてるよ」。というわけで中に入ってみるとちゃんと番台というか帳場があり、ここで入浴料350円なりをお支払いしいざ脱衣場へ。

外観もそうですが、内部もかなり鄙び系という感じです。この前日にようやく訪問地を決めたくらいですから各温泉についての下調べはあまり十分ではなく、ここ月光温泉も「結構いいらしい」というどこかで仕入れた記憶しか残っていないのです。

「鄙び系ということでメモしてあったのかな?」とも思いましたが、浴室の扉を開けた瞬間、怒涛の湯気モウモウモウとともに見えたモノ、それは‥



お二人の仲良し先客さんにおことわりの上、何枚か浴槽画像を撮影させてもらいました。お湯は結構熱めで44度弱といったところ、上の画像では青い湯にも見えますが実際は完全に無色透明です。


浴感はスベ感がありますがそんなに特徴はないのかな‥と思ってすぐに「いや、それは違うぞ何だか違うぞ全然違うぞ!」と評価が一気に逆転満塁ホームランでハットトリックがぶり寄りで激走トライ!というのも‥

アワアワになった肌触りはもはやツルツル感そのもの。うはぁこりゃいいわ、なるほどTakemaのメモ書きは間違っていなかった!ということで美少女戦士セーラームーンライトミッション終了、この日のお宿へと向かいます。

郡山南ICからこの日2度目の東北道に上がり再北上すると、二本松あたりで雨が降り始めました。この時は冬型の気圧配置、しかも「クリスマス寒波により明日の東北地方の日本海側は大荒れになる」とかで、まだ雨ならましというところでしょうが明日はどうなるだろう?

そんなわけで福島飯坂ICで高速を降り、目指すは‥そう、飯坂温泉っ!

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