− その3 飯坂のあつ湯で男(女)を磨くっ!−



今宵の〆湯は鯖湖湯で決まりですっ!

そんなわけで飯坂温泉に到着。今夜のお宿は前回訪問時同様、鯖湖湯お隣のほりえや旅館さん。ライダーにもやさしいお宿なのでご存知の方も多いことでしょう。ちなみに前回訪問は2011/1だったんですが、その後東北、特に福島県を襲ったさまざまな苦難を考えると、やはりわれわれは現地を訪問するべきだと考えたTakemaゆえ、今回の奈良帰省にも「あえて東北を組み込んだ」というわけです(きっちり自己正当化)。

まずは鯖湖湯と同じ源泉を使っているお風呂をいただくことにいたしましょう。若女将さんいわく「お風呂へのエントランス部分や脱衣場は全部リフォームしたんですよ」のお言葉どおり、ウッディなぴかぴかエリアになっていました。

浴室内部は前回訪問時と同じで、2つある浴室をそれぞれ貸し切り利用するという利用方式も同じです。これはとっても使い勝手がいいので、中小規模の温泉宿ではあえて「男湯」「女湯」と固定せずこの方式を積極的に採用してほしいものです。

当然広い方のお風呂(右上画像)に入浴。前回は偶然リンゴ風呂仕様になっていましたが、さすがに今回は何も浮いていません(笑)。ちなみに若女将さんのお話の中で「今はダメですが、昔は『地面に落ちたリンゴは誰でも持ち帰ってよかった』という不文律があったので、拾ってきていろいろと再利用していたんですよ」とのこと。うーん、今は何でも「あれはダメ、これもダメ」という風潮がありすぎですよね。

壁から突き出た湯口から源泉がまずは「舟」へと落とされています。その湯温は‥うーん、ここには積極的に入りたいとは思えない湯温。ただし「無理してここに浸かろう」とは思わないでくださいねその筋の皆さん!(笑)。ま、大きさ的にも無理がありますが、何するかわからない人っているからなぁ(大笑)。

で、メイン浴槽内の湯温はといえば(右上画像マウスオン)、うむこれなら健康的に入れるぞ(「この湯温で?」とお思いの方、あなたは真の意味で健康的な方であることを確約いたします)。

湯上がりには、夏の旅行中に柏崎で買っておいた越の誉のにごり酒で乾杯です(左上画像マウスオン)。夕ごはん前なんですが‥と思っていたらちょっと早めに夕食膳が到着、急遽ビールでも乾杯です。

福島産のSPF豚を使ったしゃぶしゃぶをメインに、煮物などの家庭料理が中心になっていて、いわゆる「旅館メシ」とは風情が違います。前回泊まった時にも「この食事ががいいなぁ」と思った記憶があるんです。おかずの量も多すぎずGoodです。なぁにご飯はたっぷりいただけるので大食系の方々も全然OKだろうし。

食事終了後、デザートのリンゴを出していただきました(1つだけサンタさんバージョン)。このあとはしばしまったりしていたのですが‥あ、これまた定番のおしんこどん挙動が‥。「眠いーっ」ということで、

あのぉ鯖湖湯行かないんすか?しかし寝ているおしんこどんにあえて聞いてみると「‥今それどころじゃない」ということなので、おそらくはあちらの世界で睡星大帝国軍と夢幻の白兵戦を繰り広げているということなのでしょう。それならまぁ1人で行ってくるかということでお隣へ。と‥!





「みぞれから雪に?」

こちら鯖湖湯は明日が定休日だというので(正しくは振り替え休日)、何とか今日中に入っておかねばなりません。その昔あつ湯が苦手だったTakemaが「飯坂といえば鯖湖湯、鯖湖湯といえばあっつい湯」ということで近寄ることすら避けていた湯なのですが、おかげさまで「多少熱い湯」にも入れるほどに修行してきましたんで「今晩はサクっと入ってこよう」というわけです。

館内は撮影禁止なので画像はありませんが、「大切なところ洗い+2度のかけ湯」でさっさと入浴できました。でも健康のため「湯口からの投入湯の打たせ湯浴び」だけは自粛しておきました(笑)。ちなみにデジタル温度計は46.0度を表示していましたが、たぶん湯尻あたりではだいたいそんな感じでしょう。ただし湯口温度は48度近いかも知れません(前回がそうだった)。

でも、例えば道路に標示されている温度計などもそうですが結構計測器による誤差があるんですよね。ほりえやさんの若旦那さんもおっしゃっていましたが、今度は持参の温度計で各共同湯の湯温を実測してみたいものです。というわけで21:30にお風呂から戻ってきました。こちらのお宿は無線LAN飛びまくりで、TakemaPCも安定してネットに接続することが出来ました。おかげでこの翌日の下調べがじっくりできてラッキー!

明けて翌朝。朝ご飯をたべたあとすぐにチェックアウトすることはせず、とりあえず歩いて行かれる距離にある共同湯「八幡の湯」へと向かいます。ご覧の通り路面にはしっかり雪が積もっており(昨日はなかった)、部分的には凍結していますんで歩く時には気をつけなくちゃ。ちなみに定休日の鯖湖湯は窓を開けてしっかり湿気排出&換気の休息モードでありました(左上画像)。

ちなみにここからは、以前の北海道訪問時に購入しておいた簡易滑り止めを2人とも装着。いやぁ北海道ではわれわれの両母が使っていたのでわかりませんでしたが、いやぁこりゃいいや滑らない!このあとはツルツル路面でビスの付いていないかかとから接地したらツルっとしたりしましたが、土踏まずより前部分での接地は完璧の安定性でありました。所詮雪なしエリアの住人であるTakemaですので、根性なしとかヘタレとか横風ビビラーとか言われようとも(ん?)、こりゃデフォルト装備ですなー。

歩いて数分で八幡の湯に到着。鯖湖湯とは全然違っていかにも地域の共同湯という雰囲気です。あえて暖簾を掛けてあるところがちょっと観光地系なのかも知れませんが。

で、番台部分の外側には「お風呂の最新情報」が掲示されておりました(右上画像マウスオンで拡大)。ほほーこちらも46度ですか、今回はマイ温度計を持参しているのでこのあと測ってみましょ!

さて入浴券を購入し番台にお渡しするのと、男湯唯一の先客さんが浴室から出てくるのとはほぼ同時でした。うはぁ、も、もしかして貸し切り上等シアワセの湯?こちらには撮影禁止の掲示がないことを確認した上で、よーし何枚か撮らせていただきます!




(上画像マウスオンでいつもの湯足画像に変わります)

ちなみにこちらの湯では基本的に湯船から湯をすくって身体を洗うのがデフォルトの設計なのか、浴槽の周囲が比較的かなり広くていい感じです。やっぱり浴槽縁に座りこんで洗いたいですよねー(ま、好みにもよることでしょうが)。

さて肝心の湯温を測ってみると‥直接投入湯が当たらないこのエリアだったら正しい表面湯温が測れるはず‥うわ、まさに「看板に偽りなし」の46度ジャスト!うーむ、案外各施設の湯温表示はかなり正確なのかもしれないぞ(苦笑)。もっとも浴槽内のどこで計測するかによりデータは大きく変わってくるでしょうから、計測時の「お約束=条件」を決めておかなくちゃだめですね。うーんと、それについてはこれからのんびりと考えます(何だかやる気なしというか消極的?)。

さてこのあとはほりえや旅館さんへと戻りチェックアウト。お宿の前に雪が積もらないのは地下に送湯管が通っているからということで、宿の入口部分の除雪不要&凍結もないというのはありがたいですねー。あ、でも夏は何だか暑そう、そもそも福島盆地って夏はかなり暑いんですから。

そしていよいよ今日の行程をスタートさせますが、まずは飯坂温泉駅前ポストに年賀状を投函。Takemaから年賀状を受け取ったみなさーん、その年賀状は飯坂温泉経由で皆さんの手元にやってきたんですよーっ!

さてこのあとはどっち方面へ?ええ、間違いなく奈良へと向かうはずですよ、ええたぶんいつかは(笑)。

[戻る] [次へ]