− その4 大荒れの栗子峠を越えて山形南部入り −

飯坂温泉をあとにして向かったのは、国道13号の栗子峠。標高600mを超える峠越えは、2つの長大トンネルでショートカットしているものの、やはり冬の難所であることには変わりありません。そして折しもクリスマス寒波がどどんと襲来中ゆえ、今回の移動行程の中で一番危なっかしい区間だったのです。

もちろんTakema車は四駆+スタッドレスタイヤ装着中ですが、各所で除雪車が絶賛作業中とはいえ路面は完全凍結してますし、いかんせんドライバーたるTakemaが雪道ドライブに慣れているわけではないので、ここは慎重にも慎重を期すべきなのであります。

福島と米沢を結ぶ東北中央道の工事も進められていますが、開通までにはまだしばらくかかりそうな感じ、で、徐々に路面と路肩の区別が付きにくくなってきました。こうなってくると「先行車のテールライトを見落とさない」ことが何より重要になってくるわけですが、フロントガラスはどんどん結露したり凍結し始めて視界がどんどん悪くなってきますし、それに‥



うわー困った先行車も見えなくなっちゃった‥ま、こんな時は先行車もほぼ同様の状況に陥っているはずなので、視界が復活すると案外すぐ近くで停車していたりするんですけれどね。



そんな外の状況を考えれば、東&西栗子トンネル内は安心安全ですねー。


しかし西栗子トンネルから米沢市内までは、それまでにもまして視界不良となり、車列はしばしば集団停止&一斉じわじわ移動モードとなりました。動いたり止まったりの繰り返しですが、ナビ表示がなかったら自分が今どの辺りにいるのか全くわからなかったはずです。R13から市内中心部方面とバイパス方面の分岐も、これまで何度も来ているはずなのに分岐する地点で初めて「え、ここがあの分岐なの?」とびっくらこいたくらいでしたから。

栗子峠道中(動画ではホワイトアウトなしですが実際は‥)。




市内でも除雪車大活躍中。いやはやひどいお天気です。が‥

米沢と赤湯の中間点である高畠まで来てみたらここからは一気に天候回復、何と青空まで見えてきました。こんな急激な天候変化があるから雪道走行は大変ですよね。

ちなみに今回重宝したのが、3月にバンクーバーで何気なく購入しておいた「Clip-on Sunglass」。その名の通りメガネに引っかけて使うサングラスなのですが、眩しいときのみならず視界不良の時なども車線と路肩の境目を見極めるときなどにかなり重宝しました。雪道に慣れた人はわかりませんが、わたしのような非雪国人が運転するときは必携です。



さわやかな冬の日中となりました。さ、それでは寄り道しましょうか。

というわけでやって来たのは上山(かみのやま)温泉です。このあたりの温泉は未湯が多く、でも町中にあることが多いのでなかなか立ち寄る機会がないんです(市街地を避けて走ることが多いので)。でもせっかくの機会なので‥。

温泉街の中心部には足湯もあり、また源泉地部分が保存されていました(両上画像マウスオン)。そしてわれわれが目指した湯宿とは‥。

「湯町三番地」に位置する「姫の湯伊勢屋」さん。何でもお湯のコンディションがいいということで一部でちょっと評判の湯なのです。看板には「本日源泉入浴可」の木札が掲げられており(右上画像マウスオン)、日帰り入浴にも積極的なようです。

玄関で声をかけて入浴をお願いするとどうぞどうぞと快諾。何でも男湯は掃除が終わって今さっき湯を張ったばかりらしく、ご主人いわく「相当熱いはずだよ」とのこと。

そこで「女湯はどうかな」というわけでただ今ご主人検温中(左上画像)。しかしこちらは逆に湯温が低いらしく「40度あるかないかだね、ま、源泉バルブを開ければ2-3分で適温になっちゃうけれど」とのことでした。源泉温度は64.3度とのことですから宜なるかな‥(源泉投入は止めていたのかな?)。

でもまぁせっかくなので広い男湯の方へどうぞと案内され、女将さんに「熱かったらうめてくださいね」とおっしゃっていただきましたが、それはそれの最終手段として、出来れば新鮮湯100%の上山湯に浸かりたいものです。そんなわけでいざ浴室パラダイスへのゲート(引き戸)を開けてみると‥



そんなわけで喜び勇んでまずは「かけ湯の儀」からスター‥え、えええーそんなぁ!

Takemaの「最高湯温入浴レコード」は湯の花温泉の共同湯「石湯」での48.3度です(詳しくはこちら)。それより0.4度も高いんです!「たかが0.4度でしょ?」とおっしゃる方、あのぉまずは小数点以上の数字そのものが非常識なんですよ!(笑)。それに、このあたりの湯温になると‥

そんなわけで、しばしは大規模攪拌なり中房温泉方式の空冷作業、さらにはむちむちプリンたまご責めなどを実践してみましたが(最後のは何なんだ?)、もうダメ限界神様許して仏罰覚悟の上で‥


(左上画像マウスオンで痛恨画像に変わります)

そんなわけで入れるようになったのでこれにて作業終了。あらためて湯温を測ってみたら45.9度まで低下していましたが(右上画像マウスオン)、ちょっと下げすぎちゃったかもしれません(苦笑)。ちなみに窓を開けてみたら思いもかけずそこにコンセイサマが祀られていてちょっとびっくり(左上画像マウスオン)。ま、それだけ歴史のある湯であることがわかったのでいいか。

湯口には白い析出物がびっしりとこびりついており、石膏臭のする湯はさらりとした湯ざわりがいい感じ。こんな湯に毎日入れたらいいよなぁ。

さてこちらのお宿の「名物」はといえば温泉たまご。玄関正面には「ここってタマゴの卸し問屋?」と思ってしまうほど大量のタマゴパックが並んでいました。聞けば周辺の宿などにも出しているんだとかで、なるほどそれでこんな札も置かれているわけですね(右上画像マウスオン)。

明示されているわけではありませんが、こちらでお風呂をいただくとこのタマゴを1個/人無料でいただくことができます。そんなわけでわれわれは2個いただいたわけですが、これは今夜のお楽しみにしようと思いつつ輪ゴムで止められた説明書きをよく見てみると‥

というわけでもう12個買い増しましたとさ(大人買い)。

さてすでにお昼をずいぶん回ってます。そろそろご飯を食べておかないと夕食との兼ね合いでいろいろ問題が生じるはず、となれば今回の旅行でまだ食べていないお蕎麦‥じゃ、あそこに行ってみますか!

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