− 2013/11、鳴子肘折ミニ湯めぐり その2 湯っくりしましたよ♪ −



ここは見覚えのある方も多いでしょうね。お湯のコンディションは前回同様ほぼベストでした!

さて川渡温泉を出発しましたが某焼肉店はもちろん開店前ですし、未湯の鳴子温泉数知れずなれどやっぱりそのままスルーして目指したのは中山平のこちらの湯でありました。ちなみにおそらくは温泉入浴客より温泉卵の出荷がメインの生業になっているんじゃないかと思われるこちら、到着時も業者さんが大量の卵を納入しておりました。

それにしても地熱が高杉晋作系で吹いてます。コンクリ階段を上がったところでその境目からはもうプシューと湯気が上がっているのですから、ここの地下はいったいどうなっているのでしょう?少なくともこの界隈の雪かきはほとんど不要であると思われます?あ、今風にいえばこの敷地エリアだけでも「ちょこっと発電」はできるんじゃないですか?だって駐車場にもやぐらがあるくらいなのですから!(右上画像マウスオン)。

こちらには別の浴室もあるそうで師匠がご主人にアタックしてくださいましたが、ご覧のとおり溜め湯の真っ最中。しかも手加減なしの高温湯注入ですから入浴は不可能で、見るだけにとどめておきました。で、この時は他にお客さんがいなかったので男女それぞれの湯をタンノーした次第です。



左上画像が女性浴室。しかし北側ゆえちょっと暗いんですね。いっぽうで右上画像の男風呂にはさんさんと陽光が降りそそいでおりました。

そんなわけでお腹も減ったところで‥山形といえばお蕎麦に決まっちょりますんでさっそく立ち寄りです。駐車場には車がたくさん止まっていましたが、店内に入るとテーブル席が空いてましたんでよしよし。

こちらのお店のイチオシはどうやら「冷たい肉そば」のようです。山形県中央部の河北町付近が発祥といわれるらしいメニューですが、県北部のここでも食べられるのなら是非にというわけで迷わず注文です。と、ここで!



うーん、湯めぐり途中のビールは禁断の悦楽でうれしいなっと。と、そうこうしているうちにやって来ました冷たい肉そば!その名の通り鶏肉が麺の上にどさっと載ってます。これで650円ってどえらく安くないですか?(ちなみにこの店のメニューによると「月見そば」は600円、一番高額の品はにしんそば950円でした。そのほかこれも山形ならではのげそ天そばも750円でのラインアップ!)。

で、まずは鶏肉より先にお蕎麦をツルツル。うん、さすが山形ハズレはあり得ません!コシがあって田舎系に振れた蕎麦は喉ごしもバッチリ。で、続いて鶏肉をパクリ。ん?こ、このコリコリ歯ごたえはちょっと予想していなかったモノであり食欲をそそります。全体として量が多めだったのですがもちろん美味しく完食いたしました。うん、ここはまた来たい!

ちなみに師匠によると、こちらのお店を含め山形の蕎麦屋さんは中華そばをラインアップに含むところが多く(観光客メインのところはともかくとして)、これがまた結構イケルのだとか。とはいえそうちょくちょく来られないのでやっぱり蕎麦メニューを頼んでしまうのですが、今度おしんこどんと来るときには分けながら食べるのもありかなと。

このあとは、結局全ての宿が廃業してしまった「新庄温泉」の現状を確認したりしながら肘折温泉を目指します。津軽湯の沢もそうなのでしょうが、廃業した温泉にはあまりにも悲しい雰囲気がただよっておりました。ここの「あぶら山」もいいお湯だったんだけれどなぁ(訪問時レポはこちら)。

さてこの湯めぐりは2013/11/23.24の記録なんですが、実はこの時は「迂回路」を経由しての肘折入りでありました。というのも肘折温泉すぐ手前の斜面が崩落した関係で、新たな恒久路としての「肘折希望(のぞみ)大橋」が建設中、その開通は11/30ということで、いわば最後の迂回路通行@週末というわけだったのです(途中隘路区間があり片側交互通行@右上画像マウスオン)。

迂回路の脇には結構な雪が残ってます。前回の寒波襲来とともにこのエリアにはかなりの降雪があったそうでその名残ですね。ちなみに師匠のタイヤはまだノーマルのままでしたが「もう履き替えるよ」とのことでした。Takemaも12月中旬あたりにはナントカしようかな。ちなみにこの翌週、現地からのツイートによると「積雪は18cm」だそうでしたから「最後の最後で間に合った」というところだったわけです(アブナカッタ)。

この日のお宿は「村井六助」さんなのですが、時間的にまだ早いということでお隣エリアの黄金温泉に行ってみました。が!


(ちなみに左上画像は冷水でしたが右上画像はお湯でした)。

黄金温泉の湯は各家庭にも引き湯されているらしく、運転しながらも師匠の目がキビシク各所をチェックします。「あのパイプから流れているのは何だ!(師匠)」「ハイただ今チェックします!(車を降りて確認した上で)これはただの山水でありました!(Takema)」というようなやりとりが行われたはずだとご推察下さい(笑)。もっと寒くなると湯気の有る無しですぐにわかるんですけれどね。

で、ここ黄金温泉にはカルデラ温泉館の他にも旅館があるのですが、問題は「やっているのか否か」というのが根源的な問題です。金生館のお風呂は2人とも入浴経験ありだったんですが、その手前の朝日館はともに未湯というわけで、ちょうどお母さんが玄関の前で葉物を整理なさっていたのをチャンスと捉えた師匠がお声掛け。結果、めでたく入浴許可をいただきました(よっしゃー!)。

朝日館さんの外観はこんな感じですが、屋根から落ちて溶け残った雪の量がハンパじゃないのにびっくり。まだ11月ですからね。やっぱり肘折の冬は大変だぁ(ここではひと冬雪下ろしをしない建物はそのままおシャカになってしまうそうです)。

ちなみにこちらの源泉はといえば狭い道を挟んだ向かいに三角屋根で守られたこちらなのだそうで(右上画像マウスオン)、カルデラ館とはもちろん別源泉。直近の源泉引き湯はいいですなぁ(ちなみにすぐ裏の金生館も同じ源泉を使用)。ではでは入浴をば!




(上画像にマウスオンすると湯足画像に変わります)

そんなわけでこちらのお湯をタンノーした上で本家肘折温泉‥いやちょっと待てせっかくだからあそこにも行ってみましょうか?



しかしだいぶ湯汚れというか植物系の繁茂が頑張っていたので「ま、無理して入るまでもないっしょ」ということで現状確認まで。

そうこうしているうちにそこそこのお時間になりましたのでチェックインしました。間もなく開通する肘折希望(のぞみ)大橋が午後の日差しに照らされておりましたが、すでに温泉街は日陰エリアに入っておりました。そもそもこちらの温泉街はある意味「狭いのが取り柄」でもありますからこれもまた宜なるかなというところです。

さてそんなわけで旅館「村井六助」さんに到着したあとはちょっと宿内外を探索したわけですが、その辺については次ページにて。

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