− 2013/3 八丈島&青ヶ島編 その15 夕食後八丈太鼓ライブ見学、そしてその翌朝出した「結論」とは?−



オープニングから早くも大迫力。こうなると「おまつり大好き」なあの人も?(笑)。


そんなわけで永郷地区へと向かいます。と、考えてみれば八重根港経由で海沿いを走るこの道だけは通っていなかったな、これで島内の主要道もほぼ全て走ったことになるな、でも雨だな残念‥と思っていたら、このルート唯一?の観光地「南原千畳岩」まで来たところで何と!雨がやみましたぁっ!肝心なところで天気をナントカしちゃう、これぞおしんこどんパワーなのであります。

ただしどこかで書いたように、このパワーは「Takemaと2人での行動時に限定して発揮される」ようなので、Takemaオフ会等多くの人が集まる場合はまったくあてに出来ないのが残念なところです。ま、雨が降ってもタープがあるさ濡れればいいさ(やけくそキャンプ讃歌)。



というわけでアラフィフ夫婦がそれぞれ無意味に飛んでおります(苦笑)。

で、ここで不思議に思ったのがこの公園と道路をはさんだ山側にぽつんと立つ2階建ての建物です。左上画像にマウスオンしてもらうとわかりますが、その建物の側面には大きく「塾」と書かれているではありませんか!

へぇ、八丈島にも塾があるんだ、そりゃまぁ考えてみればあたりまえなのかも知れないけれど、でも個人指導っぽくない本格的な建物だしこんなところ‥と、そこまで思ったところで新たな疑問が。


ちなみにこの日の建物に人の気配はなく、1Fの扉も閉ざされていましたのでこの日は休みだったのかと思っていましたが、ネット上の情報によると「2009年現在で建物が売物件だった」ということなので‥。でも、そもそもここでの営業はやっぱり難しかったと思うぞ。

さてそんな余計なお節介は放置プレイということでいよいよ今宵の民宿へ。うは、車に乗り込んで少し走っただけでまた雨がきちんと降ってきた!いやはや僅かな雨やみタイムで助かりました。


今夜の宿は「民宿タンポポ」さん。八丈島の民宿が空港の周りに集中しているので、昨日に引き続きあえてそのエリアを外してみたわけですが、先ほど訪問したフリージア摘み取り園(メイン会場)の担当者の方が「あー、あちらの民宿は食事が美味しいですよ」とおっしゃっていたので期待大なのです。なお左上画像は都道からの分岐にある看板です、民宿の母屋ではありません(笑)。ここからは右上画像の道をずんずんと下っていきます。すると‥



おおー、外観は何だかNZやアイスランドのモーテルといった感じです。しかしここは日本、エントランスにはしっかり狸の置物がお出迎えしてくれるのでありました(笑)。そんなわけでご挨拶をしてチェックイン。うわこちらの民宿、かなりいい感じじゃないですか!



だって廊下もきっちりこんな感じで清掃も行き届いているし、その脇には右上画像のような懸垂幕が飾られてましたし。



お風呂も温泉じゃないにしろきれいでしたし、脱衣場も「必要なものがきちんとある」感じでした。窓からはたいへいよーっ!



部屋の名前は釣り好きのご主人によるネーミングでしょうか、ちなみにわれわれは「ムロ部屋」でした。

肝心な室内画像がないのが今となっては残念ですが、最初から布団が敷かれているという嬉しいシステム。これについてはさまざまなご意見があると思いますがわれわれは旅館でも「いつでもごろりOKが一番」なので、お客の夕食時にわざわざ敷きに来るシステムは好きではありません。

ついでにいえば部屋食もTakema個人としてはうっとうしいんです。だって、部屋に入ったらゆっくりしたいじゃないですか。でもこれも生来の貧乏性のなせるわざなのも知れませんが。同じような感覚が海外(および国内の高級)ホテル併設のレストランで必ずせねばならない「ワインのテイスティング」です。ワインの品質に不安定感があった昔はともかくとして、今やハウスワインでもお値段相応の品質が保たれていると思うのに‥あ、それはそれとしての「儀式」なのか。でもその「儀式」を面倒に思ってしまうのは、やっぱりTakemaの育ちがナニなんですかねぇ(笑)。

というわけで夕ごはんタイムとなりました。こ、これって!たぶん八丈島4泊目にして一番凝った夕食かも?



しかぁーししかしっ!種類もともかくしっかりと意匠を凝らした各料理なのに‥このあと役場近くのライブハウス「Pot Hall」まで行かなければならないのでお酒が飲めないこの地獄絵図とは!ま、最近はそれでも慣れてきたんですがやっぱりキツイですねー。ねぇおしんこどん、たまには運転したくない?(笑)。

ということで夕食後しばしで移動していざライブハウス「Pot Hall」へ。と、実はここで「ある方」と待ち合わせをしていたのでありますよ!そもそも温泉関係の友人が少ないわたくしTakemaなのでありますが(みんなでワイワイ系が好きではないのでいつまで経っても横のつながりはごく一部を除き増殖しないのです)、この方とはまさにひょんなことから思いがけない場所で出会っていたわけです。そう、その場所とは北アルプス山中の阿曽原温泉小屋!

2012夏、北アルプスの室堂から剣岳往復の上で欅平まで歩いた山行の宿泊最終日が阿曽原小屋でした。先に到着したわれわれがのんびりビールを飲んでいるタイミングだったか、この日あとから到着した(欅平から上がってきた)ソロ山行の方が小屋主さんとなさっていた会話。その内容を耳ダンボにして聞いていると?‥


で、この件については当該ページにてアップしてありますのでこちらをご覧いただくとして、実はその後も掲示板等に書き込みをいただいていた「こわっぱさん」が、何とこの日八丈島入りしたというのです(このお天気ゆえ飛行機の運航が危惧されましたが「条件付き出発」ではありながら無事着陸したとのメールをいただいておりました)。

ただ、いかんせん夕食はもう頼んじゃったので居酒屋で宴会というわけにもいかず(というか肝心なTakemaが飲めないんじゃしょうがないっしょ)、しかも今夜は八丈太鼓ライブ‥ん?


出ました「相手の都合や趣味嗜好を一切考えない自己中心系お誘い」!(大笑)。でもこの時点で明日は三宅島に渡るつもりだったので湯めぐりにはご一緒できない‥となればこの選択しかなかったわけなんです。

こわっぱさんは中心部のどこか(電話でやりとりしただけですが)の宿にチェックインする(した?)とのことで、宿周辺のランドマークからすると結構近いかと思って「それでは現地集合ということで」ということにしたのですが、あとから考えたら‥


ちなみにあとでわかったことですが、こわっぱさんの泊まっていた民宿はTakemaが勝手に思い描いていた場所とは全然別の方角&距離に位置していました。ぐはぁそうとわかっていれば迎えに行ったのですが‥って、とてつもなく後悔先に立たずですね何の役にも立ちませんね(大苦笑)。

半年ちょいぶりの再会ですが、最初の出会いが衝撃的なだけに嬉しかったです!で、いろいろと温泉談義に走りたいところでしたが、ここはライブハウスなのですからそうもいきません(笑)。というかあくまで八丈太鼓の観賞がメインなのですから!(こわっぱさん、勝手に付き合わせてしまって申し訳ありませんでした。そして事後に「自分だけだったらまずエントリーしないイベントを観られたのでよかった」とおっしゃっていただけたのは本当に何よりでした)。



で、最初のオープニング画像に戻るわけです。



ちなみにこのお2人は司会進行&補佐のお2人でして、それでもこのお2人の太鼓だけでインパクトありありです。なおこの日のお客さんは1.2..確か8人くらいだったかな、ちょっとサビシイ「八丈太鼓ナイト」の幕開けとなりましたが(ちなみにこの日3/20から4/7まではぶっ通しでナイトライブをやるということでした)、さすがに初日ということもありお2人もちょっと緊張なさっていたような?

さてオープニング太鼓のあと、司会の方がやはりというかそうくるかというか、次のような提案をなさいました。


その瞬間、いわずと知れたおしんこどんはもちろんとして、数名の女性の方々の手が上がりました。われわれ3人は砂かぶり最前列に座っていたので、そうなるとまずは予想通りおしんこどんが最初に指名されたわけです(あまりにも定番系の流れですわ)。


というわけでおしんこどんの八丈太鼓デビューです。でも彼女はお囃子でもう少し小さな太鼓たたきはやってるし(こんなこともありましたっけ=大ホールデビューページはこちら)、やっぱりうまいですわ。





で、このあと成り行きでTakemaも叩いたのですがお見せできる代物じゃないので省略ね(笑)。そんなわけでプロの技(ただし八丈島でも太鼓のみで生計を立てている方はいないのですから「この時期だけ本業のあとに舞台に立ってくださる」わけですね。ありがたいです。



このお2人は親子ということですが、さすがに意気軒昂、いやちょっと違いますね意気が揃ってます。




そんなわけで八丈太鼓ナイトをタンノーした上で宿に戻りましたが‥あ、こわっぱさんとのツーショットは左上画像マウスオンにて。とはいえご尊顔の掲載は畏れ多いのでボカシております(当然です)。

さて夜中のうちはそこそこ雨の音もしていましたが、朝になると風も穏やかな上天気。さーてそれでは今日は三宅島に向かおうかなと思っていたところでとんでもない島内有線放送が!それは‥


うっそぉ!(悲しみ本線日本海モード炸裂)。おそらく昨日の夜行便が出航しなかったのか途中で帰っちゃったのかのどちらかなのでしょうが、いずれにせよ「来ていない船は帰りようがない」という理の当然的流れにより、この日の三宅島行きは断念せざるを得ませんでした(もちろんヘリという手はありますが、今回は三宅島メインというわけではなかったのでそのお金を惜しんだというのが正しいところ)。

で、この日に三宅島入りできないということは、この翌日に三宅島入りができたとしても船の到着は14:10、でもってその翌日のANA便の予約をしてあるのですがその出発は13:20。結構広い&ゆっくりあちこち見てみたい三宅島の滞在時間が23時間にも満たない‥ということで、決めました決断しました本格的に諦めました!



そんなわけでゆったりいただくタンポポさんの朝ごはんはあっさり系のシンプル和食。物足りないと思われる皆さま方、たぶんそれって食べすぎです朝はこれくらいでいいんですよ(起きたばっかりなんだから)。

帰ることを決めたわれわれをあざ笑うがごとく、この日のお天気は見事に快晴。こわっぱさん、今日の湯めぐりはかなり快適快調なものになりそうですねと思いを寄せつつ空港へと向かいます。これで1便が満席だったら笑っちゃうんですが、昨日もちゃんと飛んでたしたぶん大丈夫でしょう。



初日から何度も何度も通ったこの道。いざ離れるとなると何だかさびしい?



だって、この絵&お天気だしあったかいし気持ちいいし。

カウンターで第1便の空席の有無を確認すると「大丈夫です空いてます」とのこと。でもこれってキョーフの正規料金(片道19,870円/人)だよなぁ(苦笑)。ま、もちろんその場でにこにこカード払いしましたよ。これでこの日のお昼には自宅に到着することが確定です。

チェックイン&荷物を預けたあとはレンタカーの返却です。このモービルのレンタカー、そこそこいい感じで走ってくれました。運転のしやすさでいけば青ヶ島のダイハツMOVEに次ぐ感じだったぞ(電気自動車はおっかなびっくりだったし、初日の車はナビがあったからまぁよかったとしても車としてはだいぶイッテたので)。なお丸々2日間の走行距離は163km。よく走ったなー(前にも書きましたが、八丈島の周回距離はフルマラソンコースとほぼ同じです)。



拙ページを見て八丈島を目指す方のため、連絡先は右上画像マウスオンということで。
なお営業時間は7:30-18:15(日祝は8:00-17:30)です。


もちろん港や空港への無料送迎つきですので、右上画像の車に乗り込んでおしんこどんの待つ空港へ戻ります。今回の旅行中この空港にはのべ何回来たことでしょう(笑)。でもさすがにこれで最後ですお別れです。予定より2日早く帰っちゃうことになるんですが、いやいや十分楽しませていただきましたよ。というわけで空港内の観光案内所でスタンプラリーの用紙を提出しようとしたら、ん?案内所の方とはどこかでお会いしたことがあるような?




さすが「島では1人何役をこなしてナンボ」というわけですね。そんなわけでお礼を申し上げた上でスタンプ用紙をお渡しした次第です。



というわけでいよいよ羽田行きの折り返し第1便は間もなく島を離れます。機内から眺める八丈富士の天気は上々、きっとこの同じ時間にはこわっぱさんもどこかの湯に浸かりながら快哉を叫んでおられることでしょう(笑)。



シートベルト着用のランプが消えたのは比較的早く、眼下にまだ八丈小島(左上画像)が見えていることでした。やがて今回行かれなかった御蔵島(中央)、そして三宅島(右上)と順々に見えてきました。またいつか来るからねー、特に三宅島くん、すぐに来ないからといって怒って噴火なんかするんじゃないよ、そうしたらもっと長い期間来ない(来られない)からねーっ!

このあとさらに式根&新島、さらにはずっと遠くの方に富士山なども見えていましたがここでは省略。飛行機はたった45分足らずで東京都亜熱帯区から大田区の羽田空港に到着してしまいました。


そんなわけで伊豆諸島南部編(といっても八丈島と青ヶ島だけですが)、これにて終了‥しないんです。もう1ページだけ「後日談編」に続きます(いつもの通りネタを引っ張るTakemaです(笑)。


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