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− 2013/3 八丈島&青ヶ島編 その1 メニューページ −



青ヶ島最高峰の大凸部(標高423m)からは、池の沢の二重式カルデラ火山がよく見えます。しかしここには悲しい歴史もあるのです。

(2013年3月下旬訪問)

さてずっと関東(千葉)在住にもかかわらずTakemaの伊豆諸島デビューはかなり遅く、本格的に北部エリア(神津島・式根島・新島・大島)を訪問したのはようやく2010年‥(その時の様子はこちら。あ、大島だけはそれよりはるか昔に行ったことがあったっけ、でもほとんど記憶に残ってないので勘弁してください)。

でもやはり「東京から直行で行かれるのに」南部に足を延ばそうとしないのは気が引けるところ。というわけで突如として計画を立案したわけです。目指すは八丈島&青ヶ島をメインにして、可能であれば三宅島、さらに状況が許せば御蔵島もというところだったのですが、タイトルからおわかりの通りそれらはナニだったわけで次回への宿題ということになりました(苦笑)。

それはともかくとしてこのひと月半前に南北大東島を訪問していたわれわれからすれば、かの島は八丈島からの移民が開拓に入った地であり、それ故現在でも沖縄らしさよりも八丈らしさを色濃く残す場所でありました(言葉も生活習慣も)。となれば、その本家本元の八丈島に足を向けるというのは文化人類学的にいってもごくごく自然な流れなのではないでしょうか?(実際は単純に思いついただけなんですが)。

というわけで、おそらく南北大東島よりははるかにメジャーな八丈島、しかしその八丈島民をして「へぇー、青ヶ島に行ったの!わたしも行ったことないよ!」と驚かれるような青ヶ島への訪問記をこちらに書き記したいと思います。2島しか行かれませんでしたが、これまた楽しかったよ。




事前準備&手配、そしてまずは八丈島へ。

実は数年前にもこの時期の青ヶ島行きを考えたことがあったのですが、その時に「青ヶ島にはおいそれと思いつきで行かれるものではない」と痛感し、今回は綿密に‥え、やっぱりキャンセル待ち?とりあえず次善の策を確保して八丈島へ‥え、出発遅延?というわけで初日から計画変更でレンタカーでの八丈観光です。
洞輪沢温泉タンノー、そして気がつけば裏見ヶ滝温泉も!

南東部の末吉地区にやってきてまずは洞輪沢温泉へ。無人の共同湯ですがここはスゴイ!ボコボコ投入の湯を貸しきりでタンノーしたあとは灯台見学、そして気がつけば昼食でキムチ+お蕎麦を食したり乙千代ヶ浜に行ったりした上で、うーんもう1湯の裏見ヶ滝温泉へ。唯一の水着着用湯でしたがここもスゴイ!
裏見ヶ滝見学のあとみはらしの湯でまったり、そのあと登龍峠経由で三根へ

予想外にいい感じだった裏見ヶ滝をくぐり抜けたあとは末吉地区のみはらしの湯へ。実は洞輪沢温泉のすぐ近くなんですが一般観光ではやはりこちらなのかな。末吉から登龍峠へのワインディング路はバイクだったら楽しいだろうなー。おしんこどんは思わず笛を吹き始めました!(笑)。
お宿到着後夕日見物、その翌日の空港まで

宿に到着後は夕食までの隙間タイムを利用して八丈富士の鉢巻道路へ。夕焼けはともかく夕日と八丈富士はなかなかでした。何だか食欲減退で夕食はちょっと苦労(笑)。翌朝は底土港界隈をお散歩のあと朝食、さーて八丈島空港へと向かいます。
ヘリで青ヶ島到着、宿到着のあと大凸部を目指す

青ヶ島まではヘリコミューターでひとっ飛び。巡航速度は200km/h以上出てますからね。で、宿に到着してもまだ10:00ですから活動時間は十分にあります。お昼のお弁当を受け取り、まずは島の最高地点である「大凸部」を目指してハイキング開始!
大凸部から青ヶ島の全貌を俯瞰し、さらに尾山展望広場へ

自生するグミの実をつまみ食いしながら頂上到着、うわー二重火山だばんざーい!このあと予想外の難所経由で東台所神社、そこから尾根伝いに尾山展望広場へ。さらには「山の上の水源地」を見学した上で集落の中心部に戻ってきました。
続いてレンタカーで池之沢寄り道および三宝港訪問

午後はレンタカーであちこち訪問。大千代港の崩落現場、あれはもう復活はなさそうです。このあとカルデラ内の池之沢で地熱釜にお芋セット、その隙に三宝港を訪問。すごいやまるで要塞ですっ!かつて存在した「湯処」は廃墟と化していましたが‥
地熱地帯で蒸しウマ、ひんぎゃの塩&サウナ、そして最後に島寿司でどっかーん

池之沢に戻ってからは遅めの「蒸し物ランチ」に舌鼓、「ひんぎゃの塩」の製造工場を見学後はふれあいサウナでひとっ風呂。そのあとちょこっと寄り道してお宿に戻ってきました。しかし、たっぷり夕食にTakemaは予想通りノックアウトとなりました(笑)。
青ヶ島を離れ、再びの八丈島へ

朝一番でヘリポート近くのひんぎゃ見学後、ヘリで八丈島に戻ります。条件付きでしたがおしんこどんの篠笛演奏奉納が功を奏して?無事運航。あのフランス人たちはどうしたのだろう?このあとは電気自動車を借り出します。
再びの八丈島を拾遺的にぐるぐると(1)

ふれあい牧場展望台、フライング訪問のフリージア畑、ソフト&ハードクリーム、そしてふれあいの湯という順でうろうろと。天気がどんどん悪くなりましたが何とか居酒屋夕食終了まではもってくれたので一安心。
八丈島を拾遺的にぐるぐると(2)
八丈島歴史民俗資料館でお勉強、玉石垣見学、そしてふれあいの湯タンノーのあとは黒砂(砂丘)あたりをうーろうろ。お腹が減ったら島寿司で悦楽、さて午後はどうする?では行きますか、あの「大物」に!
八丈富士に登っちゃえ!
そんなわけで「大物」八丈富士登山です。外輪山までひとしきり登り、まずは浅間神社から「小穴」という名の大穴をのぞき込み、中央火口丘方面は途中で挫折、そしてようやく頂上へ。なかなか爽快で楽しかった‥。
いま再びの末吉地区、翌日はやすらぎの湯リベンジほか
大吉丸グループ全制覇の偉業?を成し遂げ、再び洞輪沢の湯に浸かって世俗の垢を落とします。翌朝はやすらぎの湯リベンジを果たし、黄八丈工房見学、昼食後は大荒れの天気の中フリージアの摘み取り大作戦!
夕食後八丈太鼓ライブ見学、そしてその翌朝出した「結論」とは?
中心部から遠く離れた永郷地区に宿を取りながら、夕食後には町中のライブハウスまで八丈太鼓を聴きに行きました。翌朝、フェリー欠航の知らせに「よし、じゃあ予定より早いけれど帰る!」と決定。気がつけばお昼にはわが家に戻ってましたっけ。
八丈島&青ヶ島旅行の後日談
タイトル通りの後日談。三宅島からのエアチケットはどうなっちゃったのか、そしてあれだけ精力的にぐるぐる回ったスタンプラリーの結末は?ま、どちらも「ヨロシイ方向」にて成就したというわけです。

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