− その4 バキバキ系お蕎麦ランチのあと中山平三之の湯+鳴子東多賀の湯(泊)! −



今回は「己の意志」でやってまいりましたよ伊勢そばさん♪

そんなわけでやって来ました「伊勢そば」さん。ここはその昔というか2013年の11月(何だまだ1年前だっけ)に師匠に連れてこられ&「ハイ、初めてのお客さんは『もり天』縛りね、まずは食べてみてください」と強制され、その蕎麦のバキバキぶりにあごの筋肉をヘロヘロにさせながら何とか完食したという思い出深い店なのです(笑)。その時の様子はこちら

ただ、そのあと天童方面へと南下する車の中で「でも何だかクセになるというか、しばらくするとまた食べたくなっちゃうんですよねぇ」と師匠の本音が吐露され、その時は「そんなもんかなー、だって下あごヘロヘロだし」と思いつつそのお言葉を聞いていたわけです。しかーししかし!



まぁいずれにせよわたしは帰ってまいりました(笑)。この日は平日、しかもお昼時をとうに回った14:00ころだったので店内はかなり空いており待ち時間もなく着席できたわけですが‥おっと着席の前に儀式がありました。こちらのお店は席に座る前にカウンターで注文を完了させ、引き替えに番号札をもらうというシステムです。従って混雑時にそのシステムを知らないと「いつまで経っても注文(エントリーシートの提出のようなもの?)までたどり着けないので注意しましょう。なぁに誰かに聞けばすぐ教えてくれるはずです。

さてしかし肝心な今日のオーダーは何にしようか悩むところです。あえて再び修羅の道たるフラッグシップメニューの「もり天」に戦いを挑むか、それともほかのメニューに‥



ちなみに右上画像のとおり麺類メニューは豊富です。うどんもラーメンもあります。





山形県の河北町あたりを発祥とする「冷たい肉そば」。その肉とは鶏肉なのですが、これまた何年か前に師匠とご一緒したときに「これ旨いなー」と勘当されたわけじゃなく感動したわけなのです。もともと冬でもあったかいお蕎麦はあまり頼まないタチなので、「地元の人は冬でも冷たいのを頼む人が多いよ」とのお言葉はTakemaにジャストフィットしたのでありました。というわけで外は雪景色ですが冷たいのをいきましょう!

ただしメニューは「もり天」ではなくとも、あの「バキバキ系田舎そば」をたっぷり使用していることには変わりがなく、予想通りあごが疲れました(笑)。あと、つゆがちょっとしょっぱいかなとも感じましたが、あとでその感想を師匠に報告したところ、



と、たったひと言であまりにもわかりやすく説明終了と相成ったわけでありました(大笑)。しかし言われてみれば確かになるほど宜なる哉なのでありますが。

さてこの日の泊まりは昨日のうちに予約しておいた鳴子温泉の東多賀の湯さん。もう10年以上前に立ち寄り入浴して以来なのですが、何だか記憶に残っていた湯をタンノーしようと思いまして。休日の日中だといつも混んでるという感じですのでね。

しかしここはまだ山形県中部の東根市。というわけで暗くなる前に県境の峠を越えておきたいところです。というのも雪なし県の千葉から来ているTakemaですがここまでまだ本格的な雪道を走っていないので少しでも明るいうちに到着したいというのと、雪道の感覚および「摩耗および経年劣化によりだいぶへたってきているスタッドレスタイヤの効き具合(というか滑り具合)を確かめておきたい」というわけなのです。

この翌日は明らかに山の中に進んでいくこともあり、その練習も兼ねて新庄経由で国道をつなぐのではなく一応峠道の県道28号線で尾花沢から赤倉温泉へと抜けることにしました。



集落のあるエリアを抜けるとしっかりと雪道になりましたが、路面のコンディションは良好でこれなら問題なさそうです。交通量が少ないのでブレーキテストもやり放題、うん、この路面なら「スタッドレスのスリップサインが見えつつある4年目のタイヤ」でも大丈夫そうです(ただし急坂かつバリバリのアイスバーン路面に出くわさないことだけを切に祈りますが)。

そんなわけで峠を越えてきて赤倉でR47に合流。ここからはさらに除雪もしっかりしていてだいぶ気が楽になりました(ただし路面は見えません)。で、せっかくなら1湯どうでしょうというわけで、中山平の湯に立ち寄ってみることに。中山平というとツルとかヌルとかヌルヌルとかが一部の温泉ファンにはとみに有名ですが、今回は「すべ〜すべすべ系」らしい三之亟湯(さんのじょうゆ)さんへの立ち寄りです。



建物外観を撮るのを忘れてしまいましたが、エントランスから想像できるとおりこぢんまりとしたお宿です。この規模は結構好きな感じですね。なお左上画像の左下には米袋が3つ置いてありましたが(左上画像マウスオン)、中には精米したお米が!(やや距離を置いてズーム撮影していますので画像が暗いのはご容赦下さい。Takemaが購入するわけではないですから‥)。

さてお風呂へ。実はわたしが入浴料をお支払いするのとほぼ時を同じくして宿泊のチェックインをなさっていたご夫婦がおられまして、その方々はもちろんその後部屋へと案内されていったわけですが、となれば単なる入浴客たるTakemaとすれば‥



と心に決めたわけであります。とはいえ「もしソッコーでやって来たりしたらどうしよう」とのビクビク感もないわけではありませんでしたが(笑)、幸い与えられた貸し切りタイムは結果的に約15分もあり、十分に湯をタンノーできました。



浴室内はこの時期デフォルトの「湯気モウ」で撮影には苦労です。窓外の植木に雪帽子が(右上画像マウスオン)。



そんなわけで日も暮れかかるころ、鳴子温泉エリアの西側エントランス踏切を通過して駅にやってきました。もちろんここで列車に乗り換えるわけでもありません。用があったのはタクシー乗り場でして、このあとひとっ風呂で身を清めたあとお宿から某夕食場所(バレバレですね)までの送迎をお願いしたかったわけなのです。夏ならともかく暗い雪道はか弱い50男にはあまりにも危険がアブナイので(何のこっちゃ)。

さてそんなわけで東多賀の湯さんにチェックイン。とはいえ年末直前の平日とことんオフシーズンゆえ、どうやらこの日の泊まりは純粋湯治のご夫婦ひと組と自分だけのようでした。ご夫婦も食事はお願いしていないようで館内は何だかとっても静か、いやその方が明らかに嬉しいんですがっ!



しーんとしていました。温泉犬くんもご老体なのかな、全然自己主張せずに静かなままでした。



だからこの湯を目指してきた価値があります!この湯をじっくりタンノーしてみたかったんです!

でもこの時の入浴は「このあと」があるので程々に。ちなみに硫化水素ガスを抜くために冬でも浴室の窓は開けっ放しです。ファンなどというこしゃくな設備はどうせガス成分ですぐ壊れてしまうからということなのか、あくまで自然換気がこちらの常道のようです。ということで‥ここ東多賀の湯、


(ちなみに脱衣場も換気の理由から窓が開いています。「閉めないで」とも書かれています(笑)。

まぁそれも一興ととらえることにすれば気になりません。ちなみに照明設備も浴室内には存在せず、脱衣場側の天井から照らしこむという間接照明?方式です。これと同じようなのをどこかで見たなぁ、どこだったっけと思い出してみたら‥‥




(上画像はくすめ温泉の画像です。東多賀旅館の照明画像は撮影するのを忘れました)
こちらをクリックするとくすめ温泉の2012訪問記ページにジャンプします)

しかし残念なことにこのくすめの湯宿ももう営業していないんですよね。ホントに年を追うごとに昔からの温泉がなくなっていくので残念な限りです。その一方で、「新しく開業した温泉」には施設設備的にあまり興味が湧かないTakemaだったりします(その多くが大規模かつ設備充実のセンター系なので)。

おっと気がつけば先ほど鳴子駅前で「18:00に東多賀で」とお願いしておいたタクシーが宿の前に到着です。というわけでいざいつものあの場所、「焼肉 八兆」さんへVIP待遇の専用車で向かいます。す、すると?





確かに前日「もしよろしければ‥」というTakemaの申し出に快諾をいただいてはいましたが、まさかほぼ同時に到着とはびっくりした次第です。というわけでまずは乾杯!ちなみに師匠はこのあと車でお帰りになるのでウーロン茶をたしなみます(師匠はこの日もこの翌日もお仕事)。なお諸般の事情により、Takemaもこの数日後「八兆でお酒をたしなむことなく帰る」という偉業を達成しました(何のこっちゃ)。しかしこの日はとにかくどんと飲む&食べる!





ぐわぐわと焼くものだからお店の排気ファンが追いつかず室内モウモウにもなったりしましたがまぁ一瞬か。ちなみに右上画像にあるオリジナル焼酎は酒棚にキープされることなくこの世での役目を終えました。要は「全部飲み切っちゃった」ってことね。あれ、師匠は車‥ってぇことは?(詮索しないでね)。あ、最後の方ではさすがにふらついてましたが(わかりやすい)。

さて、明けて翌朝です。お酒は存外というかなぜかほとんど残っておらず、いざ明るくなったら突撃開始のやる気満々美酒爛漫モードではありました。でも朝ごはん直前まで自室待機(要はダラダラとふとんの国の王様お寝坊さん)。



「今日も降ってるなー」と、雪に積もられるがままのナナカマドの実の気持ちを忖度しつつ朝ごはん。嬉しいんですがこれでもちょっと多いんだよなぁ、この半分でも十分です。そろそろ宿ごはんについては「二食付きで出されるがまま食べる」のではなく自炊滞在を検討すべきかな?というか本格的な自炊でなくても、ここ東多賀やお隣の西多賀の場合、





そんなこんなで、朝食後はまったりと朝湯をタンノーいたしましょう。こちらの立ち寄り入浴は開始時間が10:00からとやや遅めなので、宿泊者の特権として貸し切り湯をタンノーできちゃうわけなのです。










はふー、身体への硫黄補給もバッチリです。これで無事年が越せます(何のこっちゃ)。



そんなわけですっかりまったり湯ったりしたところで湯を上がり、このあとはまた阿鼻叫喚の難陀阿難陀般若はらみた三千世界へ足を踏み入れていくことになります(何のこっちゃ)。よぉーし今日も1日頑張ルンバサンバにセニョリータということでバンバンやっていきましょう!(もう何だか意味なくやけっぱち系)。

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