− その5 お昼ごはんは‥へぎへぎへぎそばっ! −
お昼ごはんは‥へぎへぎへぎそばっ!
続いてやって来たのは野沢温泉村のお隣栄村です。2011年3月12日(東日本大震災の翌日)、この村を震源とした直下型の長野県北部地震(栄村大震災)が発生し、栄村では震度6強を記録しました。しかし前日の東日本大震災の報道の陰に隠れてしまい、今やこの地域を離れれば覚えている人も少ない災害といえるでしょう。 自分は同年4月下旬に現地を訪問したのですが(その時の様子はこちら)、2014年11月22日に起こった長野県神城断層地震と同様、被災地域はかなりピンポイントでした。そのため復旧作業も早く進んだということか、今では被害の現場を直接目にすることはありません。でも、やっぱりここに来たらお買い物をすること必須と考えるTakemaなのです。 道の駅でもいいんですが、森宮野原駅前に地元向けの復興スーパーがありますからそちらに行ってみましょう。 |
駅舎の真向かいにあるスーパー。駐車スペースもたっぷりです。 |
と、店舗前にテントが張られていたのですが、さすが信州りんごのお膝元というべきなのか、リンゴがコンテナ単位で販売されています(笑)。買いたい気持ちは山々なれど夫婦2人じゃ多すぎるし、そもそもTakema母のもとにもリンゴが箱単位で届いていることを知っていますからこれに手を出すことは出来ませんでした(苦笑)。 でも、店内に入ると「なぜこの安さ?」とリンダびっくりしちゃう系のぶどうが売られていたので迷わず購入。そしてここ栄村に来たら躊躇なく箱買いしちゃう「さかえむらトマトジュース」ももちろん購入です(右上画像マウスオン)。 ちなみに最近は各地で「地域ブランド系のトマトおよびトマトジュース」が売られています。この年の9月に奥会津に足をのばした際にも南会津町(旧南郷村)で南郷トマトジュースを箱買いしました(その時のページはこちら)。そういや秋山郷の屋敷温泉に泊まっていたときには津南トマJ vs 栄村トマJの飲み比べもしましたっけ(その時のページはこちら)。でもですねとにかく、 |
味の好みは人それぞれだと思いますが、拙サイトをご覧いただいている皆さま、栄村を訪問する機会があれば是非飲んでみてくださいませ(道の駅でも1本単位で売ってますんで)。さてこのあとは向かいの森宮野原駅へ。え?うわそういえば! |
(右上画像マウスオンで福幸そばカップ麺画像に変わります)。 |
この「福幸そば」ですが、地震で水田が壊れ稲の作付けを見送った農家の手助けとすべく水田に蕎麦種を蒔き、収穫された蕎麦を使って製品化されたものなんです。最初の年は乾麺だけでしたが、翌2012年からはカップ麺も登場し結構な人気を博した商品なんですよね。 森宮野原駅は簡易委託駅であると同時に栄村振興公社の拠点でもあり、交流館「ふきのとう」も併設されています(というか実情としてはこちらがメインかと)。というわけで売店エリアのちょっとしたスペースには出荷を待つ地元産品の箱がどどんと積まれていました。 しかしトマトジュースはともかくカップ麺の箱買いはなぁと思っていたら、店内では単品売りもしておりましたのでとりあえず4個購入。ちなみにミニカップで、食べてみたら「何だかちょっと味が濃い感じ」がしました。でもそれもそのはず。 |
(栄村公式サイトの記事を画像ごと引用させていただきました) |
なるほど、「ごはんと一緒に食べる」ことを前提としているからなんですね。それなら確かにやや味濃いめもわかります。勉強になりました。 天気予報では「もうそろそろ降り出してもおかしくない、しかも雪が‥」という感じだったのですが、津南に入っても雪どころか雨も降っていません。雪雲の襲来が遅れているのかな?いずれにしても降らないでいてくれるのはラッキーです。 |
橋を渡って津南駅までやって来ました。駅の温泉は‥まぁいいやとパス。 |
さてそんなわけで向かうのは松之山温泉なのであります。以前公私を含めて何度かおじゃましたことがあるのですが、その時は温泉街や今はなき翠の湯露天風呂(廃止されました)に浸かっていたわけで、日帰り施設の「ナステビュウ湯の山」には行きませんでした。でも、ここの湯がかなりのアブラ臭というわけで寄ってみようと考えたわけです。 今は十日町市松之山地区ですがかつては松之山町として独立した行政区分でした。だからこのあたりのメイン国道たるR117からは山を越えなければなりません。最初は隘路ながら近道のR405経由で行こうと思ったのですが、集落を抜けた分岐のすぐ先まで進むと‥あれれもう通行止なの?簡単なバリケードでしたが、雪が降りそうだから早めに通行止めにしたのかも知れません(この時点ではまだ初雪も降っていませんでしたから)。 でもまぁ無理に突っ込む必然性も勇気もありませんでしたから、もう1本北側のR353経由で峠を越えることに。というかこちらこそが松之山へのメインルート、二車線あるし斜度も抑制されており峠部分は長いトンネルが通じていますし。案外こっちの方が所要時間的にも早いのかもしれません(その昔バイクでR405を走っていたらクラッチを握る左手の握力がなくなってきたことを思い出します。確かそのまま上越の方に抜けたと記憶していますが。 |
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で、左上画像が峠のトンネル入口(信濃川サイド)です。約1km弱の長さなのですが、抜けてみてビックリ! |
たかだか1km弱で天気がこんなに違うか!とも思いましたが、実際に違ったのは間違いないのでグウの音も出ません。トンネルに入る前には降っていなかったのになぁ。 そんなわけでいざナステビュウ湯の山へ。変わった名前なので検索してみたら、「NAture(自然)Spa(温泉)Time(時間)View(景色)」を組み合わせた造語なのだとか。そういやモスバーガーも確か「MOS=Mountain+Ocean+Sun」だったっけ(全然関係ないですが)。 |
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入浴料をお支払いしていざ浴室へ。ちなみに平日のお昼前&雨天にもかかわらずそこそこ駐車車両があったのと、われわれとほぼ同時に入館したご夫婦がおられたこともありお風呂の撮影は諦めました。というか常時複数のお客さんがいましたのでそもそも無理でした。 でもお湯はいいなぁ、高温源泉を熱交換で適温までさますという方式は米沢の小野川温泉うめやさんも導入していましたが、こちらも加水せず湯温を調節してのかけ流しです。 思うのですが、地熱発電開発に対するヒステリックな反対意見として「われわれは発電所の廃湯なんぞに入りたくない!ましてやお客さんをそんな湯に入れるなんて論外だ!」というのがあるようです。でも、そうであれば、熱交換やヒートポンプの管を通り抜けてきた湯だって同じですよね。 でもそんなことを言っていたらいつまでも地熱の有効利用は進みません。生かしましょうよ自前の資源を。というわけで「発電所の廃湯とやら」を利用している世界有数の温泉観光地たるブルーラグーン in Iceland動画をちょろりとリンクしておきます。おしんこどんが手をあげております(笑)。 |
この日は曇天だったのでこのくらいですが、晴れていたらどんなに爽やかな動画だったことか! |