− 2014 GW前半津軽行き(6) 谷地温泉でぬる湯湯治、翌日はみちのく深沢へ −



はいはーい、やって来たのは谷地温泉でした!

八甲田の谷地温泉。「八甲田の」と書いたのは福島県にも同名の温泉があるからなんですが(あちらも大好きです@ツルヌル湯)、こちらの谷地温泉は最初&最後に入浴したのがそれこそ高校生か大学生のころですから少なくとも四半世紀以上前のことで、この温泉に関するほぼすべての記憶が消えていたんです(訪問したという記憶だけ残ってた)。

こちらの谷地温泉は近年経営がそれこそ「あっちこっち」に乱れまくったわけですが、2014現在は「伊東園グループ」による営業となっています。でもホテルチェーンなのにこちら谷地温泉は相変わらずネット予約ができないというあたりからすると「チェーンの縛りがユルイ」のか、それとも立地ゆえにそもそもネットに接続することが厳しいのかのどちらかでしょう(たぶん後者だと思われます)。

ちなみに伊東園グループのポリシーとして「年間いつでも同一料金」というのがあるらしく、谷地温泉の場合はその料金が、


というわけなのであります。ちなみに予想通り「館内にWi-Fi電波が飛んでいる」ようなことは一切ありませんでした。というかそれ以前の状況として建物内では携帯電話すら「圏外」なのです!わたしゃネットに繋がらないなら繋がらないでどうでもいい人なのですが、スマホでLINEにべったり系の人なんかは「地獄に落とされた感じ」なのでしょうね(大笑)。



ちなみに玄関の外の池(イワナ絶賛養殖中)そばのミニ展望台あたりではかろうじて電波が届くらしく、宿の人いわく「若い人たちは夜でも結構そこに張り付いている」とのことでした。うーむ大丈夫か未来の日本。



部屋はこのお宿の「メインストリート」に面した5号室。ゆえに結構人通りが多くてうるさいのですが、慣れちゃえば何ということもありません。そんなわけでお風呂‥いや、結構混んでるみたいなのであとにします!その前に夕食。



食事は全く期待していませんでしたが量的にはほどよい感じ(おしんこどんはご飯をおかわりしていましたが)。ミニ天ぷらも揚げたてを持ってきてくれますし、この料金で文句を言う筋合いもありません。ただ、以前やっていたという「飲み放題サービス」は終了していたようです(残念)。

ちなみにお客さんはといえば半分以上がスキー関係のようで、昨日今日と快晴のコンディションで楽しんだことでテンションが高い!お酒が入っていたこともあり何度か食事中のTakema背中にぶつかる人もいましたがまぁしょうがない(苦笑)。でも気になるのは‥



ツーリングライダーもそうだし登山でもそう、そして海外旅行でもそう。こういう「外遊び」に若い世代がぐっと少ないことはある意味「ヒジョーにヤバイ」ことだと感じます。イスラエルのように「国外での活動歴(留学じゃなくても)」が帰国後就職等での評価につながるようにならないかなぁ。

そんなわけで夕食後、いよいよTakemaの本領を発揮する時間、すなわち「入浴タイム」がやってまいりました!(何が本領なんだ何が)。

ここ谷地温泉のお風呂は男女それぞれ2源泉の浴槽があり、特に通常男湯として使用されている側の下の湯(ぬる湯38度足元自噴)は霊泉として大人気。「30分浸かりましょう」という説明書きもあり当然混んでいるわけです。

でも夕食タイム直後=お腹いっぱいタイム&間もなく男女湯入れ替えタイム直前であればさすがに空いているはずだろうと狙いを定めて行ってみました!その結果は‥





ただし30分の入浴は叶いませんがまぁしょうがないです(笑)。その件についてはあとでバンバンすることにしてとりあえずは湯をタンノー。下の湯は確かにぬる湯でじっくり系によい感じ。いっぽうあつ湯の白濁湯(右上画像マウスオン)はこれまたなかなかという感じでありました。どちらもガツン系ではなく「ああ、やっぱり湯治の湯だな」と感じた次第です。

男女入れ替えタイム間近に服を着たところで宿の方がやってきました。となれば‥



と考えたわけですね。男湯と女湯の入れ替えは1日の中でも1時間半しかないのである意味貴重でもあるのです。しかも今ならじぇったいに先客なしのもれなく絶賛貸し切りだし(笑)。


照明がある意味風情ぶちこわし系がぶり寄りですが、造りは完全に男湯と同じです(ちょっと洗い場が広い)。これなら男女の入れ替えをする必要もないんじゃないかと思ったわけでしたが‥なるほど。




(左上画像、見にくいですが上の方から投入されてます)

今のところ健康で元気なTakemaは湯治=「湯で治す」ところはないのである意味温泉に来る必然性もないのですが(笑)、それこそ本格湯治の女性の皆さんからすれば「湧いたばかりの湯に浸かりたいが混浴はリンダ困っちゃう‥」ということのようで、そのため後付けで造られたのが今の女湯ということのようです。

それにしても30年前のお風呂の記憶が全然なくてびっくり。でも谷地温泉のバス停で乗り降りしたことは確かですから‥あの時の画像があれば‥いや、高校生時代はカメラすら持っていかなかったですから(当然)。大学生の時にバイトで貯めたお金でペンタックスの一眼レフを買ったよなぁ、廉価版だったんだけれどかなり高かったよなぁ、でも買ってしばらくしたらα7000が新発売になってびっくらこいたんだっけ(笑)。



Takemaの入浴中、おしんこどんはしっかりTVっ子になっていたようです(笑)。



夕食直後を狙って正解、ほとんどの時間が貸し切りで湯っくりできました。

さて明けて翌朝は‥うーむ残念雨が降っております。というわけで朝湯ゆっくり30分浸かるというタスクをこなした上で朝食といたしましょう。


朝食も質素といえば質素なのですが、Takemaの普段の朝ごはんに比べれば十二分に豪華絢爛なので問題ありません。ちなみに山スキーの団体さんは一昨日昨日ともう十分過ぎるほど楽しんだからか「それじゃ今日はいちおう9:00出発ということで、いちおう○○まで行ってみて様子をみましょう」とのんびりモード満開のようでした(笑)。

さてこの日のわれわれの動きは結構奇想天外系だったりします。まずはR394と県道40号をつないで、八甲田連山の東側へと車を進めます。



雨ではありますが気温は相変わらず高めなので雪融けが一気に進みそうな感じです。

で、まずは八甲田温泉「ぬぐだまりの里」(旧「遊仙」)に行ってみたのですが、予想外に車の数が多かったのでパスすることに。あとで調べたら2014/4現在大浴場新築工事中とのことで、だったら夏にでもまた来てみるかなということで。

でもここまで来たらどこかの湯に入りたいゾということでこちらにおじゃますることに。


ハイやってきましたみちのく深沢温泉。見たところ先客さんの車は1台だけというところかな?昔は結構幅広く営業していたようですが今はどうなんでしょうという感じではありますが、食事付きの宿泊もできるようですしやっぱりここにはいつか泊まりで来てみたい気がします。


薪ストーブにはしっかり火が入っていました。で、昭和ロマン系の雰囲気の中を進んでいくと浴室入口。まぁ前にも来ているので勝手はわかってますが、何だかこういう掲示を見るとほのぼのしちゃいますね(右上画像マウスオン)。

先客さんがおられたのですが地元の常連さんのようで、Takemaが千葉から来たということを申し上げると「温泉好きなのかい、写真とか撮るなら(自分を写さなければ)構わないよ」とおっしゃって下さったので、急いでカメラを取りに脱衣場へ戻ったことはいうまでもありません(笑)。


そんなわけでうっすらと笹濁りの湯に入浴。金気と炭酸味を感じる湯はこの日も健在。うーんやっぱりいいわー。なお両上画像ともマウスオンで別画像に変わります。

と、ここで温泉ファンの方に一言。ここみちのく深沢温泉の七不思議の1つといえば「意味不明の浴槽縁の数字」ですよね(あとの6つは各自でお考えください)。いったい何の意味があるのかと疑問に思った人は多いと思いますが‥実はあれ「お客さんのイタズラ」なのだそうです。固いものでこすると簡単に削れるそうなのです。とある温泉ファンの方が宿の方から直接聞いたそうなので間違いないと思われます。以上、雑学講座オシマイ!

さてそんなわけで湯を上がり、さらに先へと向かいます。とはいえ車はまたすぐ止まりました。やって来たのは「銅像茶屋」。前のページで書きましたが覚えてますか?


というわけで食べに来たわけなんですよ(笑)。ではこの続きは次ページにて。

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