− 2016GW編 その3 一気に北上し下北へ。むつ桜まつり、満開なのに誰もいない? −



まだ気づいていないウミネコたちの背後に忍び寄る大波?いや、写真のマジックですのでまったく安全です(笑)。



新山根温泉からまずは久慈駅までやって来ました。とはいえ、右上画像の掲示を除けばさすがに「あまちゃんブーム」も終焉という感じです。というかいつまでも一過性のブームに頼るわけにもいきませんからねぇ。右上画像マウスオンでJR東日本のレストラン列車「TOUHOKU EMOTION」の改札案内に変わりますが、この列車、せっかくだったら三陸鉄道の宮古まで直通させられないのかなぁ。または、山田線の三陸鉄道移管後はこの列車に接続する形で「久慈発盛行き」のイベント列車を走らせてくれないかなぁと(夢)。

それにしてもこの「駅前デパート」ビル、何だか見れば見るほどふた昔前の学校の建物に似ています。屋上の展望台は自分の母校の小学校にもありましたっけ(今でもある)。ちなみに2016/5現在はデパートとしては営業していないわけですが、今後の扱い(再開発等に伴う解体)についてはまだ結論が出ていないそうです。

さて前日に引き続きこの日も雨。となると当然車を降りる頻度も減るので次に休憩したのは種差海岸でした。



当然このページトップ画像はここから撮ったものであり、以下に海が荒れていてもウミネコたちは芝生の安全地帯にいるので大丈夫というわけです。インフォメーションセンター到着時には館内も併設の喫茶もほぼ無人でしたが、そのあと観光バスがやってきていきなり混みました。われわれはその直前に注文していたのでセーフでしたが(でもあたふたしたのかTakemaはアイスココアを頼んだのにアツアツが出てきちゃいましたが=まぁいいでしょ)、あとの方で頼んだ団体さんは提供が出発直前となりバスに持ち込んだようでした。「一気に来て一気に去っていく」団体さん、今の個人客をベースにした施設設計からするとなかなかキビシイなぁと。

もっともガイドさんも喫茶部に来てくれたので、「ここでは芝生エリアの下1/3まで津波が来ました。そのあと波に洗われた芝は赤く枯れたように見えましたが現在は緑を回復しています」などと無料タナボタご案内をしていただいたのでありがたやです(笑)。



このあとなぜか蕪島を通らずに八戸市内へ(今となってはかなり後悔。だって社殿がない状態の現地を見ておくべきだったと思うので=雨の気まぐれ大失敗です)。ところで上画像の加工施設、「とろしめさば」は何となくわかるし「いか塩辛浜育ち」もわかります。でも、



そんなわけで検索してみたところ「実に正統的な(ごく普通の)ちくわ」であることが判明(苦笑)。カモメのくちばしをかたどった形状とかじゃなかったのね、ちょっと期待したんですがまぁそれはそれでいいか(マルヨ水産さんの製造行程紹介ページはこちらです)。

さて前ページで書いたとおり、ここ八戸では「靴を購入する」という重要なミッションがあるわけです。まさか両足の靴底とも穴が開いていたとは‥○BCマートの靴の耐久性‥いやもう何年も履いていたのでただの寿命ですわ。そんなわけでまたもAB○マートの八戸城下店へ。



この時まで履いていたのはいわゆるチロリアンシューズのコピーみたいなのだったのですが、とりあえず今回はこちらを購入。しかしこの時はまだしも、このあとすぐに防水スプレーやオイルを塗布しなかったことによりフロント部がオイル分抜けで真っ白に(苦笑)。帰宅後オイルを擦り込みましたがくっそぉまだら模様に(先に防水スプレーするんだった)。まぁ今回のオイルもそのうち何でしょうからその時にね。それにしても自分が中学生の頃から知っているブランドの(山岳部出身なのでマニアック)、こんなチロリアンシューズ、買ってみたいなぁ。

なお来店時まで履いていた靴はお店にお願いして廃棄してもらいました。まさかの「突然の別れ」だったわけですが、このことに限らず人生にはこんなこともよくありますからね(個別事例を普遍化するなって)。

さて足元をサッパリさせたあとは三沢方面へと有料道「第二みちのく」へと進みますが‥





いや、各都道府県の道路公社でETCカードが利用できないというのはまだわからないでもありません(それもどうかなとは思いますが)。ただそういう有料道路の多くはネクスコの高速道から離れている場合がほとんどの観光道路であり、いわゆる「高速と直結しているのに別払い」というのは‥あ、何年か前まで日光宇都宮道路がそれでしたがさすがに対応しましたよね。青森も何とかしてくださいよ関係各位!システム的に無理なはずがないことは証明されているはずですから!

そんなわけで三沢で有料道を降りたのは温泉メイン‥ではなく、お昼ごはんなのです。



前回この界隈を訪問した2014夏、古いデータのカーナビのリストに基づいて訪問したこちらの「North 40-40」さんをいたくお気に召したおしんこどんでしたので、この日のお昼は海鮮とかお蕎麦じゃなくて(これ重要)、ここのフレンチと決めていたわけです(前回訪問ページはこちら)。

ただフレンチというとついつい気構えちゃいますが(一方でイタリアンとなると高いお店も安いチェーンもありますけれどね)、こちらの場合ランチは1100円、1500円、2160円、そしてフラッグシップは3780円とかもありますが基本的には十分にリーズナブルです。1100円のランチであっても定食系どどんではなく順番にサーブされます(それ自体も面倒なシステムだとは思うのですがここで言いますまい)。




前菜からメイン、そしてデザートまでを同じ縮尺で撮影しているのでインパクトが全然ないです(苦笑)。でも左下画像のハンバーグ、ナイフを入れてみたら肉汁がどどんとあふれ出てびっくり。もちろんお味も素晴らしいですから、またこの界隈でのランチの機会があればこちらを利用させていただきたいなと(いや、あえてここでランチになるように行程を組むかも知れません)。



食後はやっぱりお風呂というわけで、海岸近くにあるドライブイン食堂兼日帰り入浴施設の三陸温泉へ。駐車場がそこそこ空いていたので、皆さん休憩室でゴロンということであれば?と一瞬期待しましたが、こちらには休憩室はないんですね(オープンスペースはありますが)。そんなわけで先客さんが5-6名(うち完全トド1名)おられたので浴室画像はありません。



入浴料は250円とリーズナブル。お湯は当然のごとくかけ流しで、うっすらと感じられる塩味と軽い金気。ツル系の湯ではありませんが温まりの湯です。汗が引かないです。この日は比較的気温が低かったのでまだしも、夏はすごいことになりそうな(笑)。

それと、お湯そのものではないのですがなかなかいいなと思ったのが広く取られた窓からの眺めです。手前の敷地内に樹高低めの植栽を配し、その奥側にいちおう低めの塀があります。そしてその奥には松林が広がっているわけなのですが、浴槽に浸かる(視線が低くなる)とその手前下部(塀)が見えなくなり、新緑間近の植栽(芽吹き直後の葉は紅葉のように色づいています&本当の新緑)、そして奥の松林が借景となりトータルとして深山幽谷の趣すら醸し出しているというわけです。ちょっと誉めすぎかも知れませんが何だか気に入りました。



ポツポツと雨の降り止まぬ中、六ヶ所村へと進んでいきます。六ヶ所村といえば原子力関連施設の立地する施設としても有名ですが、温泉ファンには「日本一深い温泉」のほうが有名でしょう(そうか?そうなのか?)。ただししばらく前に閉鎖してしまったという話でしたが、万が一の望みを胸に向かってみると‥(右上画像マウスオン)、


(ちなみにこちらの訪問&入浴ページはこちらから)

ちなみに六ヶ所村にはもう一箇所、老人福祉センターの湯があるのですが、なぜか立ち寄らずの不思議行動でありました。目の前(の分岐点)を通ったのになぁ。たぶんまだ三陸温泉の余韻が残っていたのでしょう。つまりはTakemaも着々とジジイ化してきた(湯疲れするようになってきた)証左というわけであります(苦笑)。

そんなわけで単調かつ交通量が多いイエローライン道路ゆえ必然的に大名行列化するR279ではなく太平洋沿いのR338(もっともほとんど海は見えませんが)を進んだことで行列のストレスはないままむつ市内へ。

しかし市内には特に用がないのでそのままスルー。以前冬に来た時には市内のトンカツ屋さんで串カツとお酒で昼間から飲んだくれた上で(列車で)帰ったんだよなぁ。あ、むつ市にもABCマートはあったのねと確認。

さてむつ市からは恐山や大間方面を目指すのではなく陸奥湾沿いに川内方面へと向かいます。昨日からずっと間断なく降り続けていた雨も、むつの市街地あたりから止み間が出てきてよしよし。で、海側に海自の艦艇が見えたので近寄っていきましたがさすがに都合よく一般公開しているわけでもなく残念。ただ、その周辺の建物が歴史的建造物っぽかったのでちょっと立ち寄ってみることに。



どうやら旧海軍施設が集中するエリアらしくて戦前からの施設(水道設備とか含む)が保存されているようです。が!その隣接地に「むつ桜まつり」会場ハケーン!というわけで階段を登って行ってみると‥







ご覧のとおりの寂しい状況で、写真メニューだけはやる気満々を感じさせる唯一の屋台も閉店中。この日は4/29、GW初日だったんですけれどね。まぁこの翌日は風こそ強かったもののお天気は回復しましたから盛況だったんじゃないかなと。



でもおかげさまでのんびりと写真が撮れました。

結局すれ違ったのは地元の野球部中学生のみ。「こんにちは!」と元気よく声をかけてくれるのは嬉しいですね。都会の中学生はこういうのがほぼ皆無なんだよなぁ。そんなわけでしばらく散策がてら歩いていきます。







なお色合いとしてはこちらのほうが実際の色に近いかなと。

東北の春ってそれこそ一斉に花が咲くんですよね。ちらりとしか見えてはいませんが左下にはちらりとチューリップも咲き始めているのが見えていますし、いやぁここに来てよかった!



なお、この先に進んでいくと、幹の太さの割に枝が細い並木が。木を接いでいるのかな?ソメイヨシノの寿命は一説には60年と言われています。実際のところ江戸の染井村の植木屋さんが「吉野桜」として売り出したのが今から約200年前のことで(ネット上の情報を引用)、そもそも接ぎ木で増やす樹木ゆえ、並木などの場合隣の木との距離が近すぎるとやがてお互いの枝がそれぞれ日照を妨げ、その結果樹勢が弱まった場合の枯死の目安が60年ということみたい。

そのことを前提として上画像に並んだ並木を見るに(全て「樹木治療中」という貼り紙あり)、なるほどなぁ、木と木の距離が主幹の太さに比べて近すぎるように感じます。この「治療中」とは、それぞれの主幹に再度枝を接いだということなのでしょうか。その接ぎ枝もそこそこ太くなっていますし支えもありませんから接ぎ木作業そのものはもう何年か前に行われたということなのか、それともこの木自体のひこばえが成長したものなのかはわかりませんが‥

しばらくのんびりとうろうろした上で国道沿いまで下りていってみると‥





単なる駐屯地ではなく「総監部」ですから、海自の中でもかなり重要な拠点なんだろうなと思います(自分の旅行記の中には時々自衛隊関連の記事(陸自ヘリ搭乗とか)が出てくるわけですが、自分は自衛隊関係者でもなく関連会社の社員でもなくさらにはミリヲタでもありません。ただ「めったに出来ない経験は是非したい!」を実践しているだけですので、自衛隊の組織関係とかは全然知らないのです)。

もっとも右側の国旗が門柱にからんでしまっていたのは(絵的に)ちょっと残念でしたが、別に撮影そのものを趣味としているわけじゃないのでまぁしょうがないです。これをわざわざ門柱から外しに行ってしまうと、「ロープが邪魔に見えたので勝手に外してしまう」、いわゆる「暴発系撮り鉄」の輩と厳密にいえば同じですからね(苦笑)。

このあとは川内地区方面へと進んでいきます。むつ桜まつり会場では雨も止んでいて時々薄日も差すお天気でしたが、オイオイまた雨降ってきたし!そんな中、「下北ワインこっちだよん」系の幟が出ていたので惹かれるままに進んでいきます。あ、途中の国道沿いにはかつて運用されていたヘリとかが展示されている場所もありましたっけ(車内から見ただけですが=右上画像マウスオン)。



到着時には小雨程度だったので余裕で入店。もちろん買う気満々です!このあとどしゃ降りになりましたが(笑)。



店内には下北の葡萄で作られたワインがずらり。そうなると試飲は‥くっそぉ当然おしんこどんですね!(無念なれど御定めを破るわけにはまいりません)。わたくしTakemaはスメルチェックのみでございます。



自分が買ったのは左上画像のスメルじゃなくてスルメアタリメです。地元産品ですので迷わず購入(ま、むつ市も市町村合併でずいぶん広くなりましたしね)。ちなみにこのページをタイプしている段階で残り僅かとなっております(笑)。飲みながらやってるんで‥。

さてそんなわけでいよいよこの日の宿へと向かいます。

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