- 2016Takemaオフキャンプ in バラギ高原 (1)日程変更の顛末および生ビール開栓まで。-



今年はなぜかホワイトボードまで持ち込む無意味さ(笑)。悪筆なのはご勘弁を。

(2016年6月11.12日)

さて今年もやってきましたTakemaオフキャンプ。ここ数年は天気に恵まれてきましたんで「今年もまた青空の下で!」という強い思いを抱く一方で、「でも今年あたりはそろそろ‥」という一抹の不安というか危惧、それも「ここ数年のぶんを取り戻そうとするかのような悪天になったらどうしよう」というような弱気の虫もあったりしたわけです。

しかも今年は、開催に関する大問題が惹起されてしまいました。Takemaオフキャンプはしばらく前から「5月最終週の土日開催」でほぼ固定しているのですが、予約についてはバラギ湖キャンプ場がキャンパー受け入れの準備に入る4月初旬に行っておりました。ゆえにこの年もその頃に電話を入れたのですが‥管理人さんのお言葉にびっくり!



聞けば、前年の6月にすでに予約が入っていたそうで、貸し切り利用ということは相当の大人数だろうし、1年先の予定が組めてしまうということは‥おそらく学校系の団体なのでしょう(あとで確認してみたところやっぱりそうでした)。

まぁこれで「定位置」での開催は不可能となりました。しかしその前後の週末はTakemaの仕事の関係もありキャンプは無理。というわけで苦渋の決断ながら「梅雨入り時期とほぼ重なる」6/11.12での開催を余儀なくされたわけです。この日程変更により参加できなくなってしまった方々もおられましたから本当にごめんなさい。

ちなみに今年はともかく来年もこのパターンになることを避けるため、今回の予約時には「2016年6/11.12」のみならず「2017年から2019年までの3年にわたる5月最終週の予約」をお願いしました(大笑)。学校だって複数年先の計画なんて立てられないでしょうし、しかも3年もたてば今年のキャンプを計画した先生たちも定期異動等でいなくなり始めるはずだしという「超長期的展望」に立脚した計画です(大笑)。ただ「Takema自身の仕事はそんな先まで大丈夫なのか?」という不安は残りますが、その時はその時さ(根拠なき楽観)。

さてしかし、日程は決まったとはいえやはり雨は気になります。ただ、以前奥日光の湯元温泉で「奥日光には梅雨がないんですよ。梅雨の時期に雨を降らせる雲はいろは坂のところで遮られてしまうので」というお話を伺ったことを思い出しました。実際に自分もその時期に「中禅寺湖まで上がってきたら一気に青空になった」という経験を何度かしています。ということであれば‥



という期待というか淡い願望を抱くに至ったわけです(笑)。まぁ確かに前橋の天気予報でバラギの天気を推察することにはあまり意味はありませんよね。でも週間予報では都市部の予報しか出ないので、開催前週の週末からは「長野と前橋」の予報をチェックし始めました。

しかし、長野も前橋も「土曜日は曇り時々雨(降水確率60%)、日曜日は曇り(同40%)」との予報が何日か続きました。うわぁ気象庁何だか自信持ってるなぁ(マズイ)‥と思っていたのですが、開催3日前の水曜日になって天使が舞い降りました!





いやぁこれは嬉しかったですね、傘マークがなくなったわけですから!ただし土曜日の長野で31度ということは上昇気流による夕立が懸念されるところではあります(実際に夕立の予報も出ていましたので)。でも、「夕立」と「前線による雨」とでは事情が全然違いますんでこれは期待できるか?

というわけで、過去のオフキャンプ天気結果に今年のお天気を書き加えましょう。

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016!

「あれ?晴れマークでもいいんじゃないの?」とお感じになった参加者の方々も多いのではと思います。確かに土曜日の早め時間や日曜日の朝一番は明らかに晴れていました(快晴の時間もあり)。でも「公式判断タイム」たる乾杯タイムの空は明らかに曇りでしたからね(それと撤収タイミングは薄曇りでしたんで=これはこれで汗をかかなくて済んだのでラッキーでした)。

そしてさらには「昨年との帳尻合わせ」というTakemaの勝手な都合もあります。2015の晴れマークは夕立絡みで結構疑惑系だったので(苦笑)、それよりもずっとコンディションの良かった今年をあえて曇りに認定してみたというわけです。でも今年は誰も傘を使わなかったわけですから!

さて長い前置きになりましたがそろそろキャンプのレポを始めましょう。ちなみにこの年のオフキャンプお誘いページはこちらでした。



千葉県市川市を6:40に出発し、いつもの通り関越道−上信越道と進んで東部湯の丸のICで高速を下ります。出口のすぐ前にコメリとベイシアがあるので実に便利です。コメリでは自宅屋上園芸用のスプレーを買い、ベイシアでは生ビールサーバー用の板氷&キャンプでのご飯を買い込みました。いつもならここで早めのお昼ごはんなのですが、今回はちょっとパターンを変えることにしてそのまま地蔵峠越えです。

地蔵峠が登山口となる湯の丸山はレンゲツツジの群生で有名です。今年は春の訪れが早かったのでもう満開かな?と思っていましたが、峠付近でようやく咲き始めという感じです。自分としては6月下旬あたりに咲く篭ノ登山コマクサのほうが好きだなぁ(詳しくはこちら)。



さて峠を越えてやって来たのは鹿沢温泉。この界隈(特に新鹿沢界隈)は幼少のみぎりによく来ていたのです(だから左上画像ののっぺりした山の名前が「村上山」であることも知っています)。でも鹿沢温泉への訪問はかなり少なくて、たぶん今回で5回目くらいかな。ちなみに近年宿泊棟を建て替えましたが、それに伴う改装以降は初めての立ち寄りです。



日帰り入浴は別入口からというシステムに変わっていました。で、引き戸を開けると‥



そんなわけで先客さんなしの女湯画像をおしんこどんに撮ってきてもらいました。




(まぁ初めてじゃないんで知ってましたけれどね(苦笑))。

広さを含め基本的な造りは男湯と同じです。壁のレリーフは彫刻家の長谷川豊雄氏の手による、二人の人物(女性?)が火の回りで踊る様子を描いた作品だそうですが、まさかこの日の夜、Takemaキャンプでこの光景が再現されることになるとは‥(大うそ)。



入浴後に男性浴室画像を撮るタイミングがありました。同じデザインですね(上画像マウスオンで男性浴室レリーフ拡大画像に変わります)



湯上がり後は軽くお蕎麦。というか、ページ上方画像にもあったとおり「温泉&蕎麦セット(1200円)」をエントリーしていたわけです。お蕎麦は美味しいです(量が少なめに見えますが実際はそこそこあります)。でもつゆがちょっと塩分濃いめだったかな。それと、メニューには天ざるとか辛味おろしそばとかがあるのに、温泉とのセットだと「かけ or ざる」の二択しかできないのはちょっと残念。まぁ天ぷらを単品で頼めば済むことなのですが。

それでも温泉と合わせてのC/Pは(関東にしては)悪くありませんし、おしんこどんいわく「去年まで行っていた某お蕎麦屋さんよりトータルではいいかも(更級や田舎等の各蕎麦があったのであくまでトータルで)」ということなので、来年以降もここでランチにしようかな?

このあとは新鹿沢方面に向かって下っていきますが、この下り道にはメロディロードがあります。鹿沢温泉は「雪山讃歌」発祥の地なのでまさにそれです。







そんなこんなで12:30過ぎにバラギキャンプ場到着。前日泊のおとうや乙尺さんのテントはありましたがこの日の到着組としては最初かな?(面目躍如)。うん、園内のレンゲツツジもいい感じで咲いてます(右上画像マウスオンで別画像に変わります)。



左上画像、これだけのモノをこれから何とか設置せにゃいかんのか思うと憂鬱です(苦笑)。でも前夜に右上画像の薪を搬入していただいたkoh1さんの奮闘努力の成果を考えると「こんなもんどうってことない」という気にさせられます(正論)。でもやっぱり、「いつもの形」に作りあげるまでには時間がかかるんだよなぁ(本音)。



とはいえ「明けない夜はない」というか「冬来たりなば春遠からじ」というか、うーん何だかどっちも違う気がしますがとにかく黙々と設営作業を続け、無事クラシック樽生開栓までこぎ着けました。去年まではTakema自宅まで取り寄せ自宅から車に積み込んで配送していましたが、今年は北海道からキャンプ場直送方式に変えました。やっぱり冷え方もいいですし、直前まで数百km揺られまくってすぐに開栓するのとではビールの落ち着き度が違います。例年最初はアワアワばかりなのですが今年はスムーズにビールと細かい泡とに分離してくれたような気がします。




というわけで、来年以降も継続するクラシック樽生振る舞いにはこれまで同様ご期待下さいませ。



さて、昨年に引き続き宮城栗駒の駒の湯温泉の幟を掲示。ちょこっとだけ駒の湯復興のお手伝いをしていることもあり、1枚だけTakemaの手元にこの幟があるというわけです。皆さん、宮城まで足を延ばしたらぜひ駒の湯温泉へ!400円で極上湯が楽しめます!さらに今夏には休み&食事処も完成し、ますます居心地が良くなるはずですので!

さて、オイスター職人佐久間さんとTakemaの間に立てかけられているのは‥なぜかホワイトボード!ご存じの通りTakemaキャンプは乾杯タイムを含めなし崩し的にコトが進んでいきます。しかしそれはある意味「伝えたいことがあっても伝わりにくい」ことでもあるわけで、やはり情報の常時提供はあった方がいいかなぁと思って持ち込んでみたわけです。さてあらためてボードを御覧下さい。



殴り書きなので字が汚くてごめんなさい(来年はもうちょっと丁寧に書くようにします)。あと太字用のペンを用意すべきでしたね。でも生牡蠣の産地とかはこれまで口頭で申し上げるだけだったので、たとえば参加者の方が帰宅後にこの画像を見て「雄勝ってどのあたりなんだろう?(検索)‥へぇー、あの牡蠣ってこのあたりで育ってたんだ」と思ってもらえるだけでも十分かなと思うのです。

人の噂も何とやらといいますが、首都圏に住む自分にとって、たとえば職場の同僚でも「震災被災地は今どうなっているのか」についての興味関心はほぼゼロになってしまったように感じます。それは時に「風化」というレベルではなく「まるでなかったのと同じであるかのように」。

しかしたとえば「女川の復興具合がスゴイ!モモクロから桑田佳祐、安倍首相、さらには両陛下まで現地を訪問してる!」という報道はあっても、実際には被災者の方々の多くがまだ仮設住宅にお住まいであるという現実。地域によりますが復興公営住宅の建設はまだまだ道半ばなのです。

そして福島浜通り北部はまだこれからのところばかり。「一般客の宿泊を再開したらご連絡しますね」と言ってくださった某宿もまだやっていないみたいだしなぁ(復興工事関係の方々の対応で手一杯みたい)。

いずれにせよ、皆さま被災地エリア発の産品をどんどんご購入いただければと。それが現地の経済を回す原動力に‥いやそんな学者みたいなことはどうでもいいです。食べてみればわかります。



なお、今回のお誘いページにおいては生牡蠣のみならず女川町出島産の生ホタテも堂々参戦の予定でした。が!



聞けば貝毒検査は定期的に行われているそうなのですが、いつ頃の時期に毒素の濃度が高まるかについての季節関連性はあまりなく「高まるときは高まる」という感じなのだそうです。でも昔から「牡蠣であたった」「貝類であたるとかなりきつい」というのはある意味よく聞いた話ですからね。そういう意味で「そんなレベルに達するずっと手前の濃度で自主規制」というのは実にありがたい話です。というか昔はいい加減だったんだろうな(笑)。ちなみにTakemaキャンプでは今年を含めた過去3年で約600個以上の殻付き生牡蠣を提供してきたんじゃないかと思いますが、お腹を壊したという話は聞いていません。

というわけで、来年は今年のリベンジで女川ホタテを導入予定です。これは今年のキャンプ開催前(出荷中止のメールをいただいたとき)から決めていましたので。ただ5-6月はあまり(身が)大きくないということですが。

そんなわけで海鮮系の画像はまだ1枚もないままですが次ページに続きます。

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