− その2 うまいもの*2行脚のあと駒の湯へ −



昨年の3月に引き続き、またも絶品たる名取閖上の赤貝丼からスタートです!

さて2017GWの前半は「昭和の日(祝日)」が土曜日というわけで多くの方は「ちぇっ、ただの週末連休と同じじゃないかよ」と舌打ちしたに違いなかろうかと存じますが(ぶっ続け9連休セレブの御方は除きます(笑))、今年は金曜&日曜が休みというTakemaにしてみれば「まさに絶妙」な3連休というわけです。というわけでご夫妻に了承をいただいたうえで、この前半3日間は「駒の湯のお手伝い」をメイン行動とすることにいたしました。



5:30起きの6:00出発というのは連休前日の平日ならでは。滅多に立ち寄らない友部SAでパンとミネストローネの朝ごはん、その後日立界隈のトンネル内事故渋滞もありましたがそれ以外は順調に進み、南相馬鹿島SAへ。



ここで駒の湯さんへのおみやげとして凍天(しみてん)を買い込み、片側1車線のルートを‥ん?



詳細は書きませんが自分もそこそこのスピードで走っていたわけですから「何だこいつ?」とチビムカで、「ブレーキ踏んだろかコラ」的な思いも一瞬抱きましたが、おしんこどんの「たぶん親族に不幸があって急いでるんだよ、たぶん」というような発言に従いそのまま大人の行動(笑)。

このあと追い越し車線区間になったところでもちろん抜いていきましたが(右上画像マウスオン)、



もっともちょこっとだけ「仙台東部道路に『覆面の騎士』がおられますように」とお祈りしました。だって推定で140km以上出している感じで吹っ飛んでいきましたからねぇ。



さて阿武隈川を越えて仙台エリアの名取市へ入ります。実はかの震災前には一度も来たこともなかったエリアなのですが、復興作業が進むにつれて足を延ばすようになりました。こちらのお店(「浜や さいかい市場店)も今回で3回目の訪問です。

で、東京の高級寿司店御用達という閖上水揚げの赤貝を食べに来ましたよ。2016/3に食べに来て(その時のページはこちら)、その大きさと美味しさとにびっくらこいたので再度の訪問というわけです。ただ今年は水揚げ量が少ないらしく(獲り過ぎでなければいいのですが)、赤貝丼は要予約とのこと。もちろん予約していたので問題なしです。この日は連休前の平日&11時台の訪問だったのでお店も空いていてこれまた問題なし。というわけで‥




(ただし実はトップ画像とは別画像だったりします=ほぼ意味のないこだわり)

しかも、おしんこどん@妻はここであまりにもわかりやすく羨ましい行動に出たのであります!(笑)。



何と「浪の音飲み比べセット@800円」を注文!いや実はこういう時に「飲みなさい飲みなさい」と勧めているのはほかならぬTakema自身なんですけれどね。飲める状況にある人は飲みたければ遠慮せず飲めばいいですよというわけです(だから自分が飲める状況下においては遠慮もへったくれもなく飲みますよ)。



ところで「あれ、前回と比べて何かが物足りない‥」と感じたわけですが、それは「肝」があるかどうかの違いでありました。2016/3のページ内画像を見ると、黒い肝がのせられた丼が見られると思います。夏に近づくGWの時期は諸般の事情により熱をかけても肝は提供できないのだそうな。

また身の総量もやや少なかったように思いましたが(2016にはご飯が見えなかった)、これは不漁のことを考えればしょうがないですかね(でも十分に多いですよ)。そして最後に「お互い赤貝の身を1つずつ残して」しみじみぱくりといたしました(貧乏根性丸出し)。もっとも水揚げの地元でもやっぱりお高い赤貝ですから、来シーズンはともかくとして今シーズン中の再訪時にはノーマルの海鮮丼で十分です?



すぐお隣は魚屋さんでして、何やらの開きが干されておりました。それとなく見ていたらさつま揚げ系パックが激安だったのでよし買おうということに(右上画像マウスオン)。「いかたこ揚」にしようとすると、店員さんが「こっちの明太バター揚、まじお勧めです!」とおっしゃるのでついついそちらも。今日向かう駒の湯さんへのおみやげとしてもいいなぁと(自分たちも食べる気満々でしたが)。結果、「うん、明太バター揚、おすすめです!」。



さてそろそろ出発というところで何やらお巡りさんの姿が‥と思ったらさいかい商店街角の交差点で車が横転しておりました。ここは片側2車線の広い道路だから右直事故かなと思われますが、気をつけないとねぇ(自戒)。

再び高速に乗って北上なんですが、栗駒山に行くのに直近の築館ICや若柳金成ICはなぜか素通りして岩手県に入ります(苦笑)。そしてやってきたのは‥






2016/6のマルカン百貨店閉店とともに一度はなくなってしまったこちらのレトロ系大食堂ですが、この大食堂を何とか残そうという運動が巻き起こり、そして何と2017/2に『上町家守舎』さんの手により祝復活!というわけです(Takemaが2016/3にやって来たときのページはこちら)。

まぁその間にはクラウドファンディングによる資金の調達や、そもそもの百貨店閉店のきっかけとなった耐震基準不足問題等のいろいろがあったわけですが(というか2017現在、まだ完全に解決したわけではないようです)。で、自分もいちおういくばくかの資金を拠出したということから(実はヨッパー時にネットをいじくっていて気がついたら拠出していただけというのはここだけのヒミツです)、『上町家守舎』さんからソフトクリームの無料券が送られてきていました。というわけで、わざわざ高速代を払ってでもやって来たかったわけです。

ちなみにこの日は4/28(金)の平日でして、しかもランチタイムも過ぎた14:30ころの到着でしたので待ち時間はなし。そう、Takemaは並ぶの好きじゃないんですよ(まぁ前回は並びましたが)。



というわけで窓際の席に着席です。とはいえこの時間でも窓際の席はほぼ満席でして、お隣では地元のおばちゃんとおぼしきグループが濃厚にまったりとおしゃべりタイムの真っ最中。そうそう、こういうふうに過ごせる場所があるというのは大切なことなのですよね。

さて注文ですが、さすがに先ほどの赤貝丼からそう時間が経っているわけでもないのでここでナポリカツとかマルカンラーメンというわけにはまいりません。よっておやつというかデザート系の品々を注文。ふだん甘いお菓子とかをほとんど食べないTakemaが、ここで「黒みつスペシャル」なるものを頼んだのは謎です(苦笑)。

そんなわけで‥




(なお左手前のアイスが崩れているのは上部をアイスコーヒーに投入してフロート化したからです)



運ばれてきたときはこんな感じでしたので念のため。おしんこどんはプリンを注文。150円って安すぎです!さてそんなわけで食べ始めるのは当然「時間との勝負」でもあるソフトから!



ここでおしんこどん、上半分を切り取ってプリン皿に移し替えるという新手法を選択。というわけで、マルカンソフトの真実たる「ヒミツの中空部」がいきなり露わになりました!(笑)。

一方でTakemaは前回と同じくケバブ方式(表面をそぎ続ける)で攻めていきます。これだと「垂れそうな部分を防御」できるので結構安定感がある食べ方だと思うのですが‥。で、ある程度そいでいくとこうなるというわけですね(右上画像マウスオン)。



窓の外から道路を見ていると、やはり地方都市中心部の現実というべきなのか歩く人の姿がほとんど見えません。でも、ここマルカン大食堂は平日15:00にもかかわらずそこそこの人の入りがあります。これなら事業の継続も大丈夫なんじゃないかな?

お値段お安め、昭和レトロの味わいと雰囲気、これを今後いかに売っていくべきか。前年宮沢賢治記念館を訪問した際には、雨の平日にもかかわらずそこそこ多くの人々が見学に訪れていました。この「賢治ファン」といえる人々に「花巻にマルカンビル大食堂あり!」をいかに訴えていかれるかも一つのポイントとなりそうな気がします(賢治ファンは見た限り年齢層高めだったのでレトロ大食堂とフィットしそうだし、一方でわんこそばチャレンジはきつそうだし)。花巻市の観光関係者各位、よろしくお願いいたしますね。



食べ終わって下に降りてくると(この時はまだ気づいていませんでしたが結局マルカンソフトのキーホルダーを買い忘れました)、しっかりマルカンソフトの顔出しがあったのでここは当然おしんこどんに顔を出してもらいます(笑)。エレベーター前にはデジタルサイネージ(電子掲示板)があり、この時は「行列ありません」の表示でしたが(左上画像マウスオンで拡大)、たぶんピーク時には掲示が逐一更新されるのでしょうね。いずれにせよ「上がる前に状況がわかる」というのはいいことです。

なお1Fはちょっとおしゃれな感じのスペースになっており、昨年訪問時に「この靴下安いけれどサイズが合わないなー」と嘆いたような面影はありません(笑)。でも見て歩かなかったのは失敗でした。次回訪問時は是非!(まだソフトの無料券が余っているのでたぶんまた来ます)。



ここからはまた高速を利用して南下し(えらく高いソフトクリームにつきましたがこれはこれ)、途中から一般道に下りて寄り道したのは黒滝温泉。どこかで加熱かけ流しという情報を目にしたような記憶があったのですが、バイオマス加温&循環湯でした。湯ざわりは弱ツルすべという感じ。もっともここに立ち寄ったメインの理由は身体を洗うためなのでこれはこれでまぁいいかと。駒の湯温泉到着は夕方の営業時間外になりそうなので‥。

先客さんが多くおられたので浴室画像はありません。でもどんどんお客さんが上がっていかれ、最後は自分ともう1人だけに。すると、どうしたことでしょう、何だか急に塩素臭がし始めました(笑)。直前まで入浴客が多かったのでここらで消毒しとこうということだったのでしょうか?(苦笑)。というわけでささっと上がりました。



湯上がりに外で涼んでいるとバス停の標識が目にとまりました。その名の通り「黒滝温泉」なのですが、その上には白いシールが貼られていて、よく見てみると元々は「早池峰バス」が運行していた路線のようでした。

ネットで早池峰バスを検索してみると、2017/5現在も「星空号」として路線図の中に出ていますが、これは奥州市による運行委託なのかな?時刻表には「奥州市衣川バス 星空号」とありましたし、実際にやってきたバスはハイエースでしたし(両上画像マウスオン)。



そんなわけで栗駒耕英地区へと上がってきました。3月末にお手伝いに来た時とは全然違いますね(当然)。夜中に水分を摂りたがるTakemaなので自販機のあるやまなみハウスに立ち寄りましたが、正式な営業は翌日からだそうです(右上画像マウスオン)。まぁそりゃそうですね、GWは明日29日からなのですから。



駒の湯十字路の少し上ではミズバショウが咲いていました。暗くなる前に来られてヨカッタ。





夕ごはんは駒の湯のご夫妻と4人で数又養魚場さんのイワナ御膳?をいただきました。蒲焼きにお刺身、そして「岩魚コラーゲンボール(つみれ)入り雑煮」まで!このつみれを製品化するにはいろいろ紆余曲折があったのだとか(詳しくは企業秘密ってことで)。

うはぁお腹いっぱいというあとは、駒の湯ご夫婦のご自宅に泊めていただきます。もっとも明日から本格営業開始ということでお蕎麦作り等お二人は忙しい‥(でも飲みましたが)。さて明日から2日間(正確には1日半)、お手伝いをさせていただきます!

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