良い型のアイナメ、これもTakemaの釣果の一つ。もちろん他の海域ではこんなに簡単に釣れるはずもないでしょう。

(2017年9月10日 その3)


さらに釣りを続けます。沖合には海保の巡視船が見えていますし(左上画像マウスオンで拡大)、ドローンくんもちゃんと飛び回って撮影を続けているようです。で、釣りの案配はというと‥。



アイナメはともかくとして、ヒラメはこのサイズだとリリースです。あくまで調査ですからね。でも釣れればやっぱり楽しい♪



それにしても八○さんの80cmオーバーヒラメは大きい!こちらはお持ち帰りの対象魚に。



沖合を行く旅客船は時間からして仙台へと向かう太平洋フェリーでしょうね。あれくらい沖合を行くのですから、かの船から沿岸の様子を細かくうかがい知ることはできないでしょう。

このあとは一気に久之浜港へと戻る長栄丸です。



そんなわけで久之浜港に戻ってきました。この日は魚の食いつきがよく、早めに予定量を確保できたためちょっと早めの14:00帰港となりました。お天気も良かったし、絶好の釣り日和でありました&日焼け対策をしていなかったためかなり赤くなりました(笑)。



たくさんリリースしたのにこの量ですからスゴイ。ちなみにこれらの魚(全量ではないと思いますが)については、2017/9/17にアクアマリンふくしまで行われた第28回「調べラボ」にて放射線量測定が行われたはずです。行かれませんでしたが、恒例イベントの「試験操業で水揚げされた魚の試食会」、この日は「マトウダイのカルパッチョ」だったそうです。いいなぁ。





さて、船に一日揺られて潮風に吹かれ海水にまみれたこの身体のままで帰るわけにはまいりません?というわけで、かの震災後に通うようになり、2016/10には周辺の鉱泉宿(各種復興作業員の宿舎となっている)に先駆けて一般客の宿泊受け入れを再開した‥谷地鉱泉田村屋旅館さんへ!(ちなみにわれわれも2017/1に宿泊いたしました。その時の様子はこちら)。



久之浜港を出発する前に電話で日帰り入浴の可否を確認しましたが「ちょっとだけ混んでいますが大丈夫ですよ」とのことでした。駐車場の手前側には宿のマイクロバスが止められていましたから、昼の宴会とか法事後の会食とかが入っていたんでしょうね。自分が到着したときにはすでにその方々の姿もありませんでしたが。

「こんにちはぁ」と声をおかけするとご主人と若旦那さんがわざわざお二人で出てきて下さり、ここには書けませんが「いやそれは!」というレベルのサービスを受けてしまいましたので、また遠くない時期に泊まりに来なくてはね!と誓った次第です、ハイ。



この日のお風呂はわずかに塩素臭がしましたが(団体さん対応でしょう。ふだんはほぼ感知しません)、いつものツルツル感はもちろん健在です。ただ浸かるだけでなく、もちろんしっかり身体を洗っていやはやさっぱり!これで帰宅後に風呂に入る(というかこの時期はシャワーだけですが)必要もありません。

湯から上がると、若旦那さんが梨とミニケーキを持ってきて下さいました!(右上画像マウスオン)。こ、こ、これって一介の1回入浴客に対してサービス過剰ですよ!(大笑)。ありがたくて大感謝。

で、少し若旦那さんともお話をしたのですが(いつもお話につきあってくださいます)、地域の人々の思いもずいぶん変わってきたということでした。「いつまでも事故の影響でどうだこうだと言っていてもしょうがない、前に進まなきゃね」という感じだそうです(発言の一言一句を覚えているわけでもないので「ご発言のイメージ」であるとご理解下さい。

そうだよなぁ、2011/6に田村屋さんを初めて訪問した際は若旦那さんも、今思えば「先の見えない現実に翻弄される中でのご発言」をなさっていたことを思い出します(その時のページはこちら)。それがその後母屋建て替えで新築、この日も昼に団体さんが入っていたわけですし。実に明確に前に動いておられますよね田村屋さん!

あ、しまった、今回訪問時に近隣の鉱泉宿の現況(日帰り入浴および宿泊の可否)を伺おうと思っていたのに忘れてた‥。石川屋さんとかたきた館さんとかその他近隣の‥。ま、次回の宿題ということで。

谷地鉱泉から下ってくると、川沿いに規模は大きくないとはいえ水田が広がります。ここ一帯も、2011年には米の作付けが一切なかったんだよなぁ‥というわけで!







そんなわけでこのあとはやや南側に位置する四倉へ。「道の駅に行けばナントカ」というわけでの訪問です。それは‥



今回私用で参加できなかったおしんこどんから「地元のお米買ってきて!(うちのお米在庫が少なくなってきたんで)」との指令によりお使い行動というわけです。いわき市北部のお米屋さんの場所を調べれば済むことでしたが、ついつい不精。でもちゃんといわき産なのを確認しましたから地元に少しだけ貢献ね。

で、続いて同じく四倉の大川魚店へ。何でも地元いわき産のメヒカリが販売中ということでもちろん購入(あと塩辛もね)。よっしゃ買い物行動終了、あとは帰るだけっ!

常磐道を南下するにつれ、広域情報を伝える電光掲示板やFMの交通情報から「東北道の事故渋滞が酷い」「東名はお決まりの大和トンネルね」「あ、中央も定番の小仏T」「関越は断続ねハイハイ」といった切ない情報が入ってきました。しかしありがたいことにこの日の常磐道は渋滞なし!ずんずんずずんと順調に進み、19:30頃千葉県市川市の自宅に帰着でよしよしというところでした。

というわけでなかなか出来ないはずの「海から福島第一原発の見学」「そしてそのエリアで釣りをする」「素人なのに爆釣」という経験というか体験をさせていただきました。「うみラボ」関係者の皆さま、本当にありがとうございました!またの機会におじゃまいたしたいと存じます!

あ、‥次はいわきに宿泊した上で「飲み会参加」がいいなぁ、こういうのなら得意なんです!(独り言)。

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