- その22 釧路で2泊(日中は研修)、お世話になった方と宴会したりしつつ川湯へ -



おおー、百人一首かるたですが、木製の崩し字取り札なんて初めて目にしました!

(2018年7-8月 その22)

さて帯広での研修を終えた夕方、何とそのまま道東道経由で釧路に移動するという荒行です。まぁ日が長い夏ですから問題はありませんが、これ、道東道が釧路近郊まで開通する前だったらR38経由しかないわけで、旅先としては「じぇったいやりたくない」ですね。



はいはーい、おかげさまでガラガラでーす。何と白糠まで先行車に追いつくこともありませんでした。



上浦幌PAもご覧のとおり。ん?もしかしてこのトンネル手前はかつておとうが?(マウスオンで2016画像に)。

そうでしたよねー、この時のおとうはまさかのトンネル直前にエンジン停止、急ブレーキでバイクのトンネル突入を押しとどめ(ちなみにこの新釧勝トンネルは延長4460mの長大トンネル)、こちらの管理施設前でJAFだったかの到着を待っておられたんでしたっけ(この時のページはこちら)。それにしても高速道でエンジンストップ&目の前に長大トンネル&積載量多量のバイクをうまくこの場所に止められたおとうはすごいと思います(ホント)。

しかしあれから2年後のこの日、おとうの姿はここにはありません(そりゃそうだ)。この日のおとうはすでに日中のうちに釧路に先行移動済み。実は昨晩に引き続きこの日も夕食(という名の飲み会)をご一緒する予定なのです。



そんなわけで夕方に釧路ロイヤルインに到着(上画像は部屋に荷物をあげた上で居酒屋に出発時のものなので、到着時はもっと明るかった)。駐車場に車を止めたところでおとうからTELをいただきました。「いま下に到着しましたよ」ということで一件落着。あ、LINEとかMessengerとか登録しなさいとは言われているんですが‥(まだ登録してない)。

そんなわけでおとうお気に入り&この翌日お会いする方のお知り合いが経営する居酒屋「酒楽」へ。





というわけで深酒の主因たる二次会などはもちろん行わずにホテルに戻った品行方正なわれわれでありました。いや、Takemaはこの翌日もそのまた翌日も研修が詰まってますんで。



で、両上画像が翌朝の朝食&昼食。朝食のほうが断然量が多いですね(普段の朝食は質素なのに)。そんなわけでこの日は丸一日かけて道内のとある山菜に詳しくなりましたよ(どんな研修なんだ)。

で、ホテルに戻ってきてしばし休息、そのあとは‥









ホヤもクジラも美味しいのを出していただき感謝です。あ、取り立てトウキビも(右上画像マウスオン)。

と、だいぶお腹も落ち着いたところでご主人が「そういえばこんなのがあるんですよ。子どもの頃はよくやったなぁ」とおっしゃりつつ出して下さったのがページトップ画像の百人一首かるたでありました。




(ちなみに左上画像の読み札と取り札は別のものです)。

しかしゲームとなると特に子どもはその「壁」を取り払うものです。「とにかく最初の『あの字(形)』を覚える!」ことによって問題なく競技というかゲームが成立していたそうです。すごいなぁ。

‥とこの時はそのことだけ思っていたのですが、ちょっと調べてみたらさらなる驚愕の事実が!



千葉出身の自分とかだと、読み手が上の句を読んでいる間に「ええっと、この和歌の下の句は‥そうだ『をとめのすがたしばしとどめむ』だ!」先読みして、まだ上の句が読まれているうちに取り札を取ったりしていました。しかし会津由来だともいうこの「下の句かるた取り」は北海道ではポピュラーなものらしく、まさに「いきなり勝負!」ということなんですね。(下の句かるたほかについて参考にしたのはこちらのページです)。

なお個人的な話をいえば、自分は末っ子だったこともあり当然百人一首を覚えるのも遅く、ゆえに家族でのかるた大会でいえば「下の句の読み上げを待っているうちに父母や姉がさっさと取ってしまう」のが実情でありました。ゆえに百人一首かるたは好きじゃなかったんだよなぁ。



ただ、このかるたが今も北の地でポピュラーであるならばそれはそれで素晴らしいことです。

もっとも木札はもう新たに作られていないようではありますが。紙札でも構わないのでこの崩し字札の伝統は是非残して欲しいところです。というわけでご夫妻にお礼を申し上げて辞去。お返しなんてほとんどできないのに、「釧路に来るときは声を掛けてね」とおっしゃって下さるご夫妻。そろそろ迷惑がられるかも知れませんがこれからもよろしくお願いいたします!



さて翌日の研修は現場に出ました。湿原管理のあり方云々についての実地研修です。詳細についてはもちろん省きますが‥





というか、Takemaの受けている今回の研修は「防災」「山菜」「湿原」、これがTakemaの仕事とどう結びついているのかわかった方はすごいですね。でもそれぞれ興味深い内容でした。

ただ、このあと困った状況に陥りました(Takemaの個人的葛藤)。それは‥





何が困ったかといえば、ここは「かけ流しの湯宿」なんですよ(大笑)。というわけでしばしの葛藤はありましたが「入浴行動」には及びませんでした(本当)。そのかわり講師の方と「泥炭地における住宅建造の歴史と実態」について質疑をしておりました(これ本当です)。



売店には昨日の講座絡みの地場加工商品が置かれていました。ついでにいえば右上画像の大根畑、「夏でも寒すぎて虫が付けないことから」結果的無農薬大根として売り出しているのだとか。寒さを逆手に取っているわけです。

そんなわけで釧路での研修も終了です(どんな研修?)。この日もまた研修終了後に移動して川湯温泉へと向かいますが、おっとその前にね。



まさか釧路にも「外環道」ができていたとは!それはともかくとしてダムカードゲット!

そしてこのあとはあえて鶴居村経由で、そしてちょこっと立ち寄り湯へ‥しかし。



何と「民宿つるい」はこの日が定休日!というわけでホテルTAITOの湯へ。

ただ、お客さんが多くいたのでお風呂画像はなし。内風呂のお湯はややなまっているように感じました(湯客が多いゆえ察して下さい)。露天の樽風呂というか五右衛門風呂は湯の鮮度も良くツルツル感も心地よし。さてすでにこちらのホテルにも続々チェックインのお客さんが到着し始めている様子なので、自分も湯を上がって弟子屈へと向かいます。


ええっと左上画像のあなた方、こんなに暗くなるまでそこでアレやってたんですか?(笑)。撤収中でしたけれど、昔は勝手に「ここではやってない」と信じてアクセル開けてたんだよなぁ、単純に運がいいだけでしたよ(R391美留和-川湯温泉間は無雪期はバンバン取り締まっているそうです@あとから聞いた)。暗くなってきましたが川湯温泉まではもう少し!



というわけで、ラルゴなきあとTakemaの常宿としているホテル川湯パーク到着。日没後の到着でしたが、先着のお二人(おとう&ちぃにぃ)が待っていてくれましたんで、「まずはお風呂」などと言わずに(さっき入ったばっかりだし)これまた定番の「味楽寿司」さんへと向かいます。







3人だしということで根室の「北の勝」をボトルで注文。もちろん完飲しましたよ♪(右上画像マウスオン)。



「もう少し一品料理の種類があるといいなぁ」と思ったりもしましたが、そもそもお寿司屋さんなのに居酒屋的な利用をしちゃってる自分がイケナイのかなとも思います。こちらは息子さんが後を継いでおられるということなので(この日はお姿が見えませんでしたが)、これからもおじゃまさせてもらう予定です。何たって美味しいしね。



お宿に帰ったあとは湯ったり。かなり投入量を絞ってると思ったらこの湯温だものねと納得しました。



明けて翌朝はまたも朝駆け系の早朝入浴(もう慣れました)。うん、これくらいの湯温だと一気に身体が目覚めます!(でも別に一気に起きる必要などないので無駄に熱いともいいますが)。



自分は朝食付きで予約していたので食堂へ。ハイ、こちらの朝ごはんが質素であることは知っていますので問題なしというか、そもそも普段の朝ごはんよりは十分に豪華ですよ。最近は「一汁」すらも省略して「たまごかけご飯」だけだったりするし(おしんこどんは朝ほとんど食べないので)。

さてしかし、自分がごはんを食べ終わって部屋に戻っても、隣室界隈のお2人さんは相変わらずまったりしており出発のそぶりが見えません。というのも‥



これまでいかに天気に恵まれてきたかがわかりますねぇ。曇りベースとか小雨が一時的にぱらつくことはあっても傘を差すような雨の日はこれまで1日もなかったわけなのですから。

しかしおとう&ちぃにぃのお2人はそれぞれバイクなので(あ、そもそもお2人とは「ライダーとして」知り合ったんですよ。嘘じゃないです(大笑))、この雨の中無理して早出する意味など見いだせずに「とりあえず様子見」でまったりなさっていたというわけです。

しかしまぁ自分はとりあえず出発します。しかし久々に屈斜路湖畔の野湯の1つや2つというくらいの湯望は抱いていたわけですが、その希望を打ち砕かんとすべく、雨は強くなったり普通の降りになったりはしても小止みになることはありませんでした。というわけで砂湯もイソ湯もどこもそのまま通過して、あーあ、湖畔道路とR243との合流点へ。

この日は北見泊まりなのでしたが、昨日時間の関係で行かれなかったオーロラ温泉(オーロラファームビレッジ)に行こうと思っていたのでこのまま南下していきます。で、「標茶町の中心部まで行かなくても、実は農道(という名の舗装路)があるに違いない」と考えて、ナビ案内無視でどんどん進んでいきました。ちなみにカーナビは6月にデータ更新していたのでほぼ最新でしたよ。



そうそう、こういう道ですよ!と思っていたらやがてダートに、しかも方角的に違うし!

結局、ナビくんを無視して進むとこういうことになりますねというお手本状態に(ちなみにネットナビも併用していましたが同様に無視してました)。ちなみに撮影はしませんでしたが(余裕なし)、右上画像のダート路はこの手前で路面完全冠水10cm*200mという状況でした(復路に撮影した画像です)。

で、ナビの指示するところまで戻ってきたところでちょっと休憩(雨降りも少しましになったので)。ん?あれは?








(ふと思うにタンチョウの足先って案外人間チックなのね)。



晴れていれば絶対に気持ちの良かった牧場地帯のど真ん中を走ったり戻ったりしたわけですが、そのうち好き勝手に迷いに来たいなと思いつつ、いよいよオーロラ温泉への看板が出てきましたんであとは従順に案内されるがままに進みましょう。

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