- その1 まずは広野の鉱泉宿に直行、翌朝は遺跡探訪のつもりがJヴィレッジ -



偶然ながら初めてやってきたJヴィレッジの全天候型練習施設、確か完成したばっかりのはず♪

(2018/8/29-31)その1

平日休みをゲットできたので、久々に福島浜通り方面に行ってみようとほぼ前日に決定。Takema単独ゆえお宿の予約にはちょっと苦労しましたが何とかなったので、29日の仕事を少し早めに終えたその足(車)で常磐道を北上しました。



水戸ICを越えた東海PAにて最初の休憩&夕ごはん。17:00に市川を出発したんですが、外環道利用により明らかに時間が短縮できてます。で、ここで夕食。この日のお宿はいわき市より北側の広野町なので夕食なしで予約しています。でもここの「バラ焼肉定食、何だかなぁ」というビミョーな満足度ではありました。もうちょっとお肉がねぇ。





やはり到着は20:00くらいになっちゃいました(いわき四倉ICを出たところにあるセブンでおつまみ買い込みしましたし)。ただ、もちろん車が入ってきたのを確認してのことでしょうが女将さんが玄関で待っていてくださりありがとうございました。で、案内されたお部屋はといえば‥




(ベッドメイキングは1人宿泊ゆえ片方だけです)。

でもマイ洗面所&トイレもあり何だかびっくりです。たぶん数年前にリフォームなさったのではと思われるお部屋で、でも奥にはのんびり座れるスペースもあってよしよしです。もちろん北の大地の安宿ではないのでエアコンも完備(笑)。

ただですね。1つだけ、やむを得ないながら残念なこともありました。それはチェックイン時に女将さんから伺ったのですが‥


(作業員の方々は朝の現場出発が早いので朝風呂利用なしなのです)

うっはぁそりゃ残念!(しょうがないんですけれどね)。もっともこちらは鉱泉宿の沸かし湯なのでコストを考えればやむを得ない話でもあります。というわけで終了まで残り2時間、複数回いきますよぉ!(笑)。



あれ、浴室入り口には「入浴時間 15:30-21:30」という掲示が。ということは女将さんが「22:00くらいまで‥」とおっしゃっていたのは「一般客たるTakemaへのサービスタイム」?(笑)。で、いざ浴室へ。





というのも、こちらのつるや旅館さんの湯をいただいたのは今回が2回目。前回訪問は‥2007年(その時のページはこちら)ですからもう11年も前なんですが(苦笑)。あの時は日曜日だったので入浴休憩の皆さんの笑い声とかが響き渡っていたことを覚えています。となればお湯も変わりなく‥そう!



ちなみに2007年のページでは「ヌルヌル湯」と表記していますが、当時はまだ自分の中での湯ざわり基準が定まっていなかったということもありますので念のため(笑)。ちなみに現在のTakema主観基準では「ツルツル」です。「ヌル」まであと一歩という感じ。


(自分のレベルゲージはこんな感じですが、だから何だというご意見ご批判ご注進は受け付けません(苦笑))。

なおこれがかつて自分が作ったこの比較表ですが、自分でもこのあと「ツルすべ」「ツルヌル」とかの新たな基準を設けているのであくまでご参考まで。でも折木の湯は「ヌル」まではいかないかなぁ、とってもいい湯ざわりなのは間違いないですが。



お湯は加温循環されていますが塩素臭は全くなく、加温湯は右上画像、浴槽底に延びた金属パイプから投入されて浴槽内の湯温安定に寄与‥していません出ていませんでした!(笑)。ま、もうおしまいタイムに近かったからでしょうか。



源泉水バルブを捻ると源泉が‥出なかったのは今回の自分のミスでして、正しくは「源泉が出るまでバルブを回す」のが正しい行為だったのだと2007年ページを見て気づかされました(笑)。ま、これは次回ということで。ちなみに2018/9現在、日帰り入浴は10:00からやっているようです(要確認)。あと、まだいつでも泊まれるようではないようですので事前の確認を(後述)。

あ、ちなみに源泉量は豊富。洗い場の奥に源泉が怒涛の勢いで流されており、そのまま流すとうるさいからか?雨樋が添えられておりました。確かにちょっとずらすとウルサイ(笑)。でもこれを掛けて上がり湯としたTakemaでありました(源泉温度20度なのでブルっときますが)。

そんなわけでお風呂終了(2回入りましたが)。なお室内&廊下には各種工事で長期滞在なさっている方々への(宿からの)営業系メッセージもありました。ちなみにこの日の方々はJR関係だったような。2018/9現在休止している富岡-浪江区間の復旧作業の方々でしょうか(よろしくお願いいたします)。



明けて翌朝はいいお天気。朝食は6:00-8:00と伺っていましたが、7:10過ぎに朝食会場に向かうとすでに同宿の皆さんはお食事終了というばかりかすでに駐車場の車もいなくなっていてびっくり。現場が遠いのでしょうね大変です&ありがとうございます。

朝ごはん画像を撮るのを忘れましたが長期の方々と同じメニューのようでした。で、チェックアウトの時にご主人さん?と少し話す時間があったのですが、その時のお言葉がこちら。



そういえば予約電話の際にいきなり「一般(観光)の方ですか?」と聞かれたのはそういう意味からだったのかなと。今回は谷地温泉の田村屋さんと久之浜温泉たきた館さんに満室ゆえお断りをもらっちゃいましたが、そういう事情もあるわけですね。

というか、2018現在この界隈の鉱泉宿で一般客が泊まれるのはたぶんまだ数軒のみ。その意味でまだまだ復興には至っていないのが現状なのだと思います。

さてこの日は「ある遺跡」を目指して進んでいきました。しかしなぜかその遺跡が見つからないどころか気がつけばなぜかJヴィレッジのエリアに迷い込んじゃいましたんで(故意ではない)、ちらほらと見学をば‥




(まさかこんなにとてつもないとは思ってもみなかった)







いやはや、こんなに大きな施設だったんですねJヴィレッジ。



周囲には当然ながらグランドがあちこちに。まだ再オープンして1ヶ月なのでピカピカです。

ご存じの通り、このJヴィレッジはかの震災津波に伴う原発事故収拾のための最前線ベースとして長らく利用されていました。当初の警戒区域である「原発から20km圏内」をわずかに外れた場所に立地し、かつこれだけの規模と設備を有した施設がほかにあるはずもなく、ある意味原発事故後の初期安定化に大いに寄与したことはいうまでもありません。その当時の事情などは竜田一人氏著の漫画コミック「いちえふ」に詳しく記されています。

その最前線ベースという役割を終え、再びナショナルトレーニングセンターとしてリニューアル&リスタートしたJヴィレッジ。何の気なしに「(サッカー)コートはいったい何面あるのだろうか」と思ってグーグルマップの写真画像ページを開いてみたところ‥





ちなみに画像右側に見えている縦4つの広場は全てグランドとなり、全天候型グランドを含め最終的には10面ものコート(サッカーだけではなく他の競技用としても利用されることでしょう)がとして再整備されるようです(現在はまだ一部工事中)。

すごいスゴイとびっくりしてばかりのJヴィレッジ訪問となったわけですが、ええっと、自分の目的地はここではなく、この近隣にあるはずの遺跡「岩沢磨崖仏」を探しにきたんです。そもそも国道からJヴィレッジ方面に右折したあたりでナビが「目的地に到着云々」と案内を終了しちゃうんですよね。しかしこのあたりにはそれらしき気配も看板もない?



まさに上画像のあたりで「案内終了」となるわけです。奥に見えているのは広野火力発電所の煙突(話はそれますが、震災直後の2011夏、東電エリアの電力不足を救ったのはこの広野火力の功績が大だと個人的に思っています。震災及び津波で全5機が運転不能になりつつも、何と同年の7/16に全機運転再開にこぎつけたわけですからね(合計380万kW))。

さてしかしどこにあるのさ岩沢磨崖仏?というわけで近くのスペースに車を止めて周辺を歩き回ってみると‥





ええっと‥ご覧のとおり進入不可能でした(苦笑)。交差点のすぐ脇に本来の入口があったんですね。右上画像はR6を少し南下したあたり、崖がそこそこ見えるところまで進んで撮影したものです。

「頼むし整備してよ」と言うはたやすいものの、現在の楢葉町の状況を考えれば文化財整備まで予算を割けないのは当然のこと。磨崖仏自体は「弘法大師がさくっと作った」という逸話があるものの実際は江戸時代中期のものではということです。いずれにせよ「これまで長く残ってきた」というわけで、何とかもうしばらく(楢葉町に刈り払いの余裕が出来るまで)持ちこたえてほしいものです磨崖仏。

ただ、数少ないネット上の情報(画像)を見るに、このR6沿いから磨崖仏まで下る歩道はもともとなく(左上画像のすぐ先にフェンスがあるようです)、磨崖仏に行くにはもっと南側から入る歩道を進むしかないようにも思えます。もちろん現状として整備はされていないのでしょうが。

このあとはもう少し楢葉町内を進んでみますが、この続きは次のページにて。

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