- 2019 6 (6)びっくり青空お天気の中室堂へ。温泉もよしよし - 開けてびっくり玉手箱、何と青空バリバリの室堂界隈でありました! |
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(2019年6月14日-16日 その6) |
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山の上から見る弥陀ヶ原。この溶岩台地の奥には立山カルデラが。 ええっと、むちゃくちゃ上天気になりつつあるんですがぁっ!(歓喜)。 |
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さすがに立山三山側にはまだ雲というかガスがかかってますが、この日の予報は「1日を通して雨」だったはずなのに?雨が降らないどころか青空ですよ「あ・お・ぞ・ら」! |
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そしてさらに進んでいくと‥うむむ、あれは見まごうことなき‥ |
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いやぁ今朝、天気が悪いことを見越して雨具をザックの上部に入れた時の「あの懸念」はどこへいっちゃったんでしょうか?立山側のガスもどんどん取れ始めてますし、まさかまさかのスペシャルお天気劇的回復歓迎光臨! |
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(ちなみに室堂の観測点ではこの日の積雪深=235cmでした)。 |
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そんなわけで室堂ターミナル到着です。と、ここでおしんこどんはまさかの絵はがき購入&投函でありました。まぁ時間はたっぷりあるしね。この時点で14:30ですから、チェックイン時間にもなっていません。 |
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ではでは、外に出てみることにいたしましょう! |
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まさかこんな景色が見られるとは!宇奈月温泉を出発したときは気分的に「お通夜モード」の部分も少なからずあったのですが、そんな気分をこの青空がゲバゲバ底抜け脱線ゲームよろしく吹き飛ばしてくれました!(意味不明なのはいつものことね)。 |
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インバウンド系観光客の皆さんも大はしゃぎでした。そりゃそうですよね!最高のお天気ですから! お、立山の稜線からもガスが取れ始め‥雄山の神社社務所と峰本社が見えたぁっ! |
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いやはや、これはいったい何という僥倖でございましょうかね、これはまさにわれわれ夫婦の日ごろの行いの賜物そのものであるに違いありません!(断定)。この時期に室堂にやってきたのは初めてですが、実に、実にヨロシイではありませんか! |
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さらに近づいていくと、ご覧のとおりの全貌が見えてきました。池周辺の残雪はかなり遅くまで残ります。7月下旬に訪れた際はこんな感じでしたっけ。 |
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みくりが池ブルー(そんな言い方あるのか?)もバッチリでした。いろんな意見はあることでしょうが、やっぱり山は「晴れてこそナンボ」なんですよねぇ。 |
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さて、地獄谷から上がってくる硫化水素臭が「湯欲」を高からしめたところで「みくりが池温泉」に到着‥いや、通過します。 |
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との記載があり、まさに愕然としたわけです。困ったなぁ、そもそも室堂泊を計画したのも温泉あってのことだったし、ずっと以前にロッジ立山連峰のお風呂をキャンプ連泊中に銭湯気分で利用したことはあったけれど(なお2019現在雪害のため営業休止中とか)、あそこ(雷鳥沢)まで下るのもできれば避けたいなぁと思っていたところ‥ |
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というわけでソッコーで予約したわけです。いやぁよかったアブナカッタ(笑)。そんなわけでもう少し歩いていきます。みくりが池温泉からは少しアップダウンがあるのですがまぁしょうがないですね。 |
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雷鳥荘に向かう途中には、以前はなかった「火山ガス情報ステーション」なる建物が。地獄谷直上にあるわけですが、情報ステーションなのに完全閉鎖されているのと、仮に地獄谷が活動を活発化させた場合、噴石などを避けられる避難所としての屋根補強は行われているのでしょうか?(見たところ木造の施設ですが)。 |
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珍しくおしんこどんが撮影してくれました。その昔向かい側の別山斜面をグリセードで下った記憶が。 |
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ところで上画像左側の雪がやや黄色くなっているのがおわかりでしょうか。これはカメラの調整云々ではなくて実際にもこんな感じの色合いです。地獄谷から吹き上がってくる硫黄成分が雪に付着したものと思われます。 |
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ご覧のとおり、この界隈の雪は「白くない」んです。近年地獄谷から噴出する硫化水素ガスの濃度が高まっていて(ゆえに地獄谷の遊歩道はここ数年閉鎖されています)、その影響でこの界隈のハイマツもすっかり枯れています(上の大きい画像を見てもらえばおわかりかと)。今後この谷が「大暴れ」しないとよいのですが。 |
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ある意味、「火口の縁」に立地している「みくりが池温泉」と「雷鳥荘」なのですからねぇ。 |
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室堂からはのんびりと(写真を撮ったり景色を眺めたり)しながら歩いてきたので45分くらいかかりましたが、ようやく雷鳥荘に到着です。わかりやすい位置にヘルメットが置かれているのは、かの御嶽山の悲劇を他山の石としているのでしょう(歩行中の登山者や観光客に視覚的インパクト&記憶づける目的があると思われます)。 |
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あてがわれた部屋は6畳間で、部屋からは別山方面が綺麗に見えています。部屋にTVや冷蔵庫はありません。宿の位置づけとしてはもちろん山小屋であり、場所柄においてもその通りなのですが、しかし浴衣があったりしてなかなかビミョーなところです。お値段はまぁ旅館系なのですが、こればっかりは立地を考えればしょうがないかと(\11,500/人+入湯税)。 |
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これは女湯からの画像ですが、男湯からも基本的に同じ景色を眺められます。これはスゴイ!聞くところによるとみくりが池温泉の浴場からの展望はこれほどのレベルではなく、また同じ造成泉ではあってもあちらは透明湯なのだとか。 |
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ちなみに何と贅沢なことに、脱衣場から入った先には真湯の浴槽&およびシャワーカラン完備の浴室があります。温泉目当てでないお客さんはここですっかり満足して「はー、いい湯だった」という方もいたようです(ちなみに塩素臭のカケラもありません)。 |
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館内は「ここ、山小屋じゃないですよね」と思うほどに立派な施設です。左上画像に見えているカラフルな旗はヒマラヤ現地仏教系のもので、自分も持ってます(笑)。さてこのラウンジでしばし寛いだ上で、もう一度お風呂に行っても罰はあたりませんよね!(チェックインが早かったんで)。 |
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こんな悦楽湯があっていいんでしょうか!雪を纏った奥大日岳を目の前にして地獄谷由来のにごり湯を貸し切りでタンノーしちゃっているわけです!しかも標高2400m!いやぁ、来てよかった! |
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さてしかし、夕方になるにつれて青空の範囲も少なくなってきましたんで、湯上がりお散歩というわけです。地獄谷源泉帯、あんまり元気にならなくともいいからね。できればもっと落ち着いてくれて適温湯だまりなどを作っておいてくれると嬉しいんだけれどね♪ |
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雷鳥沢のキャンプ場に下っていく方々もおり、ぐっとズームしてみると剣御前の小屋も見えておりました。泊まったことはありませんが、展望のいい場所にありますから(その代わり悪天の場合風はとんでもなく強そう)、ビール飲みながら日向ぼっこすると気持ちいいだろうなぁ。 |
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夕方近く、雷鳥沢のキャンプ場に到着した人たちが。スキーもないようだし、翌日の奥大日狙いかな? |
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さてしかし、さすがにお天気は下り坂傾向でして、玄関付近に掲示されている天気予報によると‥ |
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この2日間外れ続けてきた予報ですが、羊の皮を被った狼(お天気)が、旅行最終日の明日一気に牙を剥くことになるのかどうか?お願い頼むし最後まで皮を被ったままでいて下さいと祈りつつ、 |
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「お清めのために」お酒を口にしました(笑)。おしんこどんはなぜかおしるこも注文です。 |
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それからしばらくして、夕ごはんとなりました。さすが山小屋モード、夕食タイムが18:00からと早めです。この日は週末でしたが、この日の宿泊客は20人くらいだったかな?やはり雪も減り、かといって花にはまだ早いこの時期はお客さんも少ないのでしょうね。みくりが池温泉が工事休業しているというのも、この時期が集客の「谷」であることがわかっているからなのでしょうし。 |
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さて夕食の食事は質素‥いや、このくらいでちょうどいい量です。揚げ物が冷たかったことが気になりましたが、ゼータク言わないの!ちなみに喫茶コーナーで買い込んだお酒を持ち込んでます(食堂に持ち込み可であることを確認した上で購入しました)。 |
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雷鳥沢のキャンプ場を見てみると、今宵は2張。彼らにとっても明日のお天気は「切実」です! |
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東の空に月が上がってきました。日付が変わる頃まではまぁまぁのお天気予報ですが、天気の変化、さらに12時間くらい遅れてくれないかなぁ‥というわけで最終日に続きます。 |
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