- 初春の川治・那須・塩原湯めぐり編(1) -



初食のにらそばはニラのインパクトもさることながら量がスゴイ♪

(2020年2月28.29日 その1)

世間では新型コロナウィルス(COVID-19)で各方面での自粛が相次ぎ始めたタイミングでしたが、自分たち夫婦は至って元気だし満員電車にも乗らないしねぇ。

それよりも、東日本大震災直後にも起きた「過剰な自粛」のほうが気になりました。自粛しすぎると世の中のお金が回りません。自然災害は人の命を奪いますが、それだけでなく「経済の停滞も間違いなく人々の生活を奪い時には命までも奪う」のです。このことは2011/4上旬に温泉お出かけしたページにも似たような主旨のことを書きましたが(その時のページはこちら)、今回も同じようなニオイを感じています(現在進行形で)。

というわけで、前日にとある温泉宿に電話を入れてみると、平日ということもあり無事予約できました。日帰り入浴すらしたことのないお宿でしたし、実は恥ずかしながら検索するまでその存在も知らなかったんですが、なかなかよかったです。というわけで始まり始まりーっ!

目的地は那須なので出発は遅めの9時。真っ直ぐ進めばお昼前に着いちゃうので、遠回りでのんびりと進むつもり。東北道を北上し、羽生PAでトイレ休憩。さてどうしようかなと考えたところで‥



すぐ南側の栃木市界隈には以前から蕎麦をよく食べに行ったのですが(そういや亡父とおしんこどんと3人で蕎麦打ちしたっけ=母はそういうの全然参加しませんでしたが今も元気です)。

というわけで検索した上で、とりあえず聞き覚えのあるお店に向かうことにしました。到着予定はほぼジャスト1100、平日なので何とかなるでしょう。



開店10分くらい前に到着。案の定開店待ちの先客さんはなし。車で待っているうちに数人に先乗りされましたが、まぁ並んでたわけじゃないのでそりゃ当然かと。

にらそばを2つと天ぷらを1つ注文しました。で、出てきたお蕎麦をみてびっくり。この蕎麦の盛りっぷり、普段食べているお蕎麦のざっと2倍近く、めったに行かない小洒落系日本蕎麦屋のざっと3倍くらいあるのですがっ!そしてご覧のとおりそこに載せられた大量のニラ、いやーこりゃあ昼前から食べでがありそう!(実質的な朝ごはんでしたが)。

やや太めでコシのある蕎麦はただでさえ食べ応え十分なのにこの量でしょ、いやぁ、蕎麦でなければ相当苦しかったはず!いや、食べ始めてすぐ「少食Takemaアラート」が発令され、「満腹中枢が状況を理解する前に一気にすすり食え」との脳内指令に従って完食。おしんこどんはちょっと格闘時間が長かったようですがこちらも完食OK。

いやぁいきなりのパワフルランチだったなぁ(笑)。多分朝ごはんを食べていたら、この食後眠くなって動けなかったかも。



このあとは日光に向けて杉並木が続く例幣使街道(R121)をずんずんと北上。一部の狭隘区間は新道を開削し通行止めになっていました。そりゃねぇ、現道はもう広げようがないわけですから‥そのうち、今も残る狭隘区間もどんどん通れなくなっていくのかな。この国道の風情は好きですが、無理に車両を通し続ける必要もないと思います。だって両側にはそこそこ広い敷地があるわけですから。

さて日光街道を横断してさらに北上。実は鬼怒川温泉では未湯の仁王尊プラザのかけ流し湯に立ち寄ってみようと思っていたのですが、ちゃんと場所を調べていなかったことで、残念なことに国道を爆走通過してしまいました。あとで見てみたら、国道沿いではなく1本川沿いだったんですね。コロナ云々&平日昼間ということで空いていただろうに‥残念。

というわけで、以前も浸かったことのある川治温泉の薬師の湯へ。



この時期(春先)にばかり訪問するので露天風呂は閉鎖中なのですがまぁしょうがない。ちなみに日光市営で、市民(400円)と非市民(700円)とではそこそこ料金に差がありますが、これは個人的にはOKの施策ではないかと。

さてお風呂、おお、先客さんが着衣中!撮禁掲示はなかったので‥





それにしてもとことんさっぱりした湯ざわりです。湯上がり後おしんこどんから聞いた話によると、女湯には地元の方が入浴なさっていたそうですが、「お風呂はここ、家の風呂には入らない」とおっしゃっていたそうな。確かに毎日の湯としては実にいいですね。温泉ファンとしてはもうちょっと湯の特徴があると‥というのは鬼怒川温泉ほかこの流域湯全般にいえることですけれど。

このあとは山王峠を越えて‥ああ、四季の湯とかに寄れば良かったのですがすっかり忘れていました。というのもこの日の泊まりは那須なので、あえてR400経由で塩原に抜けるルートを取らなかったわれわれ(というかTakema)は、下郷から甲子トンネルを越え、旧那須甲子有料道路経由で大丸温泉まで向かわねばならないというわけです。

まぁ事前の計画通りなのですが、これならせめてもう1時間くらい早く出発すれば良かったなぁ。ちょっと時間的にタイト。思いつきでニラそばを目指さなければ下郷の弥五島温泉あたりには立ち寄れたと思うのですが、ま、それはそれでしゃーないというわけです。

さて下郷から甲子トンネルを越えて新甲子温泉界隈までは、ごく一部にシャーベット雪が残る程度で完璧な除雪でした。しかしそこから那須甲子道路(県道290号線)に入ると除雪状況は一変し、しっかり雪道となりました。



アップダウン&ワインディングの激しい道。凍結にザラメ雪も。轍に振られることも数回ありました。

まぁわが車は4WD(フォレスター)ですから、へたっぴぃの自分でも何とか通れるわけです。途中で南関東ナンバーのレンタカーがのろのろと走っているのに追いつき、道を譲ってもらいましたが、もしや南関東ナンバーということで「ノーマルタイヤ車両をレンタル」ってことではなかったことを祈ります。

いや、上から目線系の発言じゃありません。関東の平野部に住んでいると、車に乗るようになっても雪道の怖さを実感として知らないがゆえに「無謀な特攻」をしがちなのです。実際、自分も20代の時にこのパターンで物損事故を起こしてしまいましたし。

自分はへたっぴぃなのでスタッドレスタイヤも質は下げずにブリジストンなのですが、今シーズンで3年目終了なので、履き替え時にチェックしてもらおうっと。なおGWに東北に行くこともあり、多くの東北人の方々よりも長く履き続ける気が(2019-20は記録的な少雪なのに)。でも山岳部はGWだって凍結はあるし万が一降り出した時に動けなくなったら最悪ですからねぇ。





大丸温泉といえば誰もが思うのがあの有名な「あすなろ荘」ですよね(例の提灯宿ですし、その秘湯たる資格は確かにあると思います)。自分もそうだったのですが、かつて日帰り入浴した時のお風呂インパクトはそれほど高くもなく、ゆえに「大丸温泉は湯は出ていても大したことない」という感じでした。

ただ、上のほうにも書いたようにこの前日に調べてみたら「もう一軒、知らない宿があった」わけで、調べてみると「那須で一番高所にある(現地で確認してみたら大丸あすなろ荘はこちらより微妙に低い立地)」こぢんまりとしたお宿、しかも露天風呂もあるということで前日に予約を入れたというわけです。で、宿泊してみた上での感想はといえば‥





まずはお風呂へ。僅かに濁った湯は分類上単純泉ですが金気味があり、そこそこ鉄分が含まれているようです。湯口部分を半分こすってみると‥やっぱり成分が付着していることがわかります。あとで聞いてみたところ、透明湯に見えてもこの成分が曲者で、掃除をまめにしないとどんどん茶色くなってしまうとのことでした。やっぱりねぇ。成分そのものは違っても宮城の駒の湯と同じでお掃除は大変だぁ。



湯温は体感で43度前半、源泉は70度オーバーなので加水はしているかと。ツル感あり。

続いては露天風呂へと出てみます。しかし暖冬とはいえ「雪がそこそこある(まだ余裕で降る)2月最終週の標高1300mの露天風呂」ですからね、着々とジジイ化してきたTakemaからすると、あの「ヒートショック」をついつい警戒しちゃいます。ま、気持ちの中で警戒するのと実際の行動とはしばしば矛盾したりするのですが(苦笑)。



うっひゃーさびー!と、ジャボンと浸かりたくなりますが、実は浴槽内に微妙な段差があったりするので慎重に(というか最初ちょっとひやりとした)。しかし浸かってしまえばこちらのもの。外気温は間違いなくひと桁でしたからぬるいかなと思っていましたがさにあらず快適。しかも!


どういうことかなと思って湯口を見てなるほどと。夏場は上方から流し入れている源泉湯なのでしょうが(公式サイトの画像によると間違いなくそのようです)、冬場のこの時期は源泉をパイプでそのまま浴槽底に流し入れ、浴槽内で対流するように仕組んでいるというわけです。さすが湯守のなせるわざ!

ただしこれにはおまけがあって、女湯の露天風呂は湯温調節がうまくいっておらず、おしんこどんは「ぬるくてソッコーで退散」したそうです。で、夕食時にその旨を伝えたところ、女将さんいわく‥




到着時の玄関にスリッパが5足並べられていたので「こりゃこの日の宿泊は5人なのかな」と勝手に想像していたのですが、日中は日帰り入浴の方もおられることを見越して並べられていたようです。もちろん翌日のチェックアウトまでは夫婦で自由に使わせていただきました(感謝)。

話は変わりますがTakemaは喫煙者です。でも自宅でも室内喫煙はしていません。ただし喫煙可能場所については常に目を皿のようにしてチェックしていたりします(最近はキビシイわー)。

で、おおたかさん入館時、玄関の雪囲い部に灰皿を見つけましたので、「うん、ここで吸えるはず」と思った上でチェックイン。で、部屋に案内されるときに自分が喫煙者であることを申告すると‥「ではこちらに喫煙室がありますので」とのことでした。というわけで満を持して(笑)行ってみると‥



ええっと、畳敷きの上等な‥というか、この部屋ってかつては宿泊可能な部屋&ぶち抜ける宴会場の一部だったのでは?

狭いように見えますが手前をカットした撮影なので確か8畳、スリッパを脱ぐスペースもありました。排気ファンも強力でしっかり陰圧室、外にタバコ臭が流れ出すこともありません。この時流行していた新型コロナウィルスCOVID-19の隔離病室としても使えるんじゃないかと思ったくらいです。いずれにせよ、椅子もあるし有り難いことでした。なお館内はこの部屋(とエントランス部)以外室内全面禁煙です。

なお喫煙室から窓の外をのぞいてみると‥おお、男性露天風呂が一望!(いいのか悪いのか)。内湯棟の屋根からはツララが伸びていますが、例年はもっと太くて長いのかなと(裏の意味はありません)。

さてそんなわけで夕ごはん。先にネタばらししてしまいましたが、夕食もわれわれだけなのでご夫婦には申し訳ない感じです。飲み物は日本酒でいこうとほぼ確定なのでその旨をお伝えすると‥「では、飲み比べセットはいかがですか?」とのこと。それは是非とも歓迎なのでお願いしたわけです。すると‥





こ、こ、コケコッコー!(意味不明)。女将さんいわく、これでお気に入りのお酒を見つけてさらに追加していただければとのことでしたが、もうこれだけで酔っちゃいますがな‥嘘です、このあと一番気に入ったお酒を追加注文しました(大笑)。ちなみに自分のベスト好みは左上画像一番右側「澤姫」純米吟醸でした。

そして夕ごはんも美味しい!





(あ、お肉は牛焼きと豚のお鍋の2品です)。

というわけでおなかいっぱい。しかし寝る前にもお風呂をタンノーしたわれわれでありました。もちろん朝湯もね。



明けて翌朝。朝の天気は曇りながら、このあとは南へ向かうので回復傾向となるのでは?朝ごはんをいただき、ゆっくりめの出発です。那須界隈なら日帰り圏内ですから急ぐこともないでしょう。

というわけでこの続きは次ページにて。
[戻る]] [次へ]