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- その12 ゴンドラで一気に標高1000m弱まで上がっちゃうの巻 -



うわぁお。絶景ポイントに位置するカフェであります。

(2021年7月-8月 その12)

一気に移動して、函館市の北に位置する七飯町までやってきました。天気が雨模様だったら函館周辺の湯めぐり予定だったのですが、「雲多けれどいまだ雨はなし」という感じだったので、「函館七飯ゴンドラ」に乗って標高約950mまで上がって展望&涼を楽しもうというわけです。



え、あれま‥広い広い駐車場に駐められている車は見る限り10台もない(うち1台はわれわれの車ですし)。たぶん従業員さんの車も含まれていたことでしょう(北海道の場合観光地では「わ」ナンバーのレンタカー比率が高いのが特徴ですが、ほぼ「わ」なしでした)。

しかし心強いことに「ゴンドラ運行中!!」の看板が。え、でも右上画像を見てもゴンドラの出入りは見られないし、そもそも運行中ならば必ず聞こえるはずの「音」すら聞こえないんですが?

まぁでもとりあえずは行ってみましょう。「運行中!!」ということなのですから。お、その直前に1台の車が上ってきて、われわれよりも先に建物1Fに入っていきましたね(うふふ)。



もちろんこちらのゴンドラのメイン営業は冬期のスキー&スノボ期間のはずであり、夏の運行は観光客をターゲットとしているとはとはいえ冬期に比べれば空いているのは当然です。さらにはコロナ禍でのお出かけ自粛も重なっていますし。ただそんな中お出かけしているわれわれゆえ、「空いていそうな場所」を狙って訪問しているわけなのです。そしてこちらは?



ええっと、チケット売り場の係員さんは先ほど車でやって来た方でした。まさか、われわれの車が上がっていくのをどこかでチェックしていた?タイミング的にはまさにそんな感じでした。で、ここでその係員さんがおっしゃることには‥



まさにお昼時。駐車車両数を考慮すればおそらくがら空きのCAFEでランチは悪くない。しかも正規料金だと往復1800円+CafeのAランチ1500円だということですが、このランチ付きチケットだと合わせて2500円と格安です!

実はもともとここで食べようか(というか、たぶん時間的にここがベスト)と考えていたのですが、まさか割引があるとはありがたく、もちろん即お願いしました。ちなみに3000円のセット料金もありましたがその場合何がどう付け加わったのかな?

チケットを購入し、おしんこどんは念のためトイレへ。と、そのタイミングで‥



なるほど、あまりにお客さんが少ないために索道ラインそのものの稼働を止めていたわけですね(何だかびっくり、海外みたい)。なお索道にかかる負荷を減らすためか、ゴンドラそのものも「必要な時に必要な数を出す」という運用方法だったらしく、さっきまで止まっていた時には‥







上にも書きましたがこの函館七飯ゴンドラの全長は3,319m、そして標高差は約860m(山麓駅約255m、頂上駅約915m=地理院地図にて確認)。山の上は涼しいかなぁ。



このゴンドラ、途中で「いったん下がってからまたぐぐんと上がる」という真っ直ぐルートで(まぁ曲線ルートのゴンドラは見たことがありませんが)、下がった部分の支柱は上方向への荷重対策、大丈夫なのかなぁ(まぁ素人が心配する必要などないのでしょうが)。



というわけで「われわれのためだけに」動かしてもらったゴンドララインで頂上駅に到着です。このあとNo.43搬器は係員さんの手により側線待機ラインに運ばれ、再びラインは停止しました。

頂上駅にはその係員さんが1人だけ。下りた先の広場(そもそもスキー場です)にも本当にだぁれもいません。このあとは掲示に従って展望台めぐりです。



大沼と小沼が何とか見えています。この時点では駒ヶ岳の展望はありませんでした。



というわけでまったく無意味な撮影(うちわはチケット売り場でいただきました)。



続いては「紅葉の谷」展望台ですが、さすがに「緑の谷」でしたね当然。



せっかくなので、いただいたゴンドラうちわも撮ってみました。



ナナカマドの実はすでに真っ赤。このキノコ、何となく食べられそうな気が(採ってません)。



さて周辺をぐるっと回って左上画像のところまで戻ってくると、にわか雨が降ってきました。それほど強いものではなかったですが「天気予報通りだな」と。でもすぐ止んで、天気はまだしばらく何とかなったのですけれどね。

と、ゲレンデを上ってくる車両あり。もちろんどう見ても施設関係車両なのですが、下の駅からの標高差は860mもありますし、その全てがダートですからなかなかにハードな運転だったのではないでしょうか。



そんなわけでやってきました「PEAK CAFE」。実際は本当のピークにあるわけではなくさらに上方に山が続いているわけですが細かなことは言いっこなし。しっかりここでお昼ごはんをいただけるだけでもありがたいことです(もちろんチケット売り場から「Aランチの客が2名上がるよ」という連絡は伝えられているはずですし)。



ご覧のような鐘もあり、もちろんわれわれ(おしんこどん)も鳴らしましたが、お客さんが多い時はそこそこうるさいだろうなと。でもこの日は「お客が来るとゴンドラを動かす」というとんでもない状況だったわけでこちらもガラガラでしたからね。





なお、先客さんが2名(われわれより年上の男女)おられましたが、どうやらこの場でたまたま出会ったお二人らしく、それぞれコーヒー等の飲み物を注文していたようでした。ただ飲み物を飲み終えているにもかかわらずノーマスクで盛り上がっておりました。特に男性のほうは積極的に話しかけていたかな。うーむ何だか「老いらくの恋の始まり」という感じだったかも?(まあそれはそれで別にいいのですが)。



Aランチは(安い方ですし)質素に見えますが、ちゃんと美味しかったです。割引価格ゆえ実質700円でしたし、量も(われわれには)適量でした(アイスコーヒーは別注文)。しかし、たぶんこの日のお客さんは10名いくかいかないかではなかったのでは?コロナ禍はとにかく観光業に大きな打撃を与えていると実感。

さて、ざざっと通り雨も降りましたが(右上画像、デッキの先のほうが濡れています)、食後しばらくくつろいでいたら‥








(でももうわれわれ以外に誰もいない頂上駅エリア‥。)



天気予報では「午後から天気が下り坂」というわけである意味「何とか曇りのまま保てばOKでしょ」というつもりで上がってきたわけですが、まさかの太陽くんと青空さんまで出てきてくれるとはねぇ。いや、でももう(このあとの予定もあり)下るんですけれどね。








とはいえ山頂部の雲がなかなか取れないなぁ‥と思っていたわけですが、





ここからは一気に函館へ。16:30発のフェリーです!





以前冬期に徒歩乗船で乗ったことはありましたが(この時です。今はなき「北明館」さんに泊まりました)、自車を載せて大間に渡るのは初めてだなぁ。と、この写真を撮ったあと一気に雨が降ってきました。ただそれも長くは続きませんでした。



おっとそういえば思い出しました。「矢越クルーズ」を運営しているキャプテン村田さんがおっしゃっていたことを。いわく、



というわけでここ津軽海峡フェリーのターミナル売店でしっかり購入させていただきました!あっさりした甘味で、これはなかなかです。実は激甘系が苦手な自分ですが(モナカとかは無理、鯛焼きとかは餡が少ないことを願いつつ牛乳とともにいただきます)、これなら普通にポリポリいかれるなぁという感じでしたよ。

というわけでいよいよ出港です。大間到着は18:00なので、本日のお宿である下風呂温泉のつぼた旅館さんには予約時に「到着後すぐの夕ごはんで構いません」と伝えてあります。



利用者はやっぱり少ない感じでした。TVでは東京五輪のボクシング中継中。







おじ(い)さんも実にいい味系のTシャツを着ておられました(欲しくなった=後日これとは別ですが大間パーカーを購入)。さてそろそろ下船口が開きますよ。

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