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- その17 国見温泉森山荘にて、オリンピック観戦しつつまったり -



わーい、この日朝のお風呂ととおんなじ色だーい♪

(2021年7月-8月 その17)

さて新玉川温泉のあとは、実はこれまで1度しか訪問したことのなかった国見温泉を目指します。ちなみに温泉に向かう途中、田沢湖駅周辺をショートカットしたところ、国見温泉分岐に至るまで自販機一つなく、今晩の宿である森山荘飲み物の販売機がなかったら困るなぁ(アクエリアスとお茶のペットボトルは自分にとって必須なのです)と思い、仙岩峠岩手側の道の駅まで足を延ばして購入しました。もっとも森山荘、自販機はともかく飲み物ペットボトルは各種取り揃えられていましたが‥。

到着時には直近の駐車場はまさに満車御礼で、うわー随分混んでるなぁと思いましたが、早めの到着だったこともあり日帰り入浴の車が多かったようです。宿に入ってしばらくしたタイミングで駐車場を見てみると、エントランスに一番近いスペースが空いていたのでそこに車を駐め直してよしよしでした。



玄関前にはテーブルやベンチも置かれ、湯上がりに寛ぐこともできます。



ご覧のとおり、大量の各種飲み物が山水で冷やされています!

うーむ、この雰囲気はまさに山小屋ですね。エントランス部にテーブルなどがあるのもまさにそう。というか、このお宿はお隣の石塚旅館とともに秋田駒ヶ岳の登山ベースでもあるわけですし、下からの電力線も敷かれていないことから2軒とも自家発電とバッテリーにより電力を賄っているとのこと。そういえば暗くなってきた頃、発電機の音が聞こえてきて何だか登山に来たような気分になりました。

いっぽうで水は豊富な場所ですから、当然上画像のように「山水で冷やす」というのが山小屋同様ベストの方法というわけです。似たような感じでは長野の蓮華温泉も同様ですね。もちろん一部は多少高めですが(缶ジュース130円、PETボトル150円、ビール350mL缶350円、同500mL缶450円、冷酒300mL瓶650円)場所柄当然ですし、この「水槽からお目当ての品を出す時」って結構好きなんですよ。今回は冷酒をいただくことに。

おっとその前にお風呂でした。「混んでいそうだなぁ、風呂側の玄関にはやたらにサンダルが‥」と思っていたのですが、まぁいいかと意を決して行ってみたら、ページトップ画像のように「誰も入っていなかった」というわけです。実はそちら側の玄関奥にも部屋があり、8人くらいの家族というか一族連れが泊まっていたので、その靴やサンダルに眩惑されていたというわけでした。



ここ国見温泉の泉質は「含硫黄炭酸水素塩泉」ですが、先ほど新玉川の100%源泉でよく洗ったタオルがしっかり灰色に色付きました。これはどの成分が反応を起こしたということなのか?そこそこ含まれているマグネシウムでしょうか?

さて続いては混浴露天風呂へと移動です(着脱衣は面倒ですが仕方ないですね)。途中にはペット専用湯があり、皮膚疾患のあるペットには効果抜群なのだとか。誰もいませんでしたが、人としての矜持から「愚劣なる振る舞い」には及ばずでした(笑)。だってさ、





なお「ここに先客がいたら『愚劣系行動』に及んだのか」という質問などなさらないで下さいね。わたしは湯が出ていれば浸かりたい温泉ファンであると同時に「人」なのですから(よくわからない禅問答みたいな感じですな)。




(ホントに苦いですよね)。

やがておしんこどんもやってきてともに入浴。あとから若い男性もやってきましたがもちろん特に問題なしでした。こういう小さな浴槽での混浴時は男性のほうがシャイで気を遣うといいます。ただし大規模な浴槽となるとなぜか一部男性が「ワニ」化したりするわけで不思議です。ほかにすることないのか?(ないんだろうなぁ)。



「それにしてもなぜ緑色なのか?」。これについてはもう先人が様々に語り尽くしておりますし、石塚旅館ではその旨の開設掲示もあるようですので(覚えていませんが)ネットでお調べ下さい。われわれはそろそろ夕ごはんに向かいます(笑)。

ただ消失してしまった画像なのですが、この日のわれわれの部屋はなぜか二間続きの広い部屋でした。他の方々は(ちらりと見た限り)2人泊でも普通の6-8畳間だったようなのですが‥特に高額料金で予約したわけでもないのに?


(「だまらっしゃい」レベルですね)。



食堂に掲示されているメニューは日帰りのお客さん用のものですが、こ、これはかなりバラエティに富んでいるのでは?山から下りてきて、温泉で汗を流した上でこのごはん選択肢ってかなり嬉しいはず(少なくとも自分ならそう思う@車で来ていない限りは)。特にメニュー下段の「山菜みず」でビール飲みたいし。ん?「ぼり」って知らないぞ!(今気づいた)。

右上画像に書かれていますが、こんな山深い場所なのに食事のみor日帰り入浴だけでも7AM-20PMという太っ腹、そして宿泊の自炊部なら「寝具付きで」3000円ですよ。信じられない破格値です(しかも食堂利用可能ということですし)。



千葉から3泊4日なら秋田駒登山も含めて楽しめそう(もちろんお隣の石塚旅館の湯もいただきますよ。国見山荘は閉業しちゃったけれど)。こちらのお宿、お宿の方々の接客態度もほのぼの系で気に入った次第です(いや石塚旅館さんと比較するわけでは決してありません。そもそもあちらには日帰り入浴したことしかなく宿の方との接点は最小限でした)。



そしてその石塚旅館さんにも明かりが灯りました。比較的静かな夜のようです。



雨の日でも休憩できるテラスがあるのはいいですね。灰皿もありました。



受付&売店にはいろんなモノが。夕ごはん会場はこちらです。


さてそんなわけで夕ごはんです。この日は4組のお客さんだったかな?ただし前述したように8人(以上?子どももいたし)の団体さん1組もおられましたが。それでも右上画像を見ればわかる通り、相当間隔を取っての配膳です。この日は土曜日でしたから、コロナ禍ゆえ予約数を絞っていたことが想像されます。



基本は山の夕ごはんで、ゴージャスではありませんが場所に見合ったいい感じのお料理が並びました。もちろん岩魚は焼きたてのアツアツ、ええ刺身など不要です。

大女将さんが「どちらからお越しですか?」とお声掛け下さいます。もうお宿の現場仕事からは引退なさっているように思われましたが、「春から秋は山で」という長年の生活ゆえ少しでもお客の世話に携わりたいという思いをお持ちのようで、素晴らしいことです、これからもずっとお元気で!

さて、本来は夕ごはん後はこの食堂エリアは消灯してしまうようなのですが、時はまさに東京オリンピック、しかもこの夜は野球の決勝戦「日本 vs アメリカ」だったわけです。というわけでお願いして、特別にこの試合を最後まで見させてもらうことにいたしました(ほかのお客さんも見ていましたしね。ちなみに各部屋にTVはありません)。



ええ、飲みながらですよ(当然です)。

そういえばかつてどこかで似たようなシチュエーションが‥と思ったら、2012年夏、ロンドンオリンピックを北アルプスの阿曽原小屋で観戦していたのでありました。



画像に写っているのはわたしではありませんが(笑)。

この時は夕食後も続けて観させていただきました。さらには「これ、余ったのでよろしければ」ということでデザートのスイカを追加でいただいた記憶があります。画面の中では卓球の福原愛さんが懸命に戦っておりましたっけ(その日のページはこちらです)。

そして2021年8月7日、野球のオリンピック日本代表はアメリカを相手に2-0で快勝!いやぁ夕ごはん後にいい時間を過ごすことができました。たぶんオリンピック種目としての「野球やソフトボール」が復活するのは、再びアメリカで開催する時まで待たなければなりそうですし(カナダでもワンチャンスありかな)、それまでは「前回金メダルの日本」という栄光は確保されました(笑)。



部屋に戻っておやすみなさい‥。

さてしかし、翌朝は「何としてでものミッション」が控えておりました。何でも国見の湯はその成分の関係で(カルシウム?)、誰も何時間も入っていないと湯の表面に膜が張るということなのです。それも結構濃厚に。

この日の宿泊客各氏を失礼ながら拝見していたところ、いわゆる「温泉ファン」はおられないようでした(親族団体に至ってはかなりお酒を召していたようですし@表のテーブル)。となれば「その造形を見るに如(し)くは莫(な)し!」のチャンス到来かも!

そんなわけで朝5時に起きて行ってみたわけですが‥。







まぁこればっかりは仕方がありません。そこそこいい感じで膜が張りつつあるようだったのですが。露天湯に行ってみると、こちらは膜そのものがない状態でした。外気温とかにも左右されるのか、はたまたどなたが深夜湯を楽しんだのかも知れません。



この日は曇りで、山あいにはガスが出ていました。前日の到着時には「ここでも暑い」感じでしたが、さすがに標高900mの国見温泉、日が暮れると網戸越しに涼しい風が入ってきましたっけ。朝は山の上ならではのひんやり感で実にいい感じ、快適でした。



朝ごはんも勿論山ごはん。ほうじ茶をすすりつつ、シンプルでかつ適量のおかずです。「量を食べたきゃご飯で調整せよ!」という感じで、あ、この日のTakemaご飯は比較的多めかも知れません。



朝食後の一浴は当然ですが、この日は午前中に2箇所の予約を入れていましたのでそう長居は出来ませんでした。チェックアウトを済ませて玄関の外へ。ん?





水煮等で保存されていたタケノコが「本日いよいよ出番」ということで山水にて洗われてシャッキリ!ということなのでしょう。間違いなく宿周辺の産でしょうし、いいなぁ、ネマガリを肴にここで一杯やりたかったなぁ‥では、出発です!(無念)。

ここからは盛岡ICまで下り、東北道&秋田道経由で北上西ICへ。となればもうおわかりですね、最初の目的地は夏油温泉です!

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