珍しくガーデンを散策したりもしましたよ。

(2023年4月21日)

GWを目前に控えた4/21(金)、お天気もいいしということで近場(千葉県内)の温泉に行くことにしました。ここ数年平日休みのシフトは金曜日というのが続いており、連休こそ取れないものの(もう諦めてる)、土曜日はいろいろの負荷も少ないので仕事的にはおまけみたいなもの、そんなわけでいろいろ空いている平日休みを楽しむに越したことはありません。

ただ長く続いた(いや現在も進行形ですが)コロナ禍は、自分の行動パターンもしっかり自粛系に変えてしまったようです。以前なら日帰りでも関東圏のみならず福島界隈の湯や山に行ったりもしていました。かつては「バイクで日帰り富山往復800kmオーバー!」なんてのもやっていたのですが(この時です)‥あ、これはまだ若かったからですね(苦笑)。今はもう無理です。

というわけでゆっくり起きて9時半頃におしんこどんとともに出発、君津方面に車を走らせます。そしてまずやってきたのは‥







これまでさんざん通っていた、房総スカイラインに接続する県道からすぐのところにありながらこれまで未湯というか、温泉サイトを見ては「ここは良さそうだな」と思いつつ場所をチェックすることなくこの日まできてしまったという感じです。黒湯だということですが‥




(上画像は女湯ですので念のため)

源泉温度こそ24.7度と低いので加温していますが(これは千葉の温泉の宿命)、泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(含食塩重曹泉)、いわゆるモール泉で、これもまた千葉には多い泉質です。閉業してしまった曽呂温泉とかも同じ泉質でしたが、あそこ、好きだったんだよなぁ(残念無念)。



浴槽縁からのオーバーフローは設計上ないようです。ただし蛇口からは加熱湯が常時?投入されています。もう1つの蛇口からは非加熱源泉が出てくるそうですが、適温だったのでひねりませんでした(次回はひねろうっと)。



色合いは‥おお、結構濃いですね。上で挙げた曽呂温泉と同じくらいかな。亀山温泉よりも濃くて、青堀温泉(閉業)と同じくらいかなという感じです(青堀温泉の訪問ページはこちら)。で、お天気もいいし、まだ4月だし虫もいないしということで‥







乾いた涼しい空気が入ってきて爽快!(もちろん撮影後はちゃんと閉めましたよ)。お、よく見ると藤の花が咲いていますね。さすが温暖な千葉県というところで、関東北部だとGW明けによく見ていた記憶があります。もっとも2023は全ての花の開花が早まっていたので、その関係もあるのかも知れません。







浴室内にはもう1つの浴槽がありますが、こちらはもともと非加熱源泉浴槽だったのだとか。コロナ禍以降源泉(24.7度)が張られなくなったとか何だとかですが、源泉自体は豊富そうだし(玄関脇にあった水回り施設(ページトップ画像)も源泉利用でしょうし)、特に夏には復活させてほしいものです(サマースパ!)。

湯上がりに玄関前でクールダウン(正しくはTakemaの喫煙タイム)。こちらの施設ですが、以前は宿泊も受けていたようですが現在は日帰りのみ、しかも営業日が限定されているので要注意です(公式ページはこちら)。



このあとは久留里方面へと向かったわけですが、まったく下調べをしていなかったところで「Rose Garden」なる看板が。特に急いでもいなかったので「行ってみる?」「行く!」というわけで立ち寄ってみることにしました。

駐車場には案外車も多く、さらにはレストランはほぼ満員の盛況でした(ま、お昼時というのもあったのでしょうが)。ここって有名なのかな?

あとで調べてみたところ、経営者のご夫婦は対岸の川崎市から移住してきた方で、夫婦での開墾から始めて現在のガーデンにまで仕立て上げた方なのだとか。もちろん現在は多くの従業員さんが働いていますが、最初は大変だったんでしょうなぁ。



ガーデン内にはネコたちがくつろいでいます。



池の中を見るとオタマジャクシがたくさん。ネコたちとのバトルはいかに?



4月の中下旬ゆえバラはまだパラパラと咲いているだけ(その分入園料が安い)。



ガーデンの一角には満開の木花が(ページトップの画像も同じ花です)。実はよく見ていなかったのですがこれもバラだったのかな?というわけでアラ還Takemaもパチリ。

さてこのあとは亀山温泉へと向かいます。いつもは亀山温泉ホテルへと向かうのですが、実はもう一軒あるぞというわけでこの日はそちらへ。



亀山温泉「湖水亭 嵯峨和」さん。こちらでは「ランチを頼むと入浴料無料」という特典があるということで、フロントで食事希望の旨を申し上げた上でまずはお風呂へと向かいます。この日の男性浴室は屋根ありですが湖方向に壁や窓がない半露天仕様です。いざ浴室へ入ってみると‥





3人も浸かればいっぱいのサイズです。まぁ見方を変えれば亀山温泉ホテルの浴槽が広すぎるともいうのですが。ただ沸かし湯ですから燃料費も馬鹿になりませんしねぇ(房総半島内陸部は天然ガスの産出エリアですが、どうやらガス利用による加温は行っていないようです)。その意味ではこの浴槽サイズは経済的に見合っているのでしょう。



いっぽうで洗い場部分はめっぽう広く(シャワーカランは2基だけ)、湖側の展望はご覧の通り。だからこっちが男湯なのか(笑)。それにしても冬場や風雨が吹き込むような日はどうしているのだろうと気になりますが、はめ殺しの窓というか壁を据え付けられそうな造作はないようでした。なお浴槽は一番奥にあるので雨が吹き込む心配はありません。



で、肝心のお湯の話です。亀山温泉ホテルとは別源泉なのでしょうが、近隣ですから泉質は似た感じのモール泉で(ナトリウム-炭酸水素塩泉)、色はオフィシャルいわく「コーヒー色」。亀山温泉ホテルは「チョコレート色」と表現していますが、まぁ似たようなものですね(笑)。ただしそれほど濃くはないかな。なおちょこっと塩素臭があるのは仕方ないかと(亀山温泉ホテルではほぼ記憶にないのですが)。



浴感は、はい、ツル感しっかりです。しばらく誰も入っていないと上画像のような「膜」(といえるかどうか‥)が出来てきます。生成スピードは早いようで、自分が身体を洗っているうちにもうこんな感じになっていました。



というわけで湯から上がりましていよいよランチです。なおこちらでのランチについては気をつけるべき点があります。それは‥



おそらくはマンパワーに限りがあるからなのでしょうが、1については、注文を入れてから料理の提供までにはかなり時間がかかりました。自分たちの時は0.5hちょいでしたが、ネット情報を見ると「1hくらいかかった」ということもあるようです。こちらのお宿自体の雰囲気がかなりのんびりとした時間が流れている感じであり(ほめ言葉です)、ここはゆったりと待ちましょう。なお「入浴前に注文を入れておく&大まかな時間指定」という方法が可能かどうかはわかりません。

続いて2ですが、われわれが湯上がり後に到着した女性ハイカーさん、入浴とランチをお願いしていましたが、13:30頃だったからなのか、「すみません、ランチはもう終わりです」と断られていました。ランチは予約なしで食べられるのですが、やはり早めに入ってランチ注文の意志表示をしておく方がいいと思います。

で、われわれはといえば、確かに待ちましたが‥でもね!



左上画像の両品を注文。先付けも美味しかったですが‥





あとで調べてみたところ、季節ものですからいつでもあるわけではないのは当然としても‥嬉しい情報を発見!



われわれは20日ではなく21日の訪問でしたが、この日のタケノコもまず間違いなくお宿の方々が掘ってきたタケノコだったのでしょう。最初に供されたタケノコご飯はあっさりした味付けで実によろしかったですし、続いて出てきたタケノコの天ぷらたるやまさに「絶品」でした。当然の熱々ホクホクを2人でむさぼり食べましたよ(笑)。

もう1品の「豆乳つゆの湯葉まぜ蕎麦」はちょっとお蕎麦がイマイチでしたが、手打ちをする余裕もないでしょうしねぇ(マンパワー不足)。

でも入浴と食事をしただけなのに、妙に充実感のある滞在でした(湯上がりから食事までに時間はたっぷりありましたし)。お洒落系方面へと進む亀山温泉ホテルに対して、こちら嵯峨和はのんびり系で勝負というところでしょうか。なおおしんこどんは「ここ、泊まりに来たい!」と申しております。



途中直売所に立ち寄りましたが特にこれはというものもなかったので、このあとは高速に乗って一気に自宅へ。屋上に上がると、サクランボがいい感じに色づき始めておりました。この時はまだ早かったので採りませんでしたが、この数日後「収穫の喜び」にうち震えたわれわれでありましたとさ(右上画像マウスオーバーで画像が変わります)。

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