- その1 長く取りこぼし続けた鬼怒川のあの湯へ -



(2024年2月2日)

しばらく日帰りでの県外湯めぐりから遠ざかっていましたが(千葉県内は結構行っています)、たまにはねということで平日休みの金曜日にぷらっと出かけてきました。おしんこどんも一緒です。

8時ごろ出発。あまり早く出ても最初に目指す施設の日帰り入浴開始時間前に着いてしまうだけなのと、平日早朝の外環道は草加界隈で必ず渋滞しますからね。少しでも遅めに出て渋滞にはまる距離を短くしたいという算段です(渋滞そのものの回避は無理)。

出発時は曇っていましたが、東北道に入って北上するとともにどんどん雲が切れて青空となり、宇都宮ICから日光道に入った頃には完全に青空となりました。そして平日ゆえの通行量の少なさよ!実にいい気分で(安全速度で)走ります。

今市ICで高速を下りてR121を北上します。この片側2車線の快走路はいつも「いやぁな予感」がするのでますますもって安全走行です。そうしてやってきたのは‥





ええ、鬼怒川温泉でかけ流し温泉を日帰りで楽しめる施設はかなり少なく、その中でもこの仁王尊プラザはかなり高評価であることはずいぶん前から存じておりましたが、そもそも鬼怒川温泉を通る旅程を組むこと自体があまりなく、また春や秋の行楽シーズンは「混雑」という二文字が頭をよぎり、これまた鬼怒川に足が向かなかったわけです。

しかしオフシーズンの平日たるこの日ですから、どこに行こうか?と考えた際、



という結論に至ったわけでありました。というわけで料金700円を支払い、建物を抜けてまずは‥









もちろんこの浴槽の存在はネット画像で見てはいましたが、思っていたよりも大きく、そして深さがある!そこに、2箇所から湯が絶賛投入中!このお風呂をたまたまながら貸し切りで利用できてしまう悦楽と言ったら!

ツル感のある浴感で、湯口の湯を手にとってクンクンしてみると硫黄臭も感じられます。いい湯です。

ただ、源泉温度が低めのため(かつては43.6度あったようですが今はどうやら40.0度)特に冬期は加温されています。2つの湯口があると書きましたが、奥側のほうがやや温度が高くなっていました。いずれにせよ加温のレベルはわずかですから泉質にほとんど影響はないでしょう。



こっちの湯口のほうがやや熱めです。





さて続いては建物側の露天と内風呂‥といきたいところですが、どちらかでいいかなということで(湯欲減衰)内風呂をいただくことにしました。で、露天は撮影だけ(「加温なしにつき冬期はぬるいです」というような掲示があったので)。



やっぱり屋形船に比べるとインパクトは弱いですね。







湯口から注がれる湯量はあまり多いようには見えませんが、この投入量だけだとするとオーバーフローする湯量の多さを説明できません。実はもう1本、浴槽下部に伸びるパイプがありまして、そちらからも投入&浴槽内湯温の安定を図っているのだと思われます。

こちらの湯も泡付きがあります(右上画像マウスオーバーで別画像に変わります)。本当はもっと付いていたのですが、撮るのを忘れて一度湯から上がってしまったので(苦笑)。



こちらの内風呂には当然ながらシャワーカランがあります。しまった、シャワーカランも温泉利用なのか確かめるのを忘れた!まぁいいか、ここでは基本的に「浸かるだけ」をタンノーしました。



湯上がりにはお庭でクールダウンを兼ねた休憩です。この日は2月初旬という1年でもっとも寒い時期なのに、ご覧のようにド快晴かつ無風で気持ちよく日向ぼっこです。あ、仁王尊にもきちんとご挨拶しましたよ。



ニャーもご挨拶にやってきました。

というわけで仁王尊プラザ、入館から退館まで他のお客さんとすれ違うことすらなくお湯をタンノーいたしまして大満足。あ、従業員の方とすれ違った時に(受付の方とは別の人)「こちら、いいお湯に入れていただきありがとうございました」とお声掛けすると、「そうです、鬼怒川で一番です!」と自信満々のお返事をいただきました。

さて日帰りなので湯上がりにはお昼ごはんを早めに食べておきたいものです。というのもこのあとは旧有料道路である日塩もみじライン(現県道19号線)を通って塩原に抜けるつもりですが、塩原温泉まではそこそこ時間がかかるのに途中に食事処はほぼ皆無ですからね(スキー場のレストランはありそうですがそれはちょっと‥)。



というわけで鬼怒川公園駅前(一段下がった場所)にある蕎麦処いずみへ。いやこれも仁王尊滞在時に見つけたところなんですけれどね(いつもの通り下調べが甘い)。でもこちらのお店、なかなかよかったのであります。



おしんこどんは左上画像の「岩魚のから揚げセット」、Takemaは右上の「舞茸天ぷら付き生湯葉そば」を注文。ご夫婦とおぼしきツーオペなので少々時間がかかり気味ですが、揚げ物もお蕎麦もアツアツで登場しました。

おしんこどん注文の岩魚、美味しいです。しっかり揚げられていながらも身のホクホク感がいい!これを口にして思い出したのが福島県旧舘岩村の役場近くにあるお店でした。天ざる蕎麦を頼んだら天ぷらは野菜とともにまさかのイワナ三枚おろし出没でびっくりしたのでありました(その時のページはこちら)。中骨までしっかり揚げられていて食べられたので嬉しかったのですが、数年前に行ったらもうお蕎麦はやめちゃったのだとか。残念でした(確かに当時からお蕎麦を食べている人は少ないように見えました)。

さて、食事後は「山越え」です!

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