- その5 焼肉ランチのあと2湯に浸かりお宿へ -



下がって、またすぐ上がったんですけれどね(笑)。

(2024年8月8日-8月18日 その5)

さて、網張エリアからは岩手山を回り込むようなルート取りで八幡平市(西根方面)へと進んでいきました。



何だかふと羊蹄山の麓を走っているような錯覚に。

で、このあとR282に合流です。3桁国道ですが久方ぶりに交通量の多い道ゆえにお店も多い‥あ、もう11:00を回ってるし、この国道を走っているうちにお昼ごはんにしようと決めたところですぐに、何だかインパクトのあるお店が出てきたので即座にここと決めてPに駐車しました。





とはいえ何の下調べもしてはおらず、店名のインパクトに惹かれて車を駐めただけなのでどんなお店なのかはまったく知りません。「名に愛(め)でて折れるばかりぞ女郎花(をみなへし)‥」と詠んだ平安歌人(僧正遍昭 六歌仙の一人)のことを思い出します(今思い出しただけですが)。しかし、店内に入ってびっくらこきました。





向かい合わせに座れますが長テーブル方式を採用しており、グループごとのプライバシー?何それ美味しいの?という感じのワイワイ長屋系レイアウトで50人着席可能なのだとか(公式サイトで確認)。棟続きにお座敷エリア(20人)もあります。

建物の形状からするにかつては牛馬舎だったものをリフォームしたのでしょうか。トンガリ屋根の一番上端にはファンが勢いよく回り、エアコンの吹き出し口はそれよりかなり低い部分に設置されています。これはきちんと考えられた配置で、この日も暑かったのですが店内は(炭火を焚いているにも関わらず)快適温度でした。





というわけでおしんこどんは「レディースセット」(お肉3種盛り合わせ)に定食セット(ライス・サラダ・味噌汁)を付け加え、Takemaは単品で冷麺を注文しました。あ、おしんこどんからお肉のおすそ分けをいただくこと前提でのオーダーですが、いつもの通り自分は少食なのと、特に「食べ過ぎるとソッコーで眠くなること必定」なので、このあとも山道の運転が控えていることを考えると「お腹いっぱい」は絶対に避けなければならぬわけです。ま、実は「お腹いっぱい」という状況は自分では満足感はなく「ある意味不快」なのでそうなりたくもないんですけれど(変人?)。



というわけでお肉と冷麺をそれぞれシェアしつつお昼ごはん完了です。うん、美味しかったし量も適量で満足しました。と、ふとちょっと変わったサービスが目に入りました。





製氷機内の氷をセルフでセットして手動マシンでぐるぐる回して作るんですが、これ、焼肉を食べたあととか絶品じゃないですかというわけで製作にいそしみました(お酒も飲めないしね)。なおこの他に「ランチタイムは(650円以上オーダーで)コーヒー無料」というサービスもありまして、そちらも美味しくいただきました。というわけで、





さてこのあとは、すぐ北に位置する道の駅にしねに何となく立ち寄ったわけですが、Pに車を駐めるべくエリアをゆっくり移動していたところで‥ある掲示をハケーン!






(右上画像マウスオーバーでその画像に変わります)

おしんこどんはそもそも自分で「集めたい!」と思い立ったわけではなく、お友だちのお手伝いということで集めているそうですが、ここ数年でずいぶん集め(て友人に画像を送った)よなぁ。西根の道の駅、千葉からだとなかなか来られそうで来られないところだと思うのでまぁよかったかな。

このあとは高速に‥乗らず、岩手山北麓を抜けていく「岩手山パノラマライン」経由で松尾八幡平地区へと向かいました。となると途中には名勝「焼走り溶岩流」が道路脇にあるわけで、当然立ち寄ってみることに。




(この溶岩が流れ出たのは1700年代だそうです)

ところで自分は岩手山に1度しか登ったことがありません。それももう40年近く前のことで、大学を卒業して1-2年の夏の終わり頃だったと思います。ただ、あまりに古すぎて「どの登山口から登ったのか」の記憶が曖昧なのです。ただ間違いなく「上坊神社口」かこの「焼走り口」かのどちらかだったと思います。でもこの風景の記憶がないところをみるとたぶん神社からだったのかな。

その時はまだ体力ありあまる時代だったこともあり(南アルプス単独テント自炊縦走 北岳-茶臼岳とかを普通にやっていた頃ですから)、岩手山も高校山岳部の先輩とささっと登り、八合目小屋ではなく頂上直下の(旧)不動平避難小屋に泊まって2人で「痛飲」し(翌早朝1人でお鉢巡りをしたあと小屋に戻ったら小屋の中が酒臭かったことを覚えています。先輩は二日酔いで朝活はせず)、翌日は三ツ石山荘、その翌日に畚岳まで縦走して藤七温泉に下ったのでありました。この時の山行は「長かった」記憶しかない!約35kmくらいあったはず。

ついでにいえば、畚岳から藤七温泉に下ったのですが、そのあとどこに泊まったのかも全然覚えていません。時間的にも夕方手前だったはずだったのですが、藤七には泊まらずバスでどこに‥下ったんだっけ?ハイ、またも「記録は大事」ですね。探せば写真も出てくるかも知れないですが、こうやってネットに記録しておけば検索するだけですぐ出てくることの便利さを、自分はこの四半世紀しみじみと感じております(笑)。

ハイ思い出話しゅうりょーう!



この日も暑かったとはいえ、再び登山口まで標高を上げてきましたから少しはマシです。ただここは太陽に炙られた溶岩が熱を持っている関係上涼しくはありませんでした(当然)。

このあとは松尾地区まで下り、アスピーテラインを八幡平まで上っていきます。そうなるとね、




(日が陰っているのも大きいのですが)



八幡平頂上駐車場はパスして藤七温泉へと向かいます。左上画像の山は畚岳じゃないかな?藤七温泉には以前にも何度か立ち寄ってはいますが、久々にということで入浴しました。お風呂はかなり空いていましたがたぶん撮禁だったろうということで、貸し切りモードの露天風呂も含めて画像はありません。ま、ここはいくらでも先人の画像がアップされているでしょうし。

このあとは秋田側へ抜けていきます。今回は「奈良に帰省する」のに何をやっているんでしょうか全然近づきません(苦笑)。と、ノスタルジックにふと車を止めて‥





その昔あそこにも入りに行きました(この時です)。たぶんほぼこの場所に車を駐めて(なぜか駐車スペースは広くなり整地もされていました)。でも現在はあちらでの入浴は禁止なのだとか。そういえば福島の沼尻元湯も現在は入浴禁止になったのだということです。「大らかな時代」は終わりを告げたようですね。

というか自分も含めたネット記録者が自らの首を絞めたのかも知れません(自戒を込めて)。撮禁だって「節度を持たない人物」へのやむを得ない対応なのでしょうから。今の自分としては「各人自制せよ」としか言えません。と書きながら、すぐさまお風呂画像が出てきますよ(撮禁掲示なし&先客さんなしだったので)。



後生掛温泉の入口でおしんこどんに「どうする?」と声を掛けましたが、「まぁ‥いいや」との返答。というかおしんこどんはこの時「睡魔大王とのバトル」にいそしんでいたようで温泉どころの状況ではなかったようです(ある意味いつものことです)。というわけで後生掛は通過。

そういえば後生掛すぐ上の大深温泉、オンドル宿泊施設は2024現在閉鎖されているのだとか。かつて2年連続で同じ時期に宿泊したら「昨年もおられたご夫婦に再会した」こともあり(この時この時です)、大好きな宿泊施設だったのですがねぇ。日帰り入浴は続けているようですが、これもどうなるやら。

で、だいぶ下ってきたところで八幡平温泉「ゆらら」へ。こちらは初めての訪問ですが、案外目立たない立地ゆえ予想通り駐車場は空いていました。「これは!」と期待みなぎるTakema、「それどころじゃない!(眠い)」のおしんこどんというわけで、こちらは自分だけ入浴ということに。



立派な施設ですが、職員さん以外どなたもおられない‥



というわけで透明湯を貸し切りでやほほーい♪



露天風呂ももちろんやほほーい♪

こちらの泉質は「単純温泉」で泉温53.9度でpHは7.3、成分総計は1094mg/kgと確かに「薄い」ですが、こういう湯「も」イイでは飯豊!なのです。ここ数年でようやくわかってきました(遅い)。

そんなわけでこのあとは寄り道なしでこの日の宿へと向かいます。





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