「携帯湯船2号」、久々ながらいざ出陣!



いつでもどこでもお湯さえ溜めればそこが貸し切り露天風呂♪さぁて入浴しまショー♪

(2009年某月某所)

さてさて某様より「とある場所にとある湯が出ている」という情報をいただきました。でもTakemaとてしがないサラリーマンですから、「ハイそうですか、ではでは行ってみましょ」と二つ返事で請け合うことは出来ません(「ホントかいな」という疑惑の質問にはお答えできませんが。でも公務員とかじゃないですからね)。というわけで、別の用事で近くまで行く機会があったのでついでに足をのばしてみました。

ただし「ついでに」とは言いながら車には「携帯湯船、ミニバケツ、スコップ、雨どい(これは今回必要ないだろうと思ってはいましたが念のためね)、源泉直接接続用ビニールホース(自作)」というような、野湯探訪グッズを満載して訪問したのですから、何が本命なのかよくわからないと言われればそれまでなんですけれどね(笑)。

というわけで現地に到着。

周囲には一切の人家もなく普通なら迷うこと必定ですが、Takemaの優秀なる湯勘により(うそです、教えて下さった方のアドバイスが秀逸だったので)、ほとんどおろおろすることなく現地入口?にたどり着きました。最後はバックで左画像の場所に車を止め、たぶんここから歩くのだろうと考えて「秘具=携帯湯船2号」を車から降ろしました。

この時点で「携帯湯船って何?」と思われた方、別段己の無知を嘆く必要はありません。なぜならこの用語及び物品はTakemaが勝手に名付けたモノであり、本来は別用途に使うための製品を流用しているからです。「携帯湯船」キーワードでGoogle検索してみても2009年6月現在Takemaの別ページがトップに表示されるくらいですから、ごくごくマイナーな用語なのであります。

ところで先代「携帯湯船1号」を見つけた時はまさに「天にも上る心地」でありましたが某所にて初使用してみたら‥嗚呼。この時の様子を収めたページはこちら(おまぬけ動画あり)。で、その後「これではイカン!」と、古いカメラ用三脚を支柱として流用したのがこちら。でもやはり同じような憂き目に遭ってしまいましたので、毛利元就の教えを拡大解釈してみましょう。つまり、

というわけで、これまでより一回り大きい現2代目携帯湯船には見えにくいながらちゃんと6本の「三脚の脚」が折り込まれているのです(これ=LLサイズの購入時ページはこちら。さらに初使用時のページはこちら)。これら6本支柱を含めた本体をごく普通に手に提げて持ち運べるのですから「まさに携帯湯船の名にふさわしい」と勝手に自負しているのですがいかがでしょうか?(笑)。

さてそんなわけで湯船本体とバケツその他を持って山道を行くことしばらく(飲み物を持参するのを忘れたのがイタかった)。沢に降りてみると‥

沢の脇に、なぜだか使われずにそのまま流されているパイプの湯を発見。ははぁ、これが源泉ですね!

パイプからはそこそこの湯が出ていますが、何だか触った感じはちょっと熱めのような?そこで、2009GWからTakemaの湯めぐり標準装備として加わった防滴温度計(-50℃から150℃まで計測可能)の計測針をここぞとばかりに差し込んでみると‥うわぁ47.0℃!(右上画像マウスオンで該当画像に変わります)。

しかし、この湯を直接浴びるわけではないので安心です。うふふ湯温調節自在の携帯湯船だもん♪

というわけでどんどんどんと源泉投入開始です!パイプを手で持ち続けていなければならないのが難点といえば難点ですが、そんなのは徐々に溜まっていく湯を見ていれば苦にもなりません‥いや、実はそこそこ湯漏れしているのを発見し、「次回はきちっと湯漏れ防止加工しなきゃ」と実感した次第です。今回も対策は施してきたんですが、まだまだやるべきことは多いな(笑)。

で、もっと溜めるべきだったんですが右上画像の湯溜め状態摩できたところで源泉投入停止。溜め湯を触ってみるとまだかなり熱かったんで、ここで(いろんなご意見はあると思いますが)1m横に流れている沢水を加水することにしました。でも結構すぐにぬるくなっちゃったんで入浴時にオーバーフローなしだったのはちょいと(いやかなり)失敗でした。



だってこれが最大湛湯時の画像ですからね。

ちなみに前述の「6脚支柱」の効果は絶大でして、途中で軽く寄りかかっても携帯湯船がかしぐことは一切ありませんでした。うーむこれはかなりいろんなところで使えそうだ!というわけで今回はかなり満足しながら「山ん中の某湯」をタンノーしたのであります!

【Movie1】 「携帯湯船入浴は楽し」 Wmv形式、1.0MB、24秒

その一方で課題もあります。その最大のものが「湯漏れ」でありまして、今回入浴していた約10分のうちに湯量の約1/4が流出してしまいました。原因はシームシーリング加工されていない縫い目からだというのがはっきりしていますんで、これは対応が可能です。次回使用時までにはしっかり手を入れたいと思います。って、とりあえずは布ガムテープによる「強制縫い目止め」なんですけれどね(笑)。シームシーリングの溶液は熱に弱いので(再度溶解)、かえって布ガムテ(強力粘着性のやつ)の方がいいのではないかと思います。

この画像は「間もなく風呂上がり」タイミングで撮ったものです。「10秒セルフタイマー」で撮ったものなので腰を浮かせていますが、それにしても湯量がかなり減っていることがわかると思います。まだまだ改善余地ありということですね。

その一方で片付けるのは簡単です。じゃーっと湯を沢に流し、あとは6脚を折り畳み本体を2箇所のフックに引っかけるだけで最初のコンパクトな形に戻ります。土を掘るでもなく何かを残すでもないこのエコ携帯湯船、地球環境の保護を唱える方々には何より一番かと存じますが?(大笑)。

【Movie2】「携帯湯船撤収の図」 Wmv形式、1.04MB、28秒

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