画像は一部加工しています。

(2025年8月下旬 11/6アップ)

Takemaは2024/GW最後の東鳴子お泊まり中にお宿の階段から転落して左足首を骨折しました(この時です)。その後約2ヶ月で何とか歩けるようになり(いや、6月中旬に「湯治」と称して福島浜通りの塩屋埼灯台を上り下りしたりしていましたが=この時です)、7月下旬から8月中旬にかけては山陰やら東北やらをうろうろしておりました。

その後9月末ともなるとほぼ完治モードとなったわけですが、そんな「あたりまえのシアワセ」はそう長くは続きませんでした。10月半ば頃から腰と尾てい骨の間のあたりに違和感を感じ、2024/10月下旬に再び整形外科を受診したところ、その診断は「脊柱管狭窄症」というものでした。お医者さまいわく、



確かにネット上の信頼できそうな情報でも「加齢による」がほぼ全てでした。まぁアヤシイ「これがアブナイこれで治る」系サイトがあまり無かったことが救いでしょうか(苦笑)。それにしてもこのページをタイプしている時点で61才のTakemaですが、やっぱり身体はどんどんと衰えてきているのね(しみじみ)。

ただそれから半年以上投薬(痛み止め)にて様子を見てきたわけですが、一時的に軽快したかに思えた症状も(秋-冬)、春先からはどんどん悪い方向へ進み、6月くらいからは完全に「足を引きずって歩く」感じとなりました。で、7月上旬に「これはもうキビシイかも」と思いつついつもの整形外科を受診したところ‥



というわけで、この腰部術例では全国的にも実績のある病院へ(とはいえ電車で2駅先の近場です)。その診断結果はタブレットで渡されました(ページトップ画像及び下の画像2枚)。他にもいろいろ説明がありました。



画像は病院名が写らないように加工しています。

8月下旬に手術の予約をしたのですが、その事前説明時(上画像の時)に次のように言われました。




何でも、今回の手術は全身麻酔を伴うために人工呼吸器装着(え、そうなの?)、しかし麻酔中は云々のため(素人なので忘れました)痰を自力で排出する機能も止まり、そのため「相当に苦しむ可能性がある」のだそうな。しかし‥


(「あの数日」とはこちらです)。

長々と書くのも面倒なのであっさり書いてしまうと、「ほぼ普通に禁煙できました」。この日の外来受診日だけは「勝手にノーカウント」としたので翌日からでしたが。

いや、禁煙となると禁煙外来通院とか禁煙パッチとか、皆さんいろいろ奮闘努力ストラグルするという話を聞くじゃありませんか。でも自分が頼ったのはこちらだけ。



(公式サイト画像引用。上画像クリックで公式サイトへ)。

あとは「無い袖は振れぬ」ならぬ「無いタバコは吸えない」作戦でした。「手が震えるんじゃないかな」とか(アル中と混同)、「イライラ、ムカブチ切れ」しちゃうんじゃないかとかも思いましたが「(手元にない)タバコは吸えない」という物理的制約を化した結果、口寂しくなったときには上のタブレットを2粒ほど口にして、ほぼ吸わずにクリアした次第です。あ、自宅にタバコの買い置きはありました。

あ、気になりましたか上記の「ほぼ」って?(大笑)。

この手術の前には宮城の駒の湯温泉(お手伝い)などにも何日か行っていました(その時のページはこちら)。そのお出かけではそもそもタバコ自体持参しませんでしたし、途中で悪魔のささやきにくじけて購入ということもありませんでした(かつて禁煙格闘中のとあるお仲間に「なるほど、それなら1本くらい吸ったって大丈夫そうじゃないですか?」とささやき、その翌日タバコ1箱を購入させてしまったよ○へいさんには今さらながら心よりお詫び申し上げますm(_ _)m)。

ただ、この駒の湯お出かけの前日に免許証がないことに気づき、その数日前に長野でレンタカーを借りていたことから「うわ、どこかに落としたか?」とパニクり、結局自宅のスキャナーから発見したときには安堵のあまり「1本吸った」ことをここに自白いたします(苦笑)。Takema母の手続きの関係で前々日にコピーを取っていたのでありました。

さていよいよ入院当日となりました。10時に手続きということなので痛みに耐えつつ歩いて駅まで。通常なら10分もかからない距離なのですが、ゆっくりと(右足を引きずりながら)歩いたのでもっとかかったはずです。で、駅ナカにあるドトールにて‥





ただまぁ実際のところ缶コーヒー(カフェオレ)とかは院内の自販機で買えたんですけれどね。この時は今後の流れというか、そもそも人生初めての手術(しかも全身麻酔モノ)だったのでそこそこキンチョーしておりました。



電車で2駅の小岩で下りて、歩いて数分の岩井整形外科病院へ。何でもこちらの病院は「腰部脊柱管狭窄症」に関する限り術式数は全国の16%に達しているのだとか。ある意味脊柱管狭窄や腰部ヘルニアに特化した外科病院というわけです(内科外来もありますが)。

入口部分しか撮影していないので小さなクリニックのようにも見えますが、実際は地下1階地上3階の大きな施設です。近隣の江戸川病院と合わせて地域の拠点病院となっています。

いくつか説明を受けた上で病室へ。





個室料金は当然お高いのですが(+15,000円/日)、お金に糸目を付けなかった理由はここにあります。それは‥



以前にその恩恵に与った方からも聞いていたので間違いはないでしょうというわけで、15000*5=75000円も意に介さずというわけでした。結果として総費用の全額よりはやや少ない額しか出ませんでしたが、トータルでいけばまぁ十分でした(後述)。



さて手術は翌日の午後なので、今晩(21:00)からは水やお茶系以外の摂取は不可となるようです。ただお昼前から部屋に入ったので、お昼ごはんも提供されました。ミートソースかぁ。やや薄味でイマイチでしたが(当然)、想像していたよりも普通の食事でした。後日某氏聞いた話によると病院の食事は「ケータリングの会社の方針及び経費」によるのだとか。さもありなんというところです。



さてこの日は入院したとはいえ事前の検査があったとはいえ点滴等もなく、「手術前の安静日」というところでした。個室だしTVも椅子や机もあるので、高校野球を見たり、持ち込んだPCで夏のお出かけ編ページを作ったりしていました。いつもと違うのは「お酒を飲みながらではない」ことくらいです。

入院病棟に売店等はなく飲料の自販機が一台あるのみ。飲み物食べ物の持ち込みも禁止されていますが、短期の入院患者ばかりですから(自分は5日と事前に知らされていました)まぁこれでいいのでしょう。特に不便もなかったし。



そして夕ご飯。ご飯の量が多いのですが(普段食べるのはこの半分弱)、このあと翌日は絶食ですからきっちり食べました。で、シャワーもしっかり浴びて翌日の手術に備えます。

明けて翌朝、手術当日です。まずは水分補給。手術は13:00~を予定しているので(午前の患者さんの手術次第では遅れることもありとのこと、実際に遅れました)、9:00までは水分補給もOKです。トイレにも行って大コトを済ませ、10:00を過ぎたあたりから準備を始めます。




(間違いなくそうでした)。





弾性ストッキング。もちろん初めて履きますが、医療用のストッキングで足先のむくみや血液の対流を抑止する(いわゆるエコノミークラス症候群を抑止する)ためのものなのだそうです。手術は全身麻酔なのでたぶん身体機能の多くがわやくちゃモードに入るがゆえにこういう防止策も必要なのでしょう。もっとキツイ感じかと思っていましたが案外しっくり。







そしてパンツもおむつ系に履き替えて、いよいよ、いよいよです!

13:40、手術室に入りました。全身麻酔は初めてで、効きが悪かったら地獄絵図なんだろうなと恐れつつ、「これから点滴に麻酔薬を入れますから」と言われてもやや不安でしたが‥



全身麻酔の場合目が覚めても意識がもうろうとする場合もあるようですが、自分の場合はすっきりしゃっきりでした。「ジャスト2時間か」と瞬時に認識し、今も覚えているわけですから間違いないです。

このあと病室まで運ばれて「せぇの、せ!」でベッドに移動していただき、この日はこのまま終了です。全く気づいていませんでしたが尿道にはカテーテルが挿されており勝手に出て行くばかりでありました。「大」を催さなくてなによりでしたわ。



病室に戻りましたが、まだ起き上がりの許可が出ておらず(というかいろいろと管が突いているので物理的にも無理)、そうなるとこんな画像しか撮れないわけです。

なお、こちらの病院では個人情報保持の観点から、



という記載が院内各所に掲示されておりました。ですので先生はもちろんのこと看護師さんや療法士さんが写り込みそうな写真を撮ろうとしなかったのは当然のことです。しかしそうなると‥



というわけで、この翌日からの3日間はご飯系画像しか撮るものがなかったのです。まぁしょうがないですね。でもこのことはお知り合いの米沢泉美さんも同じ病院での入院手術で同じように感じられたようで、後日の2025/10に鳴子八兆でお目にかかった際にはこの件でちょっと盛り上がりました(ちなみに同じ先生による執刀でしたし)。



手術当日はまだ起き上がれませんでしたし水分も「寝たまま飲める」器具を付けながらの摂取でしたが(ちなみに手術前に下剤で大は排出完了済み、小は尿道カテーテルにて勝手に排尿していました)、翌日の朝、状況を確認後は立ち上がる許可が出て、カテーテルも外されました。

手術前は「術後最初のうちは歩行器の助けがないと移動は無理なのかな?」と思っていましたが(実際歩行器を使って移動している患者さんも多く見ていましたし)、今回は内視鏡による除圧手術だったからかダメージが大きくなく、立ち上がることも歩くこともできました(当然まだ痛いですが)。よって自力歩行もOK、消化系絡みの手術でもなかったので朝ごはんから普通食でした。海苔の佃煮がありがたかったな。



点滴も徐々にその数が減り、この日のうちになくなりました。つまりは自由に歩けるようになったわけで、まだまだ残る痛みを除けば「普通の人」に戻ったわけです。で、持ち込んでいたPCで「夏のお出かけ編」をアップしたり高校野球を見たりとの平常行動へと戻りました。普段と違うのはお酒とタバコがないことかな。ま、そのために制作作業がずんずんと進んだわけです(他にやることもないですし)。





ご飯はそれほど薄味ともいえずまぁ美味しかったのですが、いかんせん行動可能範囲が室内とトイレと自販機(1台のみ)しかないので退屈ではあります。でも院内にはWiFi電波も飛んでおり、個室なのでTVもイヤホンではなく音を出せるわけでゼータクですよね。以前ギックリ腰で搬送され入院した時は、どうやって日中の無聊をこなしていたんだっけ?(あまり覚えていない)。



さてしかし、撮影対象及び行動範囲が極端に限られる中、変化ありで撮れるものといえばもうご飯しかないわけです(大笑)。普段はこんなに白飯を食べないんだけれどなぁ、まぁ一応手術後の体力増強を図らねばということで一切残さず完食しておりました。



ところで2025/8は下旬といってもクソ暑かった全国でありまして、予想最高気温も青森で32度(前日より2度以上低い)って何よ!もう日本全土がとち狂った夏となっていました。いっぽうで入院している個室内は常に25.0度に保たれており快適でしたが、退院後は最高37度の世界に出なきゃいけないんだなと思うと「ふとんの国の王様」たる今の自分を有り難く思うわけです(何のこっちゃ)。



またもお食事。いや悪くもないですよ本当に。入院初日昼食のナポリタンを食べたときは「うむぅ、こんな感じ(のご飯)で数日間過ごすのか」と気が重くなりましたが、あのご飯以降はだいたいOKでした。左上画像のチャーハンも案外味があって合格点。

そうそう、看護師さんにお願いして撮ってもらった術部が右上画像です。実はUBE術式ゆえにもう1箇所切開部があるはずなのですが、メインのほうだけを撮影してもらったようです。

退院前日。気分はもうすっかり普通に戻り、入院前におじゃましていたた駒の湯温泉絡みのお出かけ編も出来上がりました(夏のお出かけ編を夏のうちにアップできたのは初めてかも?)。しかし外が何やら騒がしい?





多くの御輿があちこちの道路を廻っているようでしたが、病室から見えるこの道を通っていったのは左上画像の1台だけでした。こちらは外にも出られないので感謝です。夕ご飯の豚肉焼き、しっかり味が染みていて病院食とは思えないほど(右下の酢の物はかなり薄味でしたが)。



明けて退院日の朝となりました。朝食は初めてのパン2枚、何だかはるか昔の給食を思い出します。バターやマーガリンはなくジャムのみで、これは「シチューに浸して食べてね」という無言の意図を感じずにはいられませんしもちろんそうしました。そうなると牛乳ウマー♪でもありますし。









のべ5日間を過ごした個室、15,000円/日の+でしたが、実にゆっくりと快適に過ごすことができました。

退院手続き後はタクシーにてわが家直近まで(家の前の道は指定車許可車以外通行止めなので)、そこからはアイタタ系歩行で何とか戻りまして今回の手術入院云々は終了となりました。ふぅ。

で、今回一連の費用なのですが、上でも書いたように「Takema職場の職員保険であらかた出る」ということでありました。今回の費用は28万円ほどだったのですが(入院前後の通院代は含みません)、職員保険から出してもらえたのは23万円台でした。いや、でもこれはこれでものすごく有り難いことです(掛けていた自覚もないわけですし)。でも数万円の持ち出しかなぁ。

ただ、自分で掛けていた保険会社さんに「これこれで入院手術です」と事前に連絡し、退院後に所定の書類を送ったところ、しばらくして届いた書類には‥



との通知が!これにはびっくりしました。大きく焼け太りしてしまった(笑)。やはり保険には入っておくべきですね。ただし当然のことながら、これまで払い込んだ保険料の総額からすると全然元は取れていないことを申し添えます(大笑)。まだこれくらいの手術ですからね、そもそも保険とは「いざ(にっちもさっちも)という時のための準備」ですから。

というわけでTakema2回目の入院&初めての(全身麻酔)手術の顛末、終了です。なお退院後3ヶ月の2025/11上旬現在、患部の痛みはありませんが右足の歩行時に違和感があるのは相変わらずで、右足に力が入れられず‥


(歩いてはいますしバイク通勤もしてはいますが)

(2025年11月追記)

まさかの共済組合から「払戻金と入院付加金」とかで147,500円がさらに追加現ナマで支給されました。ええっとざっくり計算すると収支は‥



ただ、少なくとも個人で加入していた保険については20歳台後半からの契約なので、これまではるかに多くの保険金を支払っていたはずですので念のため(笑)。

[戻る]