こんなところに!下湯ダム温泉。

【 いやぁ、ごくろうさまにに感服の「タヌキの湯」】

 

上の2枚の写真は下湯ダムの温泉とは何の関係もありません。田代元湯でゆっくりした後ふたたび山道を登り、車に戻ってから田代平(湿原)に寄り道したときの写真です。時期も時期だから花はなく、池溏周辺ではオニヤンマ?が産卵の真っ最中。こちらがすぐ近くで写真を撮っていても全く動じる様子もなし。それどころじゃないのね、おじゃまさまでした。

さて、今日はもう一つお風呂に入りに行くことに。その名は(当然通称だけど)タヌキの湯@下湯ダム温泉。これまたへんてこな場所にあって、八甲田十和田方面からは県道(ただし国道との分岐から温泉までは全線未舗装、場所によっては少々悪路)を延々と下ったところにある橋の脇にいきなりあったりします。バイクでもオン車じゃきびしいと思うので(ただし普段から林道にちょこまか入っている人の場合はその限りでなし。長いけど)そのつもりでね。

 

温泉自体はこんなところ(橋のすぐ下。左上写真)にいきなりあったりします。八甲田方面から下ってくると初めて渡る大きな橋なので悩むことはまずないでしょう。橋を渡ったところにある、河川敷に降りる舗装道路を下っていくと立派な駐車場があるのでそこに車をとめ、対岸に渡る小さな橋を渡って(車両通行不可)、あとはコンクリートの護岸を伝って上流へと向かいます(右上写真)。途中、コンクリートの隙間から熱湯&蒸気が噴き出している場所を通過しますんで気をつけてね(右写真にマウスオンしてみてください)。

そして、いよいよたどりついた「タヌキの湯」はこんなところです。

 

あつあつの湯がコンコンと、コンクリートで作られた浴槽に注ぎ込まれています(というか湯船の中から湧き出ています)。湯が降るにたまっていないと熱くて入れません(笑)。こんこんと出ている水のパイプも脇にあったのですが湯船には注がれておらず、これから相当の時間水を流し入れないと適温にはなりません。やむを得ず腰あたりまで浸かって入浴完了と決めました。もう結構夕方に近かったしね。

さて、この湯船周辺にはかなり多くの源泉が湧き出ている様子で、対岸にも、そしてこちら側の上流にももう一つ、コンクリ造りの浴槽がありました(ただ今新たな湯船制作中の方までいました)。そして、こんな「未利用温泉」まで。

地中から突き出たパイプの先から、間欠的(されど頻繁)にお湯(熱湯に近い)が流れ出ています。でもこのお湯はそのまま川に流れ込んでいるだけ。もったいないなぁ。ま、すぐ上に「タヌキの湯」浴槽があるから、ここを利用して湯船を作る意味は余りないんですけれどね。それにしてもここも湯量は豊富。うらやましい限りです。

「タヌキの湯」には浴槽作成者@青森熊さんの手による注意書きが。ま、基本的な注意書きです。周辺にはゴミなどもありませんでした。しかしその一方で‥

こんな看板も出ていました。いわく、「河川に許可を得ないで工作物を設置することは禁止されていますので現状に回復してください:青森県土木事務所」。北海道糠平湖畔にあった「さわと温泉」撤去のことを思い出します。ふぅむ。

2004年2月追加(リンク先変更)

このページを作成した後、このお風呂を管理運営されている青森熊さんからメールを頂きました。撤去されることはまずないだろうということで一安心。さらには、この下湯ダム温泉を紹介した公式HPがあるとのことです。こちらから行けます。

<下湯ダム温泉の公式ホームページへ>

下湯の湯を目指す方はまずこちらのサイトをご覧になるのがよろしいかと。最新情報が入手できます。

2004年9月追加

2004年夏に再訪しました。是非こちらもご覧下さい。

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