[ジョージア編トップに戻る] - 2019夏、ジョージア編(6) 一気にジョージアの山懐、ウシュグリへ - ここはスイス?とも思わせる高原の趣。いや趣だけじゃなくウシュグリの標高は2200mです。 |
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お昼ごはん後にウシュグリに向けて出発です。と、しばし交通が遮断されたなと思ったら、ここメスティアに上がってくる途中で重機を載せていた大型車両が上がってきました。ヒュンダイかぁ(特に意味はありません)。 |
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道路標識によるとここからウシュグリまでは46kmとのこと。高速道路なら30分もかかりませんが、前のページにも書いたとおりここメスティア(1400m)からウシュグリまでの標高差は800mあり、しかも(整備されたとはいえ)ダート路メインゆえまだまだ何時間もかかるはずなのですから。 |
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そんなわけでぐんぐんと下っていきます。左上画像の路面は舗装ではありませんが、ここは確か工事中区間だったかなと。しかし峠の下りは基本的にワインディングでぐんぐん高度を下げていくことだけは間違いないです。 |
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とのご発言が。ええ!?そ、そ、そのお祭りは是非見学したかったぞぉ!まぁ時間的に無理だったかもしれませんし(午前中)、そもそも異教徒たるわれわれは参加(参列、見学も)できなかったのかもしれません。でも、やっぱり少しでも(遠くからでも終わってからでも)見たかったなぁと。 |
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というわけでずんずん進んでいくと、「洗い越し」区間がありました。「洗い越し」とは、道路と交差する場所にあえて橋を設けず、道路上に川水を流すという構造部のことをいいます。自分が日本で思いつく場所といえば、福島県檜枝岐村と新潟県の奥只見ダム方面とを結ぶR352などにはこの洗い越しがたくさんあるなぁと。橋を架けても大雨で流されてしまうことが想定される場所に設置される道路構造で、ここジョージアのこの場所もまさにそうなのでしょう。 |
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確かにところどころ道の悪いところがあったり、土砂崩れの跡などもあったりしましたが、ひどい状態のまま放置されていることはなく、「荒れたらすぐに手を入れる」ことが常時行われているように思えました。この地域は政府がインフラの整備&維持に力を入れているそうで、そうだよなぁ、山の北側の国だってすきあらばと虎視眈々と狙っているだろうし、そこに民族運動が加われば、ここだって南オセチアやアブハジアのようになりかねないわけですから。 |
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味のある村々を通り抜けて進んでいきます。牛は一切車に動じないのがデフォルトです。 お、コレは間違いなく日本の中古軽自動車♪(右ハンドル)。お祭り会場はこの山の上だったようです。 |
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やがて、小洒落た感じのカフェに到着、ここでちょっとお茶休憩です。何とこの時はビール等を喫することなく、本当に「お茶」を所望したTakema夫婦でありました。なお帰りにも寄りましたがその時はビールね(笑)。 |
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店内はこんな感じで、奥の方にはアウトサイドの席もありました。ところでここはトレッキングルートのスタート地でもあるらしく、皆さんずんずんと歩いていきます。ザックの大きさからするとキャンプを含む本格ルートなのかな? |
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カフェのすぐ脇には川が流れていて、対岸には「立てこもりの塔」を備えた民家もありました。そしてこの川、見事に白濁しています。ということは |
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すれ違いの譲り合いマナーはしっかりしていました。この道がウシュグリの生命線なのです。 |
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この日は日曜日、しかもわれわれがウシュグリに上がって行ったのは午後ということで圧倒的に「山から下る車」が多かったのですが、さすがにこのエリアに入ってくる車はマナーがよかったですね。というか、無理に突っ込んだらお互いにっちもさっちもいかなくなるのですが。 |
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斜面にはご覧の通り山の花々が。道はジグザグで高度を上げ、ウシュグリはもうすぐ。 |
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そしてウシュグリへ。村は上中下と大まかに3つ(正確な分類でいえば5つ)に分かれているのですが、まぁ見た限りわれわれが5つのエリア境界すべてを見分けることはできませんので、ここでは3つの村で説明します。まずは下の村が見えてきます。 |
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ちなみに上&中のウシュグリ村はかなり観光に力を入れており、村内にはゲストハウスも多くみられるのですが、こちらの下の村は遠くから見てもひっそりとした感じでした(一応ゲストハウスもないわけではないらしいですが)。このあとお散歩で再訪します。で、ここからは上&中の村も遠望できるわけで‥ |
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ただ、残念ながらウシュグリ村内のこれらの塔に登ることはできません(塔を所有する家がゲストハウスをやっていて、宿泊客だけに特別の許可云々ということはあるのかも知れませんが)。このあと別の場所に移動した先で登りましたけれどね(笑)。ではでは、われわれが泊まる「中の村」へと向かいましょう。 |
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キャンプもできるのか。でも素行の悪いキャンパーも?さ、宿へ向かいましょう。 |
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この日のお宿はこちらのゲストハウス「Svanuri Sakhli」さん。ちなみにジョージア語のアルファベット表記は基本的にベタ読みでよい感じでした。「h」ははっきりと発音しないようなので、この場合は「スバヌリ サクリ」でしょうかね?(違ったらごめんなさい)。 |
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部屋はこんな感じですがトイレも温水シャワーもあり。大きな宿ではないので朝食スペースはコンパクト。 |
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インターネットは諸般の事情でWiFiの電波が飛んでおらず(たぶん村の宿全て)、渡辺さん携帯のテザリングに頼りましたが、ま、せいぜいSNSに画像を送るくらいなので‥ |
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まずは中の村の中央丘にある塔に向かって歩いていきます。道路はちょっとぐちょぐちょです。 |
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これだと「立てこもる」には敵の侵入を防ぐ意味でイマイチだし、たとえば宗教施設だとしてあそこから宗教指導者が顔を出してミサを‥いや、こちら側はすぐ下が一気に下り斜面になっているし。もし要塞だったとしても、そんな急斜面を敵が登ってくるはずもない(反対側は緩斜面なのです)。となると‥。 |
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というようにも思えてきます。ちょっと調べてみたところ、この塔は「Queen Tamari Castle」という名で、その名の通りかつてタマリ女王(12-13世紀、グルジアの版図拡大時の王)が滞在した塔ということなのですが‥ |
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しかしわが妻はいつものようにY字バランス等に励んでいるわけですが(笑)。 |
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さてそれらはともかく、右上画像の屋根瓦にご注目。何とスレート状の石屋根です(一部にトタンが並んでいるのはご愛敬)。この近隣ではこういう石材が入手できるというわけですね(石材はその重量ゆえ遠方から運んでくるということは考えにくい)。 |
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何だか無意味に嬉しくなります。スレートの石屋根、立てこもりの塔、そして奥にはこのあとお散歩で行く下の村も見えています。雲も取れて天候は回復モードだし、実にいいなぁ。 |
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はじめは中の村の家々の間を進んでいきます。と、道ばたのある場所に群がるチョウを発見。なぜそこだけに群がるのか、そこにあるのは‥いや、まぁやめておきましょう。ま、チョウたちの周りにある「茶色い土みたいなやつ」が何かってことですよ(笑)。 |
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やがて村を出て野の道を進むようになります。ただ気になったのが左上画像のキャンパーさん。ええっと、村の歩道沿いに置かれていた廃材の板を脇に抱えています。キャンプの火種にするのかと思いますが、廃材とはいえ持ち主がいるのでは?その行動はいかがなものでしょうかね? |
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途中からはお犬さまがご同行。そういえばこの翌日も別の犬が同行してくれたっけ。 花の時期にも何とか間に合ったようです。翌日のミニトレッキングも楽しみ。 |
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そんなわけで川を渡って(橋が架けられています)下の村へ。ただ、橋を渡ってから村の建物までの区間はかなりぐじょぐじょでちょっと難渋しましたが。 |
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とりあえず足でも上げておきますかの図。 |
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さてここからはメインロード経由で中の村に戻りますが、そのメインロードへと続く接続道路の脇では‥ |
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豚や猪は清潔好きで、身体の表面の汚れやダニなどの寄生虫を落とすために泥を浴びる習慣があります(その場所のことをヌタ場=沼田場というわけです)。この時はヌタうち(のたうち)まわったりはしませんでしたが、、何だかほのぼのする光景でした。そういえば東日本大震災の起きる前に福島県の久之浜鉱泉たきた館さんに宿泊した翌日、当時のご主人が飼育するイノシシ舎を見学させてもらいましたが、同じことをおっしゃっていたなぁ(その時のページはこちら)。あのご主人も先年お亡くなりになったそうで‥時は、流れましたね。 |
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そんなわけで中の村に帰ってきました。村のすぐ下流部で合流する本支流、左側の本流側はグレイシャーミルクの関係で白く濁り、いっぽうで右側の支流はやや黒く見えています。それにしても到着時に比べて駐車車両の数も人の姿もぐんと少なくなりました。この日は日曜日、しかもすでに19:00近いので、週末 or 日帰りの観光客は皆さんお帰りになったということなのでしょう。さて、このミニお散歩の動画です。 |
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さて、夕食にやってきたのは小洒落た感じのカフェバーですが、店内はガラガラです。この時間になってもまだまだ沈まない太陽の日差しが店内の奥まで射し込んでいます。というわけで、 |
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料理は‥まぁ普通かな。ここより美味しい店も多かったし。というわけでごちそうさま。 村中の細道を通って戻る途中、搾乳作業中の牛さんが。なかなか個性的なお顔ですこと。 |
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村内には何と映画館もありました(左上画像)。しかしこれは観光客向けではなく(そもそもこの地までやって来て映画を見る必然性がない)村民の方々の娯楽施設(特に冬期)の意味合いが強いような気がするのですがどうでしょうか。 |
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さてお宿に戻りこの日の活動は終了です。お宿の前にかなり大きめの犬小屋のようなものがあり、到着時は中が空っぽだったので不思議に思ったのでありましたが、なるほど昼間は放牧中だった子牛*2のお部屋だったんですね。 |
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