- 2017夏 キルギス旅行編 その13 いざ、アルティン・アラシャンへ!- |
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さて翌朝、目を覚ましてみると‥なんと無情の雨模様。うっそぉ、これまであんなにも晴天続きで暑かったのに、なんでこのタイミング(山に入る)で雨なんだよ!そもそもキルギスって7-8月にはほとんど雨が降らないって聞いていたのに! |
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ちなみにこの宿はやや郊外とはいえ街中にあるんですが、よく見ると8頭ほどの羊たちがただいま絶賛道草摂取中。ん?どうして?と思いましたが、よく見れば飼い主とおぼしき方の姿が(右上画像マウスオン)。それにしてもどこまで連れていくつもりなのでしょう?この辺には広い牧草地などないように思うのですが‥。まさかこの道草こそが彼らの餌場?(まさかねとは思いますがないとはいえない)。 |
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朝ごはんはご覧のとおりのビュッフェ形式。何だか実に健康的ですな。でもハムとかソーセージとかがもうちょっとあってほしかった(あと、ゆで卵じゃない卵焼き)。まぁここはドイツじゃないですから(苦笑)。そういえばもうずいぶん昔のことになっちゃったけれど、ナミビアのスワコプムンドに泊まったときの朝食、同じようにビュッフェでしたが、ハムソーセージ類の充実ぶりにびっくりしたことを思い出します。ナミビアはドイツの植民地だった時期がありましたからね。 |
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さて、本日の目的地はカラコルの南東部に位置するアルティン・アラシャン(Altyn-Arashan)。山中の別天地という趣で、トレッキングのベースともなっており、なおかつ「複数のアレもある」とくれば行かないという選択肢などあり得ません。 |
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メーター類は実に古風かつシンプルで実用一点張りです。間違いなく電子制御云々のパーツはなさそう。電子制御の場合、その本家本元のECUが不具合を起こしたらECU自体の修理は出来ず交換するしかないですからね。どんな出先でも修理調整の可能性を残す機械制御に越したことはありません(もっとも、このUAZ-469型が開発されたのは1971年だということですから、そもそも「電子制御」という概念自体がなかったかなとも)。 |
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まぁそんなことはどうでもいいでしょうとにかく出発です。この頃になると雨は時折ポツポツ降るぐらいになっていました。これまでに降った雨で道路が泥濘化していなければいいんですが。途中で水ボトルを購入した上でいよいよしゅっぱぁーつ!あ、同じくロシア製LADAの四駆(右上画像)を見かけましたが、あちらの足回りはどうなんだろう? |
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カムチャッカでもそうでしたが、キルギスでも「横断歩道を渡る犬」の存在が確認できました(笑)。 |
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上画像がアルティンアラシャンへの分岐です。今は立派な看板が設置されているので迷うこともないでしょう。マルシュルートカで来た場合はここで下車することになります。もちろんわれわれはそのまま進みます。 |
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途中の分岐にも新しい看板が付けられています。ここアルティンアラシャンに限らず、ごく最近、キルギス国内の主要な観光地付近には左上画像の茶色系看板(英語表記もあり)が設置されたようですのでこれは便利かも。もっともどのレベルの観光地まで案内されているかはわかりませんが、メジャー系なら間違いないかなと。 |
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しかしこのあと、徐々に路面が荒れてきました。もっとも上画像のレベルであればフォレスターでも走行は余裕で可能。問題は「もっと荒れている場所では振動でブレブレになってしまいまともな写真が撮れなかった」というところにあります(苦笑)。ちなみに前半部はそれでもかなりましな状況だったのですがね。というわけで、静止画がダメなら動画です!揺れゆーれ!(実はまだ大した荒れ方ではありませんが)。 |
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で、途中で休憩ということになりましたが、これはわれわれ2人に対するドライバーさんの気遣いというわけでは全くなく(笑)別の事情があるというわけです。それは‥ |
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しかし‥ラジエーターの冷却効果ってどうなってる?まぁ「寒い国の車」ですからそれほど放熱パワーはないのかもしれません。そういえばひと昔前はよくベンツやBMWが真夏の高速渋滞でエンコしてましたからね。 |
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しかしエンジンルーム内部は実にシンプルです。バッテリーがある意味無造作にタイヤハウスの上に置かれているように見えるのが印象的ですが、たぶんこれゆえ川渡りの時などにも対応できるのでしょう。 |
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あとからもう1台やってきて同じようにメンテナンス。お客さんは韓国からの親子(母&娘)さんでした。 Takemaはともかく、おしんこどんは何をやってるの?(たぶんヨガ関係)。 |
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フロントマスクの剽軽さからはあまりパワフルさを感じられない左上画像の車ですが、「ロシア版の三菱デリカ」ということなのか、この道でそこそこ見かけました。さてわれわれも再びアルティン・アラシャンを目指しましょう。韓国人親子さんの車を追うことになりますが‥ |
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この時間になると山から降りてくるトレッカーの姿も多く見かけます。川渡りは案外少ないです。 |
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しかし路面はかなり大荒れの場所もあり、ホイールベースが短く最低地上高が高いロシアンジープだから何とか進めますが、Takemaの現行フォレスターだと腹擦り必至の道です。こりゃじぇったい無理だわ。というわけでここで休憩後の動画です。 |
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川から離れ、ミニ峠のドロドロ道を上っていったところで峠頂上へ。そこから先に見えたのは‥ |
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そんなわけで無事アルティンアラシャンに到着です!カラコルからは2時間、メインロードの分岐からは1時間半かかりましたが、もちろん息が上がることもなく余裕の到着、ありがとうロシアンジープ! |
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2泊するお宿はこちらの「Gulnara Guest House」。基本的に山小屋ですから設備は簡素なのですが、案内されたのは2階の奥の部屋で、なかなか居心地がよさそうです。なお一応わずかな照明はありますが、たぶん蓄電池利用なのでしょう(太陽光パネルもありました)。無論コンセントなどというものは存在しません。 |
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ちなみに窓から見えているユルタ群が現在の本家本元のようで、あちらでは自家発電機の音がしていました。思うに、以前はこちらの建物だけでやっていたのが、手狭になったのか母屋(食堂)をユルタとしたのかと。もちろん母屋周辺のユルタにも宿泊できます。小屋と同料金のようです。 |
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ところで小屋のエントランス側は全面ガラス張りという斬新な造りになっています。冬場はこの地を離れるオーナーさん、どうやって覆いを?(雪囲いの板を乗せる支点すら見当たりませんでした。豪雪地帯ではないのでしょうが標高は実測2600mでしたからねぇ(ただし気圧低下があるのでたぶん2500mちょいなのかも)。 |
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しかし残念ながら、われわれの宿には併設の温泉がない‥というわけで、もらい湯にお出かけすることに。ちなみに、ある先人がここにある4軒の宿に飛び込みで値段を聞いて回ったところ、われわれの宿が一番安かったそうな。でも特別に不満な点はありませんでしたけれどね。 |
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降水量が多いので花もたくさん咲いています(種類はさほどでもないかな)。 |
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さて上流の宿までやってきましたが、本館は何だか昔々の小学校といった感じの趣です。ただ経営は順調ということなのか、向かい側に「新館」を建設中(右上画像マウスオン)。 |
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(もしかしたら清掃中だったのかもしれませんがたぶん違う) |
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ご覧のとおり、団体さんもわんさとやってきていましたからね。 |
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しょうがないというわけで、いったん小屋に戻るというか、小屋向かいのユルタ食堂へと向かいます。この時間は晴れていたんだなぁ。ユルタ前の広場(というかどこでも広場です)でお昼ごはんが出来るのを待ちますが‥ |
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「いいお天気」というだけじゃなく、居ながらにしてなかなかの好展望です。だって‥ われわれの宿だって、針葉樹を背景にしていい感じの「絵」になっていますし(上画像マウスオンで広角画像に)、 上流には氷河をいだいた通称「テント峰」も見えてますからね(上画像マウスオンで拡大)。 ハイ、おしんこどんはしっかり宿犬とコミュニケーションを取っています。その手でこのあとご飯だよ(笑)。 ひときわ大きいユルタが食堂です。周辺のユルタは宿泊用。お好みにて。ちなみにこの日はがら空きの趣でした。 下流側にはひときわ大きな宿があり、テントも多く張られていましたが‥夜は一番寒そうだな。 |
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そんなわけでお昼ごはんタイムとなりユルタ内へ。おお、結構多くの飲み物が販売されています(ビシュケクで買って飲み干したブーツビアくんもあってびっくり)。しかしその反対側のテーブルに鎮座している、あえてキャップが外されているペットボトルは‥ |
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というわけでたぶん1Lのボトルを80ソムで購入。やっほぉ嬉しいなぁっと♪ちなみにビールは70ソムでした(量は少ない)。 |
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お昼ごはんはトマトスープにサラダ、それとパン。シンプルでしたがまぁ悪くもない。あえていうならば、どの宿に泊まっても「トマト&キュウリの組み合わせサラダ」なのには飽きましたが。葉モノも食べたいよぉ!(地産地消ゆえこの時期はこれが定番だということです)。 |
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宿に戻ってくると2頭の馬が繋がれていました。この翌日はホーストレッキング&最後は人力で山に上がる予定だったので、「なるほど明日はキミたちと一緒なのね」と勝手に思い込んでおりました(でもそうではありませんでした)。 |
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エントランス界隈はこんな感じ。そこそこ年季が入っており雨が降ると雨漏りします(苦笑)。 右上画像はお隣の部屋。われわれの部屋のほうが開放感があったかな。なお室内に暖房設備はありません。 |
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お昼ごはんのあとは‥はい、野湯に行ってみましょう!(大嬉)。 |
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