− ラオスの野湯にやって来た!「Baw Noi温泉」 −



うーん読めないんですが(苦笑)、それでも野湯に期待は高まるばかり!

昼食後は今宵の宿へ向けてさらに進路を東にとります。おっと学生さんの下校時間と重なったようで、道路沿いには中高生とおぼしき皆さんが男女別に徒党を組んで歩いています。

それにしてもこのあたりの学生さんは男女を問わず歩いての登下校が基本のようですね。ポーンサワン界隈ではかなりバイク通学の生徒さんが目につきましたが、やはり都市部と地方とでは経済的事情が違うんでしょうか。ちなみに学生以外でもこのあたりの女性はみなさん一様にシン(巻きスカート)着用です。ビエンチャンのあのダンスを見たらこのあたりの皆さんはどう思われることでしょうか。(ちなみに小さな声でしか言えませんが道端で「立ちション」をなさっているとおぼしき女性=もちろん学生じゃないよ、もおられました。シン着用ゆえにできるのだろうとは思いましたが、まさか国道の道端で!)

で、さらにはPNG(パプアニューギニア)を髣髴とさせる「茅(カヤ)を運ぶ若者」も、そしてさらに「楽しげな家族親族」もいたりして、何だかこちらまで嬉しい気分になってきます。

で、ムアンカム出発直後から道&歩行者の関係上「抜くに抜けない」トラックバスをよく見てみたら‥

どこまで運ばれるのかはわかりませんが、こうしてラオスの奥地にも衛星放送が流れ始めているのですね。ちなみにTakema家では2008年2月現在衛星放送は導入されておりません(今後も予定なし?)。もっと言えば「いまだに地上デジタル未対応」です(笑)。というかかつて一時期「難視聴地域」になったせいか、わが家にはアンテナそのものがないのであります!しかもその代わりに引き込まれているアンテナケーブル線、どこのどんな業者が引き込んだのか今となっては家族の誰もわかりません(笑)。

デジタル放送になればケーブル経由の配信もなくなるはずだし、そもそも誰がうちのアナログケーブルを維持管理しているのかわからないという状況では、それこそ

ということになります。というわけでそろそろうちも文明社会に復帰すべくアンテナを付けなくちゃ(汗)。でもBS/CSアンテナは見ないからいらない。というわけで世間様の潮流からはどんどん取り残されていくばかりですなぁ。

ところで話は変わりますが「1999年にウェブサイトを開設した」というと、皆さん「時期的にもずいぶん早いですね」とおっしゃる方が結構おられます。また「サイト内で動画を配信し始めたのが2001年」というと、「YouTube日本語版スタートより6年前ってすごく早いですね」などと言われたことも何度かあります。

ですがわたくし、興味が薄いものについては「極端に遅い」んです。うちのビデオはいまだにVHSですが何か?(笑)。あ、そういえば携帯メールも普段は全く使わないということも常連の皆さんはご存じですね(笑)。ついでに言えば、わたしにとって携帯電話は「身につけているもの」じゃなくって「カバンの中に入れっぱなしのもの」なんですよね。いつの間にか放電しきっていたことも数えきれず(大苦笑)。今日びの高校生より10年は遅れてるぞ。

話が明後日明明後日(「しあさって」と入力すると「明明後日」になるって初めて知りました)にそれまくってしまったので閑話休題主題本題原点回帰いたしましょ。ラオスの野湯のお話です。ムアンカムから走ることしばし、車は国道から外れてダート路をしばらく進み(分岐には看板が見つからなかったのですが、見落とした可能性もあります)、行き止まりの広場へ。ここにはちょっとした休憩スペースもあったりしますが、ごく稀にしか訪れないであろう温泉好きの日本人のためにわざわざ整備したとは考えにくいし、かといって他にどんな観光客が?ま、Lonely Planetには一応載っている場所だし皆無とはいえませんが。

とにかくここからは歩きとなります。川沿いの平坦路をトコトコと歩いていきますが、アップダウンのない平らな道で、ビーサンでも全く問題ありません。



お姉ちゃんが洗った食器その他を持って上がってきました。温泉で洗ったわけではないようですが(笑)。

歩くことほんの数分、「何だか硫黄臭がしてきたぞ」と思ったらいきなり源泉に到着!うわお、周囲をコンクリで固めてあるとはいえ真横は川だし展望も開けているし、かなりポイント高し!

というわけでまずは大切な「源泉チェック」。源泉は上画像の右側部分(藻が生えているので緑色に見える側)から自噴しています。左側から流れ込んでいるのは川水ですので誤解なきように。で、砂を巻き上げつつ湧いている源泉を触ってみると、「アチチっ!」。‥たぶん50℃後半から60℃くらいはあるでしょう。愚かなことに試飲用カップを置いてきてしまったので頑張って手ですくって口にしてみると‥




(いつもながら何の工夫もないコメントでごめんなさい)

というわけで単純硫黄泉であろうと思っていたのですが、こちらから一方的にリンクをさせてもらっている某サイトによると「ナトリウム−炭酸水素塩泉」と書かれています。この方、どうやってここの泉質を調べたんでしょう?(謎)。

ありがたいことにここBaw Noi温泉のすぐ脇にはコンクリート製の脱衣所(天井はなく壁のみですが)が設置されており、ここで着替えることが可能でした。ほとんど使われている形跡はありませんでしたが。今回おしんこどんは手足湯のみだったので入浴はTakemaのみ、もっとも郷に入りては郷に従うべきですので、海パン着用の上いざコンクリ湯船に近づいた時、イーバンさんから大きな声が!

そうか、ラオスの人は熱い湯に浸かる習慣がないからかと気づき、あらためて囲いの中の湯温を検温した上で「大丈夫、日本人は熱い湯が好きなんだから!」とことわった上でコンクリ枠内に入浴いたしました!

「いやー快適‥うわアチチ、ジャボジャボー(湯をかき混ぜる音)、うーんイイゾイイゾ幸せだぞジャボジャボー、はいおしんこどん写真撮ってね、1.2‥うわアチチチ、撮れた?撮れなかったって?じゃあもう1回ジャボジャボー!」という感じで、実際はあまり落ち着いた入浴は出来なかったんですがまぁそりゃしょうがないですね。ここまで「携帯湯船=どこでもお風呂」を持って来るという選択肢もありなのかな?いや、それはやっぱり日本人の沽券に関わるのかもしれない(大笑)。あれはやはり国内オンリーにしておきましょう(「携帯湯船」って何なんだ?という方はこちら(笑)。さらにその進化版はこちら(笑)。ついでに「携帯前提ならもっといいものがある!」とのアドバイスを下さる方はこちらへとお進み下さい)。

「Baw Noi温泉、熱さとの格闘」

それにしても、火山もないエリアなのにいったいどうしてこれほど熱い湯&硫黄臭が?

Wmv形式、1.18MB、30秒



ちなみにTakemaが呆けている間、イーバンさんとおしんこどんはあきれ顔で座っておりましたとさ(笑)。

Takemaが上がろうとしたタイミングで地元の女の子2人(まだ小学校入学前くらい)が湯浴みにやってきました。彼女らは当然のごとくコンクリ枠の外側にこぼれ落ちるぬる湯を浴びていましたっけ。やはり熱い湯はTakemaだけの独壇場だったようです(何のこっちゃ)。

というわけでTakema1人が湯をタンノーしただけで?広場に戻ってきてみると、広場の休憩所にはにわか土産物屋さんが「開店」していたのでありました(笑)。なるほど休憩所というのではなく臨時売店だったわけね。しかしもちろん気を惹かれるおしんこどん、どうやら気に入ったものがあったのでここでも購入(ちなみに買ったのは左下画像のショールではありませんが)。でも、ここのお湯絡みではイーバンさんもお金を支払った気配はなかったし、入浴料と思えば気持ちよく購入できましたよ。何より地域の人に直接お金を払うのは嬉しいですし。

さてこのあとはこの日の宿へと向かうのです。ラオスの軽井沢系温泉リゾートへ!?
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