やったぁ晴れたよぴぃかピカ♪

− 2009北海道ツーリング本編その4 そして札幌へ‥といえばもちろん定番「ひろ田」さん詣で! −

そんなわけでこの日は札幌へと向かうわけですが‥おっとこの周辺には欠かせない観光ポイントが!それは‥壮瞥町の「横綱北の湖記念館」!これを「えー、何で?」と思う方々は拙サイト訪問初心者と推察申し上げます。というのもおしんこどんは大の相撲相撲好き(あ、わたしも好きですが)、そして最近のわれわれは「横綱千代の山・千代の富士記念館」(福島町、2007年8月訪問)、「川湯(大鵬)相撲記念館」(2009年2月訪問)と、相撲記念館あれば寄らずばなるまい系のわれわれなのであります。「夫婦揃って変わり者だねー」と呼ぶなら呼びなさい、夫婦揃って怒濤の突っ張り麒麟児も千代大海もびっくり系で寄り倒します(何のこっちゃ)。

まぁそんなことはいいとして、まずはお約束の「アレ」からですね。



右上画像にマウスオンすると画像が変化していきます。



17歳の北の湖関はおしんこどん(身長160cm)より「頭一つ」抜け出ていますね。

ただ、他にお客さんがいないのはさびしい限りでありました。まぁ平日の午前中ですからしょうがないのかも知れませんが。ところで大失敗だったのが、この建物の隣にある「ゆーあいの家」の温泉にはいるのをすっかり失念していたこと。たぶんあちらもガラガラだっただろうに‥。もっともこの日は朝から強い日差しが照りつけ日なたにいるだけで汗が噴き出す感じでしたから、バイク de 湯めぐりには少々不向きだったんですが。でも覚えていたら絶対行ったな(笑)。

ちなみに壮瞥町は果物の産地でもあるので、「ここの産直店からおみやげを送っちゃおうかな」という思いを胸に直売店を目指したんですが、遠目から見る限り‥

そうなんです。今年(2009)の北海道は特に7月の日照時間が極端に少なく、そこに多雨と低温が追い討ちを掛けたせいで野菜や果物の生育がとてつもなく遅れていたのです。ちなみにこのあとは天候も気温も盛り返しましたが、今年農家の皆さんはさぞかし大変だったんじゃないかと拝察いたします。



しかし今日は何ともいい天気なのであります。昭和新山も洞爺湖も夏満開!(右上画像マウスオン)

さてR230に出てからは車の通行量も多くなりますが、やはり平日なので特にトラックやダンプが多いんですね。と、前方に「もはや大都市圏では走れない」、ものすごい排ガスを出しながら走行するトラックに追いついてしまって万事休す。うわーこりゃ息苦しいぞ。特に登り坂なんぞでは前が真っ黒になるくらいもうもうたる黒煙を上げて走るじゃないですか!コ、コレハナントカシテクダサイ!しかしイエローラインゆえ追い越しも叶わず、しばし「車間を広く取りながらの忍耐走行」を余儀なくされた次第です。それにしてもわれわれの後ろのトラックよ、そういう事情で車間を取ってるんだから真後ろにぴったりつくのはやめなさい。

ちなみに左上画像のトラックがそうなんですが、この時は直線路だったのでうっすらと黒く出ているだけですね。登りカーブともなるとこの何倍も出してましたが。もういいかげん我慢できなくなったところでロードサイドに車を止めてしばし小休止した次第です。それにしても一昔前はあんなトラックやダンプがあたりまえだったよなぁ、日帰りツーリングから帰ってくると鼻の穴が真っ黒だったし‥でも考えてみればそれはそれで恐ろしいことですわ。

さて黒煙トラックをやり過ごした後は再び快適走行に戻ります。御覧のようにいい天気なんですが、羊蹄山付近だけは今日も頂上部に雲がかかっているようですね。さーてでもそろそろ次なる目的地。目立たぬ看板を見落とさぬように‥おお、あったあった!

国道から少し奥まったところにあるこちらの温泉は2000年にオープンした共同湯なのですが、その規模からしても観光客をターゲットにした施設ではありません(ちなみに入口の看板には「留寿都温泉」と書かれていましたが、村のウェブサイトには「ルスツ温泉」とカタカナ表記。どちらが正しい?いや、別にどちらでもいいんでしょう)。しかし200円という低料金で入れ(なお「入浴料」ではなく「清掃協力金」という名目であるのが面白いところです)、しかもかけ流し利用だというのですからこれは寄らずにはいられません。つまりこちらの温泉ばかりが頭にあったせいで、記念館横のゆーあいの家が記憶から吹っ飛んでいたわけです(苦笑)。

窓を大きく取っていて明るい浴室です。換気も良好でむっとする熱気もほとんど感じられません。4-5人程度が定員と思われる浴槽には黄色みを帯びた湯がざんざんと投入されています。というわけでなめてみると‥

予想通り浴後はしばらく汗が引かなくて参りました(笑)。ジャケットを着た瞬間に上半身全体から汗が噴き出るんですよね(ちなみにこの頃は暑くてもまだちゃんとジャケットを着ていたTakemaです。でもこの数日後あたりからは(苦笑))。



あー、今日はあっついなーと、キタキツネと思いを共有するのでありました。

さてしかし、走り出してしまえば気分は爽快なのであります。中山峠方面に進む車線にはほとんど車もなく、イエローラインであってもなーんの問題もありません。時折雲が日差しをさえぎりますが、そうなるとちょっと風が涼しく感じられるのがまさに夏の北海道満喫系、ミカンは柑橘系、ちょっと違うが書の三筆といえば空海・橘逸勢・嵯峨天皇だったりするのであります(全然関係なくてごめんなさい)。



まぁとにかく、上陸3日目にして北海道の夏をタンノーしたことは間違いありません。

というわけで中山峠まで上がってきたところでお約束の「あげいも」をほおばり(2人で1本ね)、ここからは札幌市内に向けてぐんぐんと坂を下っていきます。定山渓あたりまでくるとぐっと気温も上がり、車も増えて市街地の様相を呈してくることから、気分は「ツーリング」から「通勤グ」に近くなってきた気もしましたが、でもまぁとにかく午後2時過ぎには今宵の宿「アパホテル札幌すすきの」に到着したのであります。



チェックインは15:00からだということで、近くのお店でちょっくらリゾート気分?

さて、ここからはちょっと旅行の趣が変わります。というのも、われわれがこうして生ビールやらプリンやらで「うーんマンダム」、いや違った「うーんリゾートだね」気分を満喫している間にも、時速900kmくらいで一路新千歳空港目指して近づいてくる人物が約一名。そう、前の方のページでも書きましたがそれは「おしんこどん母」であります!

関西在住のおしんこどん母に「夏の北海道を楽しんでもらおう」というわけでわざわざお越しいただき(Takemaのマイルで往復無料だったとかいう細かいことは言いっこなしね)、これから数日間は大雪山界隈をぐるりと回ってしまおうという魂胆なのであります。これまた前にも書きましたが、これが「親孝行に名を借りた好き放題旅行」であることは間違いなく、その証拠に、事前におしんこどん母に対して「どこか行きたい場所はありますか?」とこちらから訪ねたことは一度たりとてないのです(苦笑)。この場を借りて「ゴメンナサイ」(笑)。
ちなみにTakema母はいわゆる「旅行嫌い」で、こういう時には最初から「あー、わたしは遠慮しておくわ」派だったりします。この母にしてこの息子、いったいどうしてこうまで正反対なんでしょうね(笑)。
そんなわけで、札幌駅まで母を迎えに行き、ホテルに着いてしばしゆっくりしたところで‥さーて時間となりました!となればこれから向かうのは言うまでもなく、



というわけで、ここからは乾杯のグラスが3つになりました!



まずは凍らせたサクランボをチュルチュルと、そうしてこの日も「怒濤のお通し」は健在!

まずはマスターとママにおしんこどん母を紹介し、あーだこーだと話が盛り上がります。と、いつものようにママがおしんこどん母に誕生日を聞き、おしんこどん母が答えると‥

いやー、ひょんなところで偶然の一致!というか1/365ってかなりの確率ですよね。というわけで場は一気に盛り上がったのでありました!となればどんどん酒も進む進む(笑)。ちなみに2月におじゃましたときのTakemaボトルですが、その残りはこの数日前におとうが飲み干してしまったそうで、そのかわりに新たなボトルがTakema用として入っておりました。しかしそれもまたなくなるなくなる(笑)。結局「一本一本復た一本」と、詩仙李白よりもゴーカイなペースで「泰蔵」はどんどん消費されていってしまったわけでありました。

気がつけばお店の滞在時間も4時間を越え、「明日のある身」のわれわれとしてはそろそろおいとましなきゃという時間となっていました。いやー今回も楽しい時間をどうもありがとうございました!

ちなみにこちら酒学館ひろ田さんをめぐるネットワークというか人の輪というかはここ数年確実に広がっておりまして、みいまんさんやおとう、そしてこのページをタイプしているまさに今日の掲示板には、とんびさんから「ひろ田さんに行ってきましたーっ!」との書き込みまでもいただいているわけですね。わたしが拙ページにこちらのお店を紹介することが、多少なりともお店のお役には立てているかなとは思います。

が、しかし、こちらのお店を最初に見つけたのは決してわたしではありません。バイクつながりでリンクを張らせていただいている愛知のkazekozouさんが、今から19年前より訪問し始め、またこのお店の存在を自サイト内に記してくださったことからわたしもこのお店を知ることができたわけです。kazekozouさんあらためてありがとうございます!

なお、今回の訪問にあたりkazekozouさんからマスターとママにメッセージをお預かりしておりました。「ここ数年多忙で訪問できていないけれど今後ともよろしく」というような内容で、もちろんそのことはお2人にお伝え申し上げたわけですが、それから約2週間後、Takemaの携帯に一通のメールが。写メールでタイトルは「マスターとママ」。おお、kazekozouさん、今夏は数年ぶりのひろ田さん詣でが叶ったようでおめでとうございます!(実はアドレスを登録していなかったんで、その前に「上陸メール」をいただいた時に「誰だろう?」と、「えーっとどなたでしたっけ?」と失礼千万な返信メールを送ってしまったことはここだけのヒミツです)。

いやー、本家本元家元免許皆伝者がお越しになったということでとっても嬉しくなりました。ただ自分はその頃道東にいたので(2週間後もまだ北海道にいたのか!という突っ込みはご勘弁願います)、直接お会いできなかったのは残念でしたが‥。そのうちよろしくお願いいたします!

ここで「酒学館 ひろ田」さんについての情報です。

以前Takemaのレポを参考に(コピーを持参して)お越し下さったお客さんと偶然お会いしたことを思い出します。今回もわれわれが会計の時、カウンターに座っていた方から「あなたのホームページ、知ってるよ」と声をかけて下さった方(内地のライダーさんでしたっけ)、どうもありがとうございました。というわけで古今東西の旅行者の皆さん、ひろ田さんで偶然お会いしましょう!(笑)。

北海道札幌市中央区南7条西4丁目 すすきのプラザビル2F
TEL: 011-512-0475
営業時間: 18:00〜2:00、日祝休み


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というわけで最後に恒例の記念写真を撮らせていただきました。今度の冬はたぶんおじゃまできないと思いますが、可及的速やかなる再訪を計画いたしますのでよろしくお願いいたしますね!

さ、明日は‥「バイクで3人乗り」はできませんからね。というわけでTakemaは朝から別行動です。いっくぞー上富良野!(拙ページ常連の方ならこれで大体のパターンが見えてきたことでしょう。しかしそこはゴールではないのです!)。
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