このような自然の贈り物も‥。

− 2009北海道ツーリング本編その26 塘路湖経由、いざカムイミンタラへ!−

というわけで塘路湖までやってきました。ここの「レイクサイドとうろ」にはもう何年も前からのお知り合いである「きょうみさん」が夏の間だけお手伝いに来ているということなのですが、ここ数年われわれはこっちのエリアには来ていなかったので(冬は来ましたが)、今回は「お久しぶりの顔見せ」をさせていただこうという算段なのであります。もちろん事前(直前とも言いますが)に連絡はしておいたので「不在」ということはなかろうかと。施設に入って声をかけると、おおきょうみさん、お久しぶりでございます!

こちらの施設では塘路湖や釧路川のカヌー川下りを中心としたネイチャーツアーを主催なさっているのですが、残念ながら今回われわれは時間の都合で利用することはできません(このあと買い出しをした上で音別の奥に夕方までに到着しなければならないので)。そのことを知ってか知らずかきょうみさんいわく、

へ?網?網ってあの漁師さんの使う網?と、最初はよくわかっていなかったTakemaなのでありますが、実はこちらの施設の代表者さんは塘路漁協の組合長さんなのだそうで、つまりは漁師さん。なるほどそういうわけで漁獲作業をなさっていたというわけですね。

小魚の姿もそこそこ見えていますが、一番多いのは淡水エビ。というわけでそこから小魚をより分けているところだったんですが、中には一回り大きなザリガニも入っていたりします。聞けば、これは「ウチダザリガニ」という外来種で、1926年に道東地域に放たれたものの、生態系を破壊しているとして現在は特定外来生物に指定されており、生きたままでの移動等は禁止されているそうなのです。

で、Takemaが一番聞きたかったこと。それは「食べられるんですか?」ということだったんですが、そのお答えはといえば‥

というわけで、エビたちと一緒に塩ゆでをしていただけることになりました(笑)。これも「きょうみさんの知り合い」であるというある種のコネがなせる技。何だか最近のTakemaはこういった他力本願ネタが多いような気がしますが、まぁ思い過ごしでしょうね(苦笑)。

きょうみさんとお話ししながら待つこと数分。どうやら美味しくゆで上がったようです。




(いや日ごろからそんなに甲殻類にこだわってはいませんが)

ほんのついさっきまで湖底でうろうろしていたはずのエビやザリガニですから、これがうまくないはずはありません!かなりわしわしと食べちゃいまして、きょうみさんから「Takemaさん、小エビとはいえ頭の部分は固いから残していいんですよ」と言われちゃいましたっけ(笑)。でもそのあとも頭からバリバリ食べていたTakemaでありました。ちなみにウチダ以外のエビについては生のものを氷詰めにしていただいちゃいました!よーし今夜は茹でエビ大会だーい!



というわけで社長さんと記念撮影。いやぁ「いいオトコ」ですねー。きょうみさんありがとう、またウチの屋上でお会いしましょ(笑)。

そんなわけで、ちょうど戻ってこられた代表者さんと一緒に記念写真をば。そしてもちろんきょうみさんにお礼を申し上げ&再会を約して?再び走り出したTakemaでありました。ん?何だか「エビだけ食ってトンズラしただけ」のように思えなくもないですね(苦笑)。うーん、確かにそうだったかも。われわれがいなくなってから周りの皆さんがきょうみさんに「ところで、あの人たちナニしに来たの?」と突っ込まれたりしていないことを切に願うばかりであります(笑)。

さてここからは一路白糠・音別方面への最短ルートを進みます。遠矢のあたりでちょうど釧路市街をバイパスするように延びる「釧路湿原道路」などという道があったのでそちらに入り快走。とはいえ地元ナンバー車に何台か抜かされました。でもどこにどんな危険が「こちらから見えないようにして」待ちかまえているかわかりませんでしたから、あくまで「安全速度」での巡航です。

で、道の駅白糠恋問で休憩しようとバイクを止め、おしんこどんがお手洗いに行っているうちにふとこんな声が聞こえてきました。

ふと見れば、そこにはしみずさんのお姿が!しみずさんとは2006年北海道ツーリングの途中、レアなキャンプ場の一つである「歌登ふれあいの森キャンプ場」でご一緒し、それ以来しみずさんは激務の間隙を縫って2009Takemaオフキャンプなどにもご参加下さっているわけです。

今回は出発前から「何とか現地でお会いしたいですねー」というわけで、実は今夜の宿である「Yamanonakaカムイミンタラキャンプ場」にて一緒に宴会を‥という打ち合わせをしていたのです。というわけで、ちょっと早めに出会ったということですね。

というわけで、ここからは一緒に走り出します。というわけでおしんこどんが「しみずさん走行写真」などを撮っていたのですが、後方を走っていたしみずさんが一気にこちらを抜いていきました。何だ?どうした?という疑問は一瞬にして氷解。右上画像を見ればわかるように、



というわけで、こちらの画像や動画の一部はしみずさんからご提供いただきました(感謝)。


「動画を撮りあいながら並走」

こちらはおしんこどんが撮影しているから楽なもんですが、しみずさんは運転しながらですからね。ご安全に。なお、一瞬カメラが回転するのはご愛敬。

Wmv形式、1.81MB、47秒


白糠市街で買い出しを終わらせて(残念ながら音別には大きなスーパーがありませんのでね)、いざ内陸へ山の中へYamanonakaカムイミンタラへ!管理人の宮代さんにお久しぶりのご挨拶をして、われわれは管理棟内にあるツーリストハウスに荷物を運び入れ、そのまま外で宴会なのであります。すでにおとうがまったりしており、今夜は4人で飲むぞぉ!(ただしここのキャンプ場ポリシー=「酒飲んで大騒ぎは自粛」を厳守するのは言うまでもないことです)。



折り畳みチェアは宮代さんからお借りいたしました。

すでにお隣のブースでは「さっき釣ってきたヤマメの炭火塩焼き大作戦」が進行中でありました。となればこちらは「塘路湖直送の新鮮淡水エビ塩ゆで計画」で対抗するしかありません(別に対抗する意味ないけど)。でも共通しているのはどちらも「直接ゲット、直接消費」なんですよね(ま、エビはもらい物なんですが(苦笑))。ふふーむ、何というゼイタク!というわけで沸騰したお湯の中にエビを投入、すぐにこんなになりましたとさ(右上画像マウスオン)。

なお、お隣のグループの中には「Takemaがお世話になってきた複数のライダーさん」と顔見知り&お知り合いの方がおられ(Tさん)、世間の狭さをあらためて感じるとともに、

と思わずにはいられませんでした(笑)。
【ツーリングライダー300人説】

世の中にバイクに乗っている人間はたくさんいるし毎日たくさん見かけるけれど、旅先でキャンプなどをしていると「知り合いの知り合い」に出会うことが少なくない。旅先で知り合いの知り合いに出会うこと自体が奇跡に近いと思うのに、それが何度も続くことから「日本国内で実際にツーリングをしているライダーの実数は300人くらいに過ぎないのではないか」とする仮説。



こうしてキャンプの夜は更けていくのであります。

時間的にそろそろかな(いくら静かな宴会と言っても話し声がないわけではないので)というタイミングで、管理棟内のコモンルーム(元教室)に移動し、宮代さんも交えてわいわい。ただしある程度の時間になったらお開きです。それでいいのさ。



気がついたらクワガタくんも参加してきました。道東の短い夏ですねー。

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