− 2014 GW前半津軽行き(10) 津軽岩木スカイラインで春-冬-春の季節行ったり来たり −



そうそう、せっかくなら「ナントカと煙」のごとく高いところに登っちゃえというわけなのです。

実は先ほどの茶店で重要な情報を仕入れていたのでありました。「岩木山のスカイライン、もう開通してますよ」。その瞬間、「次の行き先」が即座に決定したというわけです。


嶽温泉へと向かう県道3号線はほぼ全線にわたってヤマザクラやソメイヨシノなど桜の並木道になっているのですが、地面を見ればまだ雪が残っている中でけなげに花を咲かせ始めている様子はなかなか心に染みるものがあります。そうなんですよね雪国の春は一気にやってくるのです。

とはいえこの日は春というよりは初夏の陽気、温度表示は「18度」となっていましたので(右上画像)、サクラ軍団とすれば「うわちょっと待て、聞いてないよこんなに一気に夏に向かうなんて!急いで花を咲かせなきゃ!」という焦ってたまげて焦眉の急!という感じなのでしょう。ちなみにこの翌日の最高気温は一気に12度くらいにまで下がったようですが(笑)。



観光道路ゆえこの料金はまぁしょうがないと腹をくくるしかありません(往復料金だし)。そんなわけで「ひたすらワインディング系」の道をずんずんずずんと進んでいくうち、しだいに雪の壁が高くなっていきます(両上画像マウスオンでそれぞれ別画像に変わります)。



というわけで案外あっさりと八合目駐車場に到着!「ナントカと煙」の「ナントカ」にあたる人たちはやはり世の中にそう多くはないとみえて駐車場はガラガラです。

駐車場の脇からは登山リフトが斜め上方に延びていますが営業はGW後半からなのでしょうか、この日はリフト沿いで絶賛除雪作業中でした(右上画像マウスオン)。



いつもの通りワンパターンの記念写真。そういえば、「カンフージャンプ」とか最近やってないな‥(詳しくはこちら)。



登山リフトは搬器がまだ冬の眠りについていました。でもこれから半年、また頑張って働くんだよ!で、その裏からは「岳コース」と書かれた矢印が。そう、これは山スキーを楽しむ方々用のコース入口なのです(右上画像マウスオン)。山スキーはおろかゲレンデスキーもここ四半世紀やっていないTakemaにとっては「こんな急斜面、無理!」と思ってしまうのですが、その道を志す方々にとっては「ひゃっほう、楽しそう!」ということになるのでしょうね。あ、その感覚の違いはバンジージャンプとおんなじか(大笑)。さて続いては、休憩所の方に行ってみましょう。



左上画像は山スキーのコース状況です。ん?「岳コース」がないけれどなぜだろう?右上画像は無残にも折れ曲がったバス停の案内表示板です。冬の間に物凄い力がかかったんでしょう、くわばらくわばら。このあと屋上展望スペースに上がると、うーん春山っ!



まだリフトが動いていないので皆さん徒歩で登山というわけですね。左上画像をズームしたのが右上画像ですが、スキーを背負っていないところをみるに純粋な登山者かな?自分も以前はあんなことばかりやっていたんだよなぁ(信じられないという人はこちらのページをご覧ください。10年前はこんなこともフツーにやってたのよ。(昔取った杵柄=今はもう駄目かも))。

目を西に転じると日本海、そしてその手前に集落が見えてます(右上画像マウスオン)。鰺ヶ沢周辺、駅でいえば陸奥赤石駅あたりじゃないかなと推察しますがどうでしょう。

さーてそれでは、そろそろ山を(車で)下るとしましょう。


岩木津軽スカイライン下りの動画です。



そんなわけで、一気に冬から春に戻ってきました。ここからは板柳方面に抜けて一路青森を目指します。最初は岩木山をぐるりと回り込むような形で進んでいきます。



左上画像は、構図を考えながらカメラを向けているうちに偶然シャッターを押しちゃったもの、狙ったわけではありません(笑)。消毒作業車なのですが何だか独特のレトロ感があり、そして最後尾の大型ファンがクールです。何だかいざとなれば超高速で走れそう(笑)。なお歩道に一番近いところの木には、間もなく咲くからねという感じの花芽が付いていました(右上画像マウスオン)。サクラが終われば今度はリンゴの白い花というわけですね。




(たぶんではありますが‥)

そんなわけで、目指すは新青森駅‥じゃなくて市内某所!この期に及んでまだ悪あがきしますよ(笑)。

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